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14.All I need is you
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夜半、レティシアは、そうっと、部屋の窓を開けた。
ふくろうの泣く声が、どこからか聞こえた。
灯りをそっとかざし、左右を見回して、 大丈夫、誰もいない。
そう確認すると、レティシアは、先に鞄を外へ出して、部屋の窓から滑り出た。
スカートが、窓枠に引っ掛かりそうになって、少し慌てた。
与えられた部屋が、一階で本当によかった。
二階だと、飛び降りるわけにもいかないし。
そう思いながら、地面に足を付いて、ほうっと、息を吐きだした。
そして、できるだけ静かに歩き始めた。
今朝から、突然、仕事を手伝い始めたレティシアは、驚かれたり、少々迷惑がられたりしたが、リックと距離をおくためには、仕事が忙しいと言い訳するより他なかった。
レティシアは、ウッドフィールドへ着いたら、屋敷を離れるつもりでいた。
だから、リックとは、もう一緒に過ごしたくなかった。
別れを決めているのに、会えば、辛くなるだけだった。
けれども、レティシアの心中など知るはずもないリックは、レティシアと一緒に過ごそうと、何かと近寄って来る。
そして、しばらく忘れられないような、濃厚な口づけまでしていった。
本当に、困った人。
レティシアは、ふふっと、笑った。
いつだったか、アンジェラがレティシアに言ったことがある。
自分が、お兄様と幸せになりたいとは思わない、と。
いつか、優しい素敵な人を見つけて、幸せになってほしい、と。
今、レティシアも、同じ気持ちだった。
リックと距離を置くために、皿洗いを手伝ったのだが、わずかな休憩の時間には、若い皿洗いの女中たちから、情報を仕入れることができた。
屋敷には、夜番の者がいるということ。
一番近い街まで、歩いて二時間はかかるということ。
けれども、一本道だから、迷うことはないということ。
その街に着きさえすれば、他の街へ向かう駅馬車がいくつかあって、早朝の便があるということ。
それらは、今夜、屋敷をひそかに抜け出そうとするレティシアにとって、とても役立つ情報だった。
手持ちのお金で、どこまで行けるのか自信はなかったが、ともかくあまり先のことは考えないようにした。
改めて、男たちと女たちの使用人部屋が、離れていてよかったと思った。
リックは、勘がいい。
気付かれれば、万事休すだ。
レティシアの部屋の灯りが、遅くまで灯っていたら、それだけで何か感づかれてしまう可能性があった。
その点、これだけ部屋の場所が違うと、気付かれようもない。
みんなには、これまでの感謝と、突然いなくなる謝罪を、丁寧に手紙に書いて、部屋に残した。
けれども、リックには・・・、何も書けなかった。
ただ、ごめんなさい、それだけを書いた。
レティシアは、小さな灯りひとつと、鞄を手に、静かに歩いた。
「こんな夜更けに、大きな荷物を持って、旅行にでも行くのか?だったら、俺が乗せて行ってやる」
聞き覚えのある声が、聞こえた。
レティシアは、天を仰いで、大きな息をついた。
「何処へ行く?」
レティシアの持つ灯りの前に立ったリックは、怖い顔をしていた。
「どうして・・・」
「皿洗い場で、お前が女中たちと、妙に仲良く話しているのをみかけたんだ。だから、女中を捕まえて聞いてみた。お前と、何を話していたのかって。街までの行き方と、街から出る駅馬車のことを、熱心に聞いてた、ってさ」
「本当に、勘のいい人・・・」
レティシアは、小さく微笑んだ。
「訳を話せよ」
「リック、お願いがあります」
「何だ」
「このまま何も聞かないで、私を、行かせてくれませんか?」
「答えは、ノーだ」
レティシアは、俯いた。
「話したくないの」
話しても、分かってもらえるとは思わなかった。
だから、黙って行こうとしたのに。
「レティシア」
リックは、レティシアの頬に手を寄せて、顔を上げさせた。
「話せよ」
有無を言わせなかった。
「あなたは・・・、ミラージュが怖くないのですか?」
「何?」
「タリスで、ダニエルがやって来たということは、ミラージュは、きっと私の行方を知っています。いつまた、先日のように突然やって来て、恐ろしい仕事をさせようとするのか分かりません。私と関わっていれば、あなたも無傷ではいられませんわ」
「ミラージュは、困る。でも、お前と別れるのは、もっと困る。これ以上の説明がいるか?」
「あなたって・・・」
レティシアは、そう言われると、答えようがなかった。
「それでも、私は、やっぱりあなたと一緒にブリストンには行けません。一緒に行ってはいけないの。私、あなたに嘘をついています」
「嘘?」
「タリスで、ダニエルは、私を突き落とそうとしたはずみで、川へ落ちて亡くなったって、言いました。でも、本当は違います。私が・・・、突き落としました。ミラージュにいた頃の話ではありませんわ。ほんの数日前の話です」
「奴が、お前を先に殺そうとしたんだろう?正当防衛だ」
「リック、とてもじゃないけど、私は、そう思えません。人を殺しておいて、あれは仕方のないことでしたなんて、とても思えません。そんな私が、素知らぬ顔をして、ブリストンに行けると思って?」
リックは、黙っていた。
「私は、人殺しです。私は、ブリストンには行けない。行ってはいけないのです。ラッセルで、あなたの・・・、ブリストンの素敵な家族の話を、聞きました。リック、あなたは、早く、家族の待つ場所へ帰らなくては」
レティシアは、潤んだ瞳のまま、微笑んだ。
「レイクビューで、初めてあなたに抱かれた夜に、決めました。ウッドフィールドまでは、恋をしようって。一度だけでいいから、ちゃんと恋がしてみたい、って」
耐えきれずに、レティシアの瞳から、涙がこぼれ落ちた。
「望みは・・・、叶いました。本当に、楽しかった。もう十分」
レティシアは、リックから眼を逸らしながら笑って、涙をぬぐった。
そして、思い出したように、ポケットの中から、子猫のバッジを取り出し、
「これ、お返しします。もう・・・、必要ありませんから」
と、リックの手の平に乗せた。
それは、ラッセルで、二人で食事をした夜、リックが露天商から、買ったものだった。
「どうかもっとちゃんとした人を見つけて、ブリストンで幸せになって。嘘じゃない。本当に、心から、そう思っています。その方が・・・、お互いのためですわ」
レティシアは、顔を伏せたまま、絞り出すような声で言った。
しばらく、リックは、そのレティシアの姿を黙って見つめていたが、
「俺が気にいらないのは」
と、顎を持ち上げて、瞳を見据えた。
「全部、自分の頭の中で考えて、結論を出してしまうことだ」
リックの声は、冷静だった。
「お前は、俺が何も考えていないとでも、思っているのか。俺は馬鹿じゃない。お前の過去なんて、最初から全部わかっていたことだ」
それは、リックの言う通りだった。
「俺は、お前が人殺しだとは思わない。そんな奴は、俺でも殺ってる」
「でも・・・」
「レティシア、そろそろ分かれよ。これは、俺たちの問題だろう?お前ひとりで決めることじゃない。俺のためを思って、ブリストンへ行けないっていうのは、お前の独りよがりだ」
リックの瞳に、もう憤りはなかった。
「ひとりであれこれ考えるのは、止めろよ」
「リック・・・」
「もう、別れられるはずがないだろう、違うのか?」
レティシアは、答えられなかった。
涙の滴が、スカートにぽたぽたと落ちた。
「ブリストンへ来ると言え。そうする、と言え」
リックは、心を見透かすような眼で、レティシアの瞳を見つめる。
そして、抱き寄せて、答えを急かせるように、身体を揺すった。
はい、とは答えられなかった。
けれども、リックの言う通り、もう別れることなど出来なかった。
愛されてもいいのだろうか。
幸せになってもいいのだろうか。
そう迷いながら、レティシアは、リックの首に腕を回した。
抱きしめたレティシアのダークブロンドの髪に、リックは、そっと口づけた。
リックは、自分の首に絡められたレティシアの腕をほどき、小気味良さそうに笑うと、
「あの女の顔に、泥を塗りたくってやる」
そう言って、レティシアの手を引き、自分の部屋へ向かった。
ふくろうの泣く声が、どこからか聞こえた。
灯りをそっとかざし、左右を見回して、 大丈夫、誰もいない。
そう確認すると、レティシアは、先に鞄を外へ出して、部屋の窓から滑り出た。
スカートが、窓枠に引っ掛かりそうになって、少し慌てた。
与えられた部屋が、一階で本当によかった。
二階だと、飛び降りるわけにもいかないし。
そう思いながら、地面に足を付いて、ほうっと、息を吐きだした。
そして、できるだけ静かに歩き始めた。
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レティシアは、ウッドフィールドへ着いたら、屋敷を離れるつもりでいた。
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そして、しばらく忘れられないような、濃厚な口づけまでしていった。
本当に、困った人。
レティシアは、ふふっと、笑った。
いつだったか、アンジェラがレティシアに言ったことがある。
自分が、お兄様と幸せになりたいとは思わない、と。
いつか、優しい素敵な人を見つけて、幸せになってほしい、と。
今、レティシアも、同じ気持ちだった。
リックと距離を置くために、皿洗いを手伝ったのだが、わずかな休憩の時間には、若い皿洗いの女中たちから、情報を仕入れることができた。
屋敷には、夜番の者がいるということ。
一番近い街まで、歩いて二時間はかかるということ。
けれども、一本道だから、迷うことはないということ。
その街に着きさえすれば、他の街へ向かう駅馬車がいくつかあって、早朝の便があるということ。
それらは、今夜、屋敷をひそかに抜け出そうとするレティシアにとって、とても役立つ情報だった。
手持ちのお金で、どこまで行けるのか自信はなかったが、ともかくあまり先のことは考えないようにした。
改めて、男たちと女たちの使用人部屋が、離れていてよかったと思った。
リックは、勘がいい。
気付かれれば、万事休すだ。
レティシアの部屋の灯りが、遅くまで灯っていたら、それだけで何か感づかれてしまう可能性があった。
その点、これだけ部屋の場所が違うと、気付かれようもない。
みんなには、これまでの感謝と、突然いなくなる謝罪を、丁寧に手紙に書いて、部屋に残した。
けれども、リックには・・・、何も書けなかった。
ただ、ごめんなさい、それだけを書いた。
レティシアは、小さな灯りひとつと、鞄を手に、静かに歩いた。
「こんな夜更けに、大きな荷物を持って、旅行にでも行くのか?だったら、俺が乗せて行ってやる」
聞き覚えのある声が、聞こえた。
レティシアは、天を仰いで、大きな息をついた。
「何処へ行く?」
レティシアの持つ灯りの前に立ったリックは、怖い顔をしていた。
「どうして・・・」
「皿洗い場で、お前が女中たちと、妙に仲良く話しているのをみかけたんだ。だから、女中を捕まえて聞いてみた。お前と、何を話していたのかって。街までの行き方と、街から出る駅馬車のことを、熱心に聞いてた、ってさ」
「本当に、勘のいい人・・・」
レティシアは、小さく微笑んだ。
「訳を話せよ」
「リック、お願いがあります」
「何だ」
「このまま何も聞かないで、私を、行かせてくれませんか?」
「答えは、ノーだ」
レティシアは、俯いた。
「話したくないの」
話しても、分かってもらえるとは思わなかった。
だから、黙って行こうとしたのに。
「レティシア」
リックは、レティシアの頬に手を寄せて、顔を上げさせた。
「話せよ」
有無を言わせなかった。
「あなたは・・・、ミラージュが怖くないのですか?」
「何?」
「タリスで、ダニエルがやって来たということは、ミラージュは、きっと私の行方を知っています。いつまた、先日のように突然やって来て、恐ろしい仕事をさせようとするのか分かりません。私と関わっていれば、あなたも無傷ではいられませんわ」
「ミラージュは、困る。でも、お前と別れるのは、もっと困る。これ以上の説明がいるか?」
「あなたって・・・」
レティシアは、そう言われると、答えようがなかった。
「それでも、私は、やっぱりあなたと一緒にブリストンには行けません。一緒に行ってはいけないの。私、あなたに嘘をついています」
「嘘?」
「タリスで、ダニエルは、私を突き落とそうとしたはずみで、川へ落ちて亡くなったって、言いました。でも、本当は違います。私が・・・、突き落としました。ミラージュにいた頃の話ではありませんわ。ほんの数日前の話です」
「奴が、お前を先に殺そうとしたんだろう?正当防衛だ」
「リック、とてもじゃないけど、私は、そう思えません。人を殺しておいて、あれは仕方のないことでしたなんて、とても思えません。そんな私が、素知らぬ顔をして、ブリストンに行けると思って?」
リックは、黙っていた。
「私は、人殺しです。私は、ブリストンには行けない。行ってはいけないのです。ラッセルで、あなたの・・・、ブリストンの素敵な家族の話を、聞きました。リック、あなたは、早く、家族の待つ場所へ帰らなくては」
レティシアは、潤んだ瞳のまま、微笑んだ。
「レイクビューで、初めてあなたに抱かれた夜に、決めました。ウッドフィールドまでは、恋をしようって。一度だけでいいから、ちゃんと恋がしてみたい、って」
耐えきれずに、レティシアの瞳から、涙がこぼれ落ちた。
「望みは・・・、叶いました。本当に、楽しかった。もう十分」
レティシアは、リックから眼を逸らしながら笑って、涙をぬぐった。
そして、思い出したように、ポケットの中から、子猫のバッジを取り出し、
「これ、お返しします。もう・・・、必要ありませんから」
と、リックの手の平に乗せた。
それは、ラッセルで、二人で食事をした夜、リックが露天商から、買ったものだった。
「どうかもっとちゃんとした人を見つけて、ブリストンで幸せになって。嘘じゃない。本当に、心から、そう思っています。その方が・・・、お互いのためですわ」
レティシアは、顔を伏せたまま、絞り出すような声で言った。
しばらく、リックは、そのレティシアの姿を黙って見つめていたが、
「俺が気にいらないのは」
と、顎を持ち上げて、瞳を見据えた。
「全部、自分の頭の中で考えて、結論を出してしまうことだ」
リックの声は、冷静だった。
「お前は、俺が何も考えていないとでも、思っているのか。俺は馬鹿じゃない。お前の過去なんて、最初から全部わかっていたことだ」
それは、リックの言う通りだった。
「俺は、お前が人殺しだとは思わない。そんな奴は、俺でも殺ってる」
「でも・・・」
「レティシア、そろそろ分かれよ。これは、俺たちの問題だろう?お前ひとりで決めることじゃない。俺のためを思って、ブリストンへ行けないっていうのは、お前の独りよがりだ」
リックの瞳に、もう憤りはなかった。
「ひとりであれこれ考えるのは、止めろよ」
「リック・・・」
「もう、別れられるはずがないだろう、違うのか?」
レティシアは、答えられなかった。
涙の滴が、スカートにぽたぽたと落ちた。
「ブリストンへ来ると言え。そうする、と言え」
リックは、心を見透かすような眼で、レティシアの瞳を見つめる。
そして、抱き寄せて、答えを急かせるように、身体を揺すった。
はい、とは答えられなかった。
けれども、リックの言う通り、もう別れることなど出来なかった。
愛されてもいいのだろうか。
幸せになってもいいのだろうか。
そう迷いながら、レティシアは、リックの首に腕を回した。
抱きしめたレティシアのダークブロンドの髪に、リックは、そっと口づけた。
リックは、自分の首に絡められたレティシアの腕をほどき、小気味良さそうに笑うと、
「あの女の顔に、泥を塗りたくってやる」
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