のろい盾戦士とのろわれ剣士

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1.オレは盾戦士【タンク】

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 松明が整然と連なる石畳の通路の中をドスンドスンと重い足取りで歩いて行く。

「っっせいよ!何トロトロ歩ってんだよ!もう会敵#エンカ#しちまっちまうだろうがよ!!」

 攻撃担当アタッカーの両手剣持ちがこちらに向かって悪態をついてくる。
 他の回復担当ヒーラー魔法担当キャスター索敵担当スカウトも同様に冷たい眼差しでこちらを見やる。

【NEW HORIZON《E》 WORLD】


 VR―――仮想現実という電脳空間に人の精神を没入出来るシステムが供与されてから数年の後、2大タイトルの後を追いかけるようにこのゲームが発売された。
 王道を唱えたストーリーモードと自由度のやたら高いシステムは新しもの好きのゲーマーが殺到し始めた。


 目の前に牛の姿を模したバケモノがのっしのっしとやってくる。
 神話などで語られるラビリンスの主ミノタウロスが2体斧と棍棒を手に持ちやってくる。この階層のボスだ。
 オレは背中に背負った大盾タワーシールドを手に取り待ち構える。


 発売後半年を経過した今も、その人気は衰えることを知らず、第1陣発売後も新規申込みが後を絶たないらしい。
 たまたまオレは第1陣の時に運良く買う事が出来たのでラッキーだったと思う。
 ご多聞に漏れずオレもこのゲームを始めてすっかりハマってしまった訳だ。
 リアルでは図体がデカイので、ゲームではドワーフを選んで生産職プレイをしようと思っていたのだが、初回プレイプレゼントでガチャ10回分を貰って回したところレアアイテムが当たったのだ。

【クレイビヨヌムの全身鎧フルプレートアーマー

    伝説の匠クレイビヨヌムが我が子孫の為に造り上げた一品
    VIT+125 STR+45 AGI 10※
    効果:状態異常無効 喚起 遮断 シェア

 あまりにもチート臭かったので問い合わせをしたけど、仕様ですの返信があっただけだった。
 たしかに力と頑丈さは折り紙つきだったが、それだけ高い性能ゆえにバランスをとる為デメリットもかなりデカイ。
 そうAGIが固定される為に動きが滅っ茶苦っ茶のろいのだ。
 まるでのろいの呪いだ(笑)………。
 要はレア防具であるが、すごく使い勝手が悪い訳だ。
 だけどオレはあえてこの鎧を装備してプレイしていた。

 何故ならその方が“面白い”と思ったからだ。

 前にやったVRゲームは領土侵攻型の戦略アクション物で、ただひたすらエネミーを倒して突き進むタイプだった。
 オレもそんな感じでゲームを進ませていたのだが、LUCK値が高かったせいか、レアドロップ率が高かった。
 それを見ていたプレイヤーの1人が「チートだ」とか「卑怯者」とかオレのプレイヤー名を曝して拡散したせいでまともにプレイが出来なくなって、頭にきたのですぐに辞めて中古屋に売っぱらったという話がある。
 
 今思えばゲームが悪いんじゃなくて人間プレイヤーが悪かったのだと思えば、どんなゲームでも同じなのだと理解出来る(今さらながらだが)。
 ま、その時は初めてMMOをプレイしたせいなので、勝手が分からなかったせいもある。

 今は極力その手の人間には近寄らない様にしてたのだが、今回は失敗ハズレ だったらしい。
 この戦闘これがが終わったらおさらばと行こう。

「こっちだっ!die turn3カムヒア!!」

 このスキルは3ターン(防御と攻撃を3回)の間モンスターの敵視ヘイトを集める事が出来るものだ。
 2体のミノタウロスがこちらに向かって攻撃を始める。

▽ミノタウロスAの攻撃!

 横薙ぎの棍棒を盾を斜めに構え力を逸らすように流していく。

▽ミノタウロスBの攻撃!

 大斧を振る上げその勢いのまま振り下ろして来る。正面に来る様に大楯タワーシールドを前に出し待ち構える。
 ガッキキィィンと言う金属同士が立てる音と火花を散らして大斧の攻撃に耐える。ズンと重みが身体に掛かる。くふぅ~。
 ミノタウロスAの後方に回り込んだアタッカーとスカウトが攻撃を始める。

「“シャドウカッター”」
「“ツインスラッシュ”」

 はぁ?何いきなりアーツを出してるんだ?通常技でダメ積んでから出すのがセオリーじゃねぇか!
 ヒーラーはオレの後ろでただ突っ立ってるだけだし、キャスターに至っては大技出そうと長呪文を唱える始末。
 さっきまでは普通に戦闘してたのに一体どういうこった?
 が、今はそんな事を考えてるヒマはない。今のスキルのクールタイムは5分と少しばかり長いのだ。
 ミノタウロスのHPはエリアボスだけあって他のモンスターより多いので、なるだけ減らしておきたい。
 仕方なくオレは別のスキルを口ずさむ。

「“シェア”1へDEX3STRへ、2へDEX3STRへ、3へAGI4INTへ」

 シェアとはこの鎧の固有スキルで装備プレイヤーのステータスの1部を1時的にパーティープレイヤーへ移す事が出来るというものだ。一種のバフと言ってもいい。
 ちなみに見た目には何の表示もされないので、プレイヤーには何が起きたとかは全く分からない。オレも言うつもりは無い。

「おい!ぼっとしてないで皆にバフしてくれっ!」

 オレは後ろを向いてただ突っ立っているヒーラーにそう指示する。

「はぁ?何でであんたに命令されなきゃあならないの!馬鹿じゃねぇの?」

 このくっそアマっ!お前こそなんでこのゲ-ムやってんだよ!バカはそっちじゃねぇか!!

「“フレイムランス”」

 真後ろからそんな声が聞こえて来たので、オレは慌てて膝を折ってしゃがみ込む。
 炎の渦をまとった槍がミノタウロスAに突き刺さり燃え上がる。

 ………狭いダンジョンの中で射線も気にせず火の魔法使うとか、頭おかしんじゃねぇのか、ごらっ!!
 ?オレ自身も頭に血が上って来てるのを感じてステチェックをONにする。

 案の定オレ以外のメンバー全員が状態異常になってやがる。
 成る程、ここは大罪ダンジョンのひとつ傲慢プライドだった。
 ミノタウロス達の攻撃を受け躱しながら思い出す。
 このエリアにある7つのダンジョンはそれぞれその名を冠した状態異常をプレイヤーもたらして来る。
 確か傲慢は、自分のやりたいことをやりたいだけやる、だったか。ん、これは強欲か?
 どっちでもいいか。なので碌なコンビプレイも出来ずに全滅するのが常だった。

 オレにはこの鎧に状態異常無効が付いてるので問題ないのだが、こいつら全く何の用意もしてなかったみたいだ。
 くそっ、中級プレイヤー達だと思ってたら、初級に毛が生えた程度だったらしい。
 野良パー組むと良くこんな事があるが、死に戻り前提で取りあえず行っとく?なノリでレベル帯以上のエリアへ進んで全滅する奴等。

 最初見た時はそんな感じはしなかったんだが、今回はオレの人を見る目が無かったみたいだ。
 アタッカーとスカウトはひたすらアーツを使い続け、キャスターは魔法を使い続けている。
 ヒーラーはしまいにゃしゃがんでこっちを見てるだけ、何だコリャ。
 仕方ないので、俺も防御しながらチクチク2ターン分攻撃することした。
 塵も積もればなんとやらだ。

 ミノタウロスを倒した時点で、HPMPSPスタミナが3割を下回ったので一旦戻ることにする。
 まだ半分も階層を下りてないのにも関わらず、何だかなー。

 冒険者ギルドに戻り精算して今回の分の分け前を投げつけられる。500ヘリスってこいつ等バカにしてんのか?

「…………」

 無言でアタッカーを見下ろすとたじろいだそいつは別の金袋を投げてよこした。
 それをしまうと、5000Hと表示される。………まぁ、適量か………な。
 パーティーメンバーの解除申請をしてギルドを出る。

「クソのろまがっ!!2度とてめぇなんかと組むか。クソ野郎!!」

 アタッカーが罵倒し始めると他の2人も同様にオレを批難してくる。
 ………状態異常はまだ解けてないようだ。まぁいい、オレもこいつ等とはおさらば~だ。


 冒険者ギルドを出て路地裏へと入り人の姿が見えなくなったのを確認して装備を変更する。
 身体が光に包まれその光が弾け飛ぶと、別の姿へと変化する。

 190cmあった身長は150cmに縮み丸顔に茶髪の短いポニテ、口元にはマ○オのような立派なモジャひげというまんまドワーフの姿だった。
 着ているものは貫頭衣にズボン、胸には革のブレストアーマー、黒革のブーツに腰のベルトには小剣を佩いている。
 始めは身長の変化にいちいち戸惑っったもんだが、今では馴れたものである。

 路地裏から表通りに出ようとすると、さっき迄一緒だった3人がこちらにやってくる。
 オレは知らんぷりして通り過ぎようとすると、アタッカーが声を掛けてきた。

「あんた、全身鎧フルプレートアーマーの大男を見なかったか?」

 どうやらオレがそうだとは気付いてないようだ。当たり前か。
 俺は奥の方を指差し答える。

「それなら途中ですれ違ったよ。左……右に曲がっていったかな」
「そうか!じゃあな」
「…………」
「ども」

 そう言ってアタッカーが、次にスカウトとヒーラーがオレの脇を通り過ぎ奥へと走って行った。

「あの野郎っ!ラスアタのアイテム持って行きやがってっっ!!」

 あいつ等の態度が態度なので、何も言わずにいただきました。
 それに“あれ”は戦闘職あいつらが持ってても意味がないものだ。
 
 
   □ ■ □


 さて、3人を見送ってから表通りを歩いて行く。そろそろログアウトをしないと明日に響くので宿屋へ向かおうとすると、何やら争う声が聞こえて来た。

「お願いですっ!呪いを解いて下さいっっ!!」
「うっせいな!てめぇが勝手に装備したんだろがよっ!!俺達はカンケーねぇだろうが!!どけよっ!!」
「きゃあああっっ!!」


 ドガッという音と共に人影が飛び出し倒れ込む。
 酷い事するなぁーと思いつつ、様子を見てみることにする。
 倒れてきたのは14、5才といった少女だった。街中なのでダメージも痛みも無いと思うが、ちとやり過ぎだろう。

 てな訳で、とりあえず動画を取っておくことにする。目の前に5cm程の水色の菱型の水晶体が現れる。
 その水晶体をタップし録画スタート。
 彼女に続いて宿屋の出入口からプレイヤーが3人ばかり出て来た。
 
 最近は揉め事を楽しむこういうのががMMOの正しい遊び方な気がしたきたオレである。
 
 
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