39 / 97
第四章 ぶつかり合う風
4-6 傭兵たちの王ヴァレンシュタイン ……アンダース
しおりを挟む
傭兵たちの王を示す深海の玉座の紋章が頭から離れなかった。
何もかもが不愉快だった。おぼろげに揺れる冬の太陽も、つい先日は美しいと感じた雪景色も、今はただ鬱陶しかった。
ヴァレンシュタインとの会合を終えたアンダースは、人混みを抜けるべく、足を早めた。道中、目障りな士官は威圧し、邪魔な兵卒は小突いて押し退けた。
教会遠征軍の第二軍、ヴァレンシュタイン軍の野営地は、敗走する月盾騎士団とは違い、活気があった。ヨハン・ロートリンゲンが率いた本隊の瓦解により、退路を進まざるを得ない状況でも、将兵らはきびきびと動いている。
騎士主体だった本隊とは違い、ヴァレンシュタイン軍は傭兵が主体である。名ばかりの称号に胡坐をかく騎士もいけ好かない連中が多いが、傭兵の大半はもっとどうしようもない。どいつもこいつも粗野でがさつで騒々しい、頭空っぽな馬鹿と、食い詰め浪人の集まりである。しかし、今や落ちぶれるだけの騎士たちに比べれば、士気も練度も高い。
そんな傭兵たちに、アンダースたちはあからさまに歓迎されていなかった。
ヴァレンシュタイン自身はともかく、その将兵たちは、よそ者を煙たがるかのような視線を隠そうともしなかった。状況を考えればその感情は理解できるのだが、それでも不愉快なものは不愉快だった。
「何をそんなにイラついてんです? ヴァレンシュタインの旦那に何か言われたんで?」
「黙れ」
「そんな怒ってちゃあ、ロートリンゲンのお坊ちゃんのかわいい顔が台無しですぜ」
いつも通り能天気なルクレールの声が、癇に障る。話の内容も、答える気にもならない。
「しょうがないじゃないですか。誰だってこんなクソ寒いときに、いらんお荷物抱えたかないですって」
「うるさい。話したいなら他の奴と喋れ」
いい加減に腹が立ち、アンダースはルクレールを睨みつけた。しかし、安物の革鎧を着た小汚い中年は、いつも通り飄々とした顔で受け流すと、言葉通り別の士官と話し始めた。
アンダースは青羽根の騎兵帽についた雪を払うと、それを目深に被った。それでも、〈教会〉の十字架旗と並ぶ、ヴァレンシュタインの家紋である深海の玉座が描かれた軍旗は、どこに行っても視界に入った。
どうしても視界に映る不快感の元凶を思い出し、アンダースはまた騎兵帽を被り直した。しかしヴァレンシュタインの鉄面皮は、脳裏から離れなかった。
遠征軍の実質的な総指揮官であった父の死を告げると、ヴァレンシュタインは慇懃無礼に哀悼の意を示したが、その鉄面皮の奥の感情は読み取れなかった。
従軍以来、いやそれ以前から、ヴァレンシュタインがその感情を露わにしたことはない。〈北部再教化戦争〉が始まったときも、〈教皇庁〉で行われた壮行パレードのときも、本隊の敗北を伝えたときも、月盾騎士団と第六聖女セレンの苦境を伝えたときも、ただの雑談でも、それは変わらなかった。
かねてより、元帥だった父ヨハンは、次席の指揮官であるヴァレンシュタインとの連携やその扱いに苦慮していたが、今回のことでアンダースにもそれが身に染みてわかった。
深海の玉座という謎の紋章と同じように、ヴァレンシュタインという男はよくわからなかった。
同じ元帥だった父ヨハンとは、何もかもが違う。父のように感情的でもなければ、厳格でも、誇り高くもない。
かといって、傭兵らしいかといえばそうでもなく、ウィッチャーズのような馬車馬根性も、ルクレールら多くの傭兵にある不真面目、不道徳、不謹慎さもない。傭兵から身を起こしたが、そもそも卑賎の身ではなく、学も金もある。今回用意した軍勢も、自前で雇い訓練した傭兵軍団である。
傭兵たちの王、ヴァレンシュタイン──時々、この男が何者なのかわからなくなる。
傭兵出身の、傭兵とは思えない男。王? 貴族? 騎士? 軍人? 将軍? しかし、間違いなく傭兵隊長である男……。そんな謎の男の顔色をいちいち窺うのは酷く馬鹿らしかったが、それでも〈教会五大家〉ロートリンゲン家の者としては、それ相応の態度を取らねばならない。しかし、ヴァレンシュタインの表情は終始読めず、何度会っても徒労感しか残らなかった。
会合後、徒労感は苛立ちに変わった。加えて、彼の部下たちの視線が、アンダースの怒りに油を注いだ。
確かに、〈第六聖女遠征〉以前から〈帝国〉皇帝グスタフ三世と戦ってきたヴァレンシュタインは、相手の手の内も知っており、現状で最も頼りになる人間ではある。〈黒い安息日〉という冒涜的殺戮を引き起こしたグスタフ三世の対抗馬としても、ただ見栄えがいいだけの鉄の修道騎士より、よっぽど相応しい。
ヴァレンシュタインの才覚は、疑いようがなかった。〈教会五大家〉筆頭貴族として、その家柄と名声だけでも元帥になれた父と違い、この男は傭兵隊長でなくても、何かしらで成功はしていたであろう。しかし、その将兵らが向けてくる蔑視は不愉快極まりなく、深海の玉座の軍旗もやはり目障りだった。
アンダースは絡みついてくる視線を抜け、麾下の兵らと篝火を囲った。
騎兵帽を被り直し、一息つく。吐く息は白い靄となり、すぐ粉雪の幕間に消えていく。
「出立の準備をしろ。騎士団のところに戻るぞ」
「えー? どうせ明日、明後日には合流できるんですし、ここでのんびりしましょうよ。俺も昔のツレと遊びたいですし」
「ふざけんな。いいから、さっさと準備しろ」
普段なら気にならないルクレールの言動も、今日は妙に癇に障った。
「戻ってどうするんで? 兄上と仲直りのお茶会でもするんで?」
「戦時だぞ。戦に備えるに決まってるだろうが」
「はいはい。わかりましたよーっと……。何だかんだ言っても、ホントはお兄ちゃんが心配なんでしょ? 素直じゃないんだから」
ルクレールの軽口は相変わらず不愉快だったが、アンダースは無視し、部下たちに出立の準備を始めさせた。
別に兄のミカエルを心配してるわけじゃない。ただ、ここの居心地が悪いからだ──そう思ったが、部下たちには悟られぬよう、笑顔を振り撒いた。
「そーだ。ついでにハベルハイムに声かけておきますよ。途中で敵と遭遇しても嫌ですし、護衛してくれってお願いしときます」
「お前、弾丸公の知り合いなのか?」
「えぇ。昔のツレです。俺がダラダラしてるうちに、向こうは随分出世しちまいましたけど」
弾丸公ハベルハイムは、ヴァレンシュタインの部下の猛将である。家柄はともかく、階級上は上級将校のアンダースよりも上位、兄ミカエルと同位の将軍である。ルクレールは傭兵時代の経歴から、教会軍内外に顔が利いたが、将軍階級にまで知り合いがいるのは素直に驚いた。
「勝手にしろ。ただし、出立時間には帰ってこいよ」
ヴァレンシュタインの増援など当てにしていないが、要請自体は好きにさせた。ルクレールは、旧友と再会できると喜んでいた。
気分を紛らわすため、アンダースは革袋から歯輪式拳銃を抜き、眺めた。
自らがデザインし、高名な銃職人に作らせたお気に入りの一丁は、随分傷ついてしまった。それでも、多くの戦塵をまとったそれは、勇壮で美しかった。
それを構え、空に向けた。人知れず、銃口は冬の太陽を撃ち抜いた。
何もかもが不愉快だった。おぼろげに揺れる冬の太陽も、つい先日は美しいと感じた雪景色も、今はただ鬱陶しかった。
ヴァレンシュタインとの会合を終えたアンダースは、人混みを抜けるべく、足を早めた。道中、目障りな士官は威圧し、邪魔な兵卒は小突いて押し退けた。
教会遠征軍の第二軍、ヴァレンシュタイン軍の野営地は、敗走する月盾騎士団とは違い、活気があった。ヨハン・ロートリンゲンが率いた本隊の瓦解により、退路を進まざるを得ない状況でも、将兵らはきびきびと動いている。
騎士主体だった本隊とは違い、ヴァレンシュタイン軍は傭兵が主体である。名ばかりの称号に胡坐をかく騎士もいけ好かない連中が多いが、傭兵の大半はもっとどうしようもない。どいつもこいつも粗野でがさつで騒々しい、頭空っぽな馬鹿と、食い詰め浪人の集まりである。しかし、今や落ちぶれるだけの騎士たちに比べれば、士気も練度も高い。
そんな傭兵たちに、アンダースたちはあからさまに歓迎されていなかった。
ヴァレンシュタイン自身はともかく、その将兵たちは、よそ者を煙たがるかのような視線を隠そうともしなかった。状況を考えればその感情は理解できるのだが、それでも不愉快なものは不愉快だった。
「何をそんなにイラついてんです? ヴァレンシュタインの旦那に何か言われたんで?」
「黙れ」
「そんな怒ってちゃあ、ロートリンゲンのお坊ちゃんのかわいい顔が台無しですぜ」
いつも通り能天気なルクレールの声が、癇に障る。話の内容も、答える気にもならない。
「しょうがないじゃないですか。誰だってこんなクソ寒いときに、いらんお荷物抱えたかないですって」
「うるさい。話したいなら他の奴と喋れ」
いい加減に腹が立ち、アンダースはルクレールを睨みつけた。しかし、安物の革鎧を着た小汚い中年は、いつも通り飄々とした顔で受け流すと、言葉通り別の士官と話し始めた。
アンダースは青羽根の騎兵帽についた雪を払うと、それを目深に被った。それでも、〈教会〉の十字架旗と並ぶ、ヴァレンシュタインの家紋である深海の玉座が描かれた軍旗は、どこに行っても視界に入った。
どうしても視界に映る不快感の元凶を思い出し、アンダースはまた騎兵帽を被り直した。しかしヴァレンシュタインの鉄面皮は、脳裏から離れなかった。
遠征軍の実質的な総指揮官であった父の死を告げると、ヴァレンシュタインは慇懃無礼に哀悼の意を示したが、その鉄面皮の奥の感情は読み取れなかった。
従軍以来、いやそれ以前から、ヴァレンシュタインがその感情を露わにしたことはない。〈北部再教化戦争〉が始まったときも、〈教皇庁〉で行われた壮行パレードのときも、本隊の敗北を伝えたときも、月盾騎士団と第六聖女セレンの苦境を伝えたときも、ただの雑談でも、それは変わらなかった。
かねてより、元帥だった父ヨハンは、次席の指揮官であるヴァレンシュタインとの連携やその扱いに苦慮していたが、今回のことでアンダースにもそれが身に染みてわかった。
深海の玉座という謎の紋章と同じように、ヴァレンシュタインという男はよくわからなかった。
同じ元帥だった父ヨハンとは、何もかもが違う。父のように感情的でもなければ、厳格でも、誇り高くもない。
かといって、傭兵らしいかといえばそうでもなく、ウィッチャーズのような馬車馬根性も、ルクレールら多くの傭兵にある不真面目、不道徳、不謹慎さもない。傭兵から身を起こしたが、そもそも卑賎の身ではなく、学も金もある。今回用意した軍勢も、自前で雇い訓練した傭兵軍団である。
傭兵たちの王、ヴァレンシュタイン──時々、この男が何者なのかわからなくなる。
傭兵出身の、傭兵とは思えない男。王? 貴族? 騎士? 軍人? 将軍? しかし、間違いなく傭兵隊長である男……。そんな謎の男の顔色をいちいち窺うのは酷く馬鹿らしかったが、それでも〈教会五大家〉ロートリンゲン家の者としては、それ相応の態度を取らねばならない。しかし、ヴァレンシュタインの表情は終始読めず、何度会っても徒労感しか残らなかった。
会合後、徒労感は苛立ちに変わった。加えて、彼の部下たちの視線が、アンダースの怒りに油を注いだ。
確かに、〈第六聖女遠征〉以前から〈帝国〉皇帝グスタフ三世と戦ってきたヴァレンシュタインは、相手の手の内も知っており、現状で最も頼りになる人間ではある。〈黒い安息日〉という冒涜的殺戮を引き起こしたグスタフ三世の対抗馬としても、ただ見栄えがいいだけの鉄の修道騎士より、よっぽど相応しい。
ヴァレンシュタインの才覚は、疑いようがなかった。〈教会五大家〉筆頭貴族として、その家柄と名声だけでも元帥になれた父と違い、この男は傭兵隊長でなくても、何かしらで成功はしていたであろう。しかし、その将兵らが向けてくる蔑視は不愉快極まりなく、深海の玉座の軍旗もやはり目障りだった。
アンダースは絡みついてくる視線を抜け、麾下の兵らと篝火を囲った。
騎兵帽を被り直し、一息つく。吐く息は白い靄となり、すぐ粉雪の幕間に消えていく。
「出立の準備をしろ。騎士団のところに戻るぞ」
「えー? どうせ明日、明後日には合流できるんですし、ここでのんびりしましょうよ。俺も昔のツレと遊びたいですし」
「ふざけんな。いいから、さっさと準備しろ」
普段なら気にならないルクレールの言動も、今日は妙に癇に障った。
「戻ってどうするんで? 兄上と仲直りのお茶会でもするんで?」
「戦時だぞ。戦に備えるに決まってるだろうが」
「はいはい。わかりましたよーっと……。何だかんだ言っても、ホントはお兄ちゃんが心配なんでしょ? 素直じゃないんだから」
ルクレールの軽口は相変わらず不愉快だったが、アンダースは無視し、部下たちに出立の準備を始めさせた。
別に兄のミカエルを心配してるわけじゃない。ただ、ここの居心地が悪いからだ──そう思ったが、部下たちには悟られぬよう、笑顔を振り撒いた。
「そーだ。ついでにハベルハイムに声かけておきますよ。途中で敵と遭遇しても嫌ですし、護衛してくれってお願いしときます」
「お前、弾丸公の知り合いなのか?」
「えぇ。昔のツレです。俺がダラダラしてるうちに、向こうは随分出世しちまいましたけど」
弾丸公ハベルハイムは、ヴァレンシュタインの部下の猛将である。家柄はともかく、階級上は上級将校のアンダースよりも上位、兄ミカエルと同位の将軍である。ルクレールは傭兵時代の経歴から、教会軍内外に顔が利いたが、将軍階級にまで知り合いがいるのは素直に驚いた。
「勝手にしろ。ただし、出立時間には帰ってこいよ」
ヴァレンシュタインの増援など当てにしていないが、要請自体は好きにさせた。ルクレールは、旧友と再会できると喜んでいた。
気分を紛らわすため、アンダースは革袋から歯輪式拳銃を抜き、眺めた。
自らがデザインし、高名な銃職人に作らせたお気に入りの一丁は、随分傷ついてしまった。それでも、多くの戦塵をまとったそれは、勇壮で美しかった。
それを構え、空に向けた。人知れず、銃口は冬の太陽を撃ち抜いた。
0
お気に入りに追加
9
あなたにおすすめの小説

百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
甲斐ノ副将、八幡原ニテ散……ラズ
朽縄咲良
歴史・時代
【第8回歴史時代小説大賞奨励賞受賞作品】
戦国の雄武田信玄の次弟にして、“稀代の副将”として、同時代の戦国武将たちはもちろん、後代の歴史家の間でも評価の高い武将、武田典厩信繁。
永禄四年、武田信玄と強敵上杉輝虎とが雌雄を決する“第四次川中島合戦”に於いて討ち死にするはずだった彼は、家臣の必死の奮闘により、その命を拾う。
信繁の生存によって、甲斐武田家と日本が辿るべき歴史の流れは徐々にずれてゆく――。
この作品は、武田信繁というひとりの武将の生存によって、史実とは異なっていく戦国時代を書いた、大河if戦記である。
*ノベルアッププラス・小説家になろうにも、同内容の作品を掲載しております(一部差異あり)。
クラスメイトの美少女と無人島に流された件
桜井正宗
青春
修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。
高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。
どうやら、漂流して流されていたようだった。
帰ろうにも島は『無人島』。
しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。
男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?
改造空母機動艦隊
蒼 飛雲
歴史・時代
兵棋演習の結果、洋上航空戦における空母の大量損耗は避け得ないと悟った帝国海軍は高価な正規空母の新造をあきらめ、旧式戦艦や特務艦を改造することで数を揃える方向に舵を切る。
そして、昭和一六年一二月。
日本の前途に暗雲が立ち込める中、祖国防衛のために改造空母艦隊は出撃する。
「瑞鳳」「祥鳳」「龍鳳」が、さらに「千歳」「千代田」「瑞穂」がその数を頼みに太平洋艦隊を迎え撃つ。

会社の上司の妻との禁断の関係に溺れた男の物語
六角
恋愛
日本の大都市で働くサラリーマンが、偶然出会った上司の妻に一目惚れしてしまう。彼女に強く引き寄せられるように、彼女との禁断の関係に溺れていく。しかし、会社に知られてしまい、別れを余儀なくされる。彼女との別れに苦しみ、彼女を忘れることができずにいる。彼女との関係は、運命的なものであり、彼女との愛は一生忘れることができない。

ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる