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蜜月
入念な下準備
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「先輩、噛むんだったら二の腕か太ももな」
さすがに足裏は候補から外した。どっちも服で隠れている部位なので、オレは慌てて脱ごうとしたが、先輩に阻まれてしまう。
「すまん、噛まないって約束したのにな。今日はそういうのはなしだ」
背後からギュッと抱きしめられる。先輩の胸に背中を預けもたれると、先輩の手が服の中に侵入してきた。冷たい感触を覚悟したが、先輩の指先はオレのとは違い何故か温かかった。
「冷たくないか?」
指先は場所を探るように胸を撫でる。
「……っふ。ん、だいじょーぶ」
硬くなった先っぽが引っかかる度、声を我慢して鼻息が漏れる。それと一緒に股間にも熱が籠もる。
上は着たままでも大丈夫だが、下は脱ぎたいな。焦れったい愛撫を受け続けると、先走りで汚しそうだ。
「セイシュン、下だけ少し下げれるか」
これが以心伝心というやつか。オレは言われるままに着ている物を脱ぎ捨てようとしたのだが「まだ全部は脱がなくていいぞ」と先輩の手によって半ケツに留められてしまう。ちんこは外に飛び出たので、汚す心配はなくなったが、ずらすだけというのは、ゆるい拘束を受けているようで落ち着かない。
「触るぞ」
先輩の右手が胸元から下へ下へと移動する。手コキを期待したが、腰からケツの方へとまわされ、座るケツを器用に揉みやがった。触りやすいように態勢を変えようとするが、スウェットとパンツが邪魔で身動きが取れない。
「体あったまってきたから下脱ぐよ。てか、先輩が触りやすい態勢取るから、どうしたらいいか教えて」
焦れったさは悪。欲求が膨らみすぎて情緒を吹き飛ばした。先輩から一度抜け出し、下だけ脱ぎ捨て尋ねると「じゃあ、横向けに寝転がってくれ」と的確な指示が飛ぶ。
ケツを触るなら、先輩に背中を向けるように寝転べばいいのかな。立ち上がった先輩を視線で確認しながら横になる。
「ローション使うぞ。今日は、いつも以上にしっかり慣らそうと思う」
本日の計画を説明してくれる先輩は、持って来たローションの蓋を開けた。冷たいの来る! と少し身構えたが、ケツに垂らされたローションはなんと温かかった。
「湯煎しておいた」
驚いて先輩を見ると、ちょっと誇らしげに種明かしをした。てか、本当に準備万端で待ってたんだな。先輩がオレと同じ気持ちでいるってのは、あながち誇張でもなんでもないんだなと実感して、気色悪いくらいにやけてしまった。
三度目となると体が覚えているのか、ケツ穴は先輩の指をすんなり受け入れた。ローションが温かかったおかげもあるかもな。冷たいとケツの穴はキュッと締まる感じするし。
「痛かったり、変な感じがしたら、すぐに言うんだぞ」
指一本くらいでは、ビクともしなくなった。ケツも鍛えれば強靱になるんだなと、余裕のオレは、心配性に親指を立てて答えてやる。ただ、問題が一つあるとすれば、情けない声を上げないよう、気合いを入れ続けなければならなかった。
滑りが良くなって、指が気付かぬ内に増え、ケツの穴が緩む度に快感が広がっていく。
「セイシュン、これでも抱いてろ」
自分でちんこを弄らないよう、布団の端を掴んでいたら、先輩がクッションのような寝袋を手渡してくれる。縋るように掴むと、先輩は指の動きを少し緩慢にしてくれた。
「ごめっ、その、ちがくて……いたい、とかないから」
「気持ちいいか?」
「うん……い、いまなら、せんぱいの、でも、かんたん、に、はいりそうだよ」
喘がないよう注意深く喋ると、不意に先輩がちんこを掴んできて、見事な嬌声を上げてしまった。先輩の温かい手が冷たく感じるくらい一人で盛り上がっている股間を掴まれ、快感からちょっと視界が滲む。
「まだ早い。今日は徹底的にやるからな」
亀頭を指の腹で撫でられ、寝袋にしがみつく。せっかく緩んでいたケツが、先輩の指を拒絶するよう全力で締まる。ゆっくり竿をしごかれ、待ち望んでいたように射精感が込み上げてきた。
「せんぱいっやめて、止めろって! オレばっかりは嫌だからな。ちゃんと先輩としたいから、それまでイキたくない」
オレが用意してきた本日の予定を突き付けてやると、先輩はふにゃっと笑って「わかった」と言って手を離してくれた。
深呼吸をしてケツの緊張を取る。緩んだ所で先輩がまた指を動かし始めた。
指を奥の方まで突き入れるような事はせず、先輩のモノを飲み込めるよう、入念に入り口を慣らしているようだ。横になって寝転ぶという態勢のおかげか、痛みや辛さは全くないが、ケツの中にあるヤバイ場所には全く触れて貰えず、生殺し状態が続く。
「セイシュン、大丈夫か?」
指が増やされる度に声をかけられるが『そんな事より早く欲しい』という欲求が頭で破裂しそうになり生返事しか出来なかった。
「本当に痛みはないか?」
肛門を揉みほぐすように、指を緩く出し入れされるだけなのだ。痛みはないが、慣れてしまえば快感も遠い。
さすがに足裏は候補から外した。どっちも服で隠れている部位なので、オレは慌てて脱ごうとしたが、先輩に阻まれてしまう。
「すまん、噛まないって約束したのにな。今日はそういうのはなしだ」
背後からギュッと抱きしめられる。先輩の胸に背中を預けもたれると、先輩の手が服の中に侵入してきた。冷たい感触を覚悟したが、先輩の指先はオレのとは違い何故か温かかった。
「冷たくないか?」
指先は場所を探るように胸を撫でる。
「……っふ。ん、だいじょーぶ」
硬くなった先っぽが引っかかる度、声を我慢して鼻息が漏れる。それと一緒に股間にも熱が籠もる。
上は着たままでも大丈夫だが、下は脱ぎたいな。焦れったい愛撫を受け続けると、先走りで汚しそうだ。
「セイシュン、下だけ少し下げれるか」
これが以心伝心というやつか。オレは言われるままに着ている物を脱ぎ捨てようとしたのだが「まだ全部は脱がなくていいぞ」と先輩の手によって半ケツに留められてしまう。ちんこは外に飛び出たので、汚す心配はなくなったが、ずらすだけというのは、ゆるい拘束を受けているようで落ち着かない。
「触るぞ」
先輩の右手が胸元から下へ下へと移動する。手コキを期待したが、腰からケツの方へとまわされ、座るケツを器用に揉みやがった。触りやすいように態勢を変えようとするが、スウェットとパンツが邪魔で身動きが取れない。
「体あったまってきたから下脱ぐよ。てか、先輩が触りやすい態勢取るから、どうしたらいいか教えて」
焦れったさは悪。欲求が膨らみすぎて情緒を吹き飛ばした。先輩から一度抜け出し、下だけ脱ぎ捨て尋ねると「じゃあ、横向けに寝転がってくれ」と的確な指示が飛ぶ。
ケツを触るなら、先輩に背中を向けるように寝転べばいいのかな。立ち上がった先輩を視線で確認しながら横になる。
「ローション使うぞ。今日は、いつも以上にしっかり慣らそうと思う」
本日の計画を説明してくれる先輩は、持って来たローションの蓋を開けた。冷たいの来る! と少し身構えたが、ケツに垂らされたローションはなんと温かかった。
「湯煎しておいた」
驚いて先輩を見ると、ちょっと誇らしげに種明かしをした。てか、本当に準備万端で待ってたんだな。先輩がオレと同じ気持ちでいるってのは、あながち誇張でもなんでもないんだなと実感して、気色悪いくらいにやけてしまった。
三度目となると体が覚えているのか、ケツ穴は先輩の指をすんなり受け入れた。ローションが温かかったおかげもあるかもな。冷たいとケツの穴はキュッと締まる感じするし。
「痛かったり、変な感じがしたら、すぐに言うんだぞ」
指一本くらいでは、ビクともしなくなった。ケツも鍛えれば強靱になるんだなと、余裕のオレは、心配性に親指を立てて答えてやる。ただ、問題が一つあるとすれば、情けない声を上げないよう、気合いを入れ続けなければならなかった。
滑りが良くなって、指が気付かぬ内に増え、ケツの穴が緩む度に快感が広がっていく。
「セイシュン、これでも抱いてろ」
自分でちんこを弄らないよう、布団の端を掴んでいたら、先輩がクッションのような寝袋を手渡してくれる。縋るように掴むと、先輩は指の動きを少し緩慢にしてくれた。
「ごめっ、その、ちがくて……いたい、とかないから」
「気持ちいいか?」
「うん……い、いまなら、せんぱいの、でも、かんたん、に、はいりそうだよ」
喘がないよう注意深く喋ると、不意に先輩がちんこを掴んできて、見事な嬌声を上げてしまった。先輩の温かい手が冷たく感じるくらい一人で盛り上がっている股間を掴まれ、快感からちょっと視界が滲む。
「まだ早い。今日は徹底的にやるからな」
亀頭を指の腹で撫でられ、寝袋にしがみつく。せっかく緩んでいたケツが、先輩の指を拒絶するよう全力で締まる。ゆっくり竿をしごかれ、待ち望んでいたように射精感が込み上げてきた。
「せんぱいっやめて、止めろって! オレばっかりは嫌だからな。ちゃんと先輩としたいから、それまでイキたくない」
オレが用意してきた本日の予定を突き付けてやると、先輩はふにゃっと笑って「わかった」と言って手を離してくれた。
深呼吸をしてケツの緊張を取る。緩んだ所で先輩がまた指を動かし始めた。
指を奥の方まで突き入れるような事はせず、先輩のモノを飲み込めるよう、入念に入り口を慣らしているようだ。横になって寝転ぶという態勢のおかげか、痛みや辛さは全くないが、ケツの中にあるヤバイ場所には全く触れて貰えず、生殺し状態が続く。
「セイシュン、大丈夫か?」
指が増やされる度に声をかけられるが『そんな事より早く欲しい』という欲求が頭で破裂しそうになり生返事しか出来なかった。
「本当に痛みはないか?」
肛門を揉みほぐすように、指を緩く出し入れされるだけなのだ。痛みはないが、慣れてしまえば快感も遠い。
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