59 / 69
荒れた領地
しおりを挟む
途中、宿屋に宿泊したアルトは、フランシスと同じ部屋で過ごしていた。
アルトは、フランシスの『契約』という名の行為が、自分を落とす為の手段に使われていると知らずに、素直に信じ込んでいた。
「んっ……ねぇ、フランシス。こんなに、キスをするものなの?」
抱き寄せられ、時間があればキスを求めるフランシスに、さすがのアルトも疑い始めていた。
「アルト……。本来なら、契約を交わしたあとには、身体を重ねなければならないんだ。それをキスだけで力を僕に分けているんだから、仕方ないよね」
ベッドに押し倒し、フランシスが微笑んで呟いた。
「フランシス……」
戸惑うアルトの頬にキスを落とすと
「アルト、明日にはメイソンの領地に着く。だから、きみの力をもっと僕に分け与えて欲しい」
そう囁いて、アルトの唇にキスを落とした。
アルトの様子から、身体が疼き始めているのを感じていた。
口の中にも性感帯がある。
上顎を舐めながら、アルトの顔が蕩けていくのを待っていた。
「アルト……愛しているよ……」
耳元で甘く囁くと、アルトの身体がブルリと震えた。
「あっ……やだ、耳元で離さないで」
小さく身動ぐアルトの手を握ると、アルトがフランシスを潤んだ瞳で見上げた。
「アルト……、きみが欲しい……」
舌を絡め、口内を犯して溶けきったアルトに囁くと、アルトの首筋に舌を這わせた。
「あっ……」
身体をビクリと震わせると、アルトの唇から甘い喘ぎ声が漏れた。
そっとシャツのボタンを全て外し、前を開くと可愛らしいアルトの小さな胸がツンっと立ち上がっている。
そっと触れると、アルトが指を咥えて
「フランシス……ダメぇ……」
と呟いた。
その妖艶な姿に、フランシスの理性が音を立てて崩れ落ちた。
「アルト……アルト……」
むしゃぶりつくように胸に吸い付くと
「あっ……ダメぇ……」
抵抗にならない声を上げるアルトの乳首に舌を這わせた。
「あっ……あっ……」
自分の与える快楽に、喘ぎ声を上げるアルトに飲まれて行く。
指先を弾き返すように、固くツンと立っているアルトの胸を、メイソンが指と舌で刺激し続けていると
「ダメぇ……いっちゃう……、いっちゃうからぁ……」
と、アルトが首を振っている。
そんなアルトのパンツを下着ごと下ろすと、先走りを垂らしたアルト自身が勢い良く飛び出してきた。
全身をピンク色に染めたアルトの姿は、今まで抱いてきたどんな女性より美しいと思った。
フランシスは自分の着衣も脱ぎ捨て、ゆっくりとアルトに身体を重ねた。
互いの昂りを重ねて、キスをしながら腰を揺らす。
ゴリゴリと互いの熱が擦れ合い、アルトの足が無意識にフランシスの腰に絡まる。
一方的に受け入れていただけのキスが、絡め合い求め合うかのように激しくなる。
唇を離すと、互いの唾液が糸を引いてプツリと切れた。
アルトの胸に再び吸い付くと
「あっ……フランシス…………さまぁ……っ」
アルトがフランシスの頭を抱き寄せ、もっと……と求めるように腰を揺らす。
音を立て、激しく舌を絡めて吸い上げると、アルトの胸が固く立ち上がる。
その感触を舌で味わいながら、フランシスはアルトの後孔に指を這わせた。
アルトとフランシスが互いに重ね合わせた昂りから垂れ流された白濁の液体が、アルトの後孔まで濡らしていた。
指を一本ゆっくりと挿入ると、フランシスの指をキュッと締め付ける。ゆっくりと抜き差ししながら、胸への刺激を続けた。
アルトは快楽に身を委ね、唇からは喘ぎ声が漏れるだけだった。
ゆっくりと指を引き抜こうとすると、離すまいとアルトの後孔がキュッと締まる。
指を二本に増やし、グルリと中を撫でてから指の出し入れを繰り返していると
『フランシス……もう良い! さっさと入れろ!』
アルトでは無い声が聞こえた。
ハッとしてアルトの顔をみると、エメラルドの瞳が金色に光り輝いている。
『メイソンが私との契約を破ったのでな。お前にも機会をくれてやった』
ゆっくりと指を引き抜き、フランシスが恭しくベッドから降りて片膝を着いてお辞儀をすると
『王宮の人間なら、分かっておるよな?』
アルトの姿をした太陽神を、フランシスは初めて見た。
神々しい光を放ち、人間では無いものがもつ美しさに目を奪われた。
太陽神は四つん這いになると、腰を高く上げた姿で
『何をしている?早くしろ!』
そう言うと、自分でお臀を両手で開いて最奥を晒した。
ヒクヒクとフランシスを求めて動く秘部に、『ゴクリ』と固唾を飲んだ。
フランシスはその蕾に舌を這わせると、まるで胸を揉むように臀をもみながらアルトの臀から秘部を舐め回した。
『あぁっ!』
甘い声を漏らした太陽神は
『フランシス……、そんなにこの者が愛しいか?』
クスクスと笑い、ゆっくりと上半身を起こすと
『我を満足させたら、そなたの願いを叶えてやろう』
そう呟いたのだ。
アルトは、フランシスの『契約』という名の行為が、自分を落とす為の手段に使われていると知らずに、素直に信じ込んでいた。
「んっ……ねぇ、フランシス。こんなに、キスをするものなの?」
抱き寄せられ、時間があればキスを求めるフランシスに、さすがのアルトも疑い始めていた。
「アルト……。本来なら、契約を交わしたあとには、身体を重ねなければならないんだ。それをキスだけで力を僕に分けているんだから、仕方ないよね」
ベッドに押し倒し、フランシスが微笑んで呟いた。
「フランシス……」
戸惑うアルトの頬にキスを落とすと
「アルト、明日にはメイソンの領地に着く。だから、きみの力をもっと僕に分け与えて欲しい」
そう囁いて、アルトの唇にキスを落とした。
アルトの様子から、身体が疼き始めているのを感じていた。
口の中にも性感帯がある。
上顎を舐めながら、アルトの顔が蕩けていくのを待っていた。
「アルト……愛しているよ……」
耳元で甘く囁くと、アルトの身体がブルリと震えた。
「あっ……やだ、耳元で離さないで」
小さく身動ぐアルトの手を握ると、アルトがフランシスを潤んだ瞳で見上げた。
「アルト……、きみが欲しい……」
舌を絡め、口内を犯して溶けきったアルトに囁くと、アルトの首筋に舌を這わせた。
「あっ……」
身体をビクリと震わせると、アルトの唇から甘い喘ぎ声が漏れた。
そっとシャツのボタンを全て外し、前を開くと可愛らしいアルトの小さな胸がツンっと立ち上がっている。
そっと触れると、アルトが指を咥えて
「フランシス……ダメぇ……」
と呟いた。
その妖艶な姿に、フランシスの理性が音を立てて崩れ落ちた。
「アルト……アルト……」
むしゃぶりつくように胸に吸い付くと
「あっ……ダメぇ……」
抵抗にならない声を上げるアルトの乳首に舌を這わせた。
「あっ……あっ……」
自分の与える快楽に、喘ぎ声を上げるアルトに飲まれて行く。
指先を弾き返すように、固くツンと立っているアルトの胸を、メイソンが指と舌で刺激し続けていると
「ダメぇ……いっちゃう……、いっちゃうからぁ……」
と、アルトが首を振っている。
そんなアルトのパンツを下着ごと下ろすと、先走りを垂らしたアルト自身が勢い良く飛び出してきた。
全身をピンク色に染めたアルトの姿は、今まで抱いてきたどんな女性より美しいと思った。
フランシスは自分の着衣も脱ぎ捨て、ゆっくりとアルトに身体を重ねた。
互いの昂りを重ねて、キスをしながら腰を揺らす。
ゴリゴリと互いの熱が擦れ合い、アルトの足が無意識にフランシスの腰に絡まる。
一方的に受け入れていただけのキスが、絡め合い求め合うかのように激しくなる。
唇を離すと、互いの唾液が糸を引いてプツリと切れた。
アルトの胸に再び吸い付くと
「あっ……フランシス…………さまぁ……っ」
アルトがフランシスの頭を抱き寄せ、もっと……と求めるように腰を揺らす。
音を立て、激しく舌を絡めて吸い上げると、アルトの胸が固く立ち上がる。
その感触を舌で味わいながら、フランシスはアルトの後孔に指を這わせた。
アルトとフランシスが互いに重ね合わせた昂りから垂れ流された白濁の液体が、アルトの後孔まで濡らしていた。
指を一本ゆっくりと挿入ると、フランシスの指をキュッと締め付ける。ゆっくりと抜き差ししながら、胸への刺激を続けた。
アルトは快楽に身を委ね、唇からは喘ぎ声が漏れるだけだった。
ゆっくりと指を引き抜こうとすると、離すまいとアルトの後孔がキュッと締まる。
指を二本に増やし、グルリと中を撫でてから指の出し入れを繰り返していると
『フランシス……もう良い! さっさと入れろ!』
アルトでは無い声が聞こえた。
ハッとしてアルトの顔をみると、エメラルドの瞳が金色に光り輝いている。
『メイソンが私との契約を破ったのでな。お前にも機会をくれてやった』
ゆっくりと指を引き抜き、フランシスが恭しくベッドから降りて片膝を着いてお辞儀をすると
『王宮の人間なら、分かっておるよな?』
アルトの姿をした太陽神を、フランシスは初めて見た。
神々しい光を放ち、人間では無いものがもつ美しさに目を奪われた。
太陽神は四つん這いになると、腰を高く上げた姿で
『何をしている?早くしろ!』
そう言うと、自分でお臀を両手で開いて最奥を晒した。
ヒクヒクとフランシスを求めて動く秘部に、『ゴクリ』と固唾を飲んだ。
フランシスはその蕾に舌を這わせると、まるで胸を揉むように臀をもみながらアルトの臀から秘部を舐め回した。
『あぁっ!』
甘い声を漏らした太陽神は
『フランシス……、そんなにこの者が愛しいか?』
クスクスと笑い、ゆっくりと上半身を起こすと
『我を満足させたら、そなたの願いを叶えてやろう』
そう呟いたのだ。
0
お気に入りに追加
387
あなたにおすすめの小説
転生して王子になったボクは、王様になるまでノラリクラリと生きるはずだった
angel
BL
つまらないことで死んでしまったボクを不憫に思った神様が1つのゲームを持ちかけてきた。
『転生先で王様になれたら元の体に戻してあげる』と。
生まれ変わったボクは美貌の第一王子で兄弟もなく、将来王様になることが約束されていた。
「イージーゲームすぎね?」とは思ったが、この好条件をありがたく受け止め
現世に戻れるまでノラリクラリと王子様生活を楽しむはずだった…。
完結しました。

別れようと彼氏に言ったら泣いて懇願された挙げ句めっちゃ尽くされた
翡翠飾
BL
「い、いやだ、いや……。捨てないでっ、お願いぃ……。な、何でも!何でもするっ!金なら出すしっ、えっと、あ、ぱ、パシリになるから!」
そう言って涙を流しながら足元にすがり付くαである彼氏、霜月慧弥。ノリで告白されノリで了承したこの付き合いに、βである榊原伊織は頃合いかと別れを切り出したが、慧弥は何故か未練があるらしい。
チャライケメンα(尽くし体質)×物静かβ(尽くされ体質)の話。

王道学園の冷徹生徒会長、裏の顔がバレて総受けルート突入しちゃいました!え?逃げ場無しですか?
名無しのナナ氏
BL
王道学園に入学して1ヶ月でトップに君臨した冷徹生徒会長、有栖川 誠(ありすがわ まこと)。常に冷静で無表情、そして無言の誠を生徒達からは尊敬の眼差しで見られていた。
そんな彼のもう1つの姿は… どの企業にも属さないにも関わらず、VTuber界で人気を博した個人VTuber〈〈 アイリス 〉〉!? 本性は寂しがり屋の泣き虫。色々あって周りから誤解されまくってしまった結果アイリスとして素を出していた。そんなある日、生徒会の仕事を1人で黙々とやっている内に疲れてしまい__________
※
・非王道気味
・固定カプ予定は無い
・悲しい過去🐜
・話の流れが遅い
・作者が話の進行悩み過ぎてる
王道学園なのに、王道じゃない!!
主食は、blです。
BL
今作品の主人公、レイは6歳の時に自身の前世が、陰キャの腐男子だったことを思い出す。
レイは、自身のいる世界が前世、ハマりにハマっていた『転校生は愛され優等生.ᐟ.ᐟ』の世界だと気付き、腐男子として、美形×転校生のBのLを見て楽しもうと思っていたが…
転生悪役令息、雌落ち回避で溺愛地獄!?義兄がラスボスです!
めがねあざらし
BL
人気BLゲーム『ノエル』の悪役令息リアムに転生した俺。
ゲームの中では「雌落ちエンド」しか用意されていない絶望的な未来が待っている。
兄の過剰な溺愛をかわしながらフラグを回避しようと奮闘する俺だが、いつしか兄の目に奇妙な影が──。
義兄の溺愛が執着へと変わり、ついには「ラスボス化」!?
このままじゃゲームオーバー確定!?俺は義兄を救い、ハッピーエンドを迎えられるのか……。
※タイトル変更(2024/11/27)
専属【ガイド】になりませんか?!〜異世界で溺愛されました
sora
BL
会社員の佐久間 秋都(さくま あきと)は、気がつくと異世界憑依転生していた。名前はアルフィ。その世界には【エスパー】という能力を持った者たちが魔物と戦い、世界を守っていた。エスパーを癒し助けるのが【ガイド】。アルフィにもガイド能力が…!?

不遇の第七王子は愛され不慣れで困惑気味です
新川はじめ
BL
国王とシスターの間に生まれたフィル・ディーンテ。五歳で母を亡くし第七王子として王宮へ迎え入れられたのだが、そこは針の筵だった。唯一優しくしてくれたのは王太子である兄セガールとその友人オーティスで、二人の存在が幼いフィルにとって心の支えだった。
フィルが十八歳になった頃、王宮内で生霊事件が発生。セガールの寝所に夜な夜な現れる生霊を退治するため、彼と容姿のよく似たフィルが囮になることに。指揮を取るのは大魔法師になったオーティスで「生霊が現れたら直ちに捉えます」と言ってたはずなのに何やら様子がおかしい。
生霊はベッドに潜り込んでお触りを始めるし。想い人のオーティスはなぜか黙ってガン見してるし。どうしちゃったの、話が違うじゃん!頼むからしっかりしてくれよぉー!

主人公のライバルポジにいるようなので、主人公のカッコ可愛さを特等席で愛でたいと思います。
小鷹けい
BL
以前、なろうサイトさまに途中まであげて、結局書きかけのまま放置していたものになります(アカウントごと削除済み)タイトルさえもうろ覚え。
そのうち続きを書くぞ、の意気込みついでに数話分投稿させていただきます。
先輩×後輩
攻略キャラ×当て馬キャラ
総受けではありません。
嫌われ→からの溺愛。こちらも面倒くさい拗らせ攻めです。
ある日、目が覚めたら大好きだったBLゲームの当て馬キャラになっていた。死んだ覚えはないが、そのキャラクターとして生きてきた期間の記憶もある。
だけど、ここでひとつ問題が……。『おれ』の推し、『僕』が今まで嫌がらせし続けてきた、このゲームの主人公キャラなんだよね……。
え、イジめなきゃダメなの??死ぬほど嫌なんだけど。絶対嫌でしょ……。
でも、主人公が攻略キャラとBLしてるところはなんとしても見たい!!ひっそりと。なんなら近くで見たい!!
……って、なったライバルポジとして生きることになった『おれ(僕)』が、主人公と仲良くしつつ、攻略キャラを巻き込んでひっそり推し活する……みたいな話です。
本来なら当て馬キャラとして冷たくあしらわれ、手酷くフラれるはずの『ハルカ先輩』から、バグなのかなんなのか徐々に距離を詰めてこられて戸惑いまくる当て馬の話。
こちらは、ゆるゆる不定期更新になります。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる