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3.【調理】スキルは不遇スキル

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 ………これはこんな往来のある通りでやる話じゃなーなと思い、彼女のフードを被り直させて宿屋へと向かう。
 
 宿屋のオヤジさんに部屋を頼むと、ニヤニヤ笑いながら「兄さんこんな時間からぷぷぷだねぃ」とか言ってきたが、適当にニヤリと笑ってやり過ごし部屋へと向かう。
 何故かフィアーナがフード越しでも顔を真っ赤になっているのが分かる。純情なことだ。

 このゲームの宿屋は、時たまこうした悪戯を仕掛けてくるNPCがいることがある。
 男2人でも女2人でもこんな事を言ってくる。間に受ける人間がたまにいて暴力沙汰になるなんて事もあったらしい。
 もちろん朝になってカウンターに鍵を返しに行くと「昨日はお楽しみでしたねぷぷぷ」とか言うのも定番だ。
 
 2階に上がり渡された鍵を使って部屋の中へと入る。
 部屋の中はベッドが2つと間にテーブルがひとつという、まさに寝るためだけの場所だ。
 お互い別のベッドに腰掛けいったん気持ちを落ち着かせる。
 インベントリからカップとポットを出してカップにお茶を注いでいく。
 茶葉のフクヨカナル香りが辺りに広がる。

「飲むか?fillゲージは大丈夫?」

 このゲーム何でか食べ物と飲み物のゲージがついていて、ゲームで摂取しないとゲージが減っていき、0になるとバッドステが発生する。
 なので、HPMPゲージは表示しなくても、fillゲージは表示しておくのは、ゲームここの常識となっている。大抵はどっちも表示してるけどな。

「あ、いただきます」

 視線を空に移していた(ステを見てるのだろう)彼女が慌ててカップを受け取るオレもカップを出してお茶を注ぐ。
 彼女がこくこく飲んでるのを横目で見ながら、オレも香りを楽しみながらひと口すする。
 ん~、ハーブ独特の香りと程好い酸味が口いっぱいに広がる。
 このゲームの味覚野エンジンはいー仕事してるよ。

「美味しいです。これどこで売ってるんですか?」

 フィアーナはほっこりした顔でそんな事を聞いてくる。
 オレは少しだけ面映ゆく感じながら答えを返す。

「これは買ったんじゃなくて、オレが作ったんだ。このゲーム始めた時は生産職プレイしよーって思って、そっち系のスキル取ったんんだけど、いろいろあって盾戦士やってるんだ。もちろん生産もやってるけどな」

 だってなぁ、調薬、鍛冶、調理取得した後にあのガチャだから再作成もやりようもないし………。そんな理由でスキルを上げない訳にも行かないので、鎧装備で戦闘しながら生産職生活としている。
 フィアーナが少しばかり残念そうに眉尻を下げる。
 分けてやりたいとは思うが、人にやるほどの数は手元に無いので仕方がない。
 ガッカリしながら今度は携帯食料―――緑色のスティック状の羊羹バーみたいな物を―――齧り始める。

 眉間に眉を寄せて何かを堪える様に携帯食料を齧ってる。このゲーム公式オフィシャルのものに関してはやたらといろいろ酷い物がある。
 例えばポーション。これも飲むか身体にかけるとHPの回復効果があるのだが、とにかく不味い。苦くて酸っぱいってどんな罰ゲームだっつーの。
 同様に携帯食料も、やはり青臭くて少し苦いのひと言につきる。
 まぁ、ふつうに食べれるレベルだけど、慣れない人には苦痛らしい。
 だからほとんどのPCプレイヤーはポーションも携帯食料もアイテム使用で利用している。
 VRに喧嘩売ってるみたいだけどな。それに食べる事それがメインじゃねぇし。

 だから何で携帯食料そんなものを食べてるのか疑問はあったが、ちょっとばかり可哀相になったので、オレの手持ちの食べ物をインベントリから取り出す。

「ゲームとは言え、それ食べるのしんどいだろ?作ったやつだけど、良かったらこれ食べないか?」
「えっ!こんなのあるんですか?」

 フィアーナはオレが差し出したものを見て目を丸くしている。
 オレが差し出したのはこんなものだ。


 黒パンのBLTバゲットサンド:黒パンにブルムの干し肉、リエレの果実、
              トーマの葉野菜を挟んだバゲットサンド             
                            v‐Lv 6   
                      f‐fill:30%回復
                      w‐fIll:10%回復

                          調理者:ピロキシ

 このゲーム内での食べ物は満腹度fillゲージ渇水度w-fillゲージを回復させる程度の価値しか無い。(オレが知ってる範囲では)
 だから調理スキル持ちは何気に下に見下される傾向にある。
 そんな風潮があるせいか、調理スキル持ちは地下に潜り密かにコミュニティーを作ったりする訳だ。
 
 ゲームというか匿名性が高いと、人間の本質がだだ漏れというか奔放になる傾向がある感じがするのは、オレの気のせいだろうか。
 手渡されたバゲットサンドを手に取り、まじまじと見てからフィアーナはそれを一口囓る。

「ん゛ん゛~~~~~~~~!っっ!!」

 口元を押さえ身体をブルブル震わせ足をじたばたした後、貪るようにガツガツとサンドに食らいつく。
 おー、口に合わないかと思ったぜ。こういう姿を見ると作った甲斐もあったってもんだ。
 全てを平らげて残念そうな顔をしたので、もう1個出してやる。
 かなりの数を作り置きしてあるので、1個や2個やったところで何の痛痒もしない。
 2個目を食べきったフィアーナは、しばらく余韻に浸るように呆けた後、オレに礼を言ってくる。

「ごちそうさまです。ありがとうございました。あの………これって、どこに売ってるんですか?ぜひ教えてください!!」

 妙に必死だが、さっきのオレの言葉をすっかり失念してるようだ。
 このゲームじゃ調理って不遇スキルだから、しょーがないけどな。

「だからオレが作ったんだよ。【調理】スキルで料理したんだ」
「こ、こんな美味しいいものが作れるんですか?本当に!?」
「作れるよ。ゲームにそこまで求めてないから、皆知らないだけなんだよ」

 オレを疑惑の目で見てるが、それも致し方ないことだろう。
 運営も特に何を言う訳でもなく、プレイヤーが特定のスキルについてどのような扱いをするかは本人の自由だし、そういう風潮が出来上がってるもの事実だからだ。

 現実リアルの社会の仕組みにもある意味似ている気もする。
 当たり前か。結局どっちも人間が世界を動かしているのだから。
 プレイスタイルは人それぞれってことだ。いかん、話が脱線したままだった。いや、まだ脱線したままだった。

「あ、あの!良かったら今の売ってもらえませんか?他の料理でもいいですっ!お願いしますっ!!」

 一体どうしたんだろう。なんか目がスワってるぞ?

「いや、どうせゲームなんだからさ、そんなにムキになる事もないと思うんだけど………。水と携帯食料で充分だろ?」

 攻略プレイヤーと不遇スキル持ちの間には、それだけ広くて深い溝が刻まれていた。

 それにオレ自身もそれに毒されてはいる。
 だってあいつら酷いんだもん。半年足らずでここまでになるというもの不思議ではあるのだが………。

「いえっ、いいえっっ!あれを食べたらもうあんな味気ないもの食べたいと思いません!おねがいしますっっ!!」

 しまった、しくったな。普通に携帯食料を渡すんだった。………いや、オレ持ってなかったわ、あれ。

 今日のオレはどうやら厄日らしい。
 馬鹿パーとダンジョン言って、馬鹿ギルに絡んで、呪われPCプレイヤーときたもんだ。

 話を戻すためにも、食料を売った方が話が早そうなので、先に進めるためにも売ることにする。  昔にもこんな事があった記憶がするが気のせいだろう。 

「分かった。今のサンドなら1個300ヘイルで売ってもいいよ」
「高っっ!!」

 思わずフィアーナが声を高らげ驚く。そりゃあまぁ、携帯食料10個分の値段だ。
 少しだけ躊躇した後、それを了承し首を縦に振る。

「わ、分かりました。では、10個お願いします。もしあれば今のを5個と他のを5個でお願いします」

 結構な金額を吹っかけたにも関わらず、しかも注文までしてきた。………どんだけ飢えたんだ?この女。
 もうどうでも良くなったので、メニューを開いてトレード画面を呼び出す。
 えーと、今ストックしてるのはBLTバゲサン48、ハム玉バゲサン33,塩にぎり89,あとはハーブティーが何種類か。
 ハム玉バゲサンは厚切りハムトンドッグ玉子コケイルたまごサラダを載せて挟んだものだ。
 塩にぎりはこのゲームにある米に似た穀物を炊いて塩で握ったもの。

「一応、今あるのはさっきのバゲットサンドとハム玉サンドと塩にぎりだな。ハム玉は300Hで塩むすびが80Hってとこだな」

 それを聞いたフィアーナは少し考えたあとに数を言ってきた。

「BLTを5つとハム玉を3つ、塩むすびを10個ください」

 俺はすぐ計算をして値段を告げる。

「分かった。3200Hな」
「はい。ではこれで」

 お金ヘイルを受け取りトレードを成立させる。トレード自体は金でなくても成立する。それこそ石ころと伝説の剣でもだ。
 だた、みな良識の範囲内ということで黙認してるところもある。
 無茶すりゃGMコールで最悪垢BANもありえるので、今はその手の事件は殆ど起きてない。

 たが、このマネートレードだけは、当価値交換が採用されている。
 アイテムの最低価格が決められていて、それ以下の値段設定が出来ないのだ。逆は出来るのだが。(やっても誰も買わんしな)

 だから、ポーション4個分の何の効果(fillゲージは回復するが)もない消費アイテムに金を出す気にもならないのだろう。
 食料の取引も終わったので、今度こそ話を元に戻そうとフィアーナを見やると塩むすびを2つ出して貪り食っている。
 思わずどんな食生活をしてるのか勘ぐりたくもなるが、話を進める為にガフガフ塩むすびを食べる姿を見ながらフィアーナに話しかける。

「でだ。呪いは解く事は出来ないが、その火傷の痕はどうにか出来るかも知れない。もし良かったらダメ元でやって見ないか?」

 塩むすびを口いっぱいに頬張りながらコクコク頷く。
 その仕草はリスかハムスターを彷彿させる。………何だかなぁ。

「ホントはキャラ作り替えるのが1番なんだがなぁ」

 オレがそう呟きながらメニューを出してアイテムを取り出す。

 王露9叡智軟膏:裂傷、筋肉痛、火傷、凍傷等皮膚の状態異常に
         効果を発揮する
                   15ふん/10%recov 

                         作成者:ピロキシ    
                      
「……これは?」
「皮膚の状態異常の回復薬的な?まぁ、ものは試しでちょっと塗って見てくれる?」

 手の平ほどの大きさの平べったい容器のフタを開けフィアーナが覗き見る。
 どす黒い紫色の粘体で少し青臭い匂いを漂わせている。
 色と匂いを確めて、、しばらく躊躇してから恐る恐る軟膏を指に付け右腕を出して塗っていく。

「………ほへぇ~~~」

 塗り始めてからしばらくすると、変な声を出しはじめる。
 その表情を見てるとどうやら気持ち良いみたいだ。呪いなだけに一時的なものだろうとは思うが、無いよりはましだろう。
 顔半分と右腕を塗り終わったので、オレはインベントリから包帯とガーゼっぽいのを取り出して、フィアーナへと巻いていく。

 右腕は包帯でグルグル巻いていき、顔には切り絵よろしくガーゼ布を小さく切って目を囲う様に貼り付けていく。

「はひゃ~~~」

 何かまだ浸ってる。そろそろ戻ってきて貰いたいもんだが。

「はっ!あ、すいません。ついウットリしてしまって………」

 やっと現場復帰を果たしたフィアーナがこちらを見て謝ってっ来る。

「まぁいいさ。それよりどんな感じだ?ステータスで確認して貰えるか?」
「あっはい。えっと、引き攣る感じが無くなりました。火傷の症状が15から10なってます」

 驚いた後、嬉しそうに声を上げるフィアーナ。ん―、やっぱそんなもんか。少しは回復してるんなら良しとすべきか。
 ここまではオレのおせっかいだ。同情でも憐憫でもどういうい言い方をしてもいい。
 たまたまこうして出会い、勝手に首を突っ込んだ分の迷惑料みたいなもんだ。
 だが、これからは対価を貰わないと割に合わない。いや、そうじゃないな。
 さらに首を突っ込むために理由付けが必要とオレが思ってるだけだ。
 
 さて、フィアーナかのじょはオレに対価を支払ってくれるだろうか。オレは心の内でワクワクしつつ、フィアーナに話を聞く。

「なあ、何でそんな醜い姿のままでゲームを続けるんだ?たかがゲームだろ?やり直しは3度きくのに。良かったら聞かせてくれないか?言いたくなければ別にいいけど」

 オレは彼女フィアーナに問い掛ける。さぁ、どうするフィアーナ。



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