『私記』

篠崎俊樹

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第16話。

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 入った大学は、3年半で除籍された。私は、まじめに授業に出なかったし、適当に学部で過ごしていて、救いようがないような落ちこぼれだったのだ。そして、父親から大学を辞めさせられ、自宅に帰ってきた後、転機が訪れた。今の妻と出会ったのだ。地元の町で出会い、意気投合した。妻は当時、私より20歳ほど上で、私は、年上の妻にちょっと戸惑ったが、やがて、仲良くなった。もちろん、やっかむ人間だっていた。でも、そういった人間たちも、自然と消えていった。そして、私は、30代へと入った。妻は、ある意味、優しかった。お互いに、難しい事情を抱えながらも、息は合っていたのだ。
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