コットンブーケ

海子

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12.エピローグ

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――三十年後、フォルティスの首都、タリス。


 「スペンサーさん」 
プラットホームの売り子から購入した新聞を手にし、二十分後に発車予定の、ブリストン行き蒸気機関車のデッキに、足をかけたリックは、名前を呼ばれて、後ろを振り返った。
顔見知りの若い駅員ヒューが、笑顔でリックに駆け寄って来た。
「これから、ブリストンへお戻りですか」 
「ああ、ようやく。でもまた、直ぐ来ることになりそうだ」
世界初の蒸気機関車を開発した、エドガー・ホイットマン製造会社だったが、後を継ぐべきブラッドが、肺の病で早くに亡くなり、エドガーは、リックを右腕に、蒸気機関車の改良を重ねた。
エドガーが亡くなるまで、エドガーとリックの師弟関係は続き、エドガー亡き後は、リックがその後を引き継いで、蒸気機関車の製造に携わり続けていた。
「相変わらず、お忙しいですね」 
「どこも鉄道、鉄道だ。みんな、鉄道さえ走れば、便利になって、暮らしが豊かになると思っている。おかげで、引く手あまたなのは有難いが、あまりにも、スピード、スピードと言われると、馬車の時代が懐かしくなる」 
「蒸気機関車を作ったのは、スペンサーさんなのに、皮肉ですね」
「全くだ」 
白煙を上げて街を駆け抜ける、蒸気機関車に夢を抱いて、鉄道会社に就職したヒューは、偶然、首都タリスとブリストンを結ぶ、蒸気機関車をよく利用するリックが、蒸気機関車の開発に携わったと知って、憧れと尊敬を抱いた。
駅を利用するリックを見かけると、蒸気機関車の開発者と話せるのが、光栄で、嬉しくて仕方ないといった様子で、こうして言葉を交わしに来るのだった。



 蒸気機関車が最初に走り始めてから、三十年という歳月が立ち、その技術は飛躍的に躍進していた。 
スピードアップはもちろん、今では乗り心地や快適さが求められ、最初は幌つきだった蒸気機関車も、今では鉄製の立派な屋根ができ、乗客は雨に濡れることも、冬の冷たい風に凍えることもなく、目的地までの時間を、快適に過ごすことが出来るようになっていた。 
客室も、一等客室、二等客室、三等客室に分けられ、広いスペースを取り、快適さを追求した一等客室は、政府の要人や、上流階級の者が利用し、シンプルな個室の二等客室は、仕事で街を行き来する実業家たちに人気で、三等客室は、安い運賃で、とにかく目的地に着けばいいとする者たちが、乗り合わせた。



 「良い旅を」
「またな」
ヒューと、挨拶を交わして、二等客室の車両のデッキに、再び足をかけかけた時、若い、と言うよりは、まだ新米のようにさえ見える駅員が、血相を変えて、大声で、フレミングさん、とヒューの姓を呼びながら、駆けて来た。 
「どうした、なにかあったのか?」
「今、一等客室のお客様同士で、トラブルが・・・」
「トラブル?」
「何かの手違いで、ひとつの客室を、二組のお客様にお売りしてしまったみたいで・・・。どちらも、年配のご夫婦で、大学教授夫妻と、もう一組は、侍女を伴った、外国からいらしたご夫妻です。あ、いえ、言葉は、十分通じるのですが・・・」 
「どちらも席を譲らないと?」 
「その通りです。呼ばれて、すぐ駆け付けたのですが、確かに、大学の教授の、外国のご夫妻に対しての物言いが、少し酷かったんです。そうしたら、外国のご婦人の方が、ひどく立腹されて、わたくしたちは絶対に席を譲りません、譲るのはあなた方の方です、と言い張られて・・・。一体、どうしたものか・・・」 
「車掌は?」
と、リックが口を挟んだ。
乗客同士のトラブルなのだから、駅員ではなく、車掌の職務範囲のはずだった。
「それが・・・、高齢の乗客のご婦人が、気分が悪くなって倒れたとかで、車掌は、そちらの対応をしています」
「満席なのか?」 
無関係だと言えば、無関係なのだが、年配の横柄な客に翻弄される若い駅員たちを、どうにも放ってはおけなかった。
「三等客室なら空席があるんですけれど、あの様子じゃ、どちらのお客様にも、三等客室には、移っていただけないような気がします」 
「とにかく行こう」 
と、リックはデッキに上がるのを諦めて、駅員たちと一緒に、一等客室へと向かった。
懐中時計を確認すると、発車十五分前だった。
定刻通り発車できるかな…。
リックは、ブリストンの自宅で、いつも変わらぬ笑顔で迎えてくれる妻の、ヘーゼルの美しい瞳が、恋しかった。
とはいえ、リックの母校でもある小学校で教鞭を取っていた、一人娘のジョセフィンが、少し前に結婚し、年子で授かった女の子と男の子を連れて、頻繁に居心地のいい実家にやってくるため、夫婦二人の穏やかな暮らしには、程遠かったけれども。
六十歳を控え、少々、白髪交じりになり、顔に年相応の皺があったが、仕事で休みなく、あちこち飛び回って、気が張っているせいか、記憶が衰えるわけでも、足腰に目立った衰えがあるわけなく、若い駅員たちを、率いるような恰好で、リックはプラットホームを進んだ。 
そうして、最後尾にある一等客室に向かっていると、反対側から、大柄なリックとそう背丈の変わらない、ステッキを持った男が、歩いてきた。 
「お騒がせして、申し訳ありません」 
駅員たちとリックがやって来るのを見つけると、リックと同年代に見える、その大柄な男は、直ぐに謝った。 
上等なスーツに身を包んだ、鳶色の瞳を持つその男は、言葉遣いが丁寧で、物腰柔らかく、 もめ事を起こしそうな人物には、見えなかった。
自分は乗客だが、鉄道関係者でもあるので仲裁しようと、リックが申し出て、
「席が、重なってしまったとか?」 
鳶色の瞳の男に、そう尋ねた。
そうなんです、と男が向きを変え、リックと並んで歩き出したそうとした時、男は、バランスを崩して、危うく、転びそうになった。 
咄嗟に、リックが男を支え、男は、何とか、転倒を免れた。
「申し訳ない」
「いや、怪我がなくてよかった。・・・もしかして、足がお悪い?」 
リックは、並んで歩き始めてすぐ、男が左足を引きずっていることに、気づいた。 
「その通りです。戦争で、足をやられてしまって」
「戦争?」 
確かに、ユースティティアとグラディウスの国境付近では、頻繁に軍同士の戦いがあって、その攻防は凄まじかった。 
けれども、民間人を徴兵するような戦争ではなかったし、リックの眼の前の男は、軍人には見えなかったので、男のその返答を、訝しく思った。



 男は、ランドルフ・モーガンだと名乗り、自分たちは、新大陸ラエトゥス南部のアウラで、綿花プランテーションを営んでいたのだが、二十年程前、ラエトゥスで、奴隷解放運動が起こり、人権の観点から、奴隷解放を主張する工業化の進んだ北部と、広大なプランテーションが広がり、その経営には奴隷所持が欠かせない南部が対立し、ラエトゥスを北と南に二分して、五年に及ぶ戦いがあったと話した。
そして、自分もその際、従軍したのだが、銃弾で足をやられてしまったのだと、切断しなくて済んだのが、幸いだったと、話した。
それらは全て、海の向こうの話で、リックには直接関係のない話だったが、もちろん、その経緯は、知識としてあった。
敗れた南部のプランテーション農家は、土地に高い税金をかけられ、また、奴隷の所持が違憲となったせいで、奴隷なしに、その広大な農園を運営することが出来ず、ほとんどの農園主たちが、土地を手放し、それまでの貴族さながらの生活を捨てることになった、という新聞記事を、随分前にリックは眼にしたことがあった。 
だから、詳しく聞かずとも、目の前の脚の不自由な男に、どれほどの苦労があったのか、わかるような気がした。
「色々と・・・、大変だ」
「確かに。生活は、激変しました。ほとんどの農園主たちが土地を失い、没落しました。私も、愛着のある土地を、全て手放しました。でも、私には、素晴らしい妻がいるおかげで、困窮することなく、何不自由ない生活を、送ることができました」 
「ご夫人は、大変な資産家で?」
「もちろん、それもありますが、土地を手放さざるを得なくなってすぐ、行動的な彼女は街で会社を興したのです。化粧品会社を」
「それが、成功したと」 
「そうです。彼女は私の出征中、年老いた私の父母に心を尽くした世話をし、三人の息子を立派に育て、私が帰ってからは、化粧品会社を興し、人並外れた才覚と並々ならぬ努力で、会社を軌道に乗せた。敗戦で、農園を失った失意の父や母を、励まし、慰めた。父母が、惨めな想いをすることなく、穏やかな最期を迎えることは、全て彼女のお蔭です」
「あなたのご夫人は、大変、逞しい人の様だ」
ランドルフはくすっと、笑みを漏らすと、 
「あなたの言いたいことはわかります。女傑だと言いたいのでしょう。確かに、彼女は強い女性です。でも、いつも、私を尊重してくれて、大切にしてくれる。どれほど自分が大変でも、自分の事より私の事を、優先してくれるのです。私の不自由な足を労わり、深い思いやりで接してくれます」
妻への賛辞を惜しまなかった。 
リックは、よっぽど自分の妻にほれ込んでるようだ、新婚でもなかろうにと、苦笑した。
けれども、その後で、直ぐに思い直した。
俺も、人の事は言えないが、と。 
並んで先を急ぎながら、ああ、そうだと、ランドルフは内ポケットから小瓶を取り出し、良かったら、これを、あなたの奥様に、とリックに差し出した。
「これは?」
「自社製品の香水ですが、宣伝用に、こうして、いつも持ち歩いています。創業時、中々、経営が軌道に乗らず、困っていた時、この香りが、我々を助けてくれた。アウラを象徴するこの香りが、敗戦から力強く立ち上がろうとする、土地を愛する女性たちの間で、爆発的な人気を呼んで、一気に、わが社の経営が上向きました。我々の自信作ですよ」 
リックが、小瓶の蓋を開けて、そっと匂いを嗅ぐと、甘い香りが漂った。
「ガーデニアの香りです。アウラを象徴する花です」 
確かに、その甘い香りは、一瞬、引き込まれるような芳しさがあったが、リックには、少々、香りが強すぎるような気がした。
礼を述べて、内ポケットに香水を仕舞い、
「こちらへは、お仕事で?」 
何気なく、そう尋ねたリックだった。 
「ああ、いえ、そうではないのです。妻はもともと、ユースティティアの出身で、グラディウスにも姉がいるのです。子供たちも、大人になり、去年、会社の経営も譲ったので、三十数年ぶりに、帰郷してみようという話になりました。侍女ひとりを伴い、夫婦水入らずで、帰郷の傍ら、周辺の国々の観光も、楽しんでいます」 
と、笑顔で答える、ランドルフだった。
先日、妻の姉に当たるグラディウス王妃の招きによって、グラディウスの王宮へ赴き、三十年以上の歳月を経て、対面を果たした姉妹は、若いころの行き違いを全て水に流し、お互いの身を気遣いあった、ということは、貴族社会には縁のなさそうな、目の前の男には話さなかったが。



 新米の駅員が、そこです、と示す、一等客室のある車両のデッキに、リックが、一番先に足をかけた。
「乗客のあなたにまで、迷惑をかけて申し訳ない」 
「乗り掛かった舟だ」 
再度謝るランドルフに、リックは、そう応じた。
「他の方と客室が重なったと知って、最初は、一等客室は相手方にお譲りして、私と妻と付き添いの侍女は、空いている席か、次の便に変更しようかと、話していたのです。けれども、相手方が、外国人の私たちを、明らかに見下げるような態度で、一等客室は絶対に譲らないと、終いには、私のこの不自由な足を、揶揄するようなことまで言い始めて、妻が、激昂したのです。妻は、そう言った差別に、敏感な性質で・・・」 
「なるほど」
と、答えつつ、リックが、問題の一等客室のドアの前に立った時、中から、大声で言い争う、年配の男と女の声が聞こえて来たが、その女の方の声を耳にして、リックは、何故か、妙な胸騒ぎを覚えた。
「私たちは、絶対に、この客室は譲らんぞ!誰に何と言われても、外国人になんぞ、絶対に譲らん!」 
ノックして、ドアを開けると、興奮で顔を真っ赤にする、頭の禿げあがった、年配の男の喚き散らす姿が、いきなりリックの目に、飛び込んできた。 
その妻女と見られる婦人も、対するランドルフの妻と思しき、背筋の伸びた、背の高い婦人の顔を、苦々しい表情で、見つめていた。
ランドルフの妻は、決して引かなかった。 
「わたくし、この国は、紳士の国と聞いておりました。ずいぶん以前になりますが、わたくしが、この国を馬車で旅した折には、しがない街の御者ですら、紳士的な振る舞いで、応じたものです。ですが、長い年月を経て、この国は、すっかり礼儀を忘れてしまいました。大学教授という、品格を持ち、人にものを教える立場の者ですら、他者への敬意を失くしてしまったのですから。わたくしたちは、絶対にこの客室を移りません。エマ、よろしいから、荷を置きなさい」
そう言って、ランドルフの妻は、年季の入った侍女を促した。
「何を・・・!」 
と、教授が、赤い顔をさらに赤くして、怒鳴りかけた時、
「アンヌ」 
と、待ったをかけるように、ランドルフが、妻に呼びかけた。 
名前を呼ばれて、振り返ったアンヌは、夫と、リック、そして駅員ふたりに、眼をやった。
一瞬、アンヌの瞳が、リックの黒い瞳をじっと、捕らえた。 
けれども、何事もなかったかのように、直ぐに視線を逸らせた。 
一方のリックは、何十年を経ても変わることのない、濃緑のその瞳を眼にし、瞬時に気づいた。
よりにもよって・・・。 
リックは、思わず、目を瞑った。
「アンヌ、私たちを心配して、乗客の方まで一緒に、来てくれたよ」 
「それは、ご苦労様。では、あなた方、この卑しい男を、部屋から一刻も早く、摘まみだしなさい」 
「何だと!」 
互いに、全く譲る気配のない応酬を収めるのは、至難の業の様に思える、駅員ふたりとリックだった。
「・・・いい、俺の客室を譲る」 
リックは、観念した。 
「でもそれでは、あなたが・・・」 
「いい、俺が空いている三等客室へ移る。俺の席は、二等だが・・・、それで、納得してくれないか」 
リックは、気遣うランドルフを遮って、アンヌへと呼びかけた。
「アンヌ、見ず知らずの方が、こうやってわざわざ、申し出てくださっているんだ。お受けしよう」 
「ただ、二等客室に三人は、少し狭い。あんたは、三等客室に移る必要があるが・・・」
リックは、エマへ気の毒そうに、そう告げたが、
「私なら、少しも、構いません。アンヌ様、ランドルフ様やこの方の言われるように致しましょう」
エマは、女主人を、そう取りなした。 
アンヌは、しばらく黙って、思案している様子だったが、
「いいでしょう。今回は、そちらに免じて、容赦することにします」
と述べた。 
容赦と言う言葉が気に入らなかったのか、再び、何を、と怒鳴りかけた教授だったが、すかさず、ヒューが、まあまあと、間に入った。
「本当に、ありがとうございました」 
ランドルフはリックに向かって、感謝の言葉を述べた。
「別に気にしてない。それより、もうすぐ発車時刻だ。機関車が動き出して揺れる前に、客室を移った方がいい」
脚の不自由なランドルフを、気遣うリックだった。
懐中時計で、時刻を確認したランドルフは、ああ、これはいけない、少し急ごう、アンヌ、と妻を促した。
別件を片付けた車掌が、ようやく姿を見せ、後は、車掌と新米駅員に任せ、客室を出ようとしたリックとヒューだったが、リックは、思い出したように振り返り、内ポケットから、香水の小瓶を取り出すと、
「さっき、これを、ご主人に、貰った。妻は・・・、喜ぶだろう。とても、喜ぶと思う」 
アンヌに向かって、そう声をかけた。 
若い頃と、全く変わらない緑色の瞳で、じっと、リックを見つめ返した後、
「わたくしに、礼は不要です」 
アンヌは、不愛想に、そう答えた。 



 「私は、ああいった方たちは苦手です」 
一等客室を出て、プラットホームに降りてすぐ、ヒューは、並んで歩くリックに向かって、そう訴えた。
「お金持ちというのは、自己中心的で我儘で・・・、何だって、ああも傲慢なんでしょうか」 
若いヒューにとっては、大学教授も、アンヌも、気位の高い横柄な乗客にしか、映らなかった。
「確かに、俺たちとは相容れない」 
と、リックは、肩をすくめつつ、
「だけど、俺たちと、向こうの双方に必要なのは、相互理解だ。昔も、今も・・・、それは変わらない」 
そう言って、励ますように、ヒューの肩をぽんと叩いた。

発車一分前を告げる、汽笛が鳴った。

                               <完>

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