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第一部
第四十八話 再びの握手
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神器回収の準備を整えた後、ルイス王子たちをワープでアイリス王国まで送りとどけ、俺たちもリリエンソール公爵領にある封印の地へと移動してきた。
出発前にオニキスにあれこれと言われたが『恋人』という最終目標は一度置いておくと伝え、『友達』を目指し進むことを宣言してきたところだ。
ミシェルに同行してきたのは俺とメテオライトの二人だが、暫くは静観すると言っていたメテオライトは特に何もしてくることもなく、彼女ともいつも通り話をしているようだ。
リリエンソール渓谷近くの遺跡――詳しい場所は機密に係わるという事で不明だが、ワープで連れてこられたこの場所こそ、ゲームでも外伝として登場した神弓シグルドリーヴァが封じられていた場所だ。
この地を治めるリリエンソール公爵であるモンタギュー殿の話によれば、神話の時代より名前だけが伝わっている【ブリュンヒルド】という神器が隠されるように封じられているそうだ。
半倒壊した石造りの建造物は苔が生え、迷路のように入り組んだ通路には所々に風化してしまっているのか、顔も判別できない人型の石像が置かれている。
この遺跡はかつて、この地に人が移り住むよりも昔に何者かが住んでいた形跡のある地で、所々に釜土や長い年月を経て割れてしまった食器など一定水準の文明を持つ生物が複数で生活していた痕跡が見受けられる。
遺跡の中央には神殿だったと思しき尖塔跡があり、現在では塔の上部は風化が進んでしまい大きな穴が開いてしまっている。
この遺跡はゲームでは踏むまでは分からないが陥没する床が複数個所あるので、落ちたりしないよう慎重に進んでいく事となる。
この地に出現する魔物はガーゴイルがメインなのだが、石柱の上に設置されているはずのそれらの大半は地面へと落ちていることから、オニキスたちが神弓を回収しに来た時に退治されたものなのだろう。
遺跡に足を踏み入れて以降、俺たちは片手で足りる程しか戦闘をしていない。
半分ほど進んだところで休憩を取ることになり、俺は一部が崩れてしまっている噴水の淵へと腰掛けた。
携帯食を齧りつつ水分を補給していると、ミシェルが俺の隣に座った。メテオライトは態となのか気をきかせてくれたのか少し離れた場所で明後日の方向を向いている。
「あのさ、このあいだ言われたことなんだけど……俺が悪かった。君の中に『氷の貴公子』ばっかり重ねて『氷の魔女』を見ていなかったんだ。そんな俺の態度が君を傷付けたのなら殴るなり蹴るなり、氷漬けにして崖から突き落とすなりしてくれていい。謝罪させてほしい」
俺は立ち上がり彼女へと頭を下げる。ブリザードでもフィンブルでも受ける覚悟はできている。
しかし思っていたような衝撃はなく、くすくすと笑う声が聞こえた。
恐る恐る顔を上げるとミシェルは口元に手を当てて笑っている。もしかして俺、何か変なことしちゃった?
「ふふっ、ごめんなさいね。まさかそこまで思い詰めさせてしまっていたなんて思ってもみませんでしたの。あの時は私も言い過ぎましたもの、こちらからも謝罪いたします」
俺は嫌われてなかった……のか?
ミシェルも立ち上がり頭を下げてくる。俺は慌てて顔を上げさせるとお互いに笑みが漏れた。
「あの、さ……色々と考えてみたんだけど、友達からってのはダメかな?」
「友達……まぁ、それくらいなら宜しくてよ。私もエリアスのことを勝手に男避けなんかに使いましたし」
「う、うん。やっぱり色んな事を話してお互いのことをよく知らないとだし、改めてよろしくお願いします」
俺は手を差し出してミシェルに握手を求めた。初めて会ったときとは逆になるが、俺が望んで彼女と本当に親しくなりたいからだ。
彼女の華奢な手を握りしめ、改めて俺たちは『友達』となった。
「あの時とは逆ね。私ね、あの時は『エリアスとは適当に仲良くしておけばいいや』って思っておりましたの。原作と違って私は女ですし、貴方は男ですから」
「俺もあの時は君の中に『氷の貴公子』を見ていた。おかしいよな。この世界のミシェルは女の子なのに」
「ええ、本当に。なんで何時までたってもメレディスとイチャ付かないのよコイツとか思っていたわ」
「お互いに原作の俺たちを見ていたんだね」
「そうね」
日が沈む前に遺跡から出たいので休憩を終えた俺たちは歩きながら話を続けた。
幾つか質問を繰り返した結果、共通の話題がレギンレイヴシリーズしかなかったのには互いに変な笑みが出た。
「ミシェルはオニキスが好きなんだよね?」
「ええ、そう……だったのですけど」
「だった?」
「私の前世では兄が二人おりましたの。その下の方の兄を思い出す言動が幾つかあって、私の好きだったオニキス様は原作のオニキス様だったのだと思い知らされましたの」
「お兄さん……」
そういえばオニキスの前世はミシェルの前世と兄妹疑惑があったな。
三人兄妹だったとは知らなかったが、彼女がこう言うって事は何か決定的な部分があったのだろう。
「オニキス様に連れられてシスル王国に向かった際にね、余りに寒い寒いと言う私を気遣って上着を貸して下さったのだけど……」
「けど?」
「私が前世で女子校生と呼ばれていた頃に薄着で出かけたときと同じ事を言われたわ」
「その年頃の時は俺の前世も無駄に足とか出してたわ。ズボン履けば? とか言われたのか?」
「そう。あと腹巻きとか毛糸のパンツとか」
「それは千年の恋も醒めるな」
「えぇ、本当に。オニキス様のお顔を見ているのに兄の顔が浮かぶもの」
先日もオニキスからシスル王国に居た際にミシェルが寒いと連呼していた件について聞いてはいたが、たしかに彼女の服装は冬になると雪に包まれるシスル王国では冬前だったとしても冷えるだろう。
肌の露出は少ないとはいえアコーディオンプリーツの白いロングスカートの素材は薄手だし、トップスもビスチェにボレロといった軽装だ。マントもあまり厚手ではなく、緩やかに作られたドレープが美しいのであまり実用的には見えない。
おそらくミシェルは裾がふわっと広がるシルエットの衣服が好みなのだろう。俺も魔導士といえば風になびくマントやローブが浮かぶ。
「お兄さんとは仲が良かったのか?」
「レギンレイヴシリーズを知った切っ掛けが兄だったわ」
出発前にオニキスにあれこれと言われたが『恋人』という最終目標は一度置いておくと伝え、『友達』を目指し進むことを宣言してきたところだ。
ミシェルに同行してきたのは俺とメテオライトの二人だが、暫くは静観すると言っていたメテオライトは特に何もしてくることもなく、彼女ともいつも通り話をしているようだ。
リリエンソール渓谷近くの遺跡――詳しい場所は機密に係わるという事で不明だが、ワープで連れてこられたこの場所こそ、ゲームでも外伝として登場した神弓シグルドリーヴァが封じられていた場所だ。
この地を治めるリリエンソール公爵であるモンタギュー殿の話によれば、神話の時代より名前だけが伝わっている【ブリュンヒルド】という神器が隠されるように封じられているそうだ。
半倒壊した石造りの建造物は苔が生え、迷路のように入り組んだ通路には所々に風化してしまっているのか、顔も判別できない人型の石像が置かれている。
この遺跡はかつて、この地に人が移り住むよりも昔に何者かが住んでいた形跡のある地で、所々に釜土や長い年月を経て割れてしまった食器など一定水準の文明を持つ生物が複数で生活していた痕跡が見受けられる。
遺跡の中央には神殿だったと思しき尖塔跡があり、現在では塔の上部は風化が進んでしまい大きな穴が開いてしまっている。
この遺跡はゲームでは踏むまでは分からないが陥没する床が複数個所あるので、落ちたりしないよう慎重に進んでいく事となる。
この地に出現する魔物はガーゴイルがメインなのだが、石柱の上に設置されているはずのそれらの大半は地面へと落ちていることから、オニキスたちが神弓を回収しに来た時に退治されたものなのだろう。
遺跡に足を踏み入れて以降、俺たちは片手で足りる程しか戦闘をしていない。
半分ほど進んだところで休憩を取ることになり、俺は一部が崩れてしまっている噴水の淵へと腰掛けた。
携帯食を齧りつつ水分を補給していると、ミシェルが俺の隣に座った。メテオライトは態となのか気をきかせてくれたのか少し離れた場所で明後日の方向を向いている。
「あのさ、このあいだ言われたことなんだけど……俺が悪かった。君の中に『氷の貴公子』ばっかり重ねて『氷の魔女』を見ていなかったんだ。そんな俺の態度が君を傷付けたのなら殴るなり蹴るなり、氷漬けにして崖から突き落とすなりしてくれていい。謝罪させてほしい」
俺は立ち上がり彼女へと頭を下げる。ブリザードでもフィンブルでも受ける覚悟はできている。
しかし思っていたような衝撃はなく、くすくすと笑う声が聞こえた。
恐る恐る顔を上げるとミシェルは口元に手を当てて笑っている。もしかして俺、何か変なことしちゃった?
「ふふっ、ごめんなさいね。まさかそこまで思い詰めさせてしまっていたなんて思ってもみませんでしたの。あの時は私も言い過ぎましたもの、こちらからも謝罪いたします」
俺は嫌われてなかった……のか?
ミシェルも立ち上がり頭を下げてくる。俺は慌てて顔を上げさせるとお互いに笑みが漏れた。
「あの、さ……色々と考えてみたんだけど、友達からってのはダメかな?」
「友達……まぁ、それくらいなら宜しくてよ。私もエリアスのことを勝手に男避けなんかに使いましたし」
「う、うん。やっぱり色んな事を話してお互いのことをよく知らないとだし、改めてよろしくお願いします」
俺は手を差し出してミシェルに握手を求めた。初めて会ったときとは逆になるが、俺が望んで彼女と本当に親しくなりたいからだ。
彼女の華奢な手を握りしめ、改めて俺たちは『友達』となった。
「あの時とは逆ね。私ね、あの時は『エリアスとは適当に仲良くしておけばいいや』って思っておりましたの。原作と違って私は女ですし、貴方は男ですから」
「俺もあの時は君の中に『氷の貴公子』を見ていた。おかしいよな。この世界のミシェルは女の子なのに」
「ええ、本当に。なんで何時までたってもメレディスとイチャ付かないのよコイツとか思っていたわ」
「お互いに原作の俺たちを見ていたんだね」
「そうね」
日が沈む前に遺跡から出たいので休憩を終えた俺たちは歩きながら話を続けた。
幾つか質問を繰り返した結果、共通の話題がレギンレイヴシリーズしかなかったのには互いに変な笑みが出た。
「ミシェルはオニキスが好きなんだよね?」
「ええ、そう……だったのですけど」
「だった?」
「私の前世では兄が二人おりましたの。その下の方の兄を思い出す言動が幾つかあって、私の好きだったオニキス様は原作のオニキス様だったのだと思い知らされましたの」
「お兄さん……」
そういえばオニキスの前世はミシェルの前世と兄妹疑惑があったな。
三人兄妹だったとは知らなかったが、彼女がこう言うって事は何か決定的な部分があったのだろう。
「オニキス様に連れられてシスル王国に向かった際にね、余りに寒い寒いと言う私を気遣って上着を貸して下さったのだけど……」
「けど?」
「私が前世で女子校生と呼ばれていた頃に薄着で出かけたときと同じ事を言われたわ」
「その年頃の時は俺の前世も無駄に足とか出してたわ。ズボン履けば? とか言われたのか?」
「そう。あと腹巻きとか毛糸のパンツとか」
「それは千年の恋も醒めるな」
「えぇ、本当に。オニキス様のお顔を見ているのに兄の顔が浮かぶもの」
先日もオニキスからシスル王国に居た際にミシェルが寒いと連呼していた件について聞いてはいたが、たしかに彼女の服装は冬になると雪に包まれるシスル王国では冬前だったとしても冷えるだろう。
肌の露出は少ないとはいえアコーディオンプリーツの白いロングスカートの素材は薄手だし、トップスもビスチェにボレロといった軽装だ。マントもあまり厚手ではなく、緩やかに作られたドレープが美しいのであまり実用的には見えない。
おそらくミシェルは裾がふわっと広がるシルエットの衣服が好みなのだろう。俺も魔導士といえば風になびくマントやローブが浮かぶ。
「お兄さんとは仲が良かったのか?」
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