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日誌・152 幸せになるべき人間
しおりを挟む「良いアイディアだと思わないか?」
シュウさんがドヤ顔をする。
シュウさんのアイディアというのは、兄さんと野々村さんが付き合ってるって偽装するってこと。
そしたら、タカミーさんも兄さんのことを諦めるだろうって。
「残念ですけど…それはちょっと難しいと思います。」
「難しい…?どういうことだ?」
「え…それは……」
言っても良いのかな?
個人情報だから、言わない方が良いかな?
でも、シュウさん…すごく知りたさそうな顔してる…
「なぁ、どういうことなんだ?」
「え……じ、実は……野々村さんには好きな人がいらっしゃるので…」
口の軽い自分自身にがっくりだよ。
でも、シュウさんのあの鋭い眼差しでみつめられたら、ついしゃべってしまうよね。
「なるほど。そういうことか。
確かに、美咲さんなら彼氏がいてもおかしくはないな。」
「あ…彼氏というわけではなく…その、片想いなんです。」
「え?片想い?
告白してないってことか?」
「いえ…告白はしたんですが……だめだったらしいです。」
「えっ!?そうなのか~
でも、それなら問題ないんじゃないか?
カズと美咲さんなら、嘘じゃなくて本当に付き合っても良いと思うし。
けっこうあの二人、お似合いだと思わないか?」
「えっ!?」
野々村さんと兄さんがお似合い??
そんなこと、考えたことがなかったからびっくりしたけど…
(あぁ……)
言われてみれば、確かに合わないこともない。
昔の野々村さんなら合わないけど、今の野々村さんとなら確かに合うかもしれない。
今更にしてそんなことに気付いて、私は混乱した。
シュウさんがドヤ顔をする。
シュウさんのアイディアというのは、兄さんと野々村さんが付き合ってるって偽装するってこと。
そしたら、タカミーさんも兄さんのことを諦めるだろうって。
「残念ですけど…それはちょっと難しいと思います。」
「難しい…?どういうことだ?」
「え…それは……」
言っても良いのかな?
個人情報だから、言わない方が良いかな?
でも、シュウさん…すごく知りたさそうな顔してる…
「なぁ、どういうことなんだ?」
「え……じ、実は……野々村さんには好きな人がいらっしゃるので…」
口の軽い自分自身にがっくりだよ。
でも、シュウさんのあの鋭い眼差しでみつめられたら、ついしゃべってしまうよね。
「なるほど。そういうことか。
確かに、美咲さんなら彼氏がいてもおかしくはないな。」
「あ…彼氏というわけではなく…その、片想いなんです。」
「え?片想い?
告白してないってことか?」
「いえ…告白はしたんですが……だめだったらしいです。」
「えっ!?そうなのか~
でも、それなら問題ないんじゃないか?
カズと美咲さんなら、嘘じゃなくて本当に付き合っても良いと思うし。
けっこうあの二人、お似合いだと思わないか?」
「えっ!?」
野々村さんと兄さんがお似合い??
そんなこと、考えたことがなかったからびっくりしたけど…
(あぁ……)
言われてみれば、確かに合わないこともない。
昔の野々村さんなら合わないけど、今の野々村さんとなら確かに合うかもしれない。
今更にしてそんなことに気付いて、私は混乱した。
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