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お人好し
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「よろしくお願いします」
「はい。確認しますね」
ギルド奥の戸を潜れば、表の活気とは違った静けさと薄暗さがある。
黒ずんだ壁に、タグを取り付けた薬草や素材が並ぶ棚。カウンターには秤が3つ置かれていて、無造作に事典が山積みになっている。カウンター奥にはもう一部屋あり、そこは魔物を解体する部屋なので関係者以外は立ち入り禁止の札が下がる。
独特の臭気が立ち込めるここは、買い取り専用受付だ。それぞれの専門家が、薬草やキノコ、魔物から採取した素材などを適正価格で買い取ってくれる。どうしても高値で取引したい人は、個人でオークションに出品しなければならない。
オークションになると各種手続きを始め、トラブルも自分で対応しなければならないので、余程のことがない限りはギルドを介して素材を売るのがスタンダードだ。
その結果、買い取り専用受付は独特の臭気が漂う。
今日は苦みのある青臭さで満ちている。
「ポポカが大量にあるんですよ」と苦笑するのは、薬草とキノコを専門とするレジーさんだ。
ポポカとは小さな赤い実をつける蔦草のことだ。実と根が風邪に効き、葉は熱冷ましに使われる万能薬草である。私の故郷でも、冬の足音が聞こえて来るとポポカの採取が盛んになった。なにしろ、ポポカは多年草で繁殖力が強い。安くて効果抜群の常備薬筆頭なのだ。
欠点があるとすれば、ポポカは臭いがキツく、えぐみがあること。
煎じ薬にするには苦すぎるので、丸薬にして服用する。すると、胃からポポカ臭がせり上がって来る。
まぁ、苦いよりはマシなので、風邪をひけば悪化する前にポポカを服用する。
「アレックスもポポカかい?」
「私は依頼書があるの」
四つ折りにした依頼書をバッグから取り出し、レジーさんに手渡す。
依頼書がある薬草や素材は、依頼人が提示する価格が報酬となる。採取した品に間違いがないかチェックし、依頼人に卸すのはギルドが担うので詐欺紛いの依頼はない。ただ、依頼を請けるか否かは、依頼内容と報酬を考えないと損する場合があるので、新人は知識がないと見分けが難しい。
私も最初の2ヵ月は損をした。
薬草の価値が分かっていなかったのだ。
ギルドの講習を何度も受け、薬草事典とキノコ事典を買って勉強し、半年経った今、ようやく利が出るようになった。
レジーさんはメガネの位置を正し、「クリンタケね」と頷く。
クリンタケは白い笠をしたキノコだ。優秀な毒消しとして用いられる一方、クリンタケモドキは毒キノコとして有名で、素人では見分けが難しい。
レジーさんが用意した笊にクリンタケを載せると、レジーさんはクリンタケを一本一本確認し、秤に移す。
冒険者は筋骨隆々の男性が多いけど、レジーさんのような学者肌は色白でひょろりとした男性が多い。繊細な作業が多いのか、指が長く、女性のように爪の手入れが行き届いている印象がある。メガネ率が高いのも職業柄仕方ないのかもしれない。
「そういえば、最初の頃にアレックスが請けた依頼、覚えてるかい?」
「大損した?」
「赤筍の依頼」
赤筍は、タケノコがルビーのような宝石と化す珍しい現象だ。詳しい理由は定かではないけど、魔物が関係しているのではないかと言われている。
赤筍を採取できれば、ギルドではなくオークションに出す方が得をするほど高価な代物を、私は知らずに依頼として受けた。
当然、依頼料は本来の赤筍の価格の半分にも満たない。
買い叩かれた報酬は、良い勉強代になったと忘れることにしている。
「覚えてる。自分の無知が恥ずかしくなった依頼だもの」
そう言えば、レジーさんが笑う。
「よくいるんだ。新人を狙った悪質なのが。でも、別に違反している訳じゃないから、ギルドも新人に勉強を促すことくらいしか出来ない」
「その赤筍がどうしたの?また依頼書が出たとか?」
「いや。国王陛下の生誕祭の献上品として赤筍が出たそうだ」
物言いたげなレジーさんの目が、クリンタケから私へと移る。
「献上したのはカルヴァート伯爵。ここの領主様だよ」
「領主様に献上したがラス・コフィ―とか言う?」
「言う」
私たちは目を合わせたまま5秒ほど押し黙り、そして弾けたように笑った。
一頻り笑った後、レジーさんから「全てクリンタケだ」とお墨付きと共に報酬を貰う。
「勉強代としては高すぎるし、かなりのバカを披露してしまったけど、もう同じ轍は踏まないわ」
「確かに無知だったけど、赤筍を採取して来たアレックスの腕前は誰もが口を噤んでいた。嘲りを封じるくらいの力はあったよ」
「それでもFランクだもん」
「だからこそだ」
レジーさんの目に、ほんのり叱責の色が滲む。
赤筍は魔物の生息域で、運が良ければ採れる稀少石だ。Bランク以下が気軽に踏み入って良い場所ではない。
それでも赤筍を採って来たのだ。
あの時は、ジェニーさんにしこたま怒られた。「スク―がいたから」という言い訳で怒りを治めてくれた経緯がある。
まぁ、スク―がいなくても結界術があるので私に危険は及ばないのだけど…。それを知らないジェニーさんたちが心から叱ってくれるから面映ゆく感じる。
「もう森の奥へは行かない。Bランク試験を通過するまではね」
私はレジーさんに手を振り、ギルドの表へと続く戸を開いた。
壁一枚を隔てて、まるで別世界のように明るい。
裏は陽射しが素材を傷めてしまうので窓がない分、表は窓から陽射しが眩しく感じる。
国王陛下の生誕祭が過ぎ、冒険者の数は少なくなってはいるけど賑やかなものだ。気難しげな顔で情報交換する人もいれば、カードゲームに興じる人もいる。手頃な依頼はないかと、依頼書を貼り付けた掲示板の前で唸る顔ぶれは、いつもと変わらない。慎重派のケリー、ハリスン、リチャードの3人組みだ。
受付にはジェニーさんが座り、新米冒険者たちに注意事項と講習の案内をしている。
初日は厳つい男性陣ばかりのギルドだったけど、しばらくして女性も少なくないと知った。女性の主だった仕事は薬草採取だ。小遣い稼ぎに登録している人が多いという。
私と入れ違いに、そんな女性陣がポポカを抱えて裏へと入って行く。
私が出て来ると、目敏く「よぉ、アレックス」と年配冒険者のニックが手を振った。
「赤筍が国王陛下に献上されたんだってな」
「よく黙ってるよ。俺なら殴り込みに行くところだ」
「人が良すぎるというか…世間知らずというか」
「詐欺に遭いそうでハラハラする」
次々に声が飛んで来る。
揶揄ではなく、本気で憤慨しているのが分かるので、私は「ありがとう」と苦笑する。
「頑張って勉強してるから、もう騙されないわ」
「だと良いが」と、ニックが肩を竦める。
「だが、今回の目玉は赤筍じゃなかったらしいぜ。生誕祭とは別件で、ギフトが献上されていたらしい」
後方からランクアップを目指して長期滞在しているデランが参加する。
筋骨隆々の冒険者の中で、デランは細身の弓使いだ。粗野な振る舞いを演じているのか、ちょいちょい育ちの良さが見え隠れする。
冒険者に貴族の子弟が身分を隠して紛れているのは暗黙の了解だ。デランもそうなのだろう。だからこそ、”ギフトの献上”に真実味を帯びる。
現に、ギフトと聞こえたギルド内の冒険者たちが、俄かに騒ぎ出した。
「本当にギフトか?生誕祭の献上じゃないんだろ?」
「献上されたのは国王陛下だが、そこからジェフリー殿下の手に渡ったらしい」
「ジェフリー第三王子に?どうして?」
受付から話を聞いていたジェニーさんが口を挟むと、デランは肩を竦めた。
「ジェフリー殿下の研究に活かすためじゃないか?確か、ジェフリー殿下は薬師だろう?ギフトが万能薬の材料として注目されていると聞いたことがあるしな」
「で、誰が献上したんだ?やっぱり報酬は莫大なものだろ?」
「爵位を貰ったのか?」
「俺なら美女を貰いたいな」
「いやいや。金だろ。金で買えないものはない」
と、みんな好き勝手に騒ぎ出した。
恐らく、テッドが献上したのだろう。
ジェフリー王子は噂しか知らないけど、グレートヘルゲン王国では研究者だと聞いた。研究者でも医療の分野なら、どこよりもキーリス病の特効薬に近い場所にいる。間違いなく最新の設備が整い、優秀な専門家も揃い踏みのはずだ。
私利私欲にまみれたグレートヘルゲン王国とは違い、アメンドーラ王国の王様はとても聡明で国民思いだと聞く。
きっと良い方向に進んでいるのだろう。
私は安堵に笑みを浮かべ、ジェニーさんに手を振ってギルドを後にした。
「はい。確認しますね」
ギルド奥の戸を潜れば、表の活気とは違った静けさと薄暗さがある。
黒ずんだ壁に、タグを取り付けた薬草や素材が並ぶ棚。カウンターには秤が3つ置かれていて、無造作に事典が山積みになっている。カウンター奥にはもう一部屋あり、そこは魔物を解体する部屋なので関係者以外は立ち入り禁止の札が下がる。
独特の臭気が立ち込めるここは、買い取り専用受付だ。それぞれの専門家が、薬草やキノコ、魔物から採取した素材などを適正価格で買い取ってくれる。どうしても高値で取引したい人は、個人でオークションに出品しなければならない。
オークションになると各種手続きを始め、トラブルも自分で対応しなければならないので、余程のことがない限りはギルドを介して素材を売るのがスタンダードだ。
その結果、買い取り専用受付は独特の臭気が漂う。
今日は苦みのある青臭さで満ちている。
「ポポカが大量にあるんですよ」と苦笑するのは、薬草とキノコを専門とするレジーさんだ。
ポポカとは小さな赤い実をつける蔦草のことだ。実と根が風邪に効き、葉は熱冷ましに使われる万能薬草である。私の故郷でも、冬の足音が聞こえて来るとポポカの採取が盛んになった。なにしろ、ポポカは多年草で繁殖力が強い。安くて効果抜群の常備薬筆頭なのだ。
欠点があるとすれば、ポポカは臭いがキツく、えぐみがあること。
煎じ薬にするには苦すぎるので、丸薬にして服用する。すると、胃からポポカ臭がせり上がって来る。
まぁ、苦いよりはマシなので、風邪をひけば悪化する前にポポカを服用する。
「アレックスもポポカかい?」
「私は依頼書があるの」
四つ折りにした依頼書をバッグから取り出し、レジーさんに手渡す。
依頼書がある薬草や素材は、依頼人が提示する価格が報酬となる。採取した品に間違いがないかチェックし、依頼人に卸すのはギルドが担うので詐欺紛いの依頼はない。ただ、依頼を請けるか否かは、依頼内容と報酬を考えないと損する場合があるので、新人は知識がないと見分けが難しい。
私も最初の2ヵ月は損をした。
薬草の価値が分かっていなかったのだ。
ギルドの講習を何度も受け、薬草事典とキノコ事典を買って勉強し、半年経った今、ようやく利が出るようになった。
レジーさんはメガネの位置を正し、「クリンタケね」と頷く。
クリンタケは白い笠をしたキノコだ。優秀な毒消しとして用いられる一方、クリンタケモドキは毒キノコとして有名で、素人では見分けが難しい。
レジーさんが用意した笊にクリンタケを載せると、レジーさんはクリンタケを一本一本確認し、秤に移す。
冒険者は筋骨隆々の男性が多いけど、レジーさんのような学者肌は色白でひょろりとした男性が多い。繊細な作業が多いのか、指が長く、女性のように爪の手入れが行き届いている印象がある。メガネ率が高いのも職業柄仕方ないのかもしれない。
「そういえば、最初の頃にアレックスが請けた依頼、覚えてるかい?」
「大損した?」
「赤筍の依頼」
赤筍は、タケノコがルビーのような宝石と化す珍しい現象だ。詳しい理由は定かではないけど、魔物が関係しているのではないかと言われている。
赤筍を採取できれば、ギルドではなくオークションに出す方が得をするほど高価な代物を、私は知らずに依頼として受けた。
当然、依頼料は本来の赤筍の価格の半分にも満たない。
買い叩かれた報酬は、良い勉強代になったと忘れることにしている。
「覚えてる。自分の無知が恥ずかしくなった依頼だもの」
そう言えば、レジーさんが笑う。
「よくいるんだ。新人を狙った悪質なのが。でも、別に違反している訳じゃないから、ギルドも新人に勉強を促すことくらいしか出来ない」
「その赤筍がどうしたの?また依頼書が出たとか?」
「いや。国王陛下の生誕祭の献上品として赤筍が出たそうだ」
物言いたげなレジーさんの目が、クリンタケから私へと移る。
「献上したのはカルヴァート伯爵。ここの領主様だよ」
「領主様に献上したがラス・コフィ―とか言う?」
「言う」
私たちは目を合わせたまま5秒ほど押し黙り、そして弾けたように笑った。
一頻り笑った後、レジーさんから「全てクリンタケだ」とお墨付きと共に報酬を貰う。
「勉強代としては高すぎるし、かなりのバカを披露してしまったけど、もう同じ轍は踏まないわ」
「確かに無知だったけど、赤筍を採取して来たアレックスの腕前は誰もが口を噤んでいた。嘲りを封じるくらいの力はあったよ」
「それでもFランクだもん」
「だからこそだ」
レジーさんの目に、ほんのり叱責の色が滲む。
赤筍は魔物の生息域で、運が良ければ採れる稀少石だ。Bランク以下が気軽に踏み入って良い場所ではない。
それでも赤筍を採って来たのだ。
あの時は、ジェニーさんにしこたま怒られた。「スク―がいたから」という言い訳で怒りを治めてくれた経緯がある。
まぁ、スク―がいなくても結界術があるので私に危険は及ばないのだけど…。それを知らないジェニーさんたちが心から叱ってくれるから面映ゆく感じる。
「もう森の奥へは行かない。Bランク試験を通過するまではね」
私はレジーさんに手を振り、ギルドの表へと続く戸を開いた。
壁一枚を隔てて、まるで別世界のように明るい。
裏は陽射しが素材を傷めてしまうので窓がない分、表は窓から陽射しが眩しく感じる。
国王陛下の生誕祭が過ぎ、冒険者の数は少なくなってはいるけど賑やかなものだ。気難しげな顔で情報交換する人もいれば、カードゲームに興じる人もいる。手頃な依頼はないかと、依頼書を貼り付けた掲示板の前で唸る顔ぶれは、いつもと変わらない。慎重派のケリー、ハリスン、リチャードの3人組みだ。
受付にはジェニーさんが座り、新米冒険者たちに注意事項と講習の案内をしている。
初日は厳つい男性陣ばかりのギルドだったけど、しばらくして女性も少なくないと知った。女性の主だった仕事は薬草採取だ。小遣い稼ぎに登録している人が多いという。
私と入れ違いに、そんな女性陣がポポカを抱えて裏へと入って行く。
私が出て来ると、目敏く「よぉ、アレックス」と年配冒険者のニックが手を振った。
「赤筍が国王陛下に献上されたんだってな」
「よく黙ってるよ。俺なら殴り込みに行くところだ」
「人が良すぎるというか…世間知らずというか」
「詐欺に遭いそうでハラハラする」
次々に声が飛んで来る。
揶揄ではなく、本気で憤慨しているのが分かるので、私は「ありがとう」と苦笑する。
「頑張って勉強してるから、もう騙されないわ」
「だと良いが」と、ニックが肩を竦める。
「だが、今回の目玉は赤筍じゃなかったらしいぜ。生誕祭とは別件で、ギフトが献上されていたらしい」
後方からランクアップを目指して長期滞在しているデランが参加する。
筋骨隆々の冒険者の中で、デランは細身の弓使いだ。粗野な振る舞いを演じているのか、ちょいちょい育ちの良さが見え隠れする。
冒険者に貴族の子弟が身分を隠して紛れているのは暗黙の了解だ。デランもそうなのだろう。だからこそ、”ギフトの献上”に真実味を帯びる。
現に、ギフトと聞こえたギルド内の冒険者たちが、俄かに騒ぎ出した。
「本当にギフトか?生誕祭の献上じゃないんだろ?」
「献上されたのは国王陛下だが、そこからジェフリー殿下の手に渡ったらしい」
「ジェフリー第三王子に?どうして?」
受付から話を聞いていたジェニーさんが口を挟むと、デランは肩を竦めた。
「ジェフリー殿下の研究に活かすためじゃないか?確か、ジェフリー殿下は薬師だろう?ギフトが万能薬の材料として注目されていると聞いたことがあるしな」
「で、誰が献上したんだ?やっぱり報酬は莫大なものだろ?」
「爵位を貰ったのか?」
「俺なら美女を貰いたいな」
「いやいや。金だろ。金で買えないものはない」
と、みんな好き勝手に騒ぎ出した。
恐らく、テッドが献上したのだろう。
ジェフリー王子は噂しか知らないけど、グレートヘルゲン王国では研究者だと聞いた。研究者でも医療の分野なら、どこよりもキーリス病の特効薬に近い場所にいる。間違いなく最新の設備が整い、優秀な専門家も揃い踏みのはずだ。
私利私欲にまみれたグレートヘルゲン王国とは違い、アメンドーラ王国の王様はとても聡明で国民思いだと聞く。
きっと良い方向に進んでいるのだろう。
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