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第二章 燃える冬の夕景
2-8 祈りと誓い ……ミカエル
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うらぶれた祈りの歌が、北の空に虚しく響く。
月盾騎士団、そして第六聖女親衛隊の前から、帝国軍の黒竜旗と、極彩色の馬賊の姿が一時的に消える。
立ち込める白煙の中、束の間の静寂が戻ってくる。しかし、遠巻きに燃える戦火は、夕景さえも焦がす勢いで燃え続けている。
騎士団の隊伍を整えると、ミカエルはすぐ天使の錦旗に駆け寄った。
教会遠征軍の旗印である第六聖女の軍旗の周りには、死傷者が集められていた。白騎士の親衛隊だけでなく、従軍司祭たちもその白装束を血と泥で染めていた。本来ならば戦うことのない第六聖女の侍女や女騎士でさえも、同様である。
ある者は包帯を巻かれながら茫然と虚空を眺め、ある者は吹っ飛ばされた片腕を握りしめていた。矢を胸に受け絶命した少女。首なしの白騎士。腹部から内臓を撒き散らした子供……。戦火に燃える雪原には、いくつもの血塗れの人形が転がっていた。
紛れもない敗北者の姿──それは何度も目にしてきた光景だった。馬上から、勝者として。
その光景に息を呑みながらも、ミカエルは天使の錦旗に向かい声を上げた。
「月盾騎士団の騎士団長、ミカエル・ロートリンゲンであります! 第六聖女セレン様はご無事でありますか!?」
「ミカエル様! よくぞご無事で! 救援痛み入ります!」
ハルバードを手にした大柄な体躯の女騎士、親衛隊を率いるレア隊長が、ミカエルの前にやってくる。白騎士と称される親衛隊の甲冑は、やはり拭いきれない返り血に染まっている。
レア隊長に抱えられ、その馬に同乗する第六聖女セレンが、ミカエルに視線を向ける。
第六聖女遠征軍の総帥たる少女──天使の紋章を抱く、煤に塗れた白銀の甲冑を前に、ミカエルは下馬し拝謁した。
見上げたその表情は、震えていた。
体が震えるたび、金属が弱々しく鳴く。華奢な容姿に不釣り合いな白銀の甲冑は、見るも無残に血と泥に塗れていた。戦前は美しく穏やかだった少女の面影は、今は微塵も残っておらず、ミカエルもよく知る、最も真摯なる者と称される微笑みは、今は恐怖に歪んでいた。
危惧していた事態が現実となった。目の前にいるのは、伝承に語られる誇り高き〈教会七聖女〉ではなく、戦火に怯えるただの少女だった。
数ある修道会の中から、弱冠五歳で〈教会七聖女〉の第六席に選ばれた少女。今回の遠征に先立ち、教皇庁で行われたパレードでも、白銀の甲冑をまとって軍の先頭に立ち、十五歳とは思えぬほど穏やかで慈愛に満ちた表情で、兵士らに祈りを捧げていた。
だが、敗色が濃厚になった今、旗印たる役目を課すのはあまりに荷が重すぎた。彼女の祈りも、彼女を守るべく捧げられる祈りも、迫り来る黒竜旗の前では、あまりにも無力だった。
聖女は、完全に殺戮の舞台に呑まれた──ならば、誰かがそれを守らねばならない。〈教会〉と〈神の依り代たる十字架〉に忠誠を誓う騎士が、それを守らねばならない。
『高貴なる道、高貴なる勝利者』──ミカエルはロートリンゲン家の家訓を胸に、セレンに向かい敬礼した。
「セレン様……。我らが力及ばず、旗印たる御身を汚してしまい誠に申し訳ございません。これよりは我ら月盾騎士団が、セレン様をお守りいたします」
ミカエルの言葉に、セレンが辛うじて頷く。
「ご助力、感謝いたします。ミカエル様」
セレンに代わり、レアが礼の言葉を添える。
そのときだった。少女の唇が、震えながら開かれた。
「何か……。何か、私にもできることがあれば……」
震える唇から漏れる言葉は、あまりにもか細く、必死に言葉を紡ぐ少女の姿は、悲しいほどに健気だった。
「セレン様は司祭の方々と共に、戦う者たちに祝福を。その祈りが、我らの力になります」
ミカエルの声に、セレンが小さく頷く。気丈に振る舞おうとするその小さな姿はやはり痛々しく、ミカエルは頷きながら、地面に視線を落とした。
父ヨハンは殿軍として本陣に残ったと、レアは話した。しかしどう考えても、敗勢は覆しようがなかった。
第六聖女親衛隊は憔悴し切っていた。ディーツは日没まで耐えれば活路は見出せると言ったが、これでは日没までの僅かな間も戦えそうになかった。同様に、元帥である父ヨハンとの合流に失敗した月盾騎士団もまた、路頭に迷っていた。
教会遠征軍の誰もが傷つき、疲弊し、消耗していた。
兵士たちが生死の狭間で踏み止まるには、それを支える力が必要だった。しかし、信仰心の拠り所である〈神の依り代たる十字架〉の軍旗は、無残にも討ち破られた。
そんな今だからこそ、〈教会七聖女〉という象徴は、第六聖女という旗印は必要不可欠な存在だった。
遠征軍総帥といえば聞こえがいいが、実際のところ、彼女はただの旗印に過ぎない。これまでも実務は、元帥である父ヨハンが取り仕切っていた。だが、たとえ軍が指揮できなくとも、その存在は兵の心を一つにまとめることができる。騎士たちが守るべき乙女……。掲げるべき大義の旗印……。人々を導く神の聖女……。それらは団結力となり、絶望的な劣勢の中でも戦う勇気を与える。二百年前、古の〈教会七聖女〉が剣と軍旗を手に、〈神の奇跡〉を顕在させ、〈東からの災厄〉を退けたときと同じように……。
静寂に、有象無象の迷いが巡った。そのときだった。悲鳴にも似た声が、束の間の静寂を切り裂いた。
「敵騎兵来ます!」
誰かが告げたその一言で、戦慄が走る。
白煙の先、漆黒の胸甲騎兵が、どす黒い塊となり駆けてくる。その周りには、先ほど追い払った極彩色の馬賊が、けたたましい鼓笛を打ち鳴らし追従する。後続には、まとまった数の歩兵隊も見える。
身震いするような揺れが、地を再び狂騒に陥れる。
「ここは我らが防ぎます! 騎士団長は聖女様を連れてお退き下さい!」
咄嗟に反転したウィッチャーズの部隊が、敵騎兵と対峙する。
黒騎兵と極彩色の馬賊合わせて四千騎、後続の追手を加えればそれ以上にもなる兵力を、僅か千騎で迎え撃つことがどういうことか、それはミカエルにもわかっていた。しかし今は、ウィッチャーズにかけるべき言葉が見つからなかった。
なし崩し的に戦端が開かれる。
ウィッチャーズの部隊は、やがて雪と白煙に覆われ見えなくなった。
ミカエルは月盾騎士団と第六聖女親衛隊に、それぞれ防衛態勢を整えるよう命じると、剣を抜き、セレンの前に跪いた。
「我はロートリンゲン家の月盾の長! この剣と軍旗に誓い、必ずやその身命をお守りします!」
剣を地に添え、誓約の言葉を述べる。セレンは相変わらず不安げな表情だったが、僅かに微笑んでくれた。
「ミカエル様!」
レアに抱えられ方陣内に退避するセレンが、震える声で叫ぶ。
「別れ際、ヨハン元帥は仰られました……。生きて帰還せよと。共に……、共に今日を生き延びましょう……! どうかご武運を!」
震えながらも、どこか力強さを感じさせるその声に、ミカエルは改めて敬礼した。
第六聖女たる少女は、健気にもその務めを果たそうと、必死に立ち上がろうと、勇気を振り絞っている──ならば、今はその意志を信じるべきだ。
旗印たらんとする第六聖女セレンの小さな意志が、ミカエルを奮い立たせる。
ミカエルは馬に跨ると、〈帝国〉の黒竜旗を見据えた。
遮二無二に枯れた森の中に逃げ込んでしまえば、平地で騎兵に嬲り殺しにされることは避けられる。だが、大多数は敵の追撃の犠牲となる。何より、敵に背中を向けた瞬間から潰走が始まり、親衛隊も月盾騎士団も崩壊するのは火を見るより明らかである。たとえ今日を生き延びることができても、立ち上がり抗うことは二度とできない。
だから戦う。日没までの僅かな時間である。戦況は劣勢でも、日没まで耐えれば、次へ繋がる道はある。
戦場の狂騒が、殺意を増して近づいてくる。極彩色をまとった黒い騎兵隊が、翻る黒竜旗が、その輪郭を濃くしていく。
「憶するな! 我らには第六聖女様がおられるぞ! 偉大なる十字架に、天使の軍旗に祈れ! 共に戦う仲間を信じ、敵に立ち向かうのだ!」
目の前に迫る暴力的な音圧に向かい、ミカエルはありったけの声で吼え、剣を構えた。
月盾騎士団、そして第六聖女親衛隊の前から、帝国軍の黒竜旗と、極彩色の馬賊の姿が一時的に消える。
立ち込める白煙の中、束の間の静寂が戻ってくる。しかし、遠巻きに燃える戦火は、夕景さえも焦がす勢いで燃え続けている。
騎士団の隊伍を整えると、ミカエルはすぐ天使の錦旗に駆け寄った。
教会遠征軍の旗印である第六聖女の軍旗の周りには、死傷者が集められていた。白騎士の親衛隊だけでなく、従軍司祭たちもその白装束を血と泥で染めていた。本来ならば戦うことのない第六聖女の侍女や女騎士でさえも、同様である。
ある者は包帯を巻かれながら茫然と虚空を眺め、ある者は吹っ飛ばされた片腕を握りしめていた。矢を胸に受け絶命した少女。首なしの白騎士。腹部から内臓を撒き散らした子供……。戦火に燃える雪原には、いくつもの血塗れの人形が転がっていた。
紛れもない敗北者の姿──それは何度も目にしてきた光景だった。馬上から、勝者として。
その光景に息を呑みながらも、ミカエルは天使の錦旗に向かい声を上げた。
「月盾騎士団の騎士団長、ミカエル・ロートリンゲンであります! 第六聖女セレン様はご無事でありますか!?」
「ミカエル様! よくぞご無事で! 救援痛み入ります!」
ハルバードを手にした大柄な体躯の女騎士、親衛隊を率いるレア隊長が、ミカエルの前にやってくる。白騎士と称される親衛隊の甲冑は、やはり拭いきれない返り血に染まっている。
レア隊長に抱えられ、その馬に同乗する第六聖女セレンが、ミカエルに視線を向ける。
第六聖女遠征軍の総帥たる少女──天使の紋章を抱く、煤に塗れた白銀の甲冑を前に、ミカエルは下馬し拝謁した。
見上げたその表情は、震えていた。
体が震えるたび、金属が弱々しく鳴く。華奢な容姿に不釣り合いな白銀の甲冑は、見るも無残に血と泥に塗れていた。戦前は美しく穏やかだった少女の面影は、今は微塵も残っておらず、ミカエルもよく知る、最も真摯なる者と称される微笑みは、今は恐怖に歪んでいた。
危惧していた事態が現実となった。目の前にいるのは、伝承に語られる誇り高き〈教会七聖女〉ではなく、戦火に怯えるただの少女だった。
数ある修道会の中から、弱冠五歳で〈教会七聖女〉の第六席に選ばれた少女。今回の遠征に先立ち、教皇庁で行われたパレードでも、白銀の甲冑をまとって軍の先頭に立ち、十五歳とは思えぬほど穏やかで慈愛に満ちた表情で、兵士らに祈りを捧げていた。
だが、敗色が濃厚になった今、旗印たる役目を課すのはあまりに荷が重すぎた。彼女の祈りも、彼女を守るべく捧げられる祈りも、迫り来る黒竜旗の前では、あまりにも無力だった。
聖女は、完全に殺戮の舞台に呑まれた──ならば、誰かがそれを守らねばならない。〈教会〉と〈神の依り代たる十字架〉に忠誠を誓う騎士が、それを守らねばならない。
『高貴なる道、高貴なる勝利者』──ミカエルはロートリンゲン家の家訓を胸に、セレンに向かい敬礼した。
「セレン様……。我らが力及ばず、旗印たる御身を汚してしまい誠に申し訳ございません。これよりは我ら月盾騎士団が、セレン様をお守りいたします」
ミカエルの言葉に、セレンが辛うじて頷く。
「ご助力、感謝いたします。ミカエル様」
セレンに代わり、レアが礼の言葉を添える。
そのときだった。少女の唇が、震えながら開かれた。
「何か……。何か、私にもできることがあれば……」
震える唇から漏れる言葉は、あまりにもか細く、必死に言葉を紡ぐ少女の姿は、悲しいほどに健気だった。
「セレン様は司祭の方々と共に、戦う者たちに祝福を。その祈りが、我らの力になります」
ミカエルの声に、セレンが小さく頷く。気丈に振る舞おうとするその小さな姿はやはり痛々しく、ミカエルは頷きながら、地面に視線を落とした。
父ヨハンは殿軍として本陣に残ったと、レアは話した。しかしどう考えても、敗勢は覆しようがなかった。
第六聖女親衛隊は憔悴し切っていた。ディーツは日没まで耐えれば活路は見出せると言ったが、これでは日没までの僅かな間も戦えそうになかった。同様に、元帥である父ヨハンとの合流に失敗した月盾騎士団もまた、路頭に迷っていた。
教会遠征軍の誰もが傷つき、疲弊し、消耗していた。
兵士たちが生死の狭間で踏み止まるには、それを支える力が必要だった。しかし、信仰心の拠り所である〈神の依り代たる十字架〉の軍旗は、無残にも討ち破られた。
そんな今だからこそ、〈教会七聖女〉という象徴は、第六聖女という旗印は必要不可欠な存在だった。
遠征軍総帥といえば聞こえがいいが、実際のところ、彼女はただの旗印に過ぎない。これまでも実務は、元帥である父ヨハンが取り仕切っていた。だが、たとえ軍が指揮できなくとも、その存在は兵の心を一つにまとめることができる。騎士たちが守るべき乙女……。掲げるべき大義の旗印……。人々を導く神の聖女……。それらは団結力となり、絶望的な劣勢の中でも戦う勇気を与える。二百年前、古の〈教会七聖女〉が剣と軍旗を手に、〈神の奇跡〉を顕在させ、〈東からの災厄〉を退けたときと同じように……。
静寂に、有象無象の迷いが巡った。そのときだった。悲鳴にも似た声が、束の間の静寂を切り裂いた。
「敵騎兵来ます!」
誰かが告げたその一言で、戦慄が走る。
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身震いするような揺れが、地を再び狂騒に陥れる。
「ここは我らが防ぎます! 騎士団長は聖女様を連れてお退き下さい!」
咄嗟に反転したウィッチャーズの部隊が、敵騎兵と対峙する。
黒騎兵と極彩色の馬賊合わせて四千騎、後続の追手を加えればそれ以上にもなる兵力を、僅か千騎で迎え撃つことがどういうことか、それはミカエルにもわかっていた。しかし今は、ウィッチャーズにかけるべき言葉が見つからなかった。
なし崩し的に戦端が開かれる。
ウィッチャーズの部隊は、やがて雪と白煙に覆われ見えなくなった。
ミカエルは月盾騎士団と第六聖女親衛隊に、それぞれ防衛態勢を整えるよう命じると、剣を抜き、セレンの前に跪いた。
「我はロートリンゲン家の月盾の長! この剣と軍旗に誓い、必ずやその身命をお守りします!」
剣を地に添え、誓約の言葉を述べる。セレンは相変わらず不安げな表情だったが、僅かに微笑んでくれた。
「ミカエル様!」
レアに抱えられ方陣内に退避するセレンが、震える声で叫ぶ。
「別れ際、ヨハン元帥は仰られました……。生きて帰還せよと。共に……、共に今日を生き延びましょう……! どうかご武運を!」
震えながらも、どこか力強さを感じさせるその声に、ミカエルは改めて敬礼した。
第六聖女たる少女は、健気にもその務めを果たそうと、必死に立ち上がろうと、勇気を振り絞っている──ならば、今はその意志を信じるべきだ。
旗印たらんとする第六聖女セレンの小さな意志が、ミカエルを奮い立たせる。
ミカエルは馬に跨ると、〈帝国〉の黒竜旗を見据えた。
遮二無二に枯れた森の中に逃げ込んでしまえば、平地で騎兵に嬲り殺しにされることは避けられる。だが、大多数は敵の追撃の犠牲となる。何より、敵に背中を向けた瞬間から潰走が始まり、親衛隊も月盾騎士団も崩壊するのは火を見るより明らかである。たとえ今日を生き延びることができても、立ち上がり抗うことは二度とできない。
だから戦う。日没までの僅かな時間である。戦況は劣勢でも、日没まで耐えれば、次へ繋がる道はある。
戦場の狂騒が、殺意を増して近づいてくる。極彩色をまとった黒い騎兵隊が、翻る黒竜旗が、その輪郭を濃くしていく。
「憶するな! 我らには第六聖女様がおられるぞ! 偉大なる十字架に、天使の軍旗に祈れ! 共に戦う仲間を信じ、敵に立ち向かうのだ!」
目の前に迫る暴力的な音圧に向かい、ミカエルはありったけの声で吼え、剣を構えた。
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