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3rd ワイ、レベルアップしたん?
調伏
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クロの方はもう大丈夫そう。
アラクネとヴェノパイダとステータス表示されている蜘蛛の魔物を相手に圧倒し始めている。
そこで私は注意をワサビの方に向ける。先ほどまで互角に渡り合っていたワサビだったが、ヴェノパイダから何らかの方法で受けた毒が彼女の全身に回り始めたのか、動きに精彩がなく危機的状況に陥っていた。
「させない! 【孤光放雷】」
以前、ギルド長のボーリングさんからもらった黒い球。爆弾の一種で起爆するには通電させればいい。雷の魔法自体は速射はできるが威力は実戦レベルではないが、起爆させる分には申し分なかった。
上位種の蜘蛛の魔物の方に転がして爆弾を起爆させた。かなりのダメージを与えられたと思うが、ヴェノパイダは攻撃目標をワサビから私に切り替えた。
緑色の糸を吐き出し、私に絡みつかせようとしてくるが、風魔法【護風】を先ほど自分にかけたので、緑色の糸が私を捕捉することはなかった。
「孤光放雷! 孤光放雷! 孤光放雷ッ!?」
黒い球をどんどん転がしていき、雷魔法で爆破してヴェノパイダを高熱と爆発の衝撃で傷を増やしていくと、最期の抵抗なのか私に向かって突撃してきた。無詠唱で使える魔法にこの勢いを止められるものはない。思い切り身体を捻ってかろうじて攻撃をかわすと太ももに差していた短剣を大蜘蛛に突き刺した。
──すぐに効いてきた。
ヴェノパイダに突き刺した短剣には仕掛けが施されており、銃のトリガーのような引き金を引くと、その場で大蜘蛛が身悶えてやがて動かなくなった。
「シロ、やるやん」
クロの方も戦いが終わっていた。
向こうのヴェノパイダは小石兵たちに切り刻まれて魔石になるところだった。アラクネの方はヒルヨと小石たちに取り押さえられていて、首にヒルヨの千節剣を当てられていて、すぐにでもその首をはねてしまいそうだった。
「ヒルヨさん、ちょっと待って!」
ギリギリでアラクネの処刑を中止させた。私は上半身が美しい女性で下半身が白い蜘蛛の姿のアラクネに近づいて話しかけた。
「私の言うことがわかりますか?」
「言葉がわかるから何だと言うんだコラ?」
やっぱり……。
基本的に魔物の言葉はこの世界では理解できないと聞いていた。でも、私たち異界人には自動翻訳機能があるから、アラクネのような人間の姿に近くて知性の高そうな魔物であれば意思疎通が可能ではないかと考えていた。
「降伏してください」
人間などに服従してたまるかとアラクネが私の提案を強い口調で断った。彼女は自分の下僕であった蜘蛛の魔物たちでさえ、雄だという理由だけで、見下してひどい仕打ちをしていたそうだ。
説得をあきらめようとしたらクロが横からアラクネに話しかけた。
「降伏したら、このシロと一緒に寝ていいんやで?」
「ちょっ、クロ、何を勝手に……」
「ギィ」
「え?」
「かわいい娘だとぉぉぉ? ──好き」
「クロぉぉぉぉっ!」
「まあええやん、それより……」
まあええやん、で私の同衾する相手が決まってしまった。クロは私の貞操の危機などほったらかしにして、話題を変えた。
「他の人間を知らん?」
アラクネは、ここに来た人間は下僕の雄たちが食べてしまったが、せいぜい10人くらいだったと話す。アラクネ自身は人間は口に合わないらしくこれまでダンジョンの中に自生している暗中花や闇夜草を食べていたそうだ。
どうやらここで蜘蛛の魔物に襲われたのはボーリングさん達のパーティーだけのようだ。だとすると他のパーティーを襲った魔物が他にもいることになる。
「ギィギィッ!」
アラクネの話によるとこの下、第6層にアラクネよりも強い雄の魔物がいるそうだ。近づいてきた獲物だけを狩っていたアラクネと違い、積極的に勢力を広げつつ、獲物に襲い掛かるスタイルで、兵隊蜘蛛の数がすごく多いと教えてくれた。
「そんなに数が多いんじゃ私たちだけでは」
「大丈夫やって、ワイのスキルがさっき上がったんよ」
クロのスキル【擬人化付与】のレベルが3になったらしい。これで、一度に擬人化できる小石兵の数が増える。
5層と6層の間の長い階段を下りながらクロが延々とその辺に転がっている小石を拾い集めては擬人化付与をかけていった。
「何体擬人化できるようになったの?」
ずっと同じ作業をしているクロにたまらず質問した。感覚的に500回以上は同じことをしていたと思う。
「ん--1,000体」
1,000?
それって、もう1都市の全兵力に匹敵するんじゃ……。
武器が圧倒的に足りないので、彼らは素手で鎧も着ないまま、擬人化したと同時に地下6層へと駆け足で降りていく。
「それにコイツを眷属にするし」
「なんだその目は?……やっ、やめろぉぉぉぉ!」
擬人化付与レベルが3に上がったのでクロは眷属を増やすことができる。それにしても、なんだかヒドイことをしているのを見ている気分……。アラクネがクロにアイアンクローされて悲鳴を上げている。次にパァァッと強い光に包まれたかと思ったら、アラクネが人間の女性の姿に変わっていた。
「女の子を無理やり襲うなんて、もうッ!? クロさまのえっち♡」
──いや誰ッ!? 見た目も性格も変わってるしッ!
「あーん、シロさま、やっぱり私の思った通りかわいい!」
「へっ、ちょっ! 近い近い近いっ!?」
蜘蛛って極度の近眼なんだそうだ。そのせいなのか私の顔を息が聞こえるくらい近距離で「フゥフゥッ」と変な息を立ててマジマジと見てくる。
「ソイツはシロが使ったらいいやん」
「本当ですか!? クロさま大好き! シロさま末永くよろしくお願いします!」
「シロ、ソイツに名前つけてあげな」
元アラクネの顔を無理やり引き剥がしながら、クロに振られたので名前を考える。
うーん、アラクネだから……。
「アネでどう?」
「私の名前はアネ……気に入りました。シロさま大好き!」
新しい眷属アネは魔物の頃のステータスとあまり変わらない。だが、糸関係のスキルを複数持っているため、戦闘では前衛も後衛もできるオールラウンダーとして活躍できそう。
生存者を見つけた場合は生存者を守りながら、できるだけ仲間と合流する。ダンジョンの中には鍾乳石や暗いところでも自生する樹やツタがあるので、それらを見つけたら槍を作るようにとクロは指示したらしい。
そのおかげなのか、私たちが6階層に降りると魔物とほとんど出会わなくなった。ところどころに魔石と手製の槍があるので、小石たちが順調に魔物を狩っているんだと思う。
「見つけた。ここで間違いなさそう」
アラクネがいた大空洞によく似た場所。すでに小石たちが多少踏み入ったのか辺りには動くものが見当たらない。
「ちょい待ち」
空洞の中に入る手前で声を潜めてクロが私たちに待ったをかける。鑑定スキルで遠くにみえるステータスウインドウのあまりの多さに私も思わず息を呑んだ。
ざっと数えただけで200以上。いちばん数の多いレッサーパイダを始め、体格の大きなグレートパイダが10体。そしてアラクネの近衛を務めていたヴェノパイダが5体もいる。
クロはこの場所で待機し、小石たちにそれぞれ武器を用意させ、この場所に戻ってくるように指示を出した。
しばらく時間が経った。ある程度の小石兵たちが武器を携え集まってきた。数としては700体くらい。
「打ち合わせ通りにやれば大丈夫」
クロの合図で、大空洞の中へとなだれ込む。大空洞に入ると同時に光魔法で光球を周囲に散らして奥までは見通せないが、左右の壁と左にある巨大な巣、その近くにぶら下がっている生死不明の贄がぼんやりと見える。
小石兵が大空洞の中に散開していく中、私は巣に目がけて炎の魔法を唱えた。【炎弾斉射】という㷔弾を何十発と短時間で撃ち込む荒業。
炎の弾を何十発も浴びた蜘蛛の巨大な巣は、発火し全体を包むのに数十秒ほどかかったため、その間にゾロゾロと蜘蛛の魔物たちが這い出てきた。
アラクネとヴェノパイダとステータス表示されている蜘蛛の魔物を相手に圧倒し始めている。
そこで私は注意をワサビの方に向ける。先ほどまで互角に渡り合っていたワサビだったが、ヴェノパイダから何らかの方法で受けた毒が彼女の全身に回り始めたのか、動きに精彩がなく危機的状況に陥っていた。
「させない! 【孤光放雷】」
以前、ギルド長のボーリングさんからもらった黒い球。爆弾の一種で起爆するには通電させればいい。雷の魔法自体は速射はできるが威力は実戦レベルではないが、起爆させる分には申し分なかった。
上位種の蜘蛛の魔物の方に転がして爆弾を起爆させた。かなりのダメージを与えられたと思うが、ヴェノパイダは攻撃目標をワサビから私に切り替えた。
緑色の糸を吐き出し、私に絡みつかせようとしてくるが、風魔法【護風】を先ほど自分にかけたので、緑色の糸が私を捕捉することはなかった。
「孤光放雷! 孤光放雷! 孤光放雷ッ!?」
黒い球をどんどん転がしていき、雷魔法で爆破してヴェノパイダを高熱と爆発の衝撃で傷を増やしていくと、最期の抵抗なのか私に向かって突撃してきた。無詠唱で使える魔法にこの勢いを止められるものはない。思い切り身体を捻ってかろうじて攻撃をかわすと太ももに差していた短剣を大蜘蛛に突き刺した。
──すぐに効いてきた。
ヴェノパイダに突き刺した短剣には仕掛けが施されており、銃のトリガーのような引き金を引くと、その場で大蜘蛛が身悶えてやがて動かなくなった。
「シロ、やるやん」
クロの方も戦いが終わっていた。
向こうのヴェノパイダは小石兵たちに切り刻まれて魔石になるところだった。アラクネの方はヒルヨと小石たちに取り押さえられていて、首にヒルヨの千節剣を当てられていて、すぐにでもその首をはねてしまいそうだった。
「ヒルヨさん、ちょっと待って!」
ギリギリでアラクネの処刑を中止させた。私は上半身が美しい女性で下半身が白い蜘蛛の姿のアラクネに近づいて話しかけた。
「私の言うことがわかりますか?」
「言葉がわかるから何だと言うんだコラ?」
やっぱり……。
基本的に魔物の言葉はこの世界では理解できないと聞いていた。でも、私たち異界人には自動翻訳機能があるから、アラクネのような人間の姿に近くて知性の高そうな魔物であれば意思疎通が可能ではないかと考えていた。
「降伏してください」
人間などに服従してたまるかとアラクネが私の提案を強い口調で断った。彼女は自分の下僕であった蜘蛛の魔物たちでさえ、雄だという理由だけで、見下してひどい仕打ちをしていたそうだ。
説得をあきらめようとしたらクロが横からアラクネに話しかけた。
「降伏したら、このシロと一緒に寝ていいんやで?」
「ちょっ、クロ、何を勝手に……」
「ギィ」
「え?」
「かわいい娘だとぉぉぉ? ──好き」
「クロぉぉぉぉっ!」
「まあええやん、それより……」
まあええやん、で私の同衾する相手が決まってしまった。クロは私の貞操の危機などほったらかしにして、話題を変えた。
「他の人間を知らん?」
アラクネは、ここに来た人間は下僕の雄たちが食べてしまったが、せいぜい10人くらいだったと話す。アラクネ自身は人間は口に合わないらしくこれまでダンジョンの中に自生している暗中花や闇夜草を食べていたそうだ。
どうやらここで蜘蛛の魔物に襲われたのはボーリングさん達のパーティーだけのようだ。だとすると他のパーティーを襲った魔物が他にもいることになる。
「ギィギィッ!」
アラクネの話によるとこの下、第6層にアラクネよりも強い雄の魔物がいるそうだ。近づいてきた獲物だけを狩っていたアラクネと違い、積極的に勢力を広げつつ、獲物に襲い掛かるスタイルで、兵隊蜘蛛の数がすごく多いと教えてくれた。
「そんなに数が多いんじゃ私たちだけでは」
「大丈夫やって、ワイのスキルがさっき上がったんよ」
クロのスキル【擬人化付与】のレベルが3になったらしい。これで、一度に擬人化できる小石兵の数が増える。
5層と6層の間の長い階段を下りながらクロが延々とその辺に転がっている小石を拾い集めては擬人化付与をかけていった。
「何体擬人化できるようになったの?」
ずっと同じ作業をしているクロにたまらず質問した。感覚的に500回以上は同じことをしていたと思う。
「ん--1,000体」
1,000?
それって、もう1都市の全兵力に匹敵するんじゃ……。
武器が圧倒的に足りないので、彼らは素手で鎧も着ないまま、擬人化したと同時に地下6層へと駆け足で降りていく。
「それにコイツを眷属にするし」
「なんだその目は?……やっ、やめろぉぉぉぉ!」
擬人化付与レベルが3に上がったのでクロは眷属を増やすことができる。それにしても、なんだかヒドイことをしているのを見ている気分……。アラクネがクロにアイアンクローされて悲鳴を上げている。次にパァァッと強い光に包まれたかと思ったら、アラクネが人間の女性の姿に変わっていた。
「女の子を無理やり襲うなんて、もうッ!? クロさまのえっち♡」
──いや誰ッ!? 見た目も性格も変わってるしッ!
「あーん、シロさま、やっぱり私の思った通りかわいい!」
「へっ、ちょっ! 近い近い近いっ!?」
蜘蛛って極度の近眼なんだそうだ。そのせいなのか私の顔を息が聞こえるくらい近距離で「フゥフゥッ」と変な息を立ててマジマジと見てくる。
「ソイツはシロが使ったらいいやん」
「本当ですか!? クロさま大好き! シロさま末永くよろしくお願いします!」
「シロ、ソイツに名前つけてあげな」
元アラクネの顔を無理やり引き剥がしながら、クロに振られたので名前を考える。
うーん、アラクネだから……。
「アネでどう?」
「私の名前はアネ……気に入りました。シロさま大好き!」
新しい眷属アネは魔物の頃のステータスとあまり変わらない。だが、糸関係のスキルを複数持っているため、戦闘では前衛も後衛もできるオールラウンダーとして活躍できそう。
生存者を見つけた場合は生存者を守りながら、できるだけ仲間と合流する。ダンジョンの中には鍾乳石や暗いところでも自生する樹やツタがあるので、それらを見つけたら槍を作るようにとクロは指示したらしい。
そのおかげなのか、私たちが6階層に降りると魔物とほとんど出会わなくなった。ところどころに魔石と手製の槍があるので、小石たちが順調に魔物を狩っているんだと思う。
「見つけた。ここで間違いなさそう」
アラクネがいた大空洞によく似た場所。すでに小石たちが多少踏み入ったのか辺りには動くものが見当たらない。
「ちょい待ち」
空洞の中に入る手前で声を潜めてクロが私たちに待ったをかける。鑑定スキルで遠くにみえるステータスウインドウのあまりの多さに私も思わず息を呑んだ。
ざっと数えただけで200以上。いちばん数の多いレッサーパイダを始め、体格の大きなグレートパイダが10体。そしてアラクネの近衛を務めていたヴェノパイダが5体もいる。
クロはこの場所で待機し、小石たちにそれぞれ武器を用意させ、この場所に戻ってくるように指示を出した。
しばらく時間が経った。ある程度の小石兵たちが武器を携え集まってきた。数としては700体くらい。
「打ち合わせ通りにやれば大丈夫」
クロの合図で、大空洞の中へとなだれ込む。大空洞に入ると同時に光魔法で光球を周囲に散らして奥までは見通せないが、左右の壁と左にある巨大な巣、その近くにぶら下がっている生死不明の贄がぼんやりと見える。
小石兵が大空洞の中に散開していく中、私は巣に目がけて炎の魔法を唱えた。【炎弾斉射】という㷔弾を何十発と短時間で撃ち込む荒業。
炎の弾を何十発も浴びた蜘蛛の巨大な巣は、発火し全体を包むのに数十秒ほどかかったため、その間にゾロゾロと蜘蛛の魔物たちが這い出てきた。
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