最初は怖いもの見たさで読み始めたのですが、なんととても面白く最後まで読み終えてしまいました！

あんまりにもあんまりなあらすじから繰り出されるまさかの展開。
ただのウケ狙いに思える設定にもちゃんと一つ一つ意味があり、なおかつ出オチで終わりそうなう○こ漏らしが最後まで絡んでくるとは……！
どういう顔で読んだら良いのかいまいちわからない単語が飛び交う文面に情緒が激しく掻き乱されながらも、作者さんの思惑通りか（？）うっかりときめいたりほろりときたり……
しかしそんな時こそ間髪入れず漏れるう○こ！！
「最悪だよ今いいところだったのに！」とたくさん笑わせていただきました。

キャラたちが単純な善だけでもなく悪だけでもなく人間味があって、盛り上がる場面で読み手の心も躍ります。
特に主人公であるベンデルは馬鹿で調子に乗るところもあってう○こ漏らしですが、心根は本当に優しい良い奴で憎めないキャラです。
う○こ漏らしですが。

今までに読んだ事のないタイプの作品だったのであまりにもインパクトが強く、もう読み終えて数日経つのにこの物語がずっと頭から離れません。
あんなに頑張ったのだから、ベンデルとカレーノは幸せになっていればいいなと思います。
カレーノって可愛い名前だなと思っていたのですが、この感想を書きながらカレーノの名前の意味に気付きました。この子もだったか…

こんなにう○こって書いたのは初めてです。この感想ちゃんと載るんでしょうか。
なにはともあれ、

ベンデル、お前は世界一カッコいいう○こ漏らしだよ……！！

でもしんみりしてたのにオチで笑わせてくるのはやっぱりあんまりだと思いました。