5 / 62
第一部
episode4 「この村は騎士に用なんてねぇんだよ」
しおりを挟む
「ここが村長の家だよ」
「感謝致します」
彼女に感謝の念を示すのは至極真っ当のことである。見知らぬ私に声を掛け、さらには案内までしてもらった。ロラがいなければ、村を延々と彷徨っていただろう。
「いいよ、こういうのお互い様だし」
そう言いながら、家の扉をこつこつと叩く。
何か厚意を受け取ったなら、それ相応に報わなければならないのではないか。少なくとも、首都ルユではそんな成り立ちだったはず。だとするなら、私もそれに則り恩を返すべきなのだろう。ただ生憎、提供出来るものが戦闘力しかないため、その恩返しはしばらく先の話になると思うが。
思いながら、家から現れた女性と会釈を交わす。ロラと親しげに会話しているところを見ると、どうやら親しい間柄らしい。
「騎士様、遙々ようこそおいでくださいました。あいにく主人は留守にしておりまして」
「そうですか。奥様、どちらへ行かれたか教えて頂いてもよろしいでしょうか」
「もうじき帰ってくると思いますので、家の中でお待ちください」
そう言って彼女は深くお辞儀した。頬から離れたもみあげが、力なく垂れる。村長の妻というには些か若い、娘と言っていい奥方だった。三つ編みにした髪を左肩に流し、しめっぽい瞳を輝かせている。肌の艶も良く、首筋の皺も少ない。
それに比較的茶髪が多く見られた中、金髪というのは珍しかった。どこか近隣から嫁いできたのだろうか。
最も、国内を見ればそれほど珍しい髪色ではない。素性の分からない私の白い髪よりよっぽど鮮明で綺麗な色だ。
「騎士様? どうかしたの」
奥様の風貌を見つめていた私にロラが呼びかけた。
「いえ、村長の奥様というにはお若いなと思いまして」
「あら、お世辞がお上手なのですね。騎士様」
そう言いながら、きちんと整った薄い唇が優しい笑みを作る。世辞など言えないので正直に言ったつもりなのだが、一歩引いた態度で微笑むところを見るに慎ましい女性なのだろう。
「若いよねぇ。でもこう見えて、オレリアさんは村長と三つしか違わないんだから」
「ちょっと、ロラ……」
近隣の若い女性を娶った、なんて私の稚拙な予想を上回る事実だった。直接村長を見たことはないため何とも言えないのだが、村長というからにはそれ相応の年齢のはず。それにも関わらず奥様がこんなに若々しい風貌なのは恐らく、何か秘訣でもあるのだろう。
「あの。すいません騎士様」
「いえ」
頬を赤らめて瞳を細め、手のひらで家の中を指し示す。そういえば、家の中で村長を待つという話だった。家の前で待機するというのも選択肢なのだが、奥様の厚意を無下にするわけにもいかないの
で敷居を跨がせてもらう。
「じゃあ騎士様、これからよろしくね」
ロラが軽く手を振ってくれる。これから何度も会うことになるというのに。
私はそれに、軽く頭を下げて応える。
そのときだった。
「騎士っていうのはそいつかい」
毒のある言葉が針のように背中を突き刺す。それは雷のように突然のことで、私は無意識に振り向いた。
「ちょっとちょっと、なんなのさアレクシ」
唐突に放られた言葉に対して、間髪入れずにロラが言い返す。
無駄な肉はほとんどなく、痩せすぎず引き締まった体を持つ男性だった。少し土で汚れた外套を纏い背には弓矢を携えた、逆立った赤茶の髪を持つ青年がそこに立っている。
「なんでここにロラがいるのか知らねぇが、俺はそこの騎士に用があるんだ。黙っててくれ」
「なんで?」
「どうしても」
それにロラは眉を不満そうにしかめた。嫌だとでも言いたそうな顔で、下唇を突き出している。
「私に何か御用でしょうか」
当然、彼と私は初対面だ。従って、因縁をつけられる謂われはない。
「何か御用、だと」
顔が露骨に歪んでいく。まるで嫌なものをひたすら見せられているように。
「逆だ逆! この村は騎士に用なんてねぇんだよ」
初めてやって来た場所で、初めて会う人物に、訳の分からない嫌悪感をぶつけられている。分からない。なら理解の及ばないものは殺してしまえばいい。
そう至って剣の柄を握ったのは本当に、無意識だった。
「ちょっと騎士様!? ストップ! ストップ!」
そう言ってロラが私の肩に触れた。きっとそうしてくれなければ、そのまま鞘から剣を抜いていただろう。
「俺達自警団がずっと村を守ってきたんだ、今更のこのこ来られてもお呼びじゃねぇよ」
なるほど。その主張で私の中で納得がいき、柄から手を離した。
カルム村は住民の中で自警団を結成して自衛している。今までそうして村を守ってきたのだろう。その中に今さら私が来たものだから、自警団としては不満や拒否反応があってもおかしくない。
ただ、そんなこと私に言われても困る。
「私は軍の命令を受けここへ来ました。帰ることは出来ません」
「知るか、それはそっちの都合だろ」
その声色には隠そうともせず苛立ちが内包されていた。燃え盛る木炭のように、今にもかっと弾けそうな雰囲気だ。
「帰れません」
「うるさいな」
その二つの言葉だけが行き交う問答がしばらく続いた。帰れと言われたところで、しかし王都を追い出された私に帰る場所はない。任務を全う出来ない私など、塵芥も同然で価値もない。
「せっかく来てくれたのに、そんな言い方ないでしょ」
ロラが割って入る。終わりの見えない押し問答はそこでようやく区切りとなったが、根本的な解決にはならない。ロラには迷惑を掛けてばかりだが、恐らく私か彼のどちらかが譲歩しない限りは収束しないだろう。私は下された命令を遂行しなくてはならない。今更騎士は不要という主張など、私には関係のないことだ。
「あっちが勝手に遠いところから来ただけだろ、別に労わることじゃねぇ」
「アレクシ!」
「それに、こんな蹴ったら簡単に折れそうな奴にうちの村は任せらんねぇよ」
「いや蹴ったら折れそうって……」
その表現に、ロラは眉を顰める。
「私の戦闘能力を疑問視している、ということでしょうか」
もし私の体を一撃でへし折ることが出来る肉体を持っているとするならば、なるほど。それは村にとって頼もしい存在かもしれない。来たばかりの私とどちらを頼るかと言われれば、彼を頼るだろう。
「それもある。どう見ても強そうには見えないからな」
「そうですか。では、今ここで私があなたを制圧すれば認めて頂けるということでしょうか」
決して突拍子もないことを言ったつもりはない。実力を示すことは彼を納得させる手段としては一番適しているはずだ。ただ私以外驚きで目を張っているところを見るに、それは耳を疑うような言葉だったことが鑑みられる。一番手っ取り早い解決策だと思ったのだが。
「騎士様!?」
「舐めてんのかお前」
「いいえ、決してそのようなことは」
自信があるのだろう。今まで村を守ってきた自警団の一人として。その実績があるのは認めよう。ただ私も帰るわけにもいかないため、その自負を手折ることで任務を続行する証明にさせてもらおう。
「いいぜ、その挑発乗った。広場に来い」
自信を頬の冷笑に暗示させて、親指で石畳の広場を指し示した。
「感謝致します」
彼女に感謝の念を示すのは至極真っ当のことである。見知らぬ私に声を掛け、さらには案内までしてもらった。ロラがいなければ、村を延々と彷徨っていただろう。
「いいよ、こういうのお互い様だし」
そう言いながら、家の扉をこつこつと叩く。
何か厚意を受け取ったなら、それ相応に報わなければならないのではないか。少なくとも、首都ルユではそんな成り立ちだったはず。だとするなら、私もそれに則り恩を返すべきなのだろう。ただ生憎、提供出来るものが戦闘力しかないため、その恩返しはしばらく先の話になると思うが。
思いながら、家から現れた女性と会釈を交わす。ロラと親しげに会話しているところを見ると、どうやら親しい間柄らしい。
「騎士様、遙々ようこそおいでくださいました。あいにく主人は留守にしておりまして」
「そうですか。奥様、どちらへ行かれたか教えて頂いてもよろしいでしょうか」
「もうじき帰ってくると思いますので、家の中でお待ちください」
そう言って彼女は深くお辞儀した。頬から離れたもみあげが、力なく垂れる。村長の妻というには些か若い、娘と言っていい奥方だった。三つ編みにした髪を左肩に流し、しめっぽい瞳を輝かせている。肌の艶も良く、首筋の皺も少ない。
それに比較的茶髪が多く見られた中、金髪というのは珍しかった。どこか近隣から嫁いできたのだろうか。
最も、国内を見ればそれほど珍しい髪色ではない。素性の分からない私の白い髪よりよっぽど鮮明で綺麗な色だ。
「騎士様? どうかしたの」
奥様の風貌を見つめていた私にロラが呼びかけた。
「いえ、村長の奥様というにはお若いなと思いまして」
「あら、お世辞がお上手なのですね。騎士様」
そう言いながら、きちんと整った薄い唇が優しい笑みを作る。世辞など言えないので正直に言ったつもりなのだが、一歩引いた態度で微笑むところを見るに慎ましい女性なのだろう。
「若いよねぇ。でもこう見えて、オレリアさんは村長と三つしか違わないんだから」
「ちょっと、ロラ……」
近隣の若い女性を娶った、なんて私の稚拙な予想を上回る事実だった。直接村長を見たことはないため何とも言えないのだが、村長というからにはそれ相応の年齢のはず。それにも関わらず奥様がこんなに若々しい風貌なのは恐らく、何か秘訣でもあるのだろう。
「あの。すいません騎士様」
「いえ」
頬を赤らめて瞳を細め、手のひらで家の中を指し示す。そういえば、家の中で村長を待つという話だった。家の前で待機するというのも選択肢なのだが、奥様の厚意を無下にするわけにもいかないの
で敷居を跨がせてもらう。
「じゃあ騎士様、これからよろしくね」
ロラが軽く手を振ってくれる。これから何度も会うことになるというのに。
私はそれに、軽く頭を下げて応える。
そのときだった。
「騎士っていうのはそいつかい」
毒のある言葉が針のように背中を突き刺す。それは雷のように突然のことで、私は無意識に振り向いた。
「ちょっとちょっと、なんなのさアレクシ」
唐突に放られた言葉に対して、間髪入れずにロラが言い返す。
無駄な肉はほとんどなく、痩せすぎず引き締まった体を持つ男性だった。少し土で汚れた外套を纏い背には弓矢を携えた、逆立った赤茶の髪を持つ青年がそこに立っている。
「なんでここにロラがいるのか知らねぇが、俺はそこの騎士に用があるんだ。黙っててくれ」
「なんで?」
「どうしても」
それにロラは眉を不満そうにしかめた。嫌だとでも言いたそうな顔で、下唇を突き出している。
「私に何か御用でしょうか」
当然、彼と私は初対面だ。従って、因縁をつけられる謂われはない。
「何か御用、だと」
顔が露骨に歪んでいく。まるで嫌なものをひたすら見せられているように。
「逆だ逆! この村は騎士に用なんてねぇんだよ」
初めてやって来た場所で、初めて会う人物に、訳の分からない嫌悪感をぶつけられている。分からない。なら理解の及ばないものは殺してしまえばいい。
そう至って剣の柄を握ったのは本当に、無意識だった。
「ちょっと騎士様!? ストップ! ストップ!」
そう言ってロラが私の肩に触れた。きっとそうしてくれなければ、そのまま鞘から剣を抜いていただろう。
「俺達自警団がずっと村を守ってきたんだ、今更のこのこ来られてもお呼びじゃねぇよ」
なるほど。その主張で私の中で納得がいき、柄から手を離した。
カルム村は住民の中で自警団を結成して自衛している。今までそうして村を守ってきたのだろう。その中に今さら私が来たものだから、自警団としては不満や拒否反応があってもおかしくない。
ただ、そんなこと私に言われても困る。
「私は軍の命令を受けここへ来ました。帰ることは出来ません」
「知るか、それはそっちの都合だろ」
その声色には隠そうともせず苛立ちが内包されていた。燃え盛る木炭のように、今にもかっと弾けそうな雰囲気だ。
「帰れません」
「うるさいな」
その二つの言葉だけが行き交う問答がしばらく続いた。帰れと言われたところで、しかし王都を追い出された私に帰る場所はない。任務を全う出来ない私など、塵芥も同然で価値もない。
「せっかく来てくれたのに、そんな言い方ないでしょ」
ロラが割って入る。終わりの見えない押し問答はそこでようやく区切りとなったが、根本的な解決にはならない。ロラには迷惑を掛けてばかりだが、恐らく私か彼のどちらかが譲歩しない限りは収束しないだろう。私は下された命令を遂行しなくてはならない。今更騎士は不要という主張など、私には関係のないことだ。
「あっちが勝手に遠いところから来ただけだろ、別に労わることじゃねぇ」
「アレクシ!」
「それに、こんな蹴ったら簡単に折れそうな奴にうちの村は任せらんねぇよ」
「いや蹴ったら折れそうって……」
その表現に、ロラは眉を顰める。
「私の戦闘能力を疑問視している、ということでしょうか」
もし私の体を一撃でへし折ることが出来る肉体を持っているとするならば、なるほど。それは村にとって頼もしい存在かもしれない。来たばかりの私とどちらを頼るかと言われれば、彼を頼るだろう。
「それもある。どう見ても強そうには見えないからな」
「そうですか。では、今ここで私があなたを制圧すれば認めて頂けるということでしょうか」
決して突拍子もないことを言ったつもりはない。実力を示すことは彼を納得させる手段としては一番適しているはずだ。ただ私以外驚きで目を張っているところを見るに、それは耳を疑うような言葉だったことが鑑みられる。一番手っ取り早い解決策だと思ったのだが。
「騎士様!?」
「舐めてんのかお前」
「いいえ、決してそのようなことは」
自信があるのだろう。今まで村を守ってきた自警団の一人として。その実績があるのは認めよう。ただ私も帰るわけにもいかないため、その自負を手折ることで任務を続行する証明にさせてもらおう。
「いいぜ、その挑発乗った。広場に来い」
自信を頬の冷笑に暗示させて、親指で石畳の広場を指し示した。
0
お気に入りに追加
3
あなたにおすすめの小説
暴食の子
シロ。
ファンタジー
時は2042年。
この世界は10数年前、とある才花人と呼ばれる化け物によって争いが起こり、日本では、それを皮切りに才花人が人を襲う事件が多く発生していた。
幼少期に母親を才花人に殺されたブランはトラウマを抱えながら生きていた。
だがある日自身の通う学校が才花人の襲撃を受け、逃げようとするブランだが───
主人公が最強になるのは後々です!
暖かく見守って頂けると有難いです!
学生が書いてる作品です!
文が結構拙いと思いますが暖かい目で見守ってくれると嬉しいです!
ほぼ殴り書きで思い付いたものを色々書いているのでもしかしたら設定がめちゃくちゃになっちゃってることがあるかもです...!
でも結末はもう考えてあるのでそれまで応援して頂けるととっても嬉しいです!
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
ちょっと大人な体験談はこちらです
神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な体験談です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではPixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
とある高校の淫らで背徳的な日常
神谷 愛
恋愛
とある高校に在籍する少女の話。
クラスメイトに手を出し、教師に手を出し、あちこちで好き放題している彼女の日常。
後輩も先輩も、教師も彼女の前では一匹の雌に過ぎなかった。
ノクターンとかにもある
お気に入りをしてくれると喜ぶ。
感想を貰ったら踊り狂って喜ぶ。
してくれたら次の投稿が早くなるかも、しれない。
龍神村の幼馴染と僕
栗金団(くりきんとん)
ファンタジー
中学生の鹿野一角は、シングルマザーの母の入院に伴いおばの家がある山間部の龍神村に越してくる。
しかし同い年のいとこの北斗は思春期からか冷たく、居心地の悪さを感じて一人自転車で村を回ることにする。
小学校や田んぼ道を走りながら、幼いころ夏休みの間に訪れた記憶を思い起こす一角。
記憶では一角と北斗、さらにいつも遊んでいる女の子がいた。
最後に龍神神社を訪れた一角は、古びた神社で懐かしい声を聞く。
自身を「いっくん」と呼ぶ巫女服姿の少女の名はタツミ。彼女はかつての遊び相手であり、当時と同じ姿形で一角の前に現れた。
「いっくん、久しぶりだね!」
懐かしい思い出に浸りながら、昔と変わらず接するタツミと子供のように遊ぶ一角。
しかしその夜、いとこからある質問をされる。
「ねぇ一角、神域に行ってないよね?」
その一言から、一角は龍神村とタツミの違和感に触れることとなる。
スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活
昼寝部
ファンタジー
この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。
しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。
そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。
しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。
そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。
これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる