13 / 27
六神王と一緒~過去にさよなら~
二ヶ月経過と、持ち帰り種類増加
しおりを挟む『今日、焼き肉なのですか?』
『エビが食べたいわ』
「巣をきちんとどうにか出来たらね」
鼻息荒く大きな鼻面を押し寄せてくる。
私はなんとか押し返す。約束した以上、焼き肉しなければ。ディレックスに行かねば。
巣の掃討作戦に参加を伝えると、熊の職員さんは丁寧にお礼を言ってきた。私は戦わないけどね。ビアンカとルージュだけどね。
「晃太も来てよ」
「え、嫌や」
「支援魔法使えるやろ? 必要な時に、使ってもらわんと。来るよね?」
有無を言わせない笑顔を浮かべると、しぶしぶな様子で頷いた。
一旦席を外した、熊の職員さんが戻って来る。
「ミズサワ様、掃討作戦に参加する冒険者パーティーが一つ決まりました。後、必要数確保できましたら、出発の準備となります」
『人は必要ないのです。ルージュと2人で十分なのです』
『そうね、邪魔ね』
お二人さん、お二人さん。
「あの、ビアンカとルージュはあまり冒険者の方にご足労頂かなくてもいいと」
私はオブラートに包んで答える。
「そうですか。頼もしい限りです」
いらない、というビアンカとルージュだが、巣の掃討後に、ゴブリンは証明として右耳を切り取らなくてはならない。我らには無理だ。それに証人いるしね。
「冒険者パーティーの方とご挨拶した方がいいですよね」
「そうですね。今、受け付けにいますので」
熊の職員さんとご挨拶に向かう。
「彼らがBランクパーティーの『金の虎』です」
おおおぉぉぉッ、猫の獣人さんだッ、耳、かわいかあッ。触りたかあッ。でも、よほど親しくないと、確か失礼になるらしい。我慢我慢。3人は猫の獣人さん、2人は人族さんだ。
「リーダーのファング」
大きな人だ。獣人の男性で、大きな剣を携えている。髪が立派な金髪だ。強そう。
「斥候のリィマ」
スレンダーな獣人女性。きりっとして綺麗な人だ。
「タンクのガリスト」
これまた大きな人。こちらは人族男性。盾を持っている。
「風魔法剣士のアルストリア」
すらっとした獣人男性。腰に剣。顔に小さなタトゥーしてる。
「ヒーラーのフリンダ」
最後はローブ姿の人族女性。穏やかそうな人だ。うん、私のイメージのヒーラーさん。
「こちらは、テイマーのユイさん。そして弟のコウタさん」
「よろしくお願いします」
私達は頭を下げる。私と晃太はまったく戦力外だ。
「噂のテイマーか」
リーダーのファングさんが、へえ、みたいな感じだ。まあ、当然だよね。もろに、一般人だしね。格好からしても、もへじ生活のシャツとズボンだしね。
「私と弟は戦力外だという自覚はあります。皆さんのお邪魔にならないようにしますので」
「ふーん」
じろじろ見られる。
今度は斥候の女性だ。
「いいんじゃない? 自覚あるなら」
ちょっと鼻で笑うような言い方。
グルルルルルッ
唸り声を上げるビアンカとルージュ。
一斉に下がる金の虎の皆さん。
「ちょっと2人とも、やめてん」
『気に入らないのです。ユイをバカにしたのです』
『ユイは私達のマスターなのよ』
眉間にシワを寄せ、牙を剥き出し、唸り声を止めない2人。私の為だろうけど、ギルド内の空気が一気に悪くなる。
「止めてって、焼き肉なしにするよ」
『止めるのです』
『焼き肉、焼き肉』
現金やね。
牙剥き出しにしたのに、おねだりする時の目ですり寄って来た。この変わりようの激しさ。
「もう。皆さん、すみません。唸らないように言って聞かせますから」
「あ、ああ、こちらも失礼した」
リーダーのファングさんが上ずった声で答えてくる。
「では、明日朝出発になります。ミズサワ様、ジェネラルがいた場所分かりますか?」
「ビアンカ、分かる?」
『分かるのです。森の中なら、私のフィールドなのです。巣ぐらい分かるのです』
「そうなん? ビアンカが巣の場所分かるそうです」
「そ、そうですか」
熊の職員さん、びっくりみたいな感じだ。
「どれくらい歩くと? 姉ちゃんの歩行速度で」
晃太が聞く。
『そうなのですね。朝出れば、昼前には着くのです。おやつ休みを入れてなのです』
はいはい。おやつね。銀の槌のケーキやディレックスやもへじ生活のお菓子に味をしめたビアンカとルージュ。たまにゴロンとしておねだりしてくる。私の勝率はかなり低い。ほぼ連敗してる。
帰ったら、買いに走ろう。
熊の職員さんに説明して、明日の朝、アルブレンの門前で集合することになった。
ログハウスに戻り、ゴブリンの巣の説明すると、母が反対した。
「なんで優衣と晃太が行かんといかんと?」
「お母さんの言いたいこと分かるけど、ビアンカとルージュが行くのに、主人の私が行かんのはね」
『大丈夫なのです。私とルージュがいるなら、何が来ても守れるのです』
『体調も大分いいし、ゴブリンぐらいで遅れは取ることもないわ』
ビアンカとルージュは衰弱と栄養失調症か極度状態から、軽度になっている。本人にすれば、妊娠中から、もともとこれくらいだと。
『大丈夫なのです』
『心配ないわ』
ビアンカとルージュの説得で、母はしぶしぶ納得した。
それから、ディレックスやもへじ生活に通う。
お肉や魚、野菜、ウインナー、パンを買う。
日帰りにしたいが、野宿になった場合の為に食事の準備をした。後念のためにブランケットも準備。まさか冒険者の皆さんや警備兵の皆さんの前でルームは使えないしね。
と、いうことでシチューを作った。ホワイトシチュー。
母、父、晃太が焼き肉の準備。多分、帰って来たら焼き肉になる。
うん、いい感じに玉ねぎ透き通って来た。
『焼き肉なのですか?』
『焼き肉?』
ビアンカとルージュがルームとダイニングキッチンの境目で、そわそわしてる。
「巣ばちゃんとなんとかしたらね」
私はシチューの素に鍋の煮詰めている汁を入れてある程度溶かし、牛乳を入れて更に溶かして鍋に投入。シチューの素が固まらないように混ぜる。味見、うん、まずまず。
鍋一杯に作った。
「あ、おやつもいるね。お母さん、おやつ買って来るね」
「うん、分かった。お肉とエビ、野菜とか足りんけん。それもね」
「分かった。晃太、来てん」
「ん」
私は小銭入れに金貨をびっしり入れて、晃太と異世界への扉を開けた。
『エビが食べたいわ』
「巣をきちんとどうにか出来たらね」
鼻息荒く大きな鼻面を押し寄せてくる。
私はなんとか押し返す。約束した以上、焼き肉しなければ。ディレックスに行かねば。
巣の掃討作戦に参加を伝えると、熊の職員さんは丁寧にお礼を言ってきた。私は戦わないけどね。ビアンカとルージュだけどね。
「晃太も来てよ」
「え、嫌や」
「支援魔法使えるやろ? 必要な時に、使ってもらわんと。来るよね?」
有無を言わせない笑顔を浮かべると、しぶしぶな様子で頷いた。
一旦席を外した、熊の職員さんが戻って来る。
「ミズサワ様、掃討作戦に参加する冒険者パーティーが一つ決まりました。後、必要数確保できましたら、出発の準備となります」
『人は必要ないのです。ルージュと2人で十分なのです』
『そうね、邪魔ね』
お二人さん、お二人さん。
「あの、ビアンカとルージュはあまり冒険者の方にご足労頂かなくてもいいと」
私はオブラートに包んで答える。
「そうですか。頼もしい限りです」
いらない、というビアンカとルージュだが、巣の掃討後に、ゴブリンは証明として右耳を切り取らなくてはならない。我らには無理だ。それに証人いるしね。
「冒険者パーティーの方とご挨拶した方がいいですよね」
「そうですね。今、受け付けにいますので」
熊の職員さんとご挨拶に向かう。
「彼らがBランクパーティーの『金の虎』です」
おおおぉぉぉッ、猫の獣人さんだッ、耳、かわいかあッ。触りたかあッ。でも、よほど親しくないと、確か失礼になるらしい。我慢我慢。3人は猫の獣人さん、2人は人族さんだ。
「リーダーのファング」
大きな人だ。獣人の男性で、大きな剣を携えている。髪が立派な金髪だ。強そう。
「斥候のリィマ」
スレンダーな獣人女性。きりっとして綺麗な人だ。
「タンクのガリスト」
これまた大きな人。こちらは人族男性。盾を持っている。
「風魔法剣士のアルストリア」
すらっとした獣人男性。腰に剣。顔に小さなタトゥーしてる。
「ヒーラーのフリンダ」
最後はローブ姿の人族女性。穏やかそうな人だ。うん、私のイメージのヒーラーさん。
「こちらは、テイマーのユイさん。そして弟のコウタさん」
「よろしくお願いします」
私達は頭を下げる。私と晃太はまったく戦力外だ。
「噂のテイマーか」
リーダーのファングさんが、へえ、みたいな感じだ。まあ、当然だよね。もろに、一般人だしね。格好からしても、もへじ生活のシャツとズボンだしね。
「私と弟は戦力外だという自覚はあります。皆さんのお邪魔にならないようにしますので」
「ふーん」
じろじろ見られる。
今度は斥候の女性だ。
「いいんじゃない? 自覚あるなら」
ちょっと鼻で笑うような言い方。
グルルルルルッ
唸り声を上げるビアンカとルージュ。
一斉に下がる金の虎の皆さん。
「ちょっと2人とも、やめてん」
『気に入らないのです。ユイをバカにしたのです』
『ユイは私達のマスターなのよ』
眉間にシワを寄せ、牙を剥き出し、唸り声を止めない2人。私の為だろうけど、ギルド内の空気が一気に悪くなる。
「止めてって、焼き肉なしにするよ」
『止めるのです』
『焼き肉、焼き肉』
現金やね。
牙剥き出しにしたのに、おねだりする時の目ですり寄って来た。この変わりようの激しさ。
「もう。皆さん、すみません。唸らないように言って聞かせますから」
「あ、ああ、こちらも失礼した」
リーダーのファングさんが上ずった声で答えてくる。
「では、明日朝出発になります。ミズサワ様、ジェネラルがいた場所分かりますか?」
「ビアンカ、分かる?」
『分かるのです。森の中なら、私のフィールドなのです。巣ぐらい分かるのです』
「そうなん? ビアンカが巣の場所分かるそうです」
「そ、そうですか」
熊の職員さん、びっくりみたいな感じだ。
「どれくらい歩くと? 姉ちゃんの歩行速度で」
晃太が聞く。
『そうなのですね。朝出れば、昼前には着くのです。おやつ休みを入れてなのです』
はいはい。おやつね。銀の槌のケーキやディレックスやもへじ生活のお菓子に味をしめたビアンカとルージュ。たまにゴロンとしておねだりしてくる。私の勝率はかなり低い。ほぼ連敗してる。
帰ったら、買いに走ろう。
熊の職員さんに説明して、明日の朝、アルブレンの門前で集合することになった。
ログハウスに戻り、ゴブリンの巣の説明すると、母が反対した。
「なんで優衣と晃太が行かんといかんと?」
「お母さんの言いたいこと分かるけど、ビアンカとルージュが行くのに、主人の私が行かんのはね」
『大丈夫なのです。私とルージュがいるなら、何が来ても守れるのです』
『体調も大分いいし、ゴブリンぐらいで遅れは取ることもないわ』
ビアンカとルージュは衰弱と栄養失調症か極度状態から、軽度になっている。本人にすれば、妊娠中から、もともとこれくらいだと。
『大丈夫なのです』
『心配ないわ』
ビアンカとルージュの説得で、母はしぶしぶ納得した。
それから、ディレックスやもへじ生活に通う。
お肉や魚、野菜、ウインナー、パンを買う。
日帰りにしたいが、野宿になった場合の為に食事の準備をした。後念のためにブランケットも準備。まさか冒険者の皆さんや警備兵の皆さんの前でルームは使えないしね。
と、いうことでシチューを作った。ホワイトシチュー。
母、父、晃太が焼き肉の準備。多分、帰って来たら焼き肉になる。
うん、いい感じに玉ねぎ透き通って来た。
『焼き肉なのですか?』
『焼き肉?』
ビアンカとルージュがルームとダイニングキッチンの境目で、そわそわしてる。
「巣ばちゃんとなんとかしたらね」
私はシチューの素に鍋の煮詰めている汁を入れてある程度溶かし、牛乳を入れて更に溶かして鍋に投入。シチューの素が固まらないように混ぜる。味見、うん、まずまず。
鍋一杯に作った。
「あ、おやつもいるね。お母さん、おやつ買って来るね」
「うん、分かった。お肉とエビ、野菜とか足りんけん。それもね」
「分かった。晃太、来てん」
「ん」
私は小銭入れに金貨をびっしり入れて、晃太と異世界への扉を開けた。
11
お気に入りに追加
18
あなたにおすすめの小説

憧れの異世界転移が現実になったのでやりたいことリストを消化したいと思います~異世界でやってみたい50のこと
Debby
ファンタジー
【完結まで投稿済みです】
山下星良(せいら)はファンタジー系の小説を読むのが大好きなお姉さん。
好きが高じて真剣に考えて作ったのが『異世界でやってみたい50のこと』のリスト。
やっぱり人生はじめからやり直す転生より、転移。
転移先の条件としては『★剣と魔法の世界に転移してみたい』は絶対に外せない。
そして今の身体じゃ体力的に異世界攻略は難しいのでちょっと若返りもお願いしたい。
更にもうひとつの条件が『★出来れば日本の乙女ゲームか物語の世界に転移してみたい(モブで)』だ。
これにはちゃんとした理由がある。必要なのは乙女ゲームの世界観のみで攻略対象とかヒロインは必要ない。
もちろんゲームに巻き込まれると面倒くさいので、ちゃんと「(モブで)」と注釈を入れることも忘れていない。
──そして本当に転移してしまった星良は、頼もしい仲間(レアアイテムとモフモフと細マッチョ?)と共に、自身の作ったやりたいことリストを消化していくことになる。
いい年の大人が本気で考え、万全を期したハズの『異世界でやりたいことリスト』。
理想通りだったり思っていたのとちょっと違ったりするけれど、折角の異世界を楽しみたいと思います。
あなたが異世界転移するなら、リストに何を書きますか?
----------
覗いて下さり、ありがとうございます!
10時19時投稿、全話予約投稿済みです。
5話くらいから話が動き出します。
✳(お読み下されば何のマークかはすぐに分かると思いますが)5話から出てくる話のタイトルの★は気にしないでください

望んでいないのに転生してしまいました。
ナギサ コウガ
ファンタジー
長年病院に入院していた僕が気づいたら転生していました。
折角寝たきりから健康な体を貰ったんだから新しい人生を楽しみたい。
・・と、思っていたんだけど。
そう上手くはいかないもんだね。
老女召喚〜聖女はまさかの80歳?!〜城を追い出されちゃったけど、何か若返ってるし、元気に異世界で生き抜きます!〜
二階堂吉乃
ファンタジー
瘴気に脅かされる王国があった。それを祓うことが出来るのは異世界人の乙女だけ。王国の幹部は伝説の『聖女召喚』の儀を行う。だが現れたのは1人の老婆だった。「召喚は失敗だ!」聖女を娶るつもりだった王子は激怒した。そこら辺の平民だと思われた老女は金貨1枚を与えられると、城から追い出されてしまう。実はこの老婆こそが召喚された女性だった。
白石きよ子・80歳。寝ていた布団の中から異世界に連れてこられてしまった。始めは「ドッキリじゃないかしら」と疑っていた。頼れる知り合いも家族もいない。持病の関節痛と高血圧の薬もない。しかし生来の逞しさで異世界で生き抜いていく。
後日、召喚が成功していたと分かる。王や重臣たちは慌てて老女の行方を探し始めるが、一向に見つからない。それもそのはず、きよ子はどんどん若返っていた。行方不明の老聖女を探す副団長は、黒髪黒目の不思議な美女と出会うが…。
人の名前が何故か映画スターの名になっちゃう天然系若返り聖女の冒険。全14話+間話8話。
神による異世界転生〜転生した私の異世界ライフ〜
シュガーコクーン
ファンタジー
女神のうっかりで死んでしまったOLが一人。そのOLは、女神によって幼女に戻って異世界転生させてもらうことに。
その幼女の新たな名前はリティア。リティアの繰り広げる異世界ファンタジーが今始まる!
「こんな話をいれて欲しい!」そんな要望も是非下さい!出来る限り書きたいと思います。
素人のつたない作品ですが、よければリティアの異世界ライフをお楽しみ下さい╰(*´︶`*)╯
旧題「神による異世界転生〜転生幼女の異世界ライフ〜」
現在、小説家になろうでこの作品のリメイクを連載しています!そちらも是非覗いてみてください。
異世界召喚に条件を付けたのに、女神様に呼ばれた
りゅう
ファンタジー
異世界召喚。サラリーマンだって、そんな空想をする。
いや、さすがに大人なので空想する内容も大人だ。少年の心が残っていても、現実社会でもまれた人間はまた別の空想をするのだ。
その日の神岡龍二も、日々の生活から離れ異世界を想像して遊んでいるだけのハズだった。そこには何の問題もないハズだった。だが、そんなお気楽な日々は、この日が最後となってしまった。
婚約破棄されて辺境へ追放されました。でもステータスがほぼMAXだったので平気です!スローライフを楽しむぞっ♪
naturalsoft
恋愛
シオン・スカーレット公爵令嬢は転生者であった。夢だった剣と魔法の世界に転生し、剣の鍛錬と魔法の鍛錬と勉強をずっとしており、攻略者の好感度を上げなかったため、婚約破棄されました。
「あれ?ここって乙女ゲーの世界だったの?」
まっ、いいかっ!
持ち前の能天気さとポジティブ思考で、辺境へ追放されても元気に頑張って生きてます!

テンセイシャの舞台裏 ─幽霊令嬢と死霊使い─
葉月猫斗
ファンタジー
小説家になろうさんに掲載しているこちらの短編⇒「厄介なテンセイシャの処分法」(https://ncode.syosetu.com/n5444je/)の長編化作品です。
あらすじ
男爵令嬢のアマーリエは憧れていた魔法学校の入学式当日、何者かに肉体を乗っ取られて自分は幽霊のような状態になってしまう。
誰にも気付いてもらえず万事休すかと思いきや、死霊使いの一族のヘスターに拾われ、自分の肉体を乗っ取ったのが「テンセイシャ」だと知らされる。
テンセイシャとは異世界から来訪した魂のことであり、憑依された人間はどう運命が転ぶか分からない災いとも僥倖とも言われる存在。
更に乗っ取ったテンセイシャは第一王子を始めとした複数の男性を攻略しようと企んでいて……!?
そんな最低な人間に自分の身体を好き勝手にされたくない!協力者のヘスターと共に自分の身体を取り戻す為の戦いが始まる。

【完結】先だった妻と再び巡り逢うために、異世界で第二の人生を幸せに過ごしたいと思います
七地潮
ファンタジー
妻に先立たれた 後藤 丈二(56)は、その年代に有りがちな、家事が全く出来ない中年男性。
独り身になって1年ほど経つ頃、不摂生で自分も亡くなってしまう。
が、気付けば『切り番当選者』などと言われ、半ば押しつけられる様に、別の世界で第二の人生を歩む事に。
再び妻に巡り合う為に、家族や仲間を増やしつつ、異世界で旅をしながら幸せを求める…………話のはず。
独自世界のゆるふわ設定です。
誤字脱字は再掲載時にチェックしていますけど、出てくるかもしれません、すみません。
毎日0時にアップしていきます。
タグに情報入れすぎで、逆に検索に引っかからないパターンなのでは?と思いつつ、ガッツリ書き込んでます。
よろしくお願いします。
※この話は小説家になろうさんでアップした話を掲載しております。
※なろうさんでは最後までアップしていますけど、こちらではハッピーエンド迄しか掲載しない予定です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる