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圏ガクの夏休み!!
二十歳になってから!
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ケツを揉み返してやろうかと思ったが、廊下からやってくる山センの使い第一便の気配を察し自重する。バッタバッタと騒々しい足音は、この夏一番近くにいた小吉さんのものだ。
「クソ、なんで今日やるんだよ。てめぇらは明日も休みあんだろが!」
学校が始まってからも、先輩と一緒に過ごせる約束をして貰えたのは嬉しいが、山センの妨害への怒りは全く鎮火しない。二人の時間を邪魔する輩に悪態を吐くと、先輩は「今日でないと駄目なんだろ」と楽しそうに言った。
「明日じゃあお前が参加出来ないからな。だから今日やるって言い出したんじゃないか」
いや、それは断じて違う。あのクソ山センは、オレと先輩の夏休み最後の夜を邪魔したいだけだ。
「失礼します! きん、アレ? きんじょ、アレ? 開かない。開かないぞ夷川。失礼しま、アレ?」
開いてるのが当たり前だったから、鍵のかかった扉に小吉さんはかなり混乱していた。賑やかに扉を揺らして「アレ?」を連発する。
抱きついていたオレを引き剥がし、開けてもいいかと言いたげな目で、先輩は見つめてくる。山センの嫌がらせに付き合うより、妨害を受けながらも二人でなんとかイチャイチャする方は選べないのかと、表情に乗せて抵抗するが、半分泣きながら「すいません!」と何度も謝り扉に体当たりを食らわす小吉さんを放置も出来ず、オレはちょっと待ってろと声を張り上げた。
「おぉ! いたか夷川。金城先輩もお疲れ様です!」
扉を開けてやると、小吉さんはビシッと礼をして「準備出来ました! 行きましょう!」と声をかけ、手近にあったオレの手を掴む。
「小吉さん、オレも行かなきゃ駄目なの?」
もう仕方ないとは思っているのだが、一応悪あがきもしておく。稲継先輩や矢野君相手には難しいだろうが、小吉さんなら上手く丸め込めるんじゃないかと思ったのだ。
行きたくないと駄々を捏ねるオレに小吉さんは「そりゃ駄目だ」と即答する。
「夏休み最後だぞ。みんなで過ごさなきゃ楽しくないだろ」
先輩と二人がいいと、言ってしまいそうになるが我慢だ。
「いいよ、オレ一年だし。小吉さんたちだけで楽しんで来てよ」
遠慮を装い丁重にお断りすると、らしくなく小吉さんは「ばっかやろう!」と怒鳴った。
「お前が一年とか関係ないからな! そりゃ、休みが終わってからもずっと一緒ってのは、その無理だと思うけど、でも、お前はもうおれらの仲間だから、そんなこと言うな!」
真剣な顔で言われると思わず「はい」と素直に頷いてしまった。この夏、小吉さんたちに助けて貰わなかったら、オレはきっと酷い目に遭っていただろう。こんな脳天気に明日を迎えられなかったに違いない。
「あーその、えっとな、仲間って言うか、そのおれにとっては大事な友達だし、稲っちや矢野だって、きっとそう思ってるよ。山センだって、そうだと思うし。お前のこと、そのちゃんと一員だって思ってる、と思う。うん」
最後はグタグタで、小吉さんらしさに少し笑ってしまう。
「よし、それじゃあ、腹も減ったし『いいもん』でも食いに行くか」
オレの抵抗が終わったのを見届けると、先輩はオレらの背中をポンと叩き、率先して部屋を出た。
先輩のインスタントや缶詰をショボいと言いやがった山センが用意していたのは、確かに『いいもん』だった。
冷蔵庫にドンと置かれたテーブル、その上に並べられたのは、(どこにあったのか電子レンジで温めたらしい)ホカホカと湯気を上げる昼間のバイキングを再現したタッパーの数々だった。
「肉を食う前におかずをちょっと確保しておいたんだ」
オレと先輩が目の前の光景に呆れていると、小吉さんが誇らしげに胸を張った。残念ながら、この量は『ちょっと』とは言わない。すごくいっぱいだ!
「ほら、夷川。から揚げもあるぞ~」
感動で口の中が涎でいっぱいになっているオレを山センは猫なで声で呼ぶ。から揚げという単語に心打たれ、バッと視線を向けると、から揚げがたんまり入ったタッパーを片手に山センがニッコリと笑っていた。
「そうかそうか、から揚げ好きか~。なら、たんとお食べ」
スッと差し出されたから揚げに思わず飛び付きそうになるが、その寸前、山センは「おっと、忘れちゃいけない」と背後から何かを取り出しブチュッとから揚げにぶっかけた。
「から揚げにはマヨネーズが必要だよね~」
から揚げの上に山となる白い塊、まさかと思いハッと顔を上げると、オレの心配がビンゴしているのを物語るニヤッと笑った山センと目が合った。
「オレのマヨネーズッ! 何してくれんだ山セン!」
「え? コレお前のだったの! バッカだなぁマヨネーズはこうやって使うもんだぞ。机にしまってちゃ意味ないんだろー」
ガハハと笑いながら、オレらがローションとして使う予定だったマヨネーズをたっぷり付けたから揚げを頬張る山セン。つい先輩だという事を忘れて「何してくれとるんじゃぁ!」とオレが声を上げる前に、そいつらは動いていた。
「ふざけんな、山セン! から揚げにマヨネーズなんざかけてんじゃねぇ!」
「から揚げにはレモンだろーがッ! 死ね山セン!」
山センの襟ぐりを先に掴んだのは稲継先輩で、マヨネーズの上から更にレモンを搾ったのは矢野君だった。出遅れたオレはマヨネーズとレモンをぶっかけられた無残なから揚げを見ながら、遠のいた初セックスを思いその場に膝をついた。
「おれ、から揚げは何もつけずに食べたいです」
「ん、そうだな。俺もマヨネーズはないと思うな」
隣では小吉さんと先輩が、から揚げを残念そうに見ている。マヨネーズが嫌なら洗って食えと、予定を狂わされたオレは吐き捨て、窓から吊されようとしている山センの遠吠えを聞きながら、目の前の料理に家畜でありながら一番に箸を付けた。
それに気付いた矢野君が「ふざけんな夷川!」と怒鳴りながら参戦。恐らく全員で食っても十分すぎるくらい量はあるのに、いつものようにおかずを奪い合いながら打ち上げは始まった。
争う必要はないと全員が気付くまでに半分以上の料理を腹におさめた後、オレは在庫処分と山センたちが持ち出したアルコールにも手を伸ばした。
人生初の酒の味に悶絶。てか、どれもこれもすげぇ苦い。それなのに、他の奴らは平然とお茶代わりにゴクゴクやっていて、信じられなかった。
付き合いきれず酒を飲んだ振りして、冷蔵庫に常備してあったミネラルウォーターでも飲んでいようと思ったのだが、オレの工作を目ざとく見つけた山センに「夷川だっせぇー!」と騒ぎ立てられ、先輩の制止も聞かずビールを一気飲みする羽目になり、何やら雲行きが怪しくなる。
喉を何とも言えない苦みが通り過ぎた後、顔が急に熱くなり、なんだか無性に稲継先輩の顔が面白く思えて爆笑し、触ったらもっと面白いんじゃないかと思い、盾として先輩を強引に引き連れ、稲継先輩に絡み倒した。
今思うと、何故そんな事をしたのか、全くもって説明出来ないが、ビール一本でオレは完全に出来上がり、きっと思い出さない方が幸せな新学期を迎えられるであろう醜態を一晩中晒したに違いなかった。
ぼんやり覚えている記憶をかき集め、現実逃避に開いた目をもう一度閉じて、いや、やっぱり一刻も早く逃げた方がいいと気付き、体に力を入れて起き上がる。
「うぇッ! な、なんだ、これ?」
ガンガンと頭をぶん殴られているような頭痛、そのせいかグルグルと回る視界。思わず蹲り頭を抱えて呻いていると、エアコンの冷気が襲って来て体がガタガタと震えた。
「し、しかも、なんで裸なんだオレ」
床を這いつくばりながらも確認すると、自分が真っ裸な事に気付いて愕然となる。まさか、酒の勢いで先輩との合体ショーを披露してしまったのかと、更に体の震えが大きくなった。
「大丈夫か、セイシュン」
あまりの事態に叫び出しそうになったが、そうなる前に先輩の声がオレを現実に引き戻してくれる。頭痛と目眩に歯を食いしばりながら起き上がると、隣に胡座を掻いて座っている先輩と目が合った。
「せ、せんぱい……オレら、みんなの前でヤっちゃったの?」
一番の不安を口にしたら、即座に手刀を見舞われた。頭痛と相まって、オレは堪らず床に突っ伏す。
「お前はもう酒を飲むな」
苦笑交じりに落ちていた毛布をかけてくれる先輩。毛布はほんのり温かく、すぐ肌に馴染んだ。起き上がるまで寒さを感じなかったのは、この毛布のおかげらしい。
先輩の態度から、どうやら合体ショーは披露しなかったようで、ホッと胸を撫で下ろす。
「でも、なんでマッパなんだろ…………しかも、オレだけじゃないし」
顔を上げれば目の前には、オレと同じく全裸の男が四人、うち捨てられたように転がっている。
服を脱いだ記憶が、本気で全くなかったオレは、近くに脱ぎ散らかすではなく、しっかり畳んで置いてある自分の服を見て、先輩に何があったのか聞いてみた。
「ん、俺の口からは……言えない」
なんか辛そうに目を逸らされたし。本当に訳が分からない。泣きそうだ。
「クソ、なんで今日やるんだよ。てめぇらは明日も休みあんだろが!」
学校が始まってからも、先輩と一緒に過ごせる約束をして貰えたのは嬉しいが、山センの妨害への怒りは全く鎮火しない。二人の時間を邪魔する輩に悪態を吐くと、先輩は「今日でないと駄目なんだろ」と楽しそうに言った。
「明日じゃあお前が参加出来ないからな。だから今日やるって言い出したんじゃないか」
いや、それは断じて違う。あのクソ山センは、オレと先輩の夏休み最後の夜を邪魔したいだけだ。
「失礼します! きん、アレ? きんじょ、アレ? 開かない。開かないぞ夷川。失礼しま、アレ?」
開いてるのが当たり前だったから、鍵のかかった扉に小吉さんはかなり混乱していた。賑やかに扉を揺らして「アレ?」を連発する。
抱きついていたオレを引き剥がし、開けてもいいかと言いたげな目で、先輩は見つめてくる。山センの嫌がらせに付き合うより、妨害を受けながらも二人でなんとかイチャイチャする方は選べないのかと、表情に乗せて抵抗するが、半分泣きながら「すいません!」と何度も謝り扉に体当たりを食らわす小吉さんを放置も出来ず、オレはちょっと待ってろと声を張り上げた。
「おぉ! いたか夷川。金城先輩もお疲れ様です!」
扉を開けてやると、小吉さんはビシッと礼をして「準備出来ました! 行きましょう!」と声をかけ、手近にあったオレの手を掴む。
「小吉さん、オレも行かなきゃ駄目なの?」
もう仕方ないとは思っているのだが、一応悪あがきもしておく。稲継先輩や矢野君相手には難しいだろうが、小吉さんなら上手く丸め込めるんじゃないかと思ったのだ。
行きたくないと駄々を捏ねるオレに小吉さんは「そりゃ駄目だ」と即答する。
「夏休み最後だぞ。みんなで過ごさなきゃ楽しくないだろ」
先輩と二人がいいと、言ってしまいそうになるが我慢だ。
「いいよ、オレ一年だし。小吉さんたちだけで楽しんで来てよ」
遠慮を装い丁重にお断りすると、らしくなく小吉さんは「ばっかやろう!」と怒鳴った。
「お前が一年とか関係ないからな! そりゃ、休みが終わってからもずっと一緒ってのは、その無理だと思うけど、でも、お前はもうおれらの仲間だから、そんなこと言うな!」
真剣な顔で言われると思わず「はい」と素直に頷いてしまった。この夏、小吉さんたちに助けて貰わなかったら、オレはきっと酷い目に遭っていただろう。こんな脳天気に明日を迎えられなかったに違いない。
「あーその、えっとな、仲間って言うか、そのおれにとっては大事な友達だし、稲っちや矢野だって、きっとそう思ってるよ。山センだって、そうだと思うし。お前のこと、そのちゃんと一員だって思ってる、と思う。うん」
最後はグタグタで、小吉さんらしさに少し笑ってしまう。
「よし、それじゃあ、腹も減ったし『いいもん』でも食いに行くか」
オレの抵抗が終わったのを見届けると、先輩はオレらの背中をポンと叩き、率先して部屋を出た。
先輩のインスタントや缶詰をショボいと言いやがった山センが用意していたのは、確かに『いいもん』だった。
冷蔵庫にドンと置かれたテーブル、その上に並べられたのは、(どこにあったのか電子レンジで温めたらしい)ホカホカと湯気を上げる昼間のバイキングを再現したタッパーの数々だった。
「肉を食う前におかずをちょっと確保しておいたんだ」
オレと先輩が目の前の光景に呆れていると、小吉さんが誇らしげに胸を張った。残念ながら、この量は『ちょっと』とは言わない。すごくいっぱいだ!
「ほら、夷川。から揚げもあるぞ~」
感動で口の中が涎でいっぱいになっているオレを山センは猫なで声で呼ぶ。から揚げという単語に心打たれ、バッと視線を向けると、から揚げがたんまり入ったタッパーを片手に山センがニッコリと笑っていた。
「そうかそうか、から揚げ好きか~。なら、たんとお食べ」
スッと差し出されたから揚げに思わず飛び付きそうになるが、その寸前、山センは「おっと、忘れちゃいけない」と背後から何かを取り出しブチュッとから揚げにぶっかけた。
「から揚げにはマヨネーズが必要だよね~」
から揚げの上に山となる白い塊、まさかと思いハッと顔を上げると、オレの心配がビンゴしているのを物語るニヤッと笑った山センと目が合った。
「オレのマヨネーズッ! 何してくれんだ山セン!」
「え? コレお前のだったの! バッカだなぁマヨネーズはこうやって使うもんだぞ。机にしまってちゃ意味ないんだろー」
ガハハと笑いながら、オレらがローションとして使う予定だったマヨネーズをたっぷり付けたから揚げを頬張る山セン。つい先輩だという事を忘れて「何してくれとるんじゃぁ!」とオレが声を上げる前に、そいつらは動いていた。
「ふざけんな、山セン! から揚げにマヨネーズなんざかけてんじゃねぇ!」
「から揚げにはレモンだろーがッ! 死ね山セン!」
山センの襟ぐりを先に掴んだのは稲継先輩で、マヨネーズの上から更にレモンを搾ったのは矢野君だった。出遅れたオレはマヨネーズとレモンをぶっかけられた無残なから揚げを見ながら、遠のいた初セックスを思いその場に膝をついた。
「おれ、から揚げは何もつけずに食べたいです」
「ん、そうだな。俺もマヨネーズはないと思うな」
隣では小吉さんと先輩が、から揚げを残念そうに見ている。マヨネーズが嫌なら洗って食えと、予定を狂わされたオレは吐き捨て、窓から吊されようとしている山センの遠吠えを聞きながら、目の前の料理に家畜でありながら一番に箸を付けた。
それに気付いた矢野君が「ふざけんな夷川!」と怒鳴りながら参戦。恐らく全員で食っても十分すぎるくらい量はあるのに、いつものようにおかずを奪い合いながら打ち上げは始まった。
争う必要はないと全員が気付くまでに半分以上の料理を腹におさめた後、オレは在庫処分と山センたちが持ち出したアルコールにも手を伸ばした。
人生初の酒の味に悶絶。てか、どれもこれもすげぇ苦い。それなのに、他の奴らは平然とお茶代わりにゴクゴクやっていて、信じられなかった。
付き合いきれず酒を飲んだ振りして、冷蔵庫に常備してあったミネラルウォーターでも飲んでいようと思ったのだが、オレの工作を目ざとく見つけた山センに「夷川だっせぇー!」と騒ぎ立てられ、先輩の制止も聞かずビールを一気飲みする羽目になり、何やら雲行きが怪しくなる。
喉を何とも言えない苦みが通り過ぎた後、顔が急に熱くなり、なんだか無性に稲継先輩の顔が面白く思えて爆笑し、触ったらもっと面白いんじゃないかと思い、盾として先輩を強引に引き連れ、稲継先輩に絡み倒した。
今思うと、何故そんな事をしたのか、全くもって説明出来ないが、ビール一本でオレは完全に出来上がり、きっと思い出さない方が幸せな新学期を迎えられるであろう醜態を一晩中晒したに違いなかった。
ぼんやり覚えている記憶をかき集め、現実逃避に開いた目をもう一度閉じて、いや、やっぱり一刻も早く逃げた方がいいと気付き、体に力を入れて起き上がる。
「うぇッ! な、なんだ、これ?」
ガンガンと頭をぶん殴られているような頭痛、そのせいかグルグルと回る視界。思わず蹲り頭を抱えて呻いていると、エアコンの冷気が襲って来て体がガタガタと震えた。
「し、しかも、なんで裸なんだオレ」
床を這いつくばりながらも確認すると、自分が真っ裸な事に気付いて愕然となる。まさか、酒の勢いで先輩との合体ショーを披露してしまったのかと、更に体の震えが大きくなった。
「大丈夫か、セイシュン」
あまりの事態に叫び出しそうになったが、そうなる前に先輩の声がオレを現実に引き戻してくれる。頭痛と目眩に歯を食いしばりながら起き上がると、隣に胡座を掻いて座っている先輩と目が合った。
「せ、せんぱい……オレら、みんなの前でヤっちゃったの?」
一番の不安を口にしたら、即座に手刀を見舞われた。頭痛と相まって、オレは堪らず床に突っ伏す。
「お前はもう酒を飲むな」
苦笑交じりに落ちていた毛布をかけてくれる先輩。毛布はほんのり温かく、すぐ肌に馴染んだ。起き上がるまで寒さを感じなかったのは、この毛布のおかげらしい。
先輩の態度から、どうやら合体ショーは披露しなかったようで、ホッと胸を撫で下ろす。
「でも、なんでマッパなんだろ…………しかも、オレだけじゃないし」
顔を上げれば目の前には、オレと同じく全裸の男が四人、うち捨てられたように転がっている。
服を脱いだ記憶が、本気で全くなかったオレは、近くに脱ぎ散らかすではなく、しっかり畳んで置いてある自分の服を見て、先輩に何があったのか聞いてみた。
「ん、俺の口からは……言えない」
なんか辛そうに目を逸らされたし。本当に訳が分からない。泣きそうだ。
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