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日誌・36 質問の答え
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バスルームから出る直前。
大河は、静かな気分で、鏡の中の自分を客観的に見遣った。
はっきり言えば、体調は悪い…気がする。
腰に残る鈍痛。
痛む喉。
腫れた瞼。
と言うのに。
不思議と身体が軽く、気分も穏やかだ。ここ最近燻っていた苛立ちが消えている。
―――――昨夜の交わりで、解消された、と言うならば。
自身も大概、俗物と言うことだ。
ただし今は、呑気な感想を思い浮かべている場合ではない。
バスルームを一歩出れば、油断のならない相手が控えている。
長く待たせたところで、意味もないだろう。
昨日と同じ服を身に着け、大河は仕方なくドアを開けた。
と、たった今、カーテンを開けたばかりの女性が、さわやかな朝陽を浴びながら、振り向く。
光の中、怜悧な美貌もことさら鮮やかに、
「きれいにできた?」
高慢なようで優しげに、子供にでも言う態度で尋ねたのは、水川さやか。
今日も朝から、冷ややかなほど美しい。
本当は、返事をする気分にもなれなかったが、大河はいつも通り、人当たりのいい笑顔で応じる。
「おかげさまで」
放った声の掠れ具合に、昨夜、自身がどれだけ喘いだのか、内心、驚いた。幸か不幸か、居たたまれなくなるようなウブさは持ち合わせていない。
平静に、礼儀正しく、大河はさやかからできるだけ距離を取ってベッドに腰掛けた。
腰が重だるいのだ。
朝からひとつの隙も無いさやかの前で腰をさするなど、みっともない真似はできない。
よって、座らずにはいられなかったわけだが。
大河はつい、悟られないように素早く目を動かした。
この部屋は何だろう。
モデルルームのようにきれいに整えられ、生活感がない。
バスルームが備え付けられていたわけだが、やはりそこも、普段使っている様子はなかった。
さやかは聡い。すぐ、大河の視線に気づいた。
彼女はいつもの、刃の切っ先めいた眼差しを大河に向けてくる。
「ここは、VIPルームよ」
含みのある物言いだ。問う視線を向けた大河に、さやかは鼻を鳴らした。
「それより、正直言って」
朝日を背に、さやかは普段通り、歯切れよく言葉を紡ぐ。
「トラちゃんが行かなきゃ、あなた危険だったのよ、御子柴くん」
自覚はある。今更だ。
その上、ひとつの危険を回避できたと思ったら、今度は快楽の泥沼に突き落とされた。
―――――昨夜は、完全に、雪虎のおもちゃになった。
最後は揺さぶられている最中、気絶するように意識を失った、はずだ。
だが、そのあとも、途切れ途切れに覚醒する合間に、揺さぶられ続けていた感覚がある。
いやその辺りは、夢、だろうか。
「いいから、眠ってろよ」
言って、たまらず身もだえる大河の頭を、乱暴に撫でる手の感触も。
胸をこねる刺激も。
陰茎を啜られる、…音、も。
―――――夢。
なのに、わずかに思い出しただけで。また、兆しそうになった。後孔にはまだ、何かが挟まっている感覚がある。
もう薬は抜けているはずなのに、感覚の名残すら身体を心地よさに震わせる。
ただ、不思議と。
身体に、痕は残っていなかった。キスマークは。
その事実が、妙に大河の頭を冷えさせる。
目が覚めたのは、つい先ほど。
直後に、覗き込むさやかと目を合わせ、ギョッとなった。
あんなふうに男に抱かれた後で、こんなきれいな女性と顔を合わせるのは、―――――複雑な心地過ぎて、勘弁してほしい。大河の身体はきれいに拭われていたが、一瞬、死にたくなった。
大河が見せたのは、好意的な表情ではなかったはずだ。
気付いたろうに、さやかは気にもせず、シャワーでも浴びてきたら、と促してきた。
…そして、今。
さやかと目を見交わし、大河はふ、と息を吐く。
「…危険『だった』、ですか」
やはり、声を出すのが辛い。それでもどうにか平静を装って、大河は口を開いた。
「それは、今も、でしょう」
―――――そう、それは過去形ではない。
昨日、大河を宴から連れ出した雪虎は、何と言ったか。
大河の弱味を作る、そんな風なことを言ったはずだ。
裸の一つでも撮れば、と言ったが。
…昨夜の状況を、考えれば。
(…いいや?)
そう言えば、あんなことを言いながら、雪虎はいつ大河の醜態を撮ったのだろう?
だが、雪虎が、そういった点で抜けているわけはない。有言実行のはず。
気絶した時、だろうか。
この次に来るのは、雪虎側からの、何らかの脅迫、と想像しているのだが。
考え込む大河の前で、不意に。
理知的に引き締められていたさやかの表情に、おそろしく艶やかな笑みが宿った。
「…いいわね。ふふ、わたし、勘のいい子って好きよ」
―――――俺は好きだな。
さやかの言葉に、いきなり、昨夜の雪虎の言葉が重なる。
今の、さやかの『好き』と昨夜の雪虎の『好き』はおそらく、似た意味だから、連想したのだろうが。
…重症だ。
今は、目の前のさやかを警戒すべきなのに、すぐ雪虎のことを考え始めている。
何かがおかしい。
正気に戻れ、と自身に言い聞かせながら、大河はぐっと奥歯を食いしばった。
そのとき。
外から、賑やかな集団の声が聴こえた。警戒に、思わず振り向く。
ただし、大河の表情に驚きはあっても、怯えや恐怖はない。
相手がどう出ようと迎え撃つ、そういった態度に、さやかは満足そうに頷いた。
「気にすることないわ、この部屋に、有象無象は誰も来ないから」
言葉通り、その賑やかさは慌ただしく通り過ぎ、すぐ、静けさが満ちる。
何事だったのかとドアを振り向いたままの大河に、さやかは退屈そうに告げた。
「さっきのは、昨夜の阿呆丸出しの宴に参加してた彼らよ」
「…帰ったんですか?」
とたん、さやかが唇を尖らせた。
「違うわ」
拗ねた声に、面食らった大河は彼女を振りむく。
「今、あいつらは強制的に起こされたの」
大河は時計を見遣った。午前六時。夜型の人間には、早い時間帯だ。それを、強制的に起こした?
大河は首をひねる。
「それで何か、得なことがあるんですか? あ、この邸を使っていい時間帯とかがあるんでしょうか」
「ないわ、そんなの」
「? なら、なんのために」
さやかは難しい顔で、こめかみを押さえた。
彼女がそんな顔をすると、身構えてしまうのは、女教師に叱られる生徒の気分になるからだろう。
何をしていなくても、彼女が言えば、こちらが悪さをしたという心地にさせられる。
果たして彼女は、常日頃通りの、感情が薄い声でこう言った。
「強制的に朝ごはん食べさせて、学校に行け、って屋敷から叩きだすためよ」
「…? ? ?」
どこのお母さんが? それこそ、なんの利があって。
―――――はっきり言おう。意味が分からない。大河は目を瞬かせた。
反応の仕方も質問の仕方もいっとき忘れた大河に、さやかはムッとした顔でさらに言い募る。
「朝ごはん食べずに逃げた相手は、トラちゃんがね」
「…はあ」
雪虎が、なぜここで出てくるのか。
分からないまま相槌を打てば、さやかはつまらなさそうに言った。
「身元調べて追っかけて、おにぎり口に突っ込みに行くのよ。迷惑でしょう?」
…つまり何か。
あの雪虎が、バカ騒ぎを起こした連中を、叩き起こして、ご飯を食べさせて、学校へ送り出している、と?
想像がつかない。だが、昨夜垣間見た面倒見の良さを思い出せば、納得できないでもない。
―――――何をしているのだろう、あの人は。
見れば、さやかは素っ気なく言いつつも、口元がどこか笑っていた。
そう言えば、昨夜、雪虎は一度、妙な言葉を口にしていなかっただろうか。
米やら、梅干しやら。…味噌、やら。
大河は遠い目になった。誰が想像するだろう。
それが、こんなことにつながるとは。
開いた口が塞がらない。唖然としたまま、呟く。
「…どうして、そんな、面倒見るような、ことを」
こんな、ばかげた宴に参加するような、自身も、バカと断言するような連中に対して、雪虎はするのか。
さやかは冷めた目で言った。
「どんなことしたって、親に注意も向けてもらえない彼らが自分に重なるんじゃないかしら」
さえ渡るさやかの美貌には、一部の隙もない。
その言葉への質問を、彼女はひとつも受け付ける気がないことは、はっきりしていた。代わりに、
「それから、御子柴くん。そのことが、ね」
さやかは冷静に告げる。
「昨夜のあなたの質問の答えになるのよ」
大河は、静かな気分で、鏡の中の自分を客観的に見遣った。
はっきり言えば、体調は悪い…気がする。
腰に残る鈍痛。
痛む喉。
腫れた瞼。
と言うのに。
不思議と身体が軽く、気分も穏やかだ。ここ最近燻っていた苛立ちが消えている。
―――――昨夜の交わりで、解消された、と言うならば。
自身も大概、俗物と言うことだ。
ただし今は、呑気な感想を思い浮かべている場合ではない。
バスルームを一歩出れば、油断のならない相手が控えている。
長く待たせたところで、意味もないだろう。
昨日と同じ服を身に着け、大河は仕方なくドアを開けた。
と、たった今、カーテンを開けたばかりの女性が、さわやかな朝陽を浴びながら、振り向く。
光の中、怜悧な美貌もことさら鮮やかに、
「きれいにできた?」
高慢なようで優しげに、子供にでも言う態度で尋ねたのは、水川さやか。
今日も朝から、冷ややかなほど美しい。
本当は、返事をする気分にもなれなかったが、大河はいつも通り、人当たりのいい笑顔で応じる。
「おかげさまで」
放った声の掠れ具合に、昨夜、自身がどれだけ喘いだのか、内心、驚いた。幸か不幸か、居たたまれなくなるようなウブさは持ち合わせていない。
平静に、礼儀正しく、大河はさやかからできるだけ距離を取ってベッドに腰掛けた。
腰が重だるいのだ。
朝からひとつの隙も無いさやかの前で腰をさするなど、みっともない真似はできない。
よって、座らずにはいられなかったわけだが。
大河はつい、悟られないように素早く目を動かした。
この部屋は何だろう。
モデルルームのようにきれいに整えられ、生活感がない。
バスルームが備え付けられていたわけだが、やはりそこも、普段使っている様子はなかった。
さやかは聡い。すぐ、大河の視線に気づいた。
彼女はいつもの、刃の切っ先めいた眼差しを大河に向けてくる。
「ここは、VIPルームよ」
含みのある物言いだ。問う視線を向けた大河に、さやかは鼻を鳴らした。
「それより、正直言って」
朝日を背に、さやかは普段通り、歯切れよく言葉を紡ぐ。
「トラちゃんが行かなきゃ、あなた危険だったのよ、御子柴くん」
自覚はある。今更だ。
その上、ひとつの危険を回避できたと思ったら、今度は快楽の泥沼に突き落とされた。
―――――昨夜は、完全に、雪虎のおもちゃになった。
最後は揺さぶられている最中、気絶するように意識を失った、はずだ。
だが、そのあとも、途切れ途切れに覚醒する合間に、揺さぶられ続けていた感覚がある。
いやその辺りは、夢、だろうか。
「いいから、眠ってろよ」
言って、たまらず身もだえる大河の頭を、乱暴に撫でる手の感触も。
胸をこねる刺激も。
陰茎を啜られる、…音、も。
―――――夢。
なのに、わずかに思い出しただけで。また、兆しそうになった。後孔にはまだ、何かが挟まっている感覚がある。
もう薬は抜けているはずなのに、感覚の名残すら身体を心地よさに震わせる。
ただ、不思議と。
身体に、痕は残っていなかった。キスマークは。
その事実が、妙に大河の頭を冷えさせる。
目が覚めたのは、つい先ほど。
直後に、覗き込むさやかと目を合わせ、ギョッとなった。
あんなふうに男に抱かれた後で、こんなきれいな女性と顔を合わせるのは、―――――複雑な心地過ぎて、勘弁してほしい。大河の身体はきれいに拭われていたが、一瞬、死にたくなった。
大河が見せたのは、好意的な表情ではなかったはずだ。
気付いたろうに、さやかは気にもせず、シャワーでも浴びてきたら、と促してきた。
…そして、今。
さやかと目を見交わし、大河はふ、と息を吐く。
「…危険『だった』、ですか」
やはり、声を出すのが辛い。それでもどうにか平静を装って、大河は口を開いた。
「それは、今も、でしょう」
―――――そう、それは過去形ではない。
昨日、大河を宴から連れ出した雪虎は、何と言ったか。
大河の弱味を作る、そんな風なことを言ったはずだ。
裸の一つでも撮れば、と言ったが。
…昨夜の状況を、考えれば。
(…いいや?)
そう言えば、あんなことを言いながら、雪虎はいつ大河の醜態を撮ったのだろう?
だが、雪虎が、そういった点で抜けているわけはない。有言実行のはず。
気絶した時、だろうか。
この次に来るのは、雪虎側からの、何らかの脅迫、と想像しているのだが。
考え込む大河の前で、不意に。
理知的に引き締められていたさやかの表情に、おそろしく艶やかな笑みが宿った。
「…いいわね。ふふ、わたし、勘のいい子って好きよ」
―――――俺は好きだな。
さやかの言葉に、いきなり、昨夜の雪虎の言葉が重なる。
今の、さやかの『好き』と昨夜の雪虎の『好き』はおそらく、似た意味だから、連想したのだろうが。
…重症だ。
今は、目の前のさやかを警戒すべきなのに、すぐ雪虎のことを考え始めている。
何かがおかしい。
正気に戻れ、と自身に言い聞かせながら、大河はぐっと奥歯を食いしばった。
そのとき。
外から、賑やかな集団の声が聴こえた。警戒に、思わず振り向く。
ただし、大河の表情に驚きはあっても、怯えや恐怖はない。
相手がどう出ようと迎え撃つ、そういった態度に、さやかは満足そうに頷いた。
「気にすることないわ、この部屋に、有象無象は誰も来ないから」
言葉通り、その賑やかさは慌ただしく通り過ぎ、すぐ、静けさが満ちる。
何事だったのかとドアを振り向いたままの大河に、さやかは退屈そうに告げた。
「さっきのは、昨夜の阿呆丸出しの宴に参加してた彼らよ」
「…帰ったんですか?」
とたん、さやかが唇を尖らせた。
「違うわ」
拗ねた声に、面食らった大河は彼女を振りむく。
「今、あいつらは強制的に起こされたの」
大河は時計を見遣った。午前六時。夜型の人間には、早い時間帯だ。それを、強制的に起こした?
大河は首をひねる。
「それで何か、得なことがあるんですか? あ、この邸を使っていい時間帯とかがあるんでしょうか」
「ないわ、そんなの」
「? なら、なんのために」
さやかは難しい顔で、こめかみを押さえた。
彼女がそんな顔をすると、身構えてしまうのは、女教師に叱られる生徒の気分になるからだろう。
何をしていなくても、彼女が言えば、こちらが悪さをしたという心地にさせられる。
果たして彼女は、常日頃通りの、感情が薄い声でこう言った。
「強制的に朝ごはん食べさせて、学校に行け、って屋敷から叩きだすためよ」
「…? ? ?」
どこのお母さんが? それこそ、なんの利があって。
―――――はっきり言おう。意味が分からない。大河は目を瞬かせた。
反応の仕方も質問の仕方もいっとき忘れた大河に、さやかはムッとした顔でさらに言い募る。
「朝ごはん食べずに逃げた相手は、トラちゃんがね」
「…はあ」
雪虎が、なぜここで出てくるのか。
分からないまま相槌を打てば、さやかはつまらなさそうに言った。
「身元調べて追っかけて、おにぎり口に突っ込みに行くのよ。迷惑でしょう?」
…つまり何か。
あの雪虎が、バカ騒ぎを起こした連中を、叩き起こして、ご飯を食べさせて、学校へ送り出している、と?
想像がつかない。だが、昨夜垣間見た面倒見の良さを思い出せば、納得できないでもない。
―――――何をしているのだろう、あの人は。
見れば、さやかは素っ気なく言いつつも、口元がどこか笑っていた。
そう言えば、昨夜、雪虎は一度、妙な言葉を口にしていなかっただろうか。
米やら、梅干しやら。…味噌、やら。
大河は遠い目になった。誰が想像するだろう。
それが、こんなことにつながるとは。
開いた口が塞がらない。唖然としたまま、呟く。
「…どうして、そんな、面倒見るような、ことを」
こんな、ばかげた宴に参加するような、自身も、バカと断言するような連中に対して、雪虎はするのか。
さやかは冷めた目で言った。
「どんなことしたって、親に注意も向けてもらえない彼らが自分に重なるんじゃないかしら」
さえ渡るさやかの美貌には、一部の隙もない。
その言葉への質問を、彼女はひとつも受け付ける気がないことは、はっきりしていた。代わりに、
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さやかは冷静に告げる。
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