45 / 67
8.愛しい人へ 前編
3
しおりを挟む
四月、武器密売村の存在が明るみに出て以降、グラディウス・ユースティティア国境で起こる紛争は、次第に、規模が大きく、頻回となり、両国家は歩み寄ることなく、乖離していった。
そして、十月に入ってすぐ、グラディウスのアレクセイ国王が、ユースティティアに対し、宣戦布告した。
十月初旬、グラディウスが、ユースティティアに宣戦布告、そして、国境での戦闘が始まった。
アルカンスィエルの市民は、国境で度々起こる、小さな紛争には慣れてはいたものの、グラディウスの宣戦布告を受け、戦争状態に入ったとあって、流石に街の人々にも、動揺が走った。
一度目の大きな軍事衝突では、ユースティティア軍が国境を守り抜いたものの、余力を残すグラディウス軍は第二、第三の攻撃を仕掛けて来ることが予想され、長期化が懸念された。
そうして、最初の軍事衝突の後、国境からは、多数の負傷兵が、アルカンスィエルへと送り返されて来た。
病院は、国境から次々と運び込まれる負傷兵たちで、直ぐに溢れかえり、人手も、物資も不足するようになった。
そうした事態に、軍人を支援する婦人団体は、次々に協力を申し出た。
ミレーヌの所属する、アルカンスィエル軍人家庭婦人会も同様で、病院での奉仕を志願した。
アルカンスィエル軍人家庭婦人会の婦人たちは、病院に送り込まれてくる負傷兵の看病を、するようになったのだった。
ミレーヌも、アルカンスイエル軍人家庭婦人会の仲間と共に、病院へと赴き、傷を負った兵士たちの看病にあたった。
そこには、戦争の現実が、待ち受けていた。
回復して、家族の待つ家へ帰ることのできる者など少数で、銃剣、あるいは砲弾の標的となって、身体に傷を負い、アルカンスィエルまで、何とか搬送されたものの、手の施しようがなく、そのまま命尽きてしまう者、傷ついた身体の痛みに、一日中うめき声を上げ続ける者、正気を失った者・・・、目を背けたくなるような惨状が、あった。
ほんの四カ月前、ミレーヌが出陣壮行式で見た、軍隊の勇ましさや雄々しさは、見る影もなく、痛みや苦しみに、嘆き、哀しみ、あるいはその声を上げる力さえ残されておらず、力なく死に向かう男たちの姿が、あるばかりだった。
それら多数の負傷兵の世話と言えば、ほとんどが、食事の支度、介助や、吐物や汚物の処理で、当初、ミレーヌを含む若い娘たちは、戸惑い、躊躇った。
特に、見知らぬ男たちの排泄の世話などは、羞恥心でいっぱいになった。
けれども、ミレーヌは、すぐに思い直した。
国のために戦って、傷ついた人に、必要な世話をすることを、恥ずかしがるべきではないと。
この傷を負った人たちが、ヴィクトルだったなら・・・、ヴィクトルだったなら、自分に出来る限りの、精一杯のお世話をして差し上げたい。
そう思い、ミレーヌは、傷ついた兵士たちの看病に、励み続けた。
国境から、多くの負傷兵が、王都アルカンスィエルへ担ぎ込まれると共に、病院の掲示板には、戦死者の名前が、張り出されるようになった。
戦死者の名前の掲示があると伝え聞くと、病院で奉仕活動に従事する夫人たちは、急いで掲示板に向かうのだった。
どうか、夫の、息子の、父の、兄弟の、愛しい人の名前がありませんように。
婦人たちは、祈るような思いで、名前の張り出された掲示板を見つめた。
ミレーヌもそのうちの一人で、掲示板へと駆け付ける時には、どうか、どうか・・・、兄の、ヴィクトルの・・・、大切な人の名前がありませんようにと、緊張と不安で、胃がきりきりと痛んだ。
十二月に入ってすぐの二度目の戦闘の後、アルカンスィエルの病院には、一度目の戦闘を上回る数の負傷兵が、担ぎ込まれた。
それと同時に、病院の掲示板には、戦死者の名前が連なった。
ミレーヌは、ディアンヌ、アリスと共に、食い入る様に、掲示板に上がった名前に目を走らせた。
掲示板の中に、兄ラウル、ヴィクトルの名前が見つからず、ミレーヌは、ほっと胸をなでおろしたが、家族の、愛する人の名前を見つけて、表情を失って座り込んでしまう婦人、涙ぐんだまま、動けなくなってしまう婦人を見るのは、何よりも辛いことだった。
その中には、見知った顔もあったが、ミレーヌは、掛ける言葉を見つけることが出来ずにいた。
その時、掲示板に目を走らせていた傍らのアリスが、嘘よ、と小さく呟いたかと思うと、両手で口元を抑え、その場に倒れ込んだ。
アリスを挟む様にして立っていたミレーヌとディアンヌは、慌ててアリスの身体を支えた。
「アリス、どうしたの、まさか・・・」
ディアンヌの問いかけに、答えることのできないアリスの姿に、ディアンヌとミレーヌは、一気に不安が押し寄せ、再び、掲示板に眼を走らせた。
ふたりの眼に、アリスの婚約者の名前が、くっきりと、焼き付いた。
アルカンスィエル軍人家庭婦人会が、奉仕活動を行う病院の一室で、ミレーヌとディアンヌ、そしてオレリーは、他の婦人たちと入れ替わりで、少し遅めの昼食を取っていた。
二十五歳になるオレリーは、独身で、弟が騎兵の中尉として国境へ派遣されている今は、母親とのふたり暮らしだった。
オレリーは、アルカンスィエル軍人家庭婦人会の活動に参加していても、打ち解けない性格で、ミレーヌたちと親しく話すようなことは、これまであまりなかった。
十二月に、アリスの婚約者の訃報が届いてから、一ヵ月が過ぎ、新たな年を迎えていた。
クリスマスと新年を迎え、本当なら、誰もが心浮き立つ時期も、数多くの負傷兵が王都に送り返され続け、誰もが、これから、一体どうなっていくのだろうという不安を胸に抱き、街に例年のような華やさはなかった。
ミレーヌの自宅でも、クリスマスの賑わいは影を潜め、国境で戦う将兵と、国の安寧に祈りを捧げる時となったが、父親が不在のアランには、できるだけいつもと変わらないクリスマスの賑わいをと、ミレーヌは、クリスマス料理と、クリスマスの贈り物を欠かさなかった。
「来ないわね、アリス」
ミレーヌの肩越しに、雨が落ちる窓の外に視線をむけ、ひっそりとディアンヌが呟いた。
「ええ・・・」
ミレーヌは、そっと目を伏せた。
アリスは、あれ以降、病院に姿を見せることはなかった。
病院に来なくなったアリスを心配して、ミレーヌとディアンヌは、クリスマス前に、クリスマスカードにメッセージを添えて、一度、アリスの自宅を訪れたのだったが、アリスが出て来ることはなかった。
ミレーヌとディアンヌに応対したアリスの母親は、ふたりに、ごめんなさいね、今は誰にも会いたくないそうなの、と、陰った表情で告げた。
「アリス、大丈夫かしら・・・」
アリスを想うと、持参した昼食のパンを千切るミレーヌの指は、滞りがちになった。
「元気になるには、時間がかかるのかもしれないわね」
「もしも、アリスのようなことが、自分に起こったらと思うと・・・」
「それは、みんな一緒よ」
ミレーヌとディアンヌが、そんな会話を交わしつつ、重苦しい昼食の時間を過ごしているところへ、
「アリスの婚約者が亡くなったのは、気の毒なことだけれど、不自由な身体になって帰って来るよりは、よかったのかもしれないわ」
ふたりからは、少し離れたところで、やはり昼食を取っていたオレリーが、口を差しはさんだ。
「どういう意味?」
そう問い返すディアンヌの声には、剣があった 。
「気を悪くしたかしら、ディアンヌ。だったらごめんなさい。だけど、本当のことよ。腕や脚を無くしたり、眼が見えなくなって、戦地から帰ってくる人たちはたくさんいるわ。あなたたちも、ここで、毎日、そういった人たちのお世話をしているはずよ。でも、もしそれが、自分の夫や、兄弟だとしたらどう?夫や兄弟が、働くことのできない、家族を養うことの出来ない身体になって帰って来たら、家族は一体どうすればいいの?生活を送るのに、いつも人の手が必要になって、収入が途絶えるのよ。家族は、悲惨だわ」
ディアンヌは、反論の矛を収めざるを得なかった。
オレリーの言うことは、残酷ではあったけれども、事実でもあった。
心に、身体に、障害を負った夫の、兄弟の世話に労力を費やし、生活は困窮する。
それが、現実だった。
「いいえ、オレリー、私は、そうは思わないわ」
ディアンヌの代わりに、反論したのは、ミレーヌだった。
「腕を無くしていても・・・、足が動かなくても構わない。眼が見えなくても、寝たきりでも、私のことがわからなくても、一生お世話が必要な身体でも、構わない。生きて、帰って来てくれさえすれば、構わないわ」
「ミレーヌ・・・」
いつも控えめで、滅多に意見を主張することのないミレーヌの反論に、ディアンヌは驚きの表情を見せた。
「あなたが、そう言えるのは、世間を知らないからよ」
「いいえ、あなたが愛を知らないからだわ」
ミレーヌは、きっぱりとそう言い切った。
オレリーは、何か言い返そうと口を開きかけたが、口を噤んだ。
地面を叩く雨音は、ずっと続いていた。
そして、十月に入ってすぐ、グラディウスのアレクセイ国王が、ユースティティアに対し、宣戦布告した。
十月初旬、グラディウスが、ユースティティアに宣戦布告、そして、国境での戦闘が始まった。
アルカンスィエルの市民は、国境で度々起こる、小さな紛争には慣れてはいたものの、グラディウスの宣戦布告を受け、戦争状態に入ったとあって、流石に街の人々にも、動揺が走った。
一度目の大きな軍事衝突では、ユースティティア軍が国境を守り抜いたものの、余力を残すグラディウス軍は第二、第三の攻撃を仕掛けて来ることが予想され、長期化が懸念された。
そうして、最初の軍事衝突の後、国境からは、多数の負傷兵が、アルカンスィエルへと送り返されて来た。
病院は、国境から次々と運び込まれる負傷兵たちで、直ぐに溢れかえり、人手も、物資も不足するようになった。
そうした事態に、軍人を支援する婦人団体は、次々に協力を申し出た。
ミレーヌの所属する、アルカンスィエル軍人家庭婦人会も同様で、病院での奉仕を志願した。
アルカンスィエル軍人家庭婦人会の婦人たちは、病院に送り込まれてくる負傷兵の看病を、するようになったのだった。
ミレーヌも、アルカンスイエル軍人家庭婦人会の仲間と共に、病院へと赴き、傷を負った兵士たちの看病にあたった。
そこには、戦争の現実が、待ち受けていた。
回復して、家族の待つ家へ帰ることのできる者など少数で、銃剣、あるいは砲弾の標的となって、身体に傷を負い、アルカンスィエルまで、何とか搬送されたものの、手の施しようがなく、そのまま命尽きてしまう者、傷ついた身体の痛みに、一日中うめき声を上げ続ける者、正気を失った者・・・、目を背けたくなるような惨状が、あった。
ほんの四カ月前、ミレーヌが出陣壮行式で見た、軍隊の勇ましさや雄々しさは、見る影もなく、痛みや苦しみに、嘆き、哀しみ、あるいはその声を上げる力さえ残されておらず、力なく死に向かう男たちの姿が、あるばかりだった。
それら多数の負傷兵の世話と言えば、ほとんどが、食事の支度、介助や、吐物や汚物の処理で、当初、ミレーヌを含む若い娘たちは、戸惑い、躊躇った。
特に、見知らぬ男たちの排泄の世話などは、羞恥心でいっぱいになった。
けれども、ミレーヌは、すぐに思い直した。
国のために戦って、傷ついた人に、必要な世話をすることを、恥ずかしがるべきではないと。
この傷を負った人たちが、ヴィクトルだったなら・・・、ヴィクトルだったなら、自分に出来る限りの、精一杯のお世話をして差し上げたい。
そう思い、ミレーヌは、傷ついた兵士たちの看病に、励み続けた。
国境から、多くの負傷兵が、王都アルカンスィエルへ担ぎ込まれると共に、病院の掲示板には、戦死者の名前が、張り出されるようになった。
戦死者の名前の掲示があると伝え聞くと、病院で奉仕活動に従事する夫人たちは、急いで掲示板に向かうのだった。
どうか、夫の、息子の、父の、兄弟の、愛しい人の名前がありませんように。
婦人たちは、祈るような思いで、名前の張り出された掲示板を見つめた。
ミレーヌもそのうちの一人で、掲示板へと駆け付ける時には、どうか、どうか・・・、兄の、ヴィクトルの・・・、大切な人の名前がありませんようにと、緊張と不安で、胃がきりきりと痛んだ。
十二月に入ってすぐの二度目の戦闘の後、アルカンスィエルの病院には、一度目の戦闘を上回る数の負傷兵が、担ぎ込まれた。
それと同時に、病院の掲示板には、戦死者の名前が連なった。
ミレーヌは、ディアンヌ、アリスと共に、食い入る様に、掲示板に上がった名前に目を走らせた。
掲示板の中に、兄ラウル、ヴィクトルの名前が見つからず、ミレーヌは、ほっと胸をなでおろしたが、家族の、愛する人の名前を見つけて、表情を失って座り込んでしまう婦人、涙ぐんだまま、動けなくなってしまう婦人を見るのは、何よりも辛いことだった。
その中には、見知った顔もあったが、ミレーヌは、掛ける言葉を見つけることが出来ずにいた。
その時、掲示板に目を走らせていた傍らのアリスが、嘘よ、と小さく呟いたかと思うと、両手で口元を抑え、その場に倒れ込んだ。
アリスを挟む様にして立っていたミレーヌとディアンヌは、慌ててアリスの身体を支えた。
「アリス、どうしたの、まさか・・・」
ディアンヌの問いかけに、答えることのできないアリスの姿に、ディアンヌとミレーヌは、一気に不安が押し寄せ、再び、掲示板に眼を走らせた。
ふたりの眼に、アリスの婚約者の名前が、くっきりと、焼き付いた。
アルカンスィエル軍人家庭婦人会が、奉仕活動を行う病院の一室で、ミレーヌとディアンヌ、そしてオレリーは、他の婦人たちと入れ替わりで、少し遅めの昼食を取っていた。
二十五歳になるオレリーは、独身で、弟が騎兵の中尉として国境へ派遣されている今は、母親とのふたり暮らしだった。
オレリーは、アルカンスィエル軍人家庭婦人会の活動に参加していても、打ち解けない性格で、ミレーヌたちと親しく話すようなことは、これまであまりなかった。
十二月に、アリスの婚約者の訃報が届いてから、一ヵ月が過ぎ、新たな年を迎えていた。
クリスマスと新年を迎え、本当なら、誰もが心浮き立つ時期も、数多くの負傷兵が王都に送り返され続け、誰もが、これから、一体どうなっていくのだろうという不安を胸に抱き、街に例年のような華やさはなかった。
ミレーヌの自宅でも、クリスマスの賑わいは影を潜め、国境で戦う将兵と、国の安寧に祈りを捧げる時となったが、父親が不在のアランには、できるだけいつもと変わらないクリスマスの賑わいをと、ミレーヌは、クリスマス料理と、クリスマスの贈り物を欠かさなかった。
「来ないわね、アリス」
ミレーヌの肩越しに、雨が落ちる窓の外に視線をむけ、ひっそりとディアンヌが呟いた。
「ええ・・・」
ミレーヌは、そっと目を伏せた。
アリスは、あれ以降、病院に姿を見せることはなかった。
病院に来なくなったアリスを心配して、ミレーヌとディアンヌは、クリスマス前に、クリスマスカードにメッセージを添えて、一度、アリスの自宅を訪れたのだったが、アリスが出て来ることはなかった。
ミレーヌとディアンヌに応対したアリスの母親は、ふたりに、ごめんなさいね、今は誰にも会いたくないそうなの、と、陰った表情で告げた。
「アリス、大丈夫かしら・・・」
アリスを想うと、持参した昼食のパンを千切るミレーヌの指は、滞りがちになった。
「元気になるには、時間がかかるのかもしれないわね」
「もしも、アリスのようなことが、自分に起こったらと思うと・・・」
「それは、みんな一緒よ」
ミレーヌとディアンヌが、そんな会話を交わしつつ、重苦しい昼食の時間を過ごしているところへ、
「アリスの婚約者が亡くなったのは、気の毒なことだけれど、不自由な身体になって帰って来るよりは、よかったのかもしれないわ」
ふたりからは、少し離れたところで、やはり昼食を取っていたオレリーが、口を差しはさんだ。
「どういう意味?」
そう問い返すディアンヌの声には、剣があった 。
「気を悪くしたかしら、ディアンヌ。だったらごめんなさい。だけど、本当のことよ。腕や脚を無くしたり、眼が見えなくなって、戦地から帰ってくる人たちはたくさんいるわ。あなたたちも、ここで、毎日、そういった人たちのお世話をしているはずよ。でも、もしそれが、自分の夫や、兄弟だとしたらどう?夫や兄弟が、働くことのできない、家族を養うことの出来ない身体になって帰って来たら、家族は一体どうすればいいの?生活を送るのに、いつも人の手が必要になって、収入が途絶えるのよ。家族は、悲惨だわ」
ディアンヌは、反論の矛を収めざるを得なかった。
オレリーの言うことは、残酷ではあったけれども、事実でもあった。
心に、身体に、障害を負った夫の、兄弟の世話に労力を費やし、生活は困窮する。
それが、現実だった。
「いいえ、オレリー、私は、そうは思わないわ」
ディアンヌの代わりに、反論したのは、ミレーヌだった。
「腕を無くしていても・・・、足が動かなくても構わない。眼が見えなくても、寝たきりでも、私のことがわからなくても、一生お世話が必要な身体でも、構わない。生きて、帰って来てくれさえすれば、構わないわ」
「ミレーヌ・・・」
いつも控えめで、滅多に意見を主張することのないミレーヌの反論に、ディアンヌは驚きの表情を見せた。
「あなたが、そう言えるのは、世間を知らないからよ」
「いいえ、あなたが愛を知らないからだわ」
ミレーヌは、きっぱりとそう言い切った。
オレリーは、何か言い返そうと口を開きかけたが、口を噤んだ。
地面を叩く雨音は、ずっと続いていた。
0
お気に入りに追加
9
あなたにおすすめの小説
サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。
小さなことから〜露出〜えみ〜
サイコロ
恋愛
私の露出…
毎日更新していこうと思います
よろしくおねがいします
感想等お待ちしております
取り入れて欲しい内容なども
書いてくださいね
よりみなさんにお近く
考えやすく
ちょっと大人な体験談はこちらです
神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な体験談です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではPixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
極悪家庭教師の溺愛レッスン~悪魔な彼はお隣さん~
恵喜 どうこ
恋愛
「高校合格のお礼をくれない?」
そう言っておねだりしてきたのはお隣の家庭教師のお兄ちゃん。
私よりも10歳上のお兄ちゃんはずっと憧れの人だったんだけど、好きだという告白もないままに男女の関係に発展してしまった私は苦しくて、どうしようもなくて、彼の一挙手一投足にただ振り回されてしまっていた。
葵は私のことを本当はどう思ってるの?
私は葵のことをどう思ってるの?
意地悪なカテキョに翻弄されっぱなし。
こうなったら確かめなくちゃ!
葵の気持ちも、自分の気持ちも!
だけど甘い誘惑が多すぎて――
ちょっぴりスパイスをきかせた大人の男と女子高生のラブストーリーです。
イケメン彼氏は年上消防士!鍛え上げられた体は、夜の体力まで別物!?
すずなり。
恋愛
私が働く食堂にやってくる消防士さんたち。
翔馬「俺、チャーハン。」
宏斗「俺もー。」
航平「俺、から揚げつけてー。」
優弥「俺はスープ付き。」
みんなガタイがよく、男前。
ひなた「はーいっ。ちょっと待ってくださいねーっ。」
慌ただしい昼時を過ぎると、私の仕事は終わる。
終わった後、私は行かなきゃいけないところがある。
ひなた「すみませーん、子供のお迎えにきましたー。」
保育園に迎えに行かなきゃいけない子、『太陽』。
私は子供と一緒に・・・暮らしてる。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
翔馬「おいおい嘘だろ?」
宏斗「子供・・・いたんだ・・。」
航平「いくつん時の子だよ・・・・。」
優弥「マジか・・・。」
消防署で開かれたお祭りに連れて行った太陽。
太陽の存在を知った一人の消防士さんが・・・私に言った。
「俺は太陽がいてもいい。・・・太陽の『パパ』になる。」
「俺はひなたが好きだ。・・・絶対振り向かせるから覚悟しとけよ?」
※お話に出てくる内容は、全て想像の世界です。現実世界とは何ら関係ありません。
※感想やコメントは受け付けることができません。
メンタルが薄氷なもので・・・すみません。
言葉も足りませんが読んでいただけたら幸いです。
楽しんでいただけたら嬉しく思います。
まずはお嫁さんからお願いします。
桜庭かなめ
恋愛
高校3年生の長瀬和真のクラスには、有栖川優奈という女子生徒がいる。優奈は成績優秀で容姿端麗、温厚な性格と誰にでも敬語で話すことから、学年や性別を問わず人気を集めている。和真は優奈とはこの2年間で挨拶や、バイト先のドーナッツ屋で接客する程度の関わりだった。
4月の終わり頃。バイト中に店舗の入口前の掃除をしているとき、和真は老齢の男性のスマホを見つける。その男性は優奈の祖父であり、日本有数の企業グループである有栖川グループの会長・有栖川総一郎だった。
総一郎は自分のスマホを見つけてくれた和真をとても気に入り、孫娘の優奈とクラスメイトであること、優奈も和真も18歳であることから優奈との結婚を申し出る。
いきなりの結婚打診に和真は困惑する。ただ、有栖川家の説得や、優奈が和真の印象が良く「結婚していい」「いつかは両親や祖父母のような好き合える夫婦になりたい」と思っていることを知り、和真は結婚を受け入れる。
デート、学校生活、新居での2人での新婚生活などを経て、和真と優奈の距離が近づいていく。交際なしで結婚した高校生の男女が、好き合える夫婦になるまでの温かくて甘いラブコメディ!
※特別編3が完結しました!(2024.8.29)
※小説家になろうとカクヨムでも公開しています。
※お気に入り登録、感想をお待ちしております。
【完結】辺境伯令嬢は新聞で婚約破棄を知った
五色ひわ
恋愛
辺境伯令嬢としてのんびり領地で暮らしてきたアメリアは、カフェで見せられた新聞で自身の婚約破棄を知った。真実を確かめるため、アメリアは3年ぶりに王都へと旅立った。
※本編34話、番外編『皇太子殿下の苦悩』31+1話、おまけ4話
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる