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伯父上は予想外のクズ
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「どうしたら結婚できるか?」
ふわっともちっとしたパンに苺ジャムを塗りたくりながら、伯父上は首を傾げた。
ようやくの昼食は、神官たちが神殿基準内での贅を凝らしてくれる。
ノルーク町自慢のふわもちパンに、季節のジャム。ニジマスとジャガイモのフィッシュアンドチップス。オニオンスープ。あと何か良くわからない極太ソーセージっぽいスパイシーな郷土料理。
王宮では見たことない料理が多い。
俺はパンに極太ソーセージを挟んで食べるのが好きなんだよ。王宮でやったら、間違いなく説教コースの食べた方だから、美味さも倍増する。
ここには説教する人間はいないからね。
伯父上はジャムをたっぷり塗りたくったパンを頬張り、「結婚したいのか?」と咀嚼音と共に訊いてくる。
あ、これもマナー違反ね。
でも、ここでは無礼講だ。
マナーなんて知ったこっちゃない。
「今まで、そんな話したことなかっただろ?」
「えっと…結婚っていうか、女の子と付き合うくらいはしたいなって…」
「つまり、ヤることヤってみたいってことか?」
威圧感たっぷりに口調で、極太ソーセージにフォークを突き刺した。
ひょえぇ~~~!!
「別に非難はしない。だが、ヤることヤったら義務が生じるというのを忘れるなよ?ヤることヤって、はいサヨナラは、単なる下衆だ。子を持つと分かるが、もし娘がそんな目に会えば、即ギロチン台送りだ」
説得力がある上に、有言実行できる権力があるから怖い…。
ちなみに、伯父上には子供が3人いる。
上が4才で、双子の男の子と女の子だ。下の子は女の子で、まだ1才。
不運の流れ弾をものともしない、やんちゃな子供なんだよ。むしろ、そのやんちゃさが俺に不運を齎してくるから、ちょっと怖い…。
「伯父上はどうやって結婚したんですか?父上の口利き?」
俺たちは社交場には出ない。
デビューなんて糞くらえ。華やかな夜会なんて、想像の中の産物だ。
何しろ、俺たちが参加して無事で終わるはずがない。シャンデリアが落下するか、集団食中毒が起こるか、ランプが倒れて火が燃え広がるか、パンツの紐が切れて露出狂になるか…あらゆる事故が想定されるために、人柱は社交も外交もノータッチだ。なので、ダンスは踊れないし、貴族連中の顔もイマイチ分かっていない。
一応、貴族名鑑は丸暗記だけどさ、あれに載ってる主要貴族の絵姿は2割増しで美化されてるからな。実際はハゲなのに、貴族名鑑ではふさふさだったりするのはザラだから。心の中で詐欺名鑑と呼んでるんだよ。
「確か、伯母上はリックス伯爵家出身ですよね?」
リックス伯爵家は歴史ある名家…というのは昔の話。
没落こそしていないが、田畑が広がるだけの領地を細々と運営している貧乏田舎貴族と侮られている。リックス領の名産は草原!というほど何もない。牧歌的な風景は、煌びやかさを競う貴族たちには何一つ魅力的ではないのだ。
それでも、畜産業に力を入れるリックス産の肉や毛皮は知名度が高い。
なのに貧乏なのは、田舎ゆえの素直さか、伯爵の経営力のなさかは分からない。
最近は、伯父上が口を挟んで黒字経営になりつつあるらしいけどね。
「リックス伯領は日帰りできる距離ではないし、そこは滅多に社交に顔を出さないことで有名です。どこで出会ったんですか?」
「外だ」
アバウト!
「いや…それは分かっています」
「ジェレマイヤ国王陛下は俺の見合いに奔走していたが、高位の令嬢ほど不運に耐えられなかった。鳥の糞も避けられない。バラ園が毛虫だらけになれば悲鳴を上げて卒倒だったからな」
いや…普通、鳥の糞は避けられないよ?
バラ園が毛虫だらけになってたら、俺だって悲鳴をあげちゃう。で、集合体恐怖症になっちゃうよ。
「そもそも結婚は無理だと諦めていたんだ」
伯父上は言って、ごくごくとエールを飲む。
ジャムパンと合うの?
「それでもジェレマイヤ国王陛下は諦めなかった」
あ、何か違和感があると思ったらジェレマイヤ国王陛下って表現、嫌味入ってる?
伯父上って、いつも「ジェレミー」って呼んでたよね。
今分かったよ。
「見合い、見合いと暇があれば見合いでな。面倒で息抜きに出かけたんだ」
「それ知ってます。伯父上がいなくなったと、護衛たちが青い顔して上へ下への大騒ぎでしたから」
確か、俺が11才の頃だ。
伯父上が護衛を撒き、忽然と姿を消した。
それからふた月ほど経って、伯父上が「結婚したぞ!」と帰還した時は父上が泡を吹いて倒れていた。
事後報告!
ていうか、その時点では国王陛下も神殿もOKを出していなかったので、正確には”お付き合いしている2人”でしかないんだけどさ。父上はパニクって、「ひどい!」って大号泣。
いや、承認してないよね?あなたが国王ですよ?と、その場にいた伯父上以外の全員が心でツッコんでたよ。
なんとか立ち直った父上は、伯父上の未知なる相手を大至急で調べ上げていた。
恋愛結婚はウェルカムだけど、仮にも王族だ。血統重視なので、まかり間違っても平民との婚姻は許されない。伯父上以外の王子なら、断種して王族籍から追放して婚姻を認めるんだろうけど。人柱である以上、生涯王族である。
父上の目の下の隈は、子供ながらに「すげぇな!墨でも塗ったみてぇ!」と思ってた。
ごめんね、父上。
結果として、相手が伯爵令嬢と分かった父上は「パーティー!イェーイ!」と叫んでた。
あれだよ。不眠続きで寝不足ハイになってたんだよ。
伯父上の結婚式は、ガーデンパーティー形式で傘持参、汚れてもいい服指定で、盛大に行われた。
注意事項としては、危険を感じれば即時撤退。
まぁ、めちゃくちゃだったよね。鳥の糞は当たり前。暴れ馬が駆け抜けたかと思えば、俄雨がドバーッと降り、ありえないくらいの泥濘に紳士淑女がドミノ倒し。シャンパンは一斉にコルクを吹き飛ばして給仕たちを奔走させるし、ピタゴラスイッチと化したハプニングで高さ1メートルのウェディングケーキが父上の顔面にダイブした。
伝説の結婚式は、喜劇として舞台化されているくらいだ。
正直、あんな結婚式は挙げたくはない。
慎ましくも平穏な式が理想だ。
その為には相手がいる。
「伯父上は以前から伯母上と面識があったのですか?」
「いや。あの時、ふらっとリックス領に立ち寄って出会った。正直、エイヴリーは農民の子と思ってたよ。馬に跨って牛追いしてたくらいだからな」
え?
カウボーイ令嬢なの?
「なんとなく話して、令嬢と分かった。結婚を決めたのは、鳥の糞を避けたことだ。惚れたな」
マジか…。
鳥の糞を避けることが出来る令嬢がいたのか!
すごいぜ、伯母上!
「ぶっちゃけ、その日の内に卒業した」
「卒業って…え?」
「男になったんだ」
超絶イケメンな顔つきで俺を見てるのはなぜ?
マウント?
甥っ子にマウントとってんの?
「まさか、婚約期間を設けずに婚姻したのは…」
「1回ヤると箍が外れた。避妊具なしでヤりまくってたからな。出来るだろうな、腹が目立つとヤバいな。さっさと責任とっとくか。となった」
想像以上にクズだったーーー!
どの面下げて、さっき俺を叱責したの!?
「まぁ、そういうことだ。分かったか?」
「え?何を?伯父上が意外とサルってこと?」
「誰がサルだ!いいか、リロイ。王宮を出入りする着飾った令嬢だけは止めておけ。糞を受ける気概がない者ばかりだ!」
それが普通です。
「だが、田舎で逞しく育った令嬢は糞も虫も泥濘もバッチ来いだ!”ちゅーしたかった”とか”魔法使い卒業したかった”とか、今際の際の恥を後世に遺したくなければ、王都外から捜すんだ!」
ビシッとした指摘に、目からうろこが落ちた気がした。
伯父上のキラキラ王族オーラがパワーアップして見える。
リスペクトは出来ないけど、伯父上の言葉には魂が宿っている。
「俺…魔法使いにはなりません!」
こぶしを握った宣言に、伯父上は「男になれ!」と目じりの涙を拭っていた。
ふわっともちっとしたパンに苺ジャムを塗りたくりながら、伯父上は首を傾げた。
ようやくの昼食は、神官たちが神殿基準内での贅を凝らしてくれる。
ノルーク町自慢のふわもちパンに、季節のジャム。ニジマスとジャガイモのフィッシュアンドチップス。オニオンスープ。あと何か良くわからない極太ソーセージっぽいスパイシーな郷土料理。
王宮では見たことない料理が多い。
俺はパンに極太ソーセージを挟んで食べるのが好きなんだよ。王宮でやったら、間違いなく説教コースの食べた方だから、美味さも倍増する。
ここには説教する人間はいないからね。
伯父上はジャムをたっぷり塗りたくったパンを頬張り、「結婚したいのか?」と咀嚼音と共に訊いてくる。
あ、これもマナー違反ね。
でも、ここでは無礼講だ。
マナーなんて知ったこっちゃない。
「今まで、そんな話したことなかっただろ?」
「えっと…結婚っていうか、女の子と付き合うくらいはしたいなって…」
「つまり、ヤることヤってみたいってことか?」
威圧感たっぷりに口調で、極太ソーセージにフォークを突き刺した。
ひょえぇ~~~!!
「別に非難はしない。だが、ヤることヤったら義務が生じるというのを忘れるなよ?ヤることヤって、はいサヨナラは、単なる下衆だ。子を持つと分かるが、もし娘がそんな目に会えば、即ギロチン台送りだ」
説得力がある上に、有言実行できる権力があるから怖い…。
ちなみに、伯父上には子供が3人いる。
上が4才で、双子の男の子と女の子だ。下の子は女の子で、まだ1才。
不運の流れ弾をものともしない、やんちゃな子供なんだよ。むしろ、そのやんちゃさが俺に不運を齎してくるから、ちょっと怖い…。
「伯父上はどうやって結婚したんですか?父上の口利き?」
俺たちは社交場には出ない。
デビューなんて糞くらえ。華やかな夜会なんて、想像の中の産物だ。
何しろ、俺たちが参加して無事で終わるはずがない。シャンデリアが落下するか、集団食中毒が起こるか、ランプが倒れて火が燃え広がるか、パンツの紐が切れて露出狂になるか…あらゆる事故が想定されるために、人柱は社交も外交もノータッチだ。なので、ダンスは踊れないし、貴族連中の顔もイマイチ分かっていない。
一応、貴族名鑑は丸暗記だけどさ、あれに載ってる主要貴族の絵姿は2割増しで美化されてるからな。実際はハゲなのに、貴族名鑑ではふさふさだったりするのはザラだから。心の中で詐欺名鑑と呼んでるんだよ。
「確か、伯母上はリックス伯爵家出身ですよね?」
リックス伯爵家は歴史ある名家…というのは昔の話。
没落こそしていないが、田畑が広がるだけの領地を細々と運営している貧乏田舎貴族と侮られている。リックス領の名産は草原!というほど何もない。牧歌的な風景は、煌びやかさを競う貴族たちには何一つ魅力的ではないのだ。
それでも、畜産業に力を入れるリックス産の肉や毛皮は知名度が高い。
なのに貧乏なのは、田舎ゆえの素直さか、伯爵の経営力のなさかは分からない。
最近は、伯父上が口を挟んで黒字経営になりつつあるらしいけどね。
「リックス伯領は日帰りできる距離ではないし、そこは滅多に社交に顔を出さないことで有名です。どこで出会ったんですか?」
「外だ」
アバウト!
「いや…それは分かっています」
「ジェレマイヤ国王陛下は俺の見合いに奔走していたが、高位の令嬢ほど不運に耐えられなかった。鳥の糞も避けられない。バラ園が毛虫だらけになれば悲鳴を上げて卒倒だったからな」
いや…普通、鳥の糞は避けられないよ?
バラ園が毛虫だらけになってたら、俺だって悲鳴をあげちゃう。で、集合体恐怖症になっちゃうよ。
「そもそも結婚は無理だと諦めていたんだ」
伯父上は言って、ごくごくとエールを飲む。
ジャムパンと合うの?
「それでもジェレマイヤ国王陛下は諦めなかった」
あ、何か違和感があると思ったらジェレマイヤ国王陛下って表現、嫌味入ってる?
伯父上って、いつも「ジェレミー」って呼んでたよね。
今分かったよ。
「見合い、見合いと暇があれば見合いでな。面倒で息抜きに出かけたんだ」
「それ知ってます。伯父上がいなくなったと、護衛たちが青い顔して上へ下への大騒ぎでしたから」
確か、俺が11才の頃だ。
伯父上が護衛を撒き、忽然と姿を消した。
それからふた月ほど経って、伯父上が「結婚したぞ!」と帰還した時は父上が泡を吹いて倒れていた。
事後報告!
ていうか、その時点では国王陛下も神殿もOKを出していなかったので、正確には”お付き合いしている2人”でしかないんだけどさ。父上はパニクって、「ひどい!」って大号泣。
いや、承認してないよね?あなたが国王ですよ?と、その場にいた伯父上以外の全員が心でツッコんでたよ。
なんとか立ち直った父上は、伯父上の未知なる相手を大至急で調べ上げていた。
恋愛結婚はウェルカムだけど、仮にも王族だ。血統重視なので、まかり間違っても平民との婚姻は許されない。伯父上以外の王子なら、断種して王族籍から追放して婚姻を認めるんだろうけど。人柱である以上、生涯王族である。
父上の目の下の隈は、子供ながらに「すげぇな!墨でも塗ったみてぇ!」と思ってた。
ごめんね、父上。
結果として、相手が伯爵令嬢と分かった父上は「パーティー!イェーイ!」と叫んでた。
あれだよ。不眠続きで寝不足ハイになってたんだよ。
伯父上の結婚式は、ガーデンパーティー形式で傘持参、汚れてもいい服指定で、盛大に行われた。
注意事項としては、危険を感じれば即時撤退。
まぁ、めちゃくちゃだったよね。鳥の糞は当たり前。暴れ馬が駆け抜けたかと思えば、俄雨がドバーッと降り、ありえないくらいの泥濘に紳士淑女がドミノ倒し。シャンパンは一斉にコルクを吹き飛ばして給仕たちを奔走させるし、ピタゴラスイッチと化したハプニングで高さ1メートルのウェディングケーキが父上の顔面にダイブした。
伝説の結婚式は、喜劇として舞台化されているくらいだ。
正直、あんな結婚式は挙げたくはない。
慎ましくも平穏な式が理想だ。
その為には相手がいる。
「伯父上は以前から伯母上と面識があったのですか?」
「いや。あの時、ふらっとリックス領に立ち寄って出会った。正直、エイヴリーは農民の子と思ってたよ。馬に跨って牛追いしてたくらいだからな」
え?
カウボーイ令嬢なの?
「なんとなく話して、令嬢と分かった。結婚を決めたのは、鳥の糞を避けたことだ。惚れたな」
マジか…。
鳥の糞を避けることが出来る令嬢がいたのか!
すごいぜ、伯母上!
「ぶっちゃけ、その日の内に卒業した」
「卒業って…え?」
「男になったんだ」
超絶イケメンな顔つきで俺を見てるのはなぜ?
マウント?
甥っ子にマウントとってんの?
「まさか、婚約期間を設けずに婚姻したのは…」
「1回ヤると箍が外れた。避妊具なしでヤりまくってたからな。出来るだろうな、腹が目立つとヤバいな。さっさと責任とっとくか。となった」
想像以上にクズだったーーー!
どの面下げて、さっき俺を叱責したの!?
「まぁ、そういうことだ。分かったか?」
「え?何を?伯父上が意外とサルってこと?」
「誰がサルだ!いいか、リロイ。王宮を出入りする着飾った令嬢だけは止めておけ。糞を受ける気概がない者ばかりだ!」
それが普通です。
「だが、田舎で逞しく育った令嬢は糞も虫も泥濘もバッチ来いだ!”ちゅーしたかった”とか”魔法使い卒業したかった”とか、今際の際の恥を後世に遺したくなければ、王都外から捜すんだ!」
ビシッとした指摘に、目からうろこが落ちた気がした。
伯父上のキラキラ王族オーラがパワーアップして見える。
リスペクトは出来ないけど、伯父上の言葉には魂が宿っている。
「俺…魔法使いにはなりません!」
こぶしを握った宣言に、伯父上は「男になれ!」と目じりの涙を拭っていた。
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この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
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