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18.イーオン<永遠> 後編
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眠れなかった。
サラは、屋根裏の自分の部屋のベッドの端に、もう長いこと、座ったままだった。
昨日、シルヴィアに連れられて、ジェームズの屋敷に行った。
ジェームズの屋敷に向かう時、シルヴィアは、怖い表情をしていた。
何か、良くないことが起こるに違いないと、不安が押し寄せた。
サラの不安は、的中した。
お嬢様は、何故、あんなことを・・・
サラには、何故、突然、シルヴィアの屋敷を離れて、ジェームズの屋敷で働くように命ぜられたのかも、皆の前で、あのようにきつい言葉で、責められなければならなかったのかも、わからなかった。
結局、あの後、サラは、ジェームズと、オーガスタに慰められて、シルヴィアの屋敷まで馬車で送り届けられた。
それ以降、シルヴィアと屋敷の中で顔を合わせることはあっても、シルヴィアは、あからさまにサラを無視した。
シルヴィアは、本来、確かに気の強い人ではあったけれど、あのような理不尽なことをするような人ではなかった。
もしも、本当に、シルヴィアが、ミグノフ総督の元へ嫁ぐことになって、この屋敷で働く使用人たちの、次の勤め先を見つけなければならなかったとしても、あのようなやり方は、どう考えても、乱暴すぎた。
あまりにも、ひどかった。
ゴードン伯爵が亡くなって、本当にシルヴィアは、人柄まで変わってしまったということなのだろうか。
サラがそこまで考えた時、サラのいる屋根裏へと続く階段を上がって来る足音が、聞こえた。
サラは、はっとした。
こんな夜更けに、ここへやって来る者などいるはずがなかった。
サラは、恐怖で、寝巻をきゅっ、と握りしめた。
「サラ、入るわよ」
ドアの向こうから聞こえて来たのは、シルヴィアの声だった。
次の日の午後、シルヴィアは、窓辺にたたずんでいた。
三日前の初雪を機に、日に日に寒さが、深まっていた。
積もる雪はまだなかったものの、寒さはシルヴィアの寂寥感を一層深めた。
明日、ウィンベリー伯爵と総督の屋敷に向かい、結婚を承諾する予定だった。
これからは、婚約の日取りなど、具体的に話が進んで行くはずだった。
シルヴィアは、目を閉じた。
もう、どうしようもないこと。
もう決めたこと。
いい加減、思いきらなければ。
いつの頃からか、サラを見つめるジェームズの眼差しが、優しいことに気付いた。
もしかしたら、ジェームズはサラのことが好きなのかもしれない。
その思いが胸をよぎった時、シルヴィアは、胸が張り裂けそうに辛かった。
もうずっと小さな頃から、シルヴィアは、ジェームズのことを慕っていた。
そして、ジェームズもそうなのだと、疑ったことがなかった。
いつかきっと、求婚されるのだと、信じていた。
けれど、違った。
その失望感は、シルヴィアを打ちのめした。
総督との結婚を考えたのは、もちろん家に残された莫大な借金のためだった。
けれども、ジェームズへの想いとの間で、迷い揺れ動く、シルヴィアの気持を決断させたのは、庭で抱きしめあうジェームズとサラを目撃して、自分の入る余地はないのだと、シルヴィアの一方的な恋に、成就という文字はないのだと、思い知らされたからだった。
けれども、総督との結婚を決めてもなお、シルヴィアの心は苦しかった。
長年の想いを断ち切るのは、想像以上に辛かった。
シルヴィアは、ふと思い立った。
そう、もうこれで、最後にしよう。
シルヴィアは居間を離れると、サラではない女中に外出の支度を命じた。
そして、馬車を用意させた。
行き先は、ジェームズの屋敷だった。
グラディウス、フォルティスとは違って、小国イーオンのこと、数少ない貴族が広大な領地を持つわけでもなく、ジェームズの屋敷へは、長い距離があるわけでもなかった。
自分の屋敷と、ジェームズの屋敷をつなぐ道を馬車で行けば、道中様々な想いが、シルヴィアの胸に込み上げて来て、時間は一層早く感じた。
ジェームズの屋敷を、訪問するつもりはなかった。
会うつもりもなかった。
ただ、その風景を、最後に心におさめておきたかった。
さすがに、屋敷の前に馬車を止めると目に付くので、なだらかな坂の上にあるジェームズの屋敷の少し手前で、馬車を止めさせた。
柵の向こうには、手入れの行き届いた木立があり、その奥に、風雅な佇まいの屋敷が見えた。
もう二度と、ここへ来ることもないだろうし、ジェームズにも会うことはないだろう。
そう思うと、胸が熱くなった。
ジェームズとサラの幸せを願うのが、淑女であるとは思った。
妬んではならないのだと思った。
でも、やはり、そうは思えなかった。
その時、屋敷をぐるりと取り囲む柵の中に、男が立っていることに気付いた。
男も、馬車に気付いた様子で、馬車の方をじっと見つめている。
シルヴィアは、その男に見覚えがあった。
おととい、シルヴィアが、サラを連れて、ジェームズの屋敷に行った時、シルヴィアを窘めた使用人だった。
シルヴィアは、見つかったと思って、出して、と慌ててすぐ御者に告げたものの、御者台から降りていた御者は、すぐに馬車を出すことができなかった。
そうこうするうちに、ハリーが、馬車に近づいてきた。
政情が不安定な時期だけに、警戒したのかもしれなかった。
ハリーは、御者と二言三言、言葉を交わすと、馬車の小窓から、シルヴィアの姿を認めた。
シルヴィアは、そのまま、立ち去ったものかどうか迷ったものの、結局、ドアを開けて、待って、と御者に命じ、自ら、馬車を降りた。
「何か、伯爵に用事でも?」
「いえ、いいの。ジェームズに用はないわ。用事で・・・、近くを通っただけよ。ジェームズには、私がここへ来ていたことを、黙っていて。心配するといけないから」
自分でも、言い訳じみているとは思ったものの、ハリーは別段気にしている様子はなかった。
おとといの件があったものの、ハリーにシルヴィアに対しての嫌悪は、なかった。
シルヴィアは、ハリーに何と言おうか迷った。
何も、話さずに、このまま立ち去っても良かった。
でも、去っていく者として、気持ちをきれいにしておきたかった。
「おとといは・・・、ごめんなさい。私、失礼なことを言ったわ。サラにも、ジェームズにも、あなたにも」
ハリーは、この気の強そうな貴族の娘に、謝られるなどとは、考えてもおらず、心底驚いた。
「いやあ、別に気にしちゃいない」
ハリーのその優しい眼を見て、この使用人は、きっといい使用人に違いないと、シルヴィアも微笑むことができた。
「そう言ってもらえると・・・、今日ここへ来て良かったわ。私ね、十八歳の誕生日が来たら、ミグノフ総督と、婚約することになったの。だから、もうここへは来ないわ」
「ミグノフ総督と?」
ハリーは、心底驚いた。
相手が、グラディウスの総督だと言うこともだし、ミグノフ総督と言えば、五十歳は越えているはずだった。
「総督のことが好きなのか?」
シルヴィアの顔が、一瞬歪んだ。
そして、その問いには答えなかった。
シルヴィアは、すぐに微笑みを取り戻すと、
「あなた、名前は、何ていうの?」
そう尋ねた。
「ハリーだ」
「ハリー、どうか、これからもジェームズを助けてあげて。あなたの主人に、忠実でいて。あの人は・・・、いい人よ。この国は、これからもいろいろ、大変なことがたくさんあると思うの。だから、あの人を支えてあげて。お願いね」
そう言うと、シルヴィアはふっきれた様子で、御者に、出して、と告げ、ハリーの答えを待たずに、馬車へ乗り込んだ。
「さようなら、ハリー」
シルヴィアは、振り返ると、その魅惑的で美しい瞳に、微笑みを浮かべて、別れの言葉を述べ、ドアを閉めた。
馬車が走りだした後、しばらく、ハリーは動けなかった。
何故、今まで気付かなかったのだろう。
俺は・・・、知ってる。
あの瞳を。
嘘だ・・・、そんなこと、あるはずがない。
だけど、あれは、あのシルヴィアの碧い・・・、煌めくように碧いサファイアの瞳は、ナターリアだ!
サラは、屋根裏の自分の部屋のベッドの端に、もう長いこと、座ったままだった。
昨日、シルヴィアに連れられて、ジェームズの屋敷に行った。
ジェームズの屋敷に向かう時、シルヴィアは、怖い表情をしていた。
何か、良くないことが起こるに違いないと、不安が押し寄せた。
サラの不安は、的中した。
お嬢様は、何故、あんなことを・・・
サラには、何故、突然、シルヴィアの屋敷を離れて、ジェームズの屋敷で働くように命ぜられたのかも、皆の前で、あのようにきつい言葉で、責められなければならなかったのかも、わからなかった。
結局、あの後、サラは、ジェームズと、オーガスタに慰められて、シルヴィアの屋敷まで馬車で送り届けられた。
それ以降、シルヴィアと屋敷の中で顔を合わせることはあっても、シルヴィアは、あからさまにサラを無視した。
シルヴィアは、本来、確かに気の強い人ではあったけれど、あのような理不尽なことをするような人ではなかった。
もしも、本当に、シルヴィアが、ミグノフ総督の元へ嫁ぐことになって、この屋敷で働く使用人たちの、次の勤め先を見つけなければならなかったとしても、あのようなやり方は、どう考えても、乱暴すぎた。
あまりにも、ひどかった。
ゴードン伯爵が亡くなって、本当にシルヴィアは、人柄まで変わってしまったということなのだろうか。
サラがそこまで考えた時、サラのいる屋根裏へと続く階段を上がって来る足音が、聞こえた。
サラは、はっとした。
こんな夜更けに、ここへやって来る者などいるはずがなかった。
サラは、恐怖で、寝巻をきゅっ、と握りしめた。
「サラ、入るわよ」
ドアの向こうから聞こえて来たのは、シルヴィアの声だった。
次の日の午後、シルヴィアは、窓辺にたたずんでいた。
三日前の初雪を機に、日に日に寒さが、深まっていた。
積もる雪はまだなかったものの、寒さはシルヴィアの寂寥感を一層深めた。
明日、ウィンベリー伯爵と総督の屋敷に向かい、結婚を承諾する予定だった。
これからは、婚約の日取りなど、具体的に話が進んで行くはずだった。
シルヴィアは、目を閉じた。
もう、どうしようもないこと。
もう決めたこと。
いい加減、思いきらなければ。
いつの頃からか、サラを見つめるジェームズの眼差しが、優しいことに気付いた。
もしかしたら、ジェームズはサラのことが好きなのかもしれない。
その思いが胸をよぎった時、シルヴィアは、胸が張り裂けそうに辛かった。
もうずっと小さな頃から、シルヴィアは、ジェームズのことを慕っていた。
そして、ジェームズもそうなのだと、疑ったことがなかった。
いつかきっと、求婚されるのだと、信じていた。
けれど、違った。
その失望感は、シルヴィアを打ちのめした。
総督との結婚を考えたのは、もちろん家に残された莫大な借金のためだった。
けれども、ジェームズへの想いとの間で、迷い揺れ動く、シルヴィアの気持を決断させたのは、庭で抱きしめあうジェームズとサラを目撃して、自分の入る余地はないのだと、シルヴィアの一方的な恋に、成就という文字はないのだと、思い知らされたからだった。
けれども、総督との結婚を決めてもなお、シルヴィアの心は苦しかった。
長年の想いを断ち切るのは、想像以上に辛かった。
シルヴィアは、ふと思い立った。
そう、もうこれで、最後にしよう。
シルヴィアは居間を離れると、サラではない女中に外出の支度を命じた。
そして、馬車を用意させた。
行き先は、ジェームズの屋敷だった。
グラディウス、フォルティスとは違って、小国イーオンのこと、数少ない貴族が広大な領地を持つわけでもなく、ジェームズの屋敷へは、長い距離があるわけでもなかった。
自分の屋敷と、ジェームズの屋敷をつなぐ道を馬車で行けば、道中様々な想いが、シルヴィアの胸に込み上げて来て、時間は一層早く感じた。
ジェームズの屋敷を、訪問するつもりはなかった。
会うつもりもなかった。
ただ、その風景を、最後に心におさめておきたかった。
さすがに、屋敷の前に馬車を止めると目に付くので、なだらかな坂の上にあるジェームズの屋敷の少し手前で、馬車を止めさせた。
柵の向こうには、手入れの行き届いた木立があり、その奥に、風雅な佇まいの屋敷が見えた。
もう二度と、ここへ来ることもないだろうし、ジェームズにも会うことはないだろう。
そう思うと、胸が熱くなった。
ジェームズとサラの幸せを願うのが、淑女であるとは思った。
妬んではならないのだと思った。
でも、やはり、そうは思えなかった。
その時、屋敷をぐるりと取り囲む柵の中に、男が立っていることに気付いた。
男も、馬車に気付いた様子で、馬車の方をじっと見つめている。
シルヴィアは、その男に見覚えがあった。
おととい、シルヴィアが、サラを連れて、ジェームズの屋敷に行った時、シルヴィアを窘めた使用人だった。
シルヴィアは、見つかったと思って、出して、と慌ててすぐ御者に告げたものの、御者台から降りていた御者は、すぐに馬車を出すことができなかった。
そうこうするうちに、ハリーが、馬車に近づいてきた。
政情が不安定な時期だけに、警戒したのかもしれなかった。
ハリーは、御者と二言三言、言葉を交わすと、馬車の小窓から、シルヴィアの姿を認めた。
シルヴィアは、そのまま、立ち去ったものかどうか迷ったものの、結局、ドアを開けて、待って、と御者に命じ、自ら、馬車を降りた。
「何か、伯爵に用事でも?」
「いえ、いいの。ジェームズに用はないわ。用事で・・・、近くを通っただけよ。ジェームズには、私がここへ来ていたことを、黙っていて。心配するといけないから」
自分でも、言い訳じみているとは思ったものの、ハリーは別段気にしている様子はなかった。
おとといの件があったものの、ハリーにシルヴィアに対しての嫌悪は、なかった。
シルヴィアは、ハリーに何と言おうか迷った。
何も、話さずに、このまま立ち去っても良かった。
でも、去っていく者として、気持ちをきれいにしておきたかった。
「おとといは・・・、ごめんなさい。私、失礼なことを言ったわ。サラにも、ジェームズにも、あなたにも」
ハリーは、この気の強そうな貴族の娘に、謝られるなどとは、考えてもおらず、心底驚いた。
「いやあ、別に気にしちゃいない」
ハリーのその優しい眼を見て、この使用人は、きっといい使用人に違いないと、シルヴィアも微笑むことができた。
「そう言ってもらえると・・・、今日ここへ来て良かったわ。私ね、十八歳の誕生日が来たら、ミグノフ総督と、婚約することになったの。だから、もうここへは来ないわ」
「ミグノフ総督と?」
ハリーは、心底驚いた。
相手が、グラディウスの総督だと言うこともだし、ミグノフ総督と言えば、五十歳は越えているはずだった。
「総督のことが好きなのか?」
シルヴィアの顔が、一瞬歪んだ。
そして、その問いには答えなかった。
シルヴィアは、すぐに微笑みを取り戻すと、
「あなた、名前は、何ていうの?」
そう尋ねた。
「ハリーだ」
「ハリー、どうか、これからもジェームズを助けてあげて。あなたの主人に、忠実でいて。あの人は・・・、いい人よ。この国は、これからもいろいろ、大変なことがたくさんあると思うの。だから、あの人を支えてあげて。お願いね」
そう言うと、シルヴィアはふっきれた様子で、御者に、出して、と告げ、ハリーの答えを待たずに、馬車へ乗り込んだ。
「さようなら、ハリー」
シルヴィアは、振り返ると、その魅惑的で美しい瞳に、微笑みを浮かべて、別れの言葉を述べ、ドアを閉めた。
馬車が走りだした後、しばらく、ハリーは動けなかった。
何故、今まで気付かなかったのだろう。
俺は・・・、知ってる。
あの瞳を。
嘘だ・・・、そんなこと、あるはずがない。
だけど、あれは、あのシルヴィアの碧い・・・、煌めくように碧いサファイアの瞳は、ナターリアだ!
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