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下僕だけど……②
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「え?」
それは平日のバイト終わりの事だった。
友也が珍しく平日バイトに入っていて、帰りに一緒に飯を食おうと誘われた。
「俺は構わないけど……」
戸惑う俺に
「じゃあ決まり!そうと決まったら、さっさと着替えよう」
嬉しそうにしている友也に
「お前の彼氏……大丈夫なのか?」
そう呟くと
「え?健人?大丈夫、大丈夫。熊さんの話はしてあるし、今日はハルちゃんと蓮も居るし」
知らない名前を言われて固まっていると
「大丈夫だよ!むしろ、熊さんは気に入られると思うよ」
って笑っている。
いや……俺が初対面で気に入られたためしがないけどなぁ~。
そう思いながら、友也に連れられて居酒屋に入った。
「いらっしゃい!」
元気の良い大将と、若いイケメンの兄ちゃんの声が響く。
「何だ、友也か!」
大将が友也の顔を見て豪快に笑うと、隣りのイケメンが俺に小さく会釈した。
「?」
誰だ?あんなイケメン、知り合いに居ないぞ。
首を傾げていると、隣の友也がヒラヒラとイケメンに手を振った。
すると純和風顔のイケメンが、その瞬間にふわりと優しい笑顔を浮かべたのを見て「健人」だと気付いた。
「あの人が健人か?」
こっそり友也に聞くと
「な!なんで名前?」
ってヒソヒソ声で叫んだ。
「お前、前に更衣室で着替えてた時、その……ほら、俺が跡を指摘したら……」
「あぁ!あの時!」
「クソ健人!って言ってたから」
「えぇっ!俺、名前言ってた?」
「言ってた」
「……」
入り口でヒソヒソ話していると
「友也、こっち」
と、店の奥にある4人がけのテーブルに座る2人組の1人が手を振った。
短髪で精悍な顔立ちをした、これまたイケメンが手を上げて声を掛けて来た。
その彼の前に、思わず絶句する程色気が半端ない綺麗な男の人がにっこり微笑んでこちらを見ている。
「おい、友也!何だ?あの別世界の生き物は」
気にすること無く歩き出した友也の腕を掴んで聞くと
「え?ハルちゃんと蓮だけど?」
と、「それが何か?」みたいな顔をしている。
「ごめんね。ハルちゃん、蓮、待った?」
当たり前のように、あの異空間に入り込む友也に尊敬の眼差しを送る。
少し離れた位置で戸惑う俺に
「熊さん?何してんの?早く座りなよ」
と、友也が線の細い色気が半端ない兄ちゃんの隣の席を指差す。
「あ……うん」
戸惑いながら隣に座ると、ふわりとコーヒーの香りがした。
「あ……コーヒー」
思わず呟くと
「え?臭い?ごめんね!」
と、隣の美人が叫んで、クンクンと自分の匂いを嗅いでいる。
「あ……いえ。すみません。俺、コーヒーの香りが好きで……。その……」
しどろもどろする俺に、その人はふわりと笑い
「そっか……、きみもコーヒー入れてるんだよね。同業者だと、分かるんだね」
と言って
「凄いなぁ~。僕、他の人の匂いは分かんないや~」
って言って、気味悪がらずに話を流してくれた。
俺は山の中で暮らしていたから、嗅覚や聴覚は普通の人より敏感みたいだ。
時々、それを気味悪がる人も居るから、普段はあまり口にしないようにしていた。
でも2人はそんな事を気にする事無く
「食べ物、適当に頼んどいた」
と、精悍な顔をしたイケメンが友也に言いながら、ドリンクのメニューを俺と友也に見えるように差し出した。
精悍な顔立ちのイケメンは、部類で言うと俺と同じかな?口数が少ないタイプみたいだ。
そんな事を考えて2人を見ていると
「あ、えっと……まず、紹介してもらえる?」
隣の美人さんが俺に何か聞こうとして、友也に話を振った。
「あ!そうだった!熊さん、こちらは商店街の喫茶店「木漏れ日」のオーナーのハルちゃんと、息子の蓮」
さすが友也だ、紹介がざっくりしてる。
すると隣の美人が
「初めまして、友也君から噂はかねがね聞いてます。岡本悠稀と言います」
右手を差し出し、綺麗な笑顔を浮かべた。
握手をしながら
「あ……俺は…」
と自己紹介をしようとした俺の手を美人から引き剥がし、物凄い握力で握って来た精悍な顔立ちのイケメンが俺を睨みながら
「恋人の岡本蓮です!」
と紹介して来た。
「はぁ……」
唖然としている俺を他所に
「蓮!違うだろう!お前は息子!」
「はぁ?事実だろうが!じゃあ何か?ハルは息子と…痛てぇ!」
言いかけた「蓮」と名乗ったイケメンの頭を、お店のカウンターに居た純和風顔のイケメンが片手に料理を持ちながら、反対側の手で頭にチョップして、友也が横っ腹に拳を入れた。
「蓮、下品!」
2人から突っ込まれると
「痛えな!」
と唸る彼に、隣の美人から静かな炎が……。
「蓮……お前、往来の前で何を言おうとしたのかな?」
低い声で美人が呟くと、蓮というイケメンは顔を引き攣らせて
「悪かった……」
と呟いた。
なるほど……。
人の恋愛の力関係を見てるのは、面白いな。
そう思っていると
「はい、串7点盛りね」
と、友也の健人がテーブルに料理を置く。
そして俺を見ると
「俺は友也、蓮とはガキの頃からの幼馴染で、小野瀬健人。熊さんの話は、友也から聞いています。俺、店があるんでゆっくり話せませんが、ゆっくりしていって下さいね」
そう言って微笑んだ。
……なんと言うか、黙ってると顔立ちのせいか冷たそうな雰囲気なのに、笑うと随分、雰囲気が変わるもんだ。
カウンターに戻る健人の背中を見ながら
「友也。お前の健人、モテるだろう?」
と聞くと、友也は真っ赤な顔して
「お前の健人とか言うな!」
そう言って足にケリを入れられてしまった。
「いってぇ!」
叫んだ俺に
「あ~、気を付けろ。友也、足癖悪いから」
と蓮というイケメンが呟いた。
「足癖悪いって、なんだよ!」
「事実だろう?お前、すぐ蹴りとか足踏んだりするじゃね~か」
2人が言い争っているのを呆れて見ていると
「熊さんは?」
と隣の美人が微笑んで聞いて来た。
「あ……熊谷一です」
そう言ってお辞儀すると
「あ~、熊谷だから熊さん!」
美人はそう言って手を叩いて
「熊さんってイメージじゃないから、謎だったんだ」
って笑っている。
「え?そうですか?俺、デカいし、ムサイし、愛想悪いし……」
そう言うと
「え?誰が?」
と聞かれた。
「だから……俺が」
そう答えると、美人と蓮というイケメンが絶句して俺を見ている。
「?」
「デカい、ムサイ、愛想悪い?それ、蓮なら分かるけど」
って、隣の美人が笑ってる。
「悪かったな!」
美人の前に座る蓮というイケメンがむくれた顔をしていたので
「いや……、蓮さんはイケメンじゃないですか」
そう呟くと
「友也。こいつ、マジで言ってるの?」
と、友也に聞いている。
それは平日のバイト終わりの事だった。
友也が珍しく平日バイトに入っていて、帰りに一緒に飯を食おうと誘われた。
「俺は構わないけど……」
戸惑う俺に
「じゃあ決まり!そうと決まったら、さっさと着替えよう」
嬉しそうにしている友也に
「お前の彼氏……大丈夫なのか?」
そう呟くと
「え?健人?大丈夫、大丈夫。熊さんの話はしてあるし、今日はハルちゃんと蓮も居るし」
知らない名前を言われて固まっていると
「大丈夫だよ!むしろ、熊さんは気に入られると思うよ」
って笑っている。
いや……俺が初対面で気に入られたためしがないけどなぁ~。
そう思いながら、友也に連れられて居酒屋に入った。
「いらっしゃい!」
元気の良い大将と、若いイケメンの兄ちゃんの声が響く。
「何だ、友也か!」
大将が友也の顔を見て豪快に笑うと、隣りのイケメンが俺に小さく会釈した。
「?」
誰だ?あんなイケメン、知り合いに居ないぞ。
首を傾げていると、隣の友也がヒラヒラとイケメンに手を振った。
すると純和風顔のイケメンが、その瞬間にふわりと優しい笑顔を浮かべたのを見て「健人」だと気付いた。
「あの人が健人か?」
こっそり友也に聞くと
「な!なんで名前?」
ってヒソヒソ声で叫んだ。
「お前、前に更衣室で着替えてた時、その……ほら、俺が跡を指摘したら……」
「あぁ!あの時!」
「クソ健人!って言ってたから」
「えぇっ!俺、名前言ってた?」
「言ってた」
「……」
入り口でヒソヒソ話していると
「友也、こっち」
と、店の奥にある4人がけのテーブルに座る2人組の1人が手を振った。
短髪で精悍な顔立ちをした、これまたイケメンが手を上げて声を掛けて来た。
その彼の前に、思わず絶句する程色気が半端ない綺麗な男の人がにっこり微笑んでこちらを見ている。
「おい、友也!何だ?あの別世界の生き物は」
気にすること無く歩き出した友也の腕を掴んで聞くと
「え?ハルちゃんと蓮だけど?」
と、「それが何か?」みたいな顔をしている。
「ごめんね。ハルちゃん、蓮、待った?」
当たり前のように、あの異空間に入り込む友也に尊敬の眼差しを送る。
少し離れた位置で戸惑う俺に
「熊さん?何してんの?早く座りなよ」
と、友也が線の細い色気が半端ない兄ちゃんの隣の席を指差す。
「あ……うん」
戸惑いながら隣に座ると、ふわりとコーヒーの香りがした。
「あ……コーヒー」
思わず呟くと
「え?臭い?ごめんね!」
と、隣の美人が叫んで、クンクンと自分の匂いを嗅いでいる。
「あ……いえ。すみません。俺、コーヒーの香りが好きで……。その……」
しどろもどろする俺に、その人はふわりと笑い
「そっか……、きみもコーヒー入れてるんだよね。同業者だと、分かるんだね」
と言って
「凄いなぁ~。僕、他の人の匂いは分かんないや~」
って言って、気味悪がらずに話を流してくれた。
俺は山の中で暮らしていたから、嗅覚や聴覚は普通の人より敏感みたいだ。
時々、それを気味悪がる人も居るから、普段はあまり口にしないようにしていた。
でも2人はそんな事を気にする事無く
「食べ物、適当に頼んどいた」
と、精悍な顔をしたイケメンが友也に言いながら、ドリンクのメニューを俺と友也に見えるように差し出した。
精悍な顔立ちのイケメンは、部類で言うと俺と同じかな?口数が少ないタイプみたいだ。
そんな事を考えて2人を見ていると
「あ、えっと……まず、紹介してもらえる?」
隣の美人さんが俺に何か聞こうとして、友也に話を振った。
「あ!そうだった!熊さん、こちらは商店街の喫茶店「木漏れ日」のオーナーのハルちゃんと、息子の蓮」
さすが友也だ、紹介がざっくりしてる。
すると隣の美人が
「初めまして、友也君から噂はかねがね聞いてます。岡本悠稀と言います」
右手を差し出し、綺麗な笑顔を浮かべた。
握手をしながら
「あ……俺は…」
と自己紹介をしようとした俺の手を美人から引き剥がし、物凄い握力で握って来た精悍な顔立ちのイケメンが俺を睨みながら
「恋人の岡本蓮です!」
と紹介して来た。
「はぁ……」
唖然としている俺を他所に
「蓮!違うだろう!お前は息子!」
「はぁ?事実だろうが!じゃあ何か?ハルは息子と…痛てぇ!」
言いかけた「蓮」と名乗ったイケメンの頭を、お店のカウンターに居た純和風顔のイケメンが片手に料理を持ちながら、反対側の手で頭にチョップして、友也が横っ腹に拳を入れた。
「蓮、下品!」
2人から突っ込まれると
「痛えな!」
と唸る彼に、隣の美人から静かな炎が……。
「蓮……お前、往来の前で何を言おうとしたのかな?」
低い声で美人が呟くと、蓮というイケメンは顔を引き攣らせて
「悪かった……」
と呟いた。
なるほど……。
人の恋愛の力関係を見てるのは、面白いな。
そう思っていると
「はい、串7点盛りね」
と、友也の健人がテーブルに料理を置く。
そして俺を見ると
「俺は友也、蓮とはガキの頃からの幼馴染で、小野瀬健人。熊さんの話は、友也から聞いています。俺、店があるんでゆっくり話せませんが、ゆっくりしていって下さいね」
そう言って微笑んだ。
……なんと言うか、黙ってると顔立ちのせいか冷たそうな雰囲気なのに、笑うと随分、雰囲気が変わるもんだ。
カウンターに戻る健人の背中を見ながら
「友也。お前の健人、モテるだろう?」
と聞くと、友也は真っ赤な顔して
「お前の健人とか言うな!」
そう言って足にケリを入れられてしまった。
「いってぇ!」
叫んだ俺に
「あ~、気を付けろ。友也、足癖悪いから」
と蓮というイケメンが呟いた。
「足癖悪いって、なんだよ!」
「事実だろう?お前、すぐ蹴りとか足踏んだりするじゃね~か」
2人が言い争っているのを呆れて見ていると
「熊さんは?」
と隣の美人が微笑んで聞いて来た。
「あ……熊谷一です」
そう言ってお辞儀すると
「あ~、熊谷だから熊さん!」
美人はそう言って手を叩いて
「熊さんってイメージじゃないから、謎だったんだ」
って笑っている。
「え?そうですか?俺、デカいし、ムサイし、愛想悪いし……」
そう言うと
「え?誰が?」
と聞かれた。
「だから……俺が」
そう答えると、美人と蓮というイケメンが絶句して俺を見ている。
「?」
「デカい、ムサイ、愛想悪い?それ、蓮なら分かるけど」
って、隣の美人が笑ってる。
「悪かったな!」
美人の前に座る蓮というイケメンがむくれた顔をしていたので
「いや……、蓮さんはイケメンじゃないですか」
そう呟くと
「友也。こいつ、マジで言ってるの?」
と、友也に聞いている。
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