『恋愛小説』

篠崎俊樹

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第2話。

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 ボクは、元々、統合失調症の持病があって、人と接するのが苦手なので、恋愛は、今の妻とが初めてでした。何と言いますか、難しいことを抱え込んでいたのですが、ちゃんと契りもあり、上手く行きました。妻は、隣町の喫茶店で、ウエイターをしています。客に、コーヒーを淹れるのが仕事で、ボクは、昼間、スーパーにパートに行っているものですから、会える時間というのは、夜だけになります。ボクの自室には、統合失調症の薬と、サプリメント類、それに、睡眠導入剤が置いてあり、飲み間違えなどがないように、服用しています。
 ボクの考える恋愛というのは、実際、人同士が傷つけ合うこともあって、成立するものというものであり、夜、睡眠導入剤を服用して、寝付く前に、考えます。そんな感じで、恋愛について、語ってみたいのです。
 まあ、世の中、不透明ですから、恋愛とか、恋とか、安定しないものであって、ボクも正直なところ、よく分かりません。ですが、して、損はないものと、断言できます。そういったことを、この小説で語りたいのです。
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