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こわれたはなよめ

たくさんの「こわいこと」

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 アルジェントはルリのぐずりが治まるのを少し待ってから、次の行動に移る。
 柔らかな肉壺へ指を入れた。
「や……」
 怯えるルリとは反対に膣肉はぎゅうぎゅうと指に絡みついてくる。
 本数を増やして、かき分けるように愛撫をしてやる。
「あ、う、やぁ」
 そして予想通りある部分と指が接触する。
 子宮口だ。
 先ほどのマッサージで下りてきたのだろう、アルジェントはこりこりとソコをいじり始める。
「やぁ?! あ、あう、ひゃう!!」
 ルリが嬌声を上げる。
「気持ちよいでしょう?」
「やぁ!! しょこさわっちゃやぁ!!」
「何故ですか?」
「やぁ~~~~!!」
 執拗に責めてやれば、愛液をどろどろと滴らせ、最後にはのけ反って潮を吹いた。
 可愛らしい舌を出し、荒い呼吸を繰り返し、絶頂の感覚に浸っている姿はいつ見ても淫靡で美しかった。
「では、次はルリ様がするのですよ」
「ふぇ……?」
 呆然としているルリの前に、自身の雄を口に近づける。
 ルリの顔が青ざめる、雄が何かわからないが、怖い物と認識しているようだ。
「ルリ様、くわえてください」
「くわえ……?」
「しゃぶるんですよ」
「やだ、やだ、こわい」
「いい子ですから、さあ口を開けて」
 アルジェントが優しく、けれど語尾を強めて言うとルリは怯えたまま口を開きアルジェントの雄の先端を口の中に入れる。
「もっとちゃんと奥まで」
 アルジェントが軽く頭を押すと、ルリは奥まで咥えこむ。
「う゛う゛……」
 苦しそうな声を上げている。
「舌を動かして、そして吸ってください」
 ルリは目に涙をためたまま、舌を動かし始めた、そして頬を少しすぼめて吸ったりしてアルジェントの雄に刺激を与え始めた。
 拙い口淫、けれども酷く興奮してしまう。
 加虐的な笑みを浮かべたくなるのを必死に抑えて、微笑みを顔に張り付けてルリを優しく褒めつつ指導する。


 ルリはよくわからない「気持ちの悪い物」を必死にしゃぶりながら「こわいおにいさん」のいう事を聞いていた。
 口の中で「気持ちの悪い物」が大きくなってきている気がした。
 早く吐き出したかった、そう思った時、口の中に生臭く酷い味の液体が広がった。


「ん゛――!!」 
 アルジェントはルリの口内で射精した、ルリは精液の味に耐えきれず吐き出そうとしている。
「ルリ様、飲み込んでください」
「う゛――!!」
「ルリ様、飲み込んで、ください」
 嫌がるルリに語尾を強めて言うと、ルリはぼろぼろと涙をこぼしながら喉を上下させた。
 ずるりとルリの口から雄を抜く。
「ルリ様、口を開けてください、飲み込んだか確かめますので」
 アルジェントがルリの顔を上に向けさせる、ルリは小さく開いた。
「もっとちゃんと口を開いてください」
 語尾を強めて言うとルリは大きく口を開いた。
 精液が口内にわずかに付着している程度だった、ほとんどを飲み込んだのが分かった。
「よくできましたね」
 頭を優しく撫で次の段階へ移る。
 濡れたまま放置されている女の箇所だ。
 体勢を変え、ルリの秘孔に雄を押し付ける。
「や、やだ……」
 ルリはまた怯える。
「大丈夫です、気持ちよいことなのですから」
 アルジェントは優しく囁きながらゆっくりと自身の雄を挿入していく。
 子宮口と接触する状態で全部入った。
 ぐりぐりと子宮口を刺激する。
「やぁ! ひぅ!! あぅぅ!!」
 ルリは体をびくびくと震わせて絶頂を繰り返しているようだ。
 腰を動かし、ナカに刺激を与えると、ルリの口から可愛らしい声があがり、体を震わせている。
 散々開発されたのだ、精神が怖がっていようと肉体は快楽を得るために締め付け、男を悦ばせるようになっている。 
 興奮しすぎてあることを忘れていた、このまま射精したらルリが孕んでしまうかもしれないと、アルジェントは一旦動くのをやめて、荒い呼吸をしているルリの口に薬を運ぶ。
「ルリ様お飲みください」
「……」
 その薬にだけは恐怖心はないのかルリは口にして飲み込んだ。
「いい子ですね」
 ルリの頬を優しくなで、もう片方の頬に口づけをする。
 そして再び動かし始める。
 接合部は愛液でぐしょぐしょだった。
 アルジェントはそろそろ我慢ができないとルリの最奥を刺激しながら膣内に精液をぶちまけた。
「っ~~!!」
 それで達したのか、ルリは目を見開いて、荒い呼吸を繰り返している。
 ナカは相変わらずキツイ締め付けだ、もっとと欲張っているようにすら感じる。
「も、やら……やら……」
 強い快楽を与えられ続けた所為か、ルリの呂律が回らなくなってきている。
「本当は一回で終わるつもりだったのですが、これはだめですね」
「ふぇ……?」
「膣内がいっぱいになるまでしましょうね、ルリ様」
 アルジェントはそう優しく囁くと、激しく突き始めた。
「や~~~~!!」
 ルリは甲高い声を上げて、突かれる度に絶頂を繰り返した。


 ルリはお腹がきゅんきゅんと変な感触を訴え、体のナカに入っている棒みたいなものをぎゅうぎゅうと締め付けてそれが気持ちよくて、液体が出されると頭がおかしくなる位気持ちよくて、その液体が体のナカにある感触も気持ちよくて、それらが全て――怖かった。


 ごぷりと精液が零れる頃、アルジェントは雄を抜いた。
「ほら、気持ちよいでしょう?」
「……こわいよぉ……」
 まだ快感への恐怖心は取れないようだ。
 さて、どうするかと考えて、使うかもしれないもう一つの穴も仕込むことにした。
 ローションボトルを取り出し、後孔に先端を押し込み、中のローションを注入する。
「あ、あうう……」
 液体を注がれる感触でも快楽を感じているようだった、この間の調教はきっちりと体に刻み込まれているのが理解できた。
 ちゅぽんと抜くと、後孔に指を入れる。
「やぁ! そっちおしりぃ……!!」
 不死人ということを覚えていない、こちらも使う事があるということを覚えていないルリは拒否の声をあげる。
「ルリ様の腸内は綺麗ですから、大丈夫ですよ」
 指を動かしながら言う、散々教え込んだ結果は残っていた、指をぎゅうぎゅうと締め付けてくる。
「や、やぁ」
 後孔で快感を感じることに非常に困惑しているようだった。
 アルジェントは指の本数を増やしながらゆっくりと受け入れられるような状態へと持っていく。
 触れられていない恥部がどろどろと愛液と精液を溢して、ひくついている。
 もう片方の手で指を入れ、こりこりと子宮口を刺激してやる。
「きゃうう?!」
 ルリの口から声が上がる、腸内もよりきつく締まった。
「本当に、ルリ様は素晴らしい体ですね」
 優しく言いながら責め続ける。

 膣内と後孔から指を抜くと、ルリは強い快感に体を疲弊させているようだった、
「では、入れますよ」
「ふぇ……? あ、やぁ、おしりぃ……あああ!!」
 ほぐされた後孔は雄を飲み込んでいく、腸壁はぎゅうぎゅうと締め付け絶頂を繰り返している。
 腸内に、雄は全て入った、締め付けが心地よい。
 弱くなく、射精をねだるような強い締め付けだ。
「いい締め付けですね、その調子ですよ」
 腰を動かして、腸壁を刺激してやる。
「ああうう!!」
 ルリはシーツを掴んで、喘ぎ声を上げている。
「やぁあああ!!」
 びくびくと体を震わせ、腸内がぎゅうとひときわ強く締まる。
 絶頂したのが分かった。
「っ……」
 強い締め付けに耐えきれず、アルジェントは腸内に精液を放った。
「やぁああ……」
 びくびくと再び震えた、精液に反応して快感を得た――もしくは軽く絶頂したのだろう。
 その反応に満足しながら雄を抜き、仕舞う。
 そして透明な液体で満たされた浣腸器を取り出す。
 ルリの顔色が悪くなる、散々された浣腸責めを体が覚えているのだろう。
「やら、それ、やら……」
「腸内の方を綺麗にするにはこれしかありませんので」
 そう言って後孔に先端を押し込み、注入する。
「やらぁ……」
 またぐずりはじめる、だが、腸内洗浄はこれしか手段がないのだとアルジェントは一本目を入れ終わると二本目に手を伸ばした。

 三本目を入れ終わるとアナルプラグで栓をして、タイマーをセットする。
 時間は五分。
 きゅるるると腹から音が鳴っている。
「おといれ……もれちゃう……」
「五分経ったら連れて行ってあげますからね」
 優しくいいながら腹を撫でる。
「やらぁ! おなかしゃわっちゃやだ!!」
 膨らんだ腹を撫でながら、洗浄行為でも反応している恥部に指を這わせ、肉壺に指を入れ、膣内のGスポットを刺激する。
「もれちゃう、もれちゃう、やらぁ!!」
「大丈夫ですよ」

 ルリは苦しいのに、気持ちいいような、漏れてしまうような、でも気持ちいいような色んな感覚が体をぐるぐると支配して混乱していた。

「あ――!!」
 ぷしゃと潮を吹いた。
 それでもアルジェントはしつこくルリのGスポットを責める。
 時間はまだあると、執拗に責め、何度も潮を吹かせてシーツをぐっしょりと濡らさせた。

 五分経過の音が鳴ると、アルジェントはルリを抱きかかえ、部屋の横にあるトイレへと連れていく。
 座らせ、アナルプラグに手をかけ、引き抜いた。
「ひゃう!!」
 ルリは抜かれる感触に声を上げ、少し間をおいて液体を排出した。
「あ、あ、あ……」
 排出で快感を得ているのか短い喘ぎ声を上げている。
 全て排出し終わったのを確認すると、尻を拭き、抱きかかえてその場を後にした。




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