妹が破滅フラグしか無い悪役令嬢だったので、破滅フラグを折りまくったらBL展開になってしまった!

古紫汐桜

文字の大きさ
上 下
11 / 69

甘い罠

しおりを挟む
「アルト、どうする?」
囁きながら、神官長の唇がアルトの頬から首筋を辿り、神官長の乳首とアルトの乳首を重ねて焦れったい動きで刺激されてツンっと立ち上がったアルトの乳首に吸い付いた。
「あぁっ……」
ビリビリと腰に来る甘い甘美な刺激に首を振るアルトを、乳首を舐めながら見上げる神官長は、芯を持ち始めた下半身にも手を伸ばしてヤワヤワともどかしい動きで刺激して来る。
「アルト……」
名前を呼ばれ視線を向けると、アルトを見つめながら舌先でチロチロとアルトの乳首を舐めてから強く吸い上げた。
そしてアルトの寝間着のパンツの中に手を差し込んでアルト自身を直に触り始めた。
「し……んかん……ちょうさま……ダメ」
必死に理性を手繰り寄せ、首を振って抵抗するアルト。
すると神官長はアルトの下の寝間着を下着事脱がすと、勃起したアルト自身の上に跨りアルトの手を掴む。
そして神官長のピンク色の乳首にアルトの手を置くと、腰を揺らしながら何やら枕元から小さな瓶を取り出してアルトの身体と神官長の密着した部分に垂らして行く。
「あぁ……」
アルトは甘い時を吐きながら、勃ち上がっている自分自身を神官長の尻の割れ目で擦られてアルトの腰も無意識に揺れている。
アルト自身の先端から、先走りが滲み出すと
「あぁ……神気が……溢れ出して来た」
うっとりとした声で呟き
「アルト……私を抱きたくは無いのか?」
腰の動きを止めて、潤んだ目で神官長がアルトを見下ろす。
白い肌が朱色に染まり、欲情に濡れた眼差しはまるで淫魔のように妖しい。
すると、余裕でアルトを翻弄していた筈の神官長の息が荒くなり
「ダメだ……我慢出来ないっ……」
そう呟くと、アルト自身に手を添えて神官長の後孔にアルトの先端を充てがった。
「あぅっ!」
ゆっくりと、神官長の身の内にアルト自身が飲み込まれて行く。
ウネウネと温かい壁がアルト自身に吸い付くのを感じ、アルトが仰け反る。
腰骨に神官長の尻が当たると、神官長はアルトの腰に手を当てて
「あぁっ!凄い!!」
と歓喜の声を上げた。
その時、神官長の髪の毛がアルトと同じ金色に輝き出し、腰を揺らす度に輝きが増すのを感じた。
「アルト……太陽の神子よ、私と交わりその力を分け給え!」
そう叫び、神官長の腰の動きが早くなる。
「神官長……様、そんなに激しく動かれたら……」
激しく腰を振る神官長にアルトが呟くと
「アルト……私を求めよ……。アルト、アルト……」
唇が重なり、アルトは我慢出来なくなり神官長の腰を掴んで下から突き上げた。
重ねた唇の中で、神官長の歓喜の声が響く。
パンパンと激しく肉同士が当たる音が響き渡り、アルトは強烈な快楽に溺れて行く。
神官長を抱き締め、身体を反転させてベッドに沈めると、美しい神官長がうっとりとアルトを見上げた。
「アルト……私を抱け……。激しく求めろ……」
そう囁かれて、アルトは神官長の身体を欲望のままに求めた。
神官長の白い肌に、アルトが印す所有の証が一つ……二つ……と刻まれる。
腰を打ち付けながら、ピンク色のアルトにむしゃぶりつかれるのを待って立ち上がる乳首に吸い付いた。
「あぁっ!」
神官長の歓喜の声に、アルトは夢中になって神官長を求めた。
(ヤバい……もう、出そう!!)
そう思って気を逸らそうとしたアルトに
「出せ!アルト。私の中に、お前の欲望を全て……」
と叫ばれ、アルトは欲望を吐き出す為に激しく腰を動かす。
「あっ……あっ……素晴らしい、アルトの神気が……私の中に……」
アルトにしがみつき、腰に足を絡めて神官長がアルトに合わせて腰を激しく振る。
自分の中の熱い塊がせり上がるのを感じ、そのまま神官長の中に吐き出した。
「あぁっ!」
「出る、出るっ!あぁっ!」
欲望を吐き出し、神官長の上に崩れ落ちると、神官長はアルトの髪の毛を優しく撫でながら
「アルト……やはりきみは、紛れもない太陽の神子だ。分かるか?私の身体に、アルトの力がみなぎっている」
うっとりと自分の両手を見つめた後、アルトの頬に両手で触れると
「アルト、そなたは私の運命の番だ!誰にも渡さない」
そう呟いた。
しおりを挟む
感想 4

あなたにおすすめの小説

転生して王子になったボクは、王様になるまでノラリクラリと生きるはずだった

angel
BL
つまらないことで死んでしまったボクを不憫に思った神様が1つのゲームを持ちかけてきた。 『転生先で王様になれたら元の体に戻してあげる』と。 生まれ変わったボクは美貌の第一王子で兄弟もなく、将来王様になることが約束されていた。 「イージーゲームすぎね?」とは思ったが、この好条件をありがたく受け止め 現世に戻れるまでノラリクラリと王子様生活を楽しむはずだった…。 完結しました。

別れようと彼氏に言ったら泣いて懇願された挙げ句めっちゃ尽くされた

翡翠飾
BL
「い、いやだ、いや……。捨てないでっ、お願いぃ……。な、何でも!何でもするっ!金なら出すしっ、えっと、あ、ぱ、パシリになるから!」 そう言って涙を流しながら足元にすがり付くαである彼氏、霜月慧弥。ノリで告白されノリで了承したこの付き合いに、βである榊原伊織は頃合いかと別れを切り出したが、慧弥は何故か未練があるらしい。 チャライケメンα(尽くし体質)×物静かβ(尽くされ体質)の話。

王道学園の冷徹生徒会長、裏の顔がバレて総受けルート突入しちゃいました!え?逃げ場無しですか?

名無しのナナ氏
BL
王道学園に入学して1ヶ月でトップに君臨した冷徹生徒会長、有栖川 誠(ありすがわ まこと)。常に冷静で無表情、そして無言の誠を生徒達からは尊敬の眼差しで見られていた。 そんな彼のもう1つの姿は… どの企業にも属さないにも関わらず、VTuber界で人気を博した個人VTuber〈〈 アイリス 〉〉!? 本性は寂しがり屋の泣き虫。色々あって周りから誤解されまくってしまった結果アイリスとして素を出していた。そんなある日、生徒会の仕事を1人で黙々とやっている内に疲れてしまい__________ ※ ・非王道気味 ・固定カプ予定は無い ・悲しい過去🐜 ・話の流れが遅い ・作者が話の進行悩み過ぎてる

王道学園なのに、王道じゃない!!

主食は、blです。
BL
今作品の主人公、レイは6歳の時に自身の前世が、陰キャの腐男子だったことを思い出す。 レイは、自身のいる世界が前世、ハマりにハマっていた『転校生は愛され優等生.ᐟ‪‪.ᐟ』の世界だと気付き、腐男子として、美形×転校生のBのLを見て楽しもうと思っていたが…

転生悪役令息、雌落ち回避で溺愛地獄!?義兄がラスボスです!

めがねあざらし
BL
人気BLゲーム『ノエル』の悪役令息リアムに転生した俺。 ゲームの中では「雌落ちエンド」しか用意されていない絶望的な未来が待っている。 兄の過剰な溺愛をかわしながらフラグを回避しようと奮闘する俺だが、いつしか兄の目に奇妙な影が──。 義兄の溺愛が執着へと変わり、ついには「ラスボス化」!? このままじゃゲームオーバー確定!?俺は義兄を救い、ハッピーエンドを迎えられるのか……。 ※タイトル変更(2024/11/27)

専属【ガイド】になりませんか?!〜異世界で溺愛されました

sora
BL
会社員の佐久間 秋都(さくま あきと)は、気がつくと異世界憑依転生していた。名前はアルフィ。その世界には【エスパー】という能力を持った者たちが魔物と戦い、世界を守っていた。エスパーを癒し助けるのが【ガイド】。アルフィにもガイド能力が…!?

不遇の第七王子は愛され不慣れで困惑気味です

新川はじめ
BL
 国王とシスターの間に生まれたフィル・ディーンテ。五歳で母を亡くし第七王子として王宮へ迎え入れられたのだが、そこは針の筵だった。唯一優しくしてくれたのは王太子である兄セガールとその友人オーティスで、二人の存在が幼いフィルにとって心の支えだった。  フィルが十八歳になった頃、王宮内で生霊事件が発生。セガールの寝所に夜な夜な現れる生霊を退治するため、彼と容姿のよく似たフィルが囮になることに。指揮を取るのは大魔法師になったオーティスで「生霊が現れたら直ちに捉えます」と言ってたはずなのに何やら様子がおかしい。  生霊はベッドに潜り込んでお触りを始めるし。想い人のオーティスはなぜか黙ってガン見してるし。どうしちゃったの、話が違うじゃん!頼むからしっかりしてくれよぉー!

主人公のライバルポジにいるようなので、主人公のカッコ可愛さを特等席で愛でたいと思います。

小鷹けい
BL
以前、なろうサイトさまに途中まであげて、結局書きかけのまま放置していたものになります(アカウントごと削除済み)タイトルさえもうろ覚え。 そのうち続きを書くぞ、の意気込みついでに数話分投稿させていただきます。 先輩×後輩 攻略キャラ×当て馬キャラ 総受けではありません。 嫌われ→からの溺愛。こちらも面倒くさい拗らせ攻めです。 ある日、目が覚めたら大好きだったBLゲームの当て馬キャラになっていた。死んだ覚えはないが、そのキャラクターとして生きてきた期間の記憶もある。 だけど、ここでひとつ問題が……。『おれ』の推し、『僕』が今まで嫌がらせし続けてきた、このゲームの主人公キャラなんだよね……。 え、イジめなきゃダメなの??死ぬほど嫌なんだけど。絶対嫌でしょ……。 でも、主人公が攻略キャラとBLしてるところはなんとしても見たい!!ひっそりと。なんなら近くで見たい!! ……って、なったライバルポジとして生きることになった『おれ(僕)』が、主人公と仲良くしつつ、攻略キャラを巻き込んでひっそり推し活する……みたいな話です。 本来なら当て馬キャラとして冷たくあしらわれ、手酷くフラれるはずの『ハルカ先輩』から、バグなのかなんなのか徐々に距離を詰めてこられて戸惑いまくる当て馬の話。 こちらは、ゆるゆる不定期更新になります。

処理中です...