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短編形式
【58】気がかりはあるのだが?
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先ほどの話の続きだが、我が営業5課は、熊田課長、御堂係長、俺こと那珂川、瀬下、当真くんの5人という最小構成で成り立っていて、人数的にも他よりも少なく、不利である。
昨年、ベテランの社員がふたりいたが、御堂係長と俺がふたりで成績トップを叩き出したので、営業1課が、上層部に掛け合って、新人ふたりを5課につけたという噂が流れている。
まあ、御堂係長の考えていることは知らんが、別に成績を上げて、出世したいなどとはそこまで思っていない。なんなら別の部署に異動しても構わないぐらいだ。
だが、気がかりがないわけではない。
「せーんぱい、ボクの顔になにかついてますか?」
『ゾクッ』
昨年、ベテランの社員がふたりいたが、御堂係長と俺がふたりで成績トップを叩き出したので、営業1課が、上層部に掛け合って、新人ふたりを5課につけたという噂が流れている。
まあ、御堂係長の考えていることは知らんが、別に成績を上げて、出世したいなどとはそこまで思っていない。なんなら別の部署に異動しても構わないぐらいだ。
だが、気がかりがないわけではない。
「せーんぱい、ボクの顔になにかついてますか?」
『ゾクッ』
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