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二人の視点

彼女として、婚約者として~先輩を守ります~

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 大学に一緒に登校したところ、やはり注目の的。
 ひそひそ話も聞こえてますが無視無視。
「先輩、本当にいいんですか?」
「いいんだ、君が彼女ともう隠したくない」
「先輩……」
「彼女じゃないな、婚約者、だったな。すまない」
 先輩の言葉にくすりと笑ってしまいました。
「はい、そうですね。婚約者ですからね」
「ああ」
 先輩は誇らしそうでした。


 先輩と別れ、講義に出て、その日受ける全ての講義が終わり、帰ろうとすると声をかけられました。
「アンタ、どうやってクルス先輩のお眼鏡にかなった訳?」
「そんなピンク髪してさ」
 やれやれ、こういう輩がでてくるのは嫌ですね。
「そうやって外見でしか物事を図れないから選ばれないんじゃないですか?」
「なっ⁈」
「なんですって⁈」
「少なくとも、私はクルス先輩を顔で選んだ訳でも立場で選んだ訳でもないですから。では」
「ちょ、ちょっと待ちなさいよ‼」

 鬱陶しいですねぇ、貴方達じゃクルス先輩の傷は癒やせないし、心も癒やせないそういうことですよ。
 よりそってあげようと思わない貴方達では無理な話ですね。

 とか、思いつつも言わないで起きます。
 無駄な争いの種はまかない主義なので。


 待ち合わせ場所に行くと、先輩が絡まれてます。
「なぁ、ピンク髪の子淫魔じゃないならなんなんだよ!」
「可愛いのは認めるけどさ」
「というか、胸でかそうじゃん、そこで選んだ?」
「ええい、貴様等やかましい! 失せろ!」
 先輩が怒り浸透です、私は囲まれている間をぬって入り先輩の手を掴みます。
「先輩、行きましょう」
「マナ」
 そう言って集団から脱出させようとすると──

 むぎゅう

「やっぱりレイアよりでけー!」
「マジかよ!」
「貴様等……!」
「……」
 私は無言で指を鳴らします。

 黒服の方々がその集団を取り押さえました。

「セクハラされました、痴漢ですつまり。連れてってください」
「「「了解しました」」」
 淡々と黒服の方々は痴漢集団を連れて行きました、わめいてましたが知りません。

 仮にも女の子の胸彼氏でもないのに揉むなんて何考えてるんですか!

 と、ちょっぴり怒ってたりもします。

「マナ、大丈夫かい?」
「ちょっと不愉快モードです、先輩ならともかく知らない人に胸を揉まれて」
 先輩のマンションに向かいながら会話をする。
 少し会話をすると、先輩は黙ってしまった。


 先輩の部屋につき、ベッドに二人して座ります。

「先輩?」
「……私だってまだ揉んだことがないのにあの男……」

 あーそう言えば先輩私の胸揉んだことないですもんね。
 いっつも頭の後ろで背もたれにしてますもんね。
 背もたれは言いすぎかな?

「どうします、先輩。触ってみます」
「え?」
「あの男性に触られた感触がまだ残っていて不愉快なんですよ、ですから先輩が触ってくれれば嬉しいです」

 そう言えば、先輩は少し考え込んで頷いた。

「では、触ってもいいか?」
「はい」

 先輩はソフトタッチで私の胸を触りました、恐る恐るという感じです。

「……柔らかい」
「でしょうかね?」
「……」
「あ、そうだ先輩」
「なんだい?」
「今日はいつもと体勢変えてしません?」
「え?」

 そう言って裸になり、風呂場へ向かい、浴槽に入る。
 広い浴槽だからできること。

「今日は顔を見てしません?」
「君の顔を?」
「嫌ですか?」
「いや、見たい」
「私もです」

 向き合うように私と先輩は座り合います。

 そしていつものように胸から下だけを触手化。
 触手化した体で先輩を抱きしめると、先輩は胸に顔を乗っける、埋めるような体勢になりました。
「やわらかい……」
 先輩の顔が赤くて可愛らしいです。
「じゃあ、始めましょうか?」
 そう言うと先輩は小さく頷きました。

「お゛っあ゛ぁ」

 最初は顔を見られるのが恥ずかしいのかふーっふーっと息をして顔を真っ赤にして耐えるように震えていた先輩ですが、我慢ができなくなったのか声を上げています。

 ナカをぬちゅぬちゅと突き上げ、びゅっびゅと吐き出される精液を触手でごくごくします。
 それと同時に、ぬるぬると先輩のペニスを擦り上げてナカと外両方で射精を促します。

「あ゛ぁあ゛‼」

 舌を出して喘ぐ姿、とても可愛らしい。

「先輩、気持ちいいですか?」

 思わず聞いてしまいました。

「気持ちいいから、もっとぉ……!」

 もう、可愛い!
 可愛くてたまらない!

 とそんな思いは心の内にだけ秘めておいて、私に微笑んで言います。
「分かりました、もっと、ですね。でも無理しないでくださいね?」
 そう言うと先輩はこくりと頷きました。

「んぁ……!」
 体に触れ、ナカを突き上げ、前立腺を擦り上げ、射精を促し快楽を注ぐ。
「あっあぁ……!」
 先輩の素敵な表情に触手的感覚がざわざわしますがそれは我慢。
 全ては先輩の為。
「おぁあ……!」
 びゅるびゅると精液を吐き出します。
 ナカが震え、ぎゅうと絞まり、それにあわせて触手の体液を注ぎます。
「ふぁあ……」
 ナカだしの感触でも軽い絶頂に至った先輩。
 顔に疲労の色が見えましたし、これで終わりにしましょう。
「先輩これで終わりにしましょう?」
「ん……」
 先輩は私にキスをしました。
 性行為を言ったん終わるのを受け入れるように。

 触手を元に戻し、お風呂にお湯を入れて入浴剤も入れて一緒に浸かり、上がってシャワーを浴びてから寝間着に着替えます。
 帰る途中に完全栄養食スムージー買っておいて良かったです。

 ごくごくとスムージーを飲み終え、私は一段落。
 先輩も血液パックから血を吸って一段落。

「先輩一緒に寝ましょうか?」
「ああ」

 広いベッドに一緒に横になります。
 先輩は私を抱きしめ言いました。

「あの連中の腕をもいでやれば良かった」
「物騒な事は駄目ですよ……まぁ、別の意味で痛い目を見てるでしょうし、ね」
「?」

 寝る前に見た黒服さん達からのメッセージで、彼らは二度と私達に近寄らないように拷も……げふん躾られたそうなので。

 女性陣が近づいてきて同じのあったら同じように黒服さんにお願いしましょうか。

 そんなことを考えながら私は目を閉じ眠りに落ちた。




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