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一つの終わり

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 セドリックは目を覚ました。
 花屋として仕事をする時間だと気づき、花屋の格好に着替える。
 そして花屋としての仕事をする。
 いつものように馴染みの客達が花等を買っていく。
「店主さん、何かいいことありましたか?」
「どうしてそうおもいましたか?」
「店主さんだけじゃなく、花が今までよりも生き生きしているように見えまして」
「そうですね……あったかもしれません」
 セドリックは自然体で微笑んで見せた。
 それができたのが彼自身心の中で驚いていた。
 今までは作り笑いで済ませていたのに、と。

 花屋が終わる時間になり、店を閉めて、花たちの手入れをしてから、地下のいつもの場所へ向かう。




 最初はアルディだ。
「アルディ」
 声をかけるとわずかに振り向いた。
「よしよし、良い子だ」
 頭を撫でると、アルディは薄く笑ったように見えた。
「もう、痛い思いはしないから」
 セドリックはアルディを抱きしめる、するとアルディも抱きしめ返した。
「うん、良くなっている」
 セドリックはそう言ってから、アルディを入浴させ、体の傷の具合を見て粘質状の液体で保護させ、ベッドに横に寝かせる。
 頭を撫でてやると、アルディは目を潰し、すやすやと眠り始めた。




「さて、次だな」
 セドリックは次にダリルの元へと向かう。
 ダリルは拘束され、勃起した雄からだらだらと白濁液を垂らしていた。
 後孔にはアナルバイブが埋まっており、蠢いているのが音で分かった。

「んん、んー……‼」

 体を汗まみれにしていたダリルの後孔のアナルバイブを抜き、拘束をほどく。
「はっ……はぁ……」
「まずは体を洗ってからだ、いいな」
 ダリルは何度も頷いて見せた。
 シャワールームでシャワーを浴びさせ、体を綺麗にしてから、体を拭き、髪の毛を乾かしベッドに戻る。
「今日は気分がいい、抱こう」
 セドリックがそう言うと、ダリルは笑い、体勢を変えて尻をセドリックに向けた。
 セドリックは自身の雄を取り出して、ずぷぷと後孔に挿入した。
「おっおっ………!」
 ばちゅんばちゅんと腰を動かし、アナルバイブでほどよい具合になっていた腸壁を確かめるように、擦り上げ、前立腺も押しつぶすように腰を動かし、奥までずりゅずりゅと突いてやった。
「お゛っお゛‼」

 ぶるんぶるんと震えるダリルの雄からは断続的に精液がこぼれ、シーツにしみを作っていた。

 どちゅんと、億を貫くと、ダリルは目を見開き、舌を出した。
「お゛……あ゛……」
「メスイキしてるか、普段ならそのまま動かすが、少し間を置いてやろう」
 メスイキの余韻に浸っているダリルをしばらくそのままにしてから、ダリルがその余韻から下りてきたとき、再び腰を動かし始めた。

 逞しい胸の先端をつまんで潰し、コリコリと攻め立てながら腰を動かす。

「お゛っ! あ゛ぁ゛‼」

 ぎゅうぎゅうと絞まるダリルのナカの感触を確かめながら、セドリックは奥で射精した。
「お゛っあ゛ぁ゛……」
 再びメスイキしながら、ナカだしによる快楽の余韻にダリルは浸っていた。

 ずるりと抜くと、セドリックはダリルを拘束し、クライヴ達に使っている粘質状の塊を後孔に入れてからアナルバイブを押し込んだ。

「次来るまでに、締め付けをもう少し強めておくようにな」

 頷いたダリルを見て、頭を撫でると、セドリックはそのまま次の場所へ向かった。
 自分だけのもの──クライヴの元へ。




 セドリックがクライヴの部屋を訪れると、クライヴは首を撫でて何か言いたげにしていた。
「クライヴ、どうしました?」
「……もう性奴隷を作るのは辞めてくれないか?」
「……」
 クライヴの言葉に、セドリックは黙り込んだ。
「もう、お前が性奴隷を作っているというのを聞きたくないんだ」
「……」
「駄目、か」
 セドリックは考えた、性奴隷を作るのは「父」から引き継いだものだ、そうそう簡単に手放せないし、アルディのような件もある。
「アルディのような件があっても?」
「それは……」
 尋ねるとクライヴは言葉を失った。
「まぁ、積極的に作らないというのなら、考えなくもないです」
「本当、か?」
「ええ、ただし──」

「その分、貴方が相手をしてくださいね、クライヴ」

 手をとり、指を食むようにキスをした。
 そんなセドリックを見て、クライヴは戸惑いの表情を浮かべたが頷き。

「わ、分かった……」
「ならば、引っ越しましょう。『父』の遺産に別荘がある、今まで使われなかったが今度からそこで暮らしましょう」
「ああ……そうだ、ダリル達は」
「面倒をみますとも」
 セドリックがそう言うと、クライヴは安堵の息をついた。
「話は、終わりですか? では貴方を抱かせてください」
「わ、分かった」
 セドリックはクライヴを押し倒し、先日粘質性の物体を入れ、濡れている後孔にゆっくりと雄を押し込んだ。
「ん、ぐ……」
 そして、腰を動かし、ばちゅんばちゅんと前立腺や奥を擦り上げる。
「んん……んあ……!」
 必死に声を殺そうとしているが、声はこぼれていた。
「ほら、声を我慢しないで……」
「う、あ、ア……!」
 舌を掴み、ばちゅんと奥まで突いてやれば、セドリックは射精が伴わない絶頂に至った。
「メスイキできてますね、もっと気持ち良くなってください」
「ま、あぁああ!」
 逞しい旨の先端をいじられ、敏感な亀頭をいじられ、そして突かれる。
 再びクライヴがメスイキするのには時間がかからなかった。
「ぁあああ!」
 ごちゅごちゅと奥を突き、射精すると甲高い声を上げて腸壁をぎゅうと締め付けてもっとよこせといわんばかりの蠢きをしてきた。
「いいですよ、もっと上げますとも」
「ちが、ああああ!」
 突かれて再度クライヴは甲高い声を上げた。
 クライヴの意識が飛ぶまで、性行為は続けられた。

「お゛っ……お゛……」
 ぴくぴくと雄を震わせながら、後孔からどろりと精液を垂らし、意識を失っていた。
 セドリックはクライヴを風呂場へ連れて行き、体の汚れを落とし、後孔に粘質性の物体を押し込んだ。
 そして体を拭き、服を着せて寝かせてやった。

「さて、始めましょうか」

 セドリックはそう言って準備を始めた。

 長年続けていた店を閉める準備である。
 花屋には愛着があるが、今後の事を考えて閉めることにしたのだ。

 何十年か立ったらまた再開するつもりだ。

 そう思い、セドリックは花屋閉店の準備を開始した。
 そして信頼できる同業者にだけ、居場所は知らせないが引っ越すと伝えた、性奴隷育成等の要件があるならこちらから行くと。

 同業者達は驚いた様子だったが、何かを悟って納得したらしく何かいってくることはなかった。
「……少しのお別れだな」

 花屋の店内を見渡して、セドリックは一人呟いた──





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