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2.tenderness
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不実を続ける婚約者と、それでも結婚しなければならないという現実に、ひとり悶え苦しむ最中、アールーズのハットン家から、チェストルの領主との縁談を勧める手紙が、グラハム家へ舞い込んだ。
その手紙に眼を通して、父は、アールーズのお節介者め、チェストルの田舎貴族が、ぬけぬけ図々しいと怒り、礼儀を知らぬ田舎貴族の戯言と、兄は嘲笑った。
父も兄も、最初から、辺鄙な田舎チェストルの領主など相手にしていなかった。
父と兄は、朝食の席で、突然、舞い込んだ縁談を、身の程知らず、と、断りの手紙を遣る手間が増えた、と、不満を述べた。
けれども、その話を耳にして、コーディリアは、思った。
この縁談を受け入れるしか、わたくしには、方法がないと。
グラハム家から、婚約者から逃れるには、この縁談にすがるしかないのだと。
「父も母も兄も・・・、親族の誰もが、反対しました。そんな遠方へ嫁ぐなど、止めた方がいい、都会で生まれ育った娘には、無理だ、第一、ヴィクターと婚約中なのに、と」
本当は、みんな、もっと酷い言葉で、チェストルを蔑んだのだったが、流石にそれは言葉に出来なかった。
「どうしても行くというのなら、一切援助はしない、お前はもうグラハム家の人間ではない、と、父はわたくしに告げました。ですが、わたくしは、どんな反対も受け入れませんでした。今の悪夢から逃れたいと、必死でした。十年という長い婚約期間を経ても、わたくしは、ヴィクターを何も理解していませんでした。それだったら、一度も会ったことのない方だって、同じではないのかと、むしろ、何の期待も持たずに嫁ぐ方が、何があっても、諦めがつくのではないかと思いました。だから、わたくしは、ここへ来ました。婚約破棄を申し入れ、婚礼衣装だけを急いで作らせて、全てを振りきって、逃げるように、ここへやって来ました。こちらの・・・、あなたのご迷惑など、一切考えずに」
アクアマリンの瞳に宿る深い哀しみには、オーランドへの申し訳なさが滲んだ。
「わたくしの身勝手で、あなたには・・・、いえ、こちらのみなさまに、本当にご迷惑をおかけしてしまいました。わたくし、明日、ウォルトンへ帰ります。両親に受け入れてもらえるかどうかはわかりませんが、わたくしのこれまでの身勝手を、心から謝罪したいと思います。こちらへのお詫びは、ウォルトンへ帰ってから、また改めて・・・」
コーディリアは、そう言って、オーランドに深く頭を下げた。
しばらくそのコーディリアの姿を、じっと見つめていたオーランドだったが、
「突然、そんな打ち明け話するのは、サディアスあたりが、君に何かを言ったのだろうが・・・」
と、口を開いた。
「俺は、何も気にしていない。迷惑だとも思っていない。結婚相手を探していたのは事実だが、別に急いでいない。周りはあれこれ煩いが、俺自身は気長に考えている。だから、君は俺に申し訳ないとか、悪かったとか、思わなくていい」
「そうおっしゃっていただけると、わたくしも少しは気持ちが・・・」
「コーディリア」
コーディリアの言葉を遮って、オーランドは真剣な眼差しを向けた。
「辛かっただろう」
はっ、と、コーディリアはオーランドの顔を見上げた。
「ひとりで、ずっと辛かっただろう」
「わたくし・・・」
後は、言葉にならず、唇が震えた。
本当は、誰かに・・・、ずっとそう言ってほしかった。
ただ、労わってほしかった。
そうしたら、少しは苦しみが、和らいだのかもしれないのに・・・。
涙腺が緩みかけて、いけない、と、気持ちを鎮めるコーディリアに、
「しばらく、ここでゆっくり過ごしてみては?」
と、オーランドが提案をした。
「チェストルへ、静養に来たと思えばいい。君の父上には、俺から手紙を書いておこう。しばらくの間、ご令嬢をこちらでお預かりします、と。色々と心労があるようなので、田舎で休養をしていますと、手紙を出しておく。君は、休暇だと思って、過ごしたらいい。チェストルは何もない田舎だが、のんびりするのには最適だ。何なら、親戚の家に遊びに来たと思えばいい」
「これ以上、ご迷惑をおかけする訳には・・・」
「迷惑だと思ったら、こんな提案はしない。それと、前からひとつ、気になっていることがあるんだが」
「何でしょう?」
「君はもう少し、自分を優先させた方がいい。気遣いができるのは、悪いことじゃない。だけど、自分を抑えすぎるのは、疲れるだろう?」
コーディリアは、驚いた。
これまで、一度も、誰にもそんなことを言われたことがなかった。
淑女とは、慎ましく、控えめに、男性に従順に生きることだと、教わって来たのだから。
「ここでは、君は自由だ。自分のしたいことを、何でもしたらいい。そうだな・・・、俺は、君が、崖から滝壺に飛び込みたい、なんていうことを言い出さない限り、口出ししたり、止めたりしない。もちろん、何でも相談には乗るけれど」
笑ってそう語るオーランドの瞳は、暖かかった。
君は自由だ。
自由・・・?
それが、一体どういうことなのか、何なのか、まだコーディリアにはわからなかったが、オーランドのその言葉は、コーディリアの心に、何か明るい光をもたらした。
「さあ、行こうか」
オーランドは、笑顔でそう言うと、コーディリアに、左手を差し出した。
オーランドの明るいリーフグリーンの眼差しは、これまで出会ったどんな眼差しよりも、優しく、頼もしく映った。
オーランドは、しばらくチェストルでのんびりしたらいいと言ったものの、コーディリアが気にかかるのは、サディアスだった。
昨日、ウォルトンへ帰れと、きつく言われたばかりだった。
一体どんな顔をして、サディアスに会ったら、いいのかしら・・・。
夕食は、ダイニングへ降りて来たものの、コーディリアはどう振る舞えばいいのか分からず、先に席についていた三兄弟にお辞儀をして、伏し目がちに、席についた。
「サディアスから君に、言いたいことがあるらしい」
コーディリアが席に着くと同時に、オーランドが口を開いた。
コーディリアが顔を上げると、サディアスはきまりの悪そうな表情をしていて、
「その・・・、昨日は、悪かった。君に、とても酷いことを言った。心から、君に謝るよ」
謝罪の言葉を述べた。
サディアスのあまりの変わり様に、戸惑ったのはコーディリアの方で、思わず、オーランドに視線を向けた。
「ふたりに、今朝の君の話をした。君に断らなかったのは悪かったが、話した方が、君がここで暮らしやすくなると思ったから」
「本当に、ごめん」
サディアスは、後悔でいっぱいだった。
オーランドから、コーディリアがチェストルへやってきた経緯を聞かされて、深く傷ついている娘に、勝手な思い込みで、なんて酷いことを言ったのだろうと、昨日の自分の言動を、悔いた。
自己嫌悪に陥るサディアスに、謝ればいいのでは、と。
素直に謝れば、コーディリアは許してくれると思う、と、オーランドは助言したのだった。
「君が・・・、チェストルで、楽しく暮らせるように、協力するよ。約束する」
「俺は、最初からコーディリアの味方だからね」
サディアスの言葉に、横からキースも便乗した。
コーディリアは、無言だった。
だから、サディアスは、謝罪の言葉を繰り返した。
コーディリアの許しを得るまで、何度でも謝るつもりで、何でもするつもりだった。
「君には、本当に、酷いことを言ったと思う。本当に、済まなかっ・・・、あ、ああ・・・」
「あーあ、泣いちゃった・・・」
三兄弟は、思わず、顔を見合わせた。
どうしよう・・・。
かつてない状況に、男たちは、動揺した。
「何か・・・、すぐ飲み物を持ってこさせよう」
「いや、それよりアニーを呼んだ方がいいんじゃないか」
「お、俺、何か歌でも歌った方がいいかな、兄上」
三兄弟は、どうしたものかと、おろおろするばかりだった。
こんなに泣いたりして、わたくし、まるで小さな子どもみたい。
泣いているわたくしを見て、みんな、そんなに困らないで。
そんなに慌てないで。
みんなの優しさに、涙が止まらなくなってしまうから。
だけど・・・、やっぱり、今夜はもう少し、みんなの優しさに甘えさせてほしいの。
もう少しだけ、こうやって、甘やかされたいの。
泣くだけ泣いたなら、明日には、きっと笑顔になって、前向きになれると思うから。
ありがとう。
ありがとう、みんな。
その手紙に眼を通して、父は、アールーズのお節介者め、チェストルの田舎貴族が、ぬけぬけ図々しいと怒り、礼儀を知らぬ田舎貴族の戯言と、兄は嘲笑った。
父も兄も、最初から、辺鄙な田舎チェストルの領主など相手にしていなかった。
父と兄は、朝食の席で、突然、舞い込んだ縁談を、身の程知らず、と、断りの手紙を遣る手間が増えた、と、不満を述べた。
けれども、その話を耳にして、コーディリアは、思った。
この縁談を受け入れるしか、わたくしには、方法がないと。
グラハム家から、婚約者から逃れるには、この縁談にすがるしかないのだと。
「父も母も兄も・・・、親族の誰もが、反対しました。そんな遠方へ嫁ぐなど、止めた方がいい、都会で生まれ育った娘には、無理だ、第一、ヴィクターと婚約中なのに、と」
本当は、みんな、もっと酷い言葉で、チェストルを蔑んだのだったが、流石にそれは言葉に出来なかった。
「どうしても行くというのなら、一切援助はしない、お前はもうグラハム家の人間ではない、と、父はわたくしに告げました。ですが、わたくしは、どんな反対も受け入れませんでした。今の悪夢から逃れたいと、必死でした。十年という長い婚約期間を経ても、わたくしは、ヴィクターを何も理解していませんでした。それだったら、一度も会ったことのない方だって、同じではないのかと、むしろ、何の期待も持たずに嫁ぐ方が、何があっても、諦めがつくのではないかと思いました。だから、わたくしは、ここへ来ました。婚約破棄を申し入れ、婚礼衣装だけを急いで作らせて、全てを振りきって、逃げるように、ここへやって来ました。こちらの・・・、あなたのご迷惑など、一切考えずに」
アクアマリンの瞳に宿る深い哀しみには、オーランドへの申し訳なさが滲んだ。
「わたくしの身勝手で、あなたには・・・、いえ、こちらのみなさまに、本当にご迷惑をおかけしてしまいました。わたくし、明日、ウォルトンへ帰ります。両親に受け入れてもらえるかどうかはわかりませんが、わたくしのこれまでの身勝手を、心から謝罪したいと思います。こちらへのお詫びは、ウォルトンへ帰ってから、また改めて・・・」
コーディリアは、そう言って、オーランドに深く頭を下げた。
しばらくそのコーディリアの姿を、じっと見つめていたオーランドだったが、
「突然、そんな打ち明け話するのは、サディアスあたりが、君に何かを言ったのだろうが・・・」
と、口を開いた。
「俺は、何も気にしていない。迷惑だとも思っていない。結婚相手を探していたのは事実だが、別に急いでいない。周りはあれこれ煩いが、俺自身は気長に考えている。だから、君は俺に申し訳ないとか、悪かったとか、思わなくていい」
「そうおっしゃっていただけると、わたくしも少しは気持ちが・・・」
「コーディリア」
コーディリアの言葉を遮って、オーランドは真剣な眼差しを向けた。
「辛かっただろう」
はっ、と、コーディリアはオーランドの顔を見上げた。
「ひとりで、ずっと辛かっただろう」
「わたくし・・・」
後は、言葉にならず、唇が震えた。
本当は、誰かに・・・、ずっとそう言ってほしかった。
ただ、労わってほしかった。
そうしたら、少しは苦しみが、和らいだのかもしれないのに・・・。
涙腺が緩みかけて、いけない、と、気持ちを鎮めるコーディリアに、
「しばらく、ここでゆっくり過ごしてみては?」
と、オーランドが提案をした。
「チェストルへ、静養に来たと思えばいい。君の父上には、俺から手紙を書いておこう。しばらくの間、ご令嬢をこちらでお預かりします、と。色々と心労があるようなので、田舎で休養をしていますと、手紙を出しておく。君は、休暇だと思って、過ごしたらいい。チェストルは何もない田舎だが、のんびりするのには最適だ。何なら、親戚の家に遊びに来たと思えばいい」
「これ以上、ご迷惑をおかけする訳には・・・」
「迷惑だと思ったら、こんな提案はしない。それと、前からひとつ、気になっていることがあるんだが」
「何でしょう?」
「君はもう少し、自分を優先させた方がいい。気遣いができるのは、悪いことじゃない。だけど、自分を抑えすぎるのは、疲れるだろう?」
コーディリアは、驚いた。
これまで、一度も、誰にもそんなことを言われたことがなかった。
淑女とは、慎ましく、控えめに、男性に従順に生きることだと、教わって来たのだから。
「ここでは、君は自由だ。自分のしたいことを、何でもしたらいい。そうだな・・・、俺は、君が、崖から滝壺に飛び込みたい、なんていうことを言い出さない限り、口出ししたり、止めたりしない。もちろん、何でも相談には乗るけれど」
笑ってそう語るオーランドの瞳は、暖かかった。
君は自由だ。
自由・・・?
それが、一体どういうことなのか、何なのか、まだコーディリアにはわからなかったが、オーランドのその言葉は、コーディリアの心に、何か明るい光をもたらした。
「さあ、行こうか」
オーランドは、笑顔でそう言うと、コーディリアに、左手を差し出した。
オーランドの明るいリーフグリーンの眼差しは、これまで出会ったどんな眼差しよりも、優しく、頼もしく映った。
オーランドは、しばらくチェストルでのんびりしたらいいと言ったものの、コーディリアが気にかかるのは、サディアスだった。
昨日、ウォルトンへ帰れと、きつく言われたばかりだった。
一体どんな顔をして、サディアスに会ったら、いいのかしら・・・。
夕食は、ダイニングへ降りて来たものの、コーディリアはどう振る舞えばいいのか分からず、先に席についていた三兄弟にお辞儀をして、伏し目がちに、席についた。
「サディアスから君に、言いたいことがあるらしい」
コーディリアが席に着くと同時に、オーランドが口を開いた。
コーディリアが顔を上げると、サディアスはきまりの悪そうな表情をしていて、
「その・・・、昨日は、悪かった。君に、とても酷いことを言った。心から、君に謝るよ」
謝罪の言葉を述べた。
サディアスのあまりの変わり様に、戸惑ったのはコーディリアの方で、思わず、オーランドに視線を向けた。
「ふたりに、今朝の君の話をした。君に断らなかったのは悪かったが、話した方が、君がここで暮らしやすくなると思ったから」
「本当に、ごめん」
サディアスは、後悔でいっぱいだった。
オーランドから、コーディリアがチェストルへやってきた経緯を聞かされて、深く傷ついている娘に、勝手な思い込みで、なんて酷いことを言ったのだろうと、昨日の自分の言動を、悔いた。
自己嫌悪に陥るサディアスに、謝ればいいのでは、と。
素直に謝れば、コーディリアは許してくれると思う、と、オーランドは助言したのだった。
「君が・・・、チェストルで、楽しく暮らせるように、協力するよ。約束する」
「俺は、最初からコーディリアの味方だからね」
サディアスの言葉に、横からキースも便乗した。
コーディリアは、無言だった。
だから、サディアスは、謝罪の言葉を繰り返した。
コーディリアの許しを得るまで、何度でも謝るつもりで、何でもするつもりだった。
「君には、本当に、酷いことを言ったと思う。本当に、済まなかっ・・・、あ、ああ・・・」
「あーあ、泣いちゃった・・・」
三兄弟は、思わず、顔を見合わせた。
どうしよう・・・。
かつてない状況に、男たちは、動揺した。
「何か・・・、すぐ飲み物を持ってこさせよう」
「いや、それよりアニーを呼んだ方がいいんじゃないか」
「お、俺、何か歌でも歌った方がいいかな、兄上」
三兄弟は、どうしたものかと、おろおろするばかりだった。
こんなに泣いたりして、わたくし、まるで小さな子どもみたい。
泣いているわたくしを見て、みんな、そんなに困らないで。
そんなに慌てないで。
みんなの優しさに、涙が止まらなくなってしまうから。
だけど・・・、やっぱり、今夜はもう少し、みんなの優しさに甘えさせてほしいの。
もう少しだけ、こうやって、甘やかされたいの。
泣くだけ泣いたなら、明日には、きっと笑顔になって、前向きになれると思うから。
ありがとう。
ありがとう、みんな。
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