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短編形式
【34】迷子なんだが?
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「ボクはキミのママじゃないよ。迷子なの?」
「ウン……」
迷子になった男の子か……当真くんを自分のお母さんだと勘違いしたらしい。
「じゃあ、スタッフさんがいるところまで一緒に行こうね!」
「ウン♪」
最近は、迷子になった子をみても、誘拐犯と間違えられるのがイヤで我関せずとする大人が増えている。迷子に対するアナウンスなども犯罪抑止のためにしないのが、最近では常識になりつつある。
「ママァァ―!」
「さとし、もうこの子ったら」
お店の入口まで連れて行くと、お母さんが、男の子が飛びついてきたのを抱きとめた。
「いいですね~子どもって」
隣で呟いた当真くんの笑顔は、優しくもあり、すこし切なそうだった。
「あのキレイなお姉さんとカッコいいお兄さんが連れてきてくれたの」
「まあ、ありがとうございます。なんてお似合いの素敵なカップル」
『ゾクッ』
「ウン……」
迷子になった男の子か……当真くんを自分のお母さんだと勘違いしたらしい。
「じゃあ、スタッフさんがいるところまで一緒に行こうね!」
「ウン♪」
最近は、迷子になった子をみても、誘拐犯と間違えられるのがイヤで我関せずとする大人が増えている。迷子に対するアナウンスなども犯罪抑止のためにしないのが、最近では常識になりつつある。
「ママァァ―!」
「さとし、もうこの子ったら」
お店の入口まで連れて行くと、お母さんが、男の子が飛びついてきたのを抱きとめた。
「いいですね~子どもって」
隣で呟いた当真くんの笑顔は、優しくもあり、すこし切なそうだった。
「あのキレイなお姉さんとカッコいいお兄さんが連れてきてくれたの」
「まあ、ありがとうございます。なんてお似合いの素敵なカップル」
『ゾクッ』
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