『今すぐ、会いたい』

篠崎俊樹

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第6話。

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 妻は、同居こそしてないけど、朝倉市の更に隣にある、三井郡大刀洗町の縫製工場に定年まで勤め上げて、退職してから、今、自宅でゆっくりしている。俺にとって、愛おしい存在だ。元々苦労性で、いろんな苦労を経て、生きてきているから、俺の気持ちだって分かる。実際、俺が、新聞店のアルバイトに行って、クタクタに疲れて、帰ってきていることだって、察してくれている。俺にとって、こんな時代の同士的存在だ。全幅の信頼を置いている。実際、妻だって、苦労して育ってきた。俺には、その気持ちが分かる。俺が夜、眠れない時だって、電話すれば、出てくれて、話を聴いてくれる。俺にとって、最愛であり、最高の妻だ。そう思っている。それに引き換え、同居中の父親や妹、弟はどうか?はっきり言って、はしたないし、最低の一言だ。俺は直感的にそう思っている。俺にとって、小説の執筆が全てであって、そのほかのことは、どうだっていい。そう思って、日々過ごしている。(以下次号)
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