『今すぐ、会いたい』

篠崎俊樹

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最終話。

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     FIN
 この小説では、陽一や自分のことばかり記してしまって、妻の家族のことはあまり書けなかったが、区切りがいいので、この辺りで、終わりにして、稿を結ばせてもらう。俺にとって、関心があるのは、もう、インターネット小説と、妻の家族と、夜、服用する睡眠導入剤ぐらいになった。あとは、関心がない。新聞店のおっちゃんたちも、どうだっていい。どうせ、また、酒でも飲んで、飲酒運転しながら、新聞店に来て、仕事を始めるのだから、恐れ入る。俺は、自分のペースを守りながら、ここ朝倉市で、生きていくつもりだ。また、さっきも申し上げたように、妻とはいつだって、今すぐ会いたいのであって、それが、離れていても、結婚した者同士の感情だと言えると思う。それだけは、強調しておく。そして、この小説を結びたいと思う。全二十話で完結になったけど、以前から、書き終えてなくて、気になっていた小説だったので、ここで小説そのものに、ピリオドを打つ。また、似たような小説を書きたくなったら、いつでも書くつもりだ。
                             (了)
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