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第一章「チュートリアルダンジョン」
第七話「ダンジョン第一層ボス」
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朝になり、僕は長時間の探索をしても大丈夫なようにお昼ご飯と念のために携帯食糧を持っていく事にした。
携帯食料は有名なあの飲むゼリーとブロックタイプの物を1個ずつ。
武器は相変わらずのバットだけど、危ないと思ったら即座に撤退するようにしようと思う。
命より大事な物は無いからね。
大きめのリュックサックを背負い素材も持ち帰れるようにする。
リュックサックは学校の物なので出来れば壊さないように気を付けたい。
荷物が途中で増えてもいいように余分に袋を中にいれてあるけど両手が埋まるような事態は出来れば避けたい。
準備も出来たし初めての長時間探索頑張っていこう!
「さて、行くかな。」
僕は中に入りいつものようにホーンラビットを倒しつつ奥へと向かう
そこで僕は少し違和感を覚えた。
「あれ?ほんの少しだけどホーンラビットが多いような?」
気のせいの可能性もあるくらいのわずかな誤差ではあるけれど、覚えておくのもいいかもしれない。
「奥に行けば行くほど増えるってわけじゃないからなぁ。」
壁際を歩きながら奥へ奥へと進んでいく。
1時間ほど歩いただろうか?
僕は今大きな扉の前に来ている。
「まさか、ボス?」
よくあるのはその階層の上位種がボスである事が多いけれど、現実でもそうとは限らないので用心していこうと思う。
「でかい程度のウサギでありますように。」
僕は意を決して扉を開けた。
中はそこそこ小さめの闘技場と言ってもいいくらいの広場だった。
その中心にはウサギが立っていたのですかさずに鑑定をする。
-------鑑定結果-------
ファイトラビット
二足歩行が可能になったウサギのモンスター
機敏な動きで敵を撹乱し、必殺の一撃を叩き込む。
-------鑑定終了-------
弱点らしきものは無し、か。
攻撃力と素早さが高そうなのは鑑定から分かった。
「鼓舞、迅速」
僕は全力のMPを注ぎSTRとAGIを強化する。
明らかに身体が軽くなるのを感じる。
ファイトラビットはこちらをじっと眺めているが、僕が近付いていくとファイティングポーズを取り始めた。
僕も荷物を後ろへ置きバットを構える。
先に動いたのはファイトラビットだった。
鋭い右ストレートを放ってくるファイトラビット、僕は素早く横へ避けカウンターでバットを振るう。
「ヴゥゥ!」
少し浅かったと思ったけれど僕のバットはファイトラビットの右肩に当たった。
それでもファイトラビットはこちらへ攻撃をしてくる。
今度はアッパーで僕を気絶させるつもりだろうか。
かなり素早い拳だったけれどギリギリで僕は回避に成功した。
かなり危ない体勢だったので反撃は出来なかった、その瞬間ファイトラビットは距離を更に近付けてきた。
バットを持つ腕に力を入れ、全力で振り下ろしファイトラビットに応戦する。
ファイトラビットも素早く僕の攻撃を躱してくる。
だけど僕のAGIも上がっているため簡単には逃げさせない。
縦にバットを振り下ろしファイトラビットの意識をバットに集中させる。
縦の振り下ろしを僕の必殺技のような物だと勘違いしてくれたおかげか、ファイトラビットは脚に力を入れこちらに勢い良く飛びかかろうとしていた。
その瞬間僕はファイトラビットの足にバットで無理矢理足払いをかけるとファイトラビットは転んでしまった。
勢い良く転んでいったけれど追いつけない速度では無いので即座に追いかける。
好機を逃さぬように一気に頭を潰す。
かなりグロいがドロップ品が出るまでの我慢だ。
初めてのボス戦という事もありボスのドロップに期待しつつ僕は少し休憩する事にした。
携帯食料は有名なあの飲むゼリーとブロックタイプの物を1個ずつ。
武器は相変わらずのバットだけど、危ないと思ったら即座に撤退するようにしようと思う。
命より大事な物は無いからね。
大きめのリュックサックを背負い素材も持ち帰れるようにする。
リュックサックは学校の物なので出来れば壊さないように気を付けたい。
荷物が途中で増えてもいいように余分に袋を中にいれてあるけど両手が埋まるような事態は出来れば避けたい。
準備も出来たし初めての長時間探索頑張っていこう!
「さて、行くかな。」
僕は中に入りいつものようにホーンラビットを倒しつつ奥へと向かう
そこで僕は少し違和感を覚えた。
「あれ?ほんの少しだけどホーンラビットが多いような?」
気のせいの可能性もあるくらいのわずかな誤差ではあるけれど、覚えておくのもいいかもしれない。
「奥に行けば行くほど増えるってわけじゃないからなぁ。」
壁際を歩きながら奥へ奥へと進んでいく。
1時間ほど歩いただろうか?
僕は今大きな扉の前に来ている。
「まさか、ボス?」
よくあるのはその階層の上位種がボスである事が多いけれど、現実でもそうとは限らないので用心していこうと思う。
「でかい程度のウサギでありますように。」
僕は意を決して扉を開けた。
中はそこそこ小さめの闘技場と言ってもいいくらいの広場だった。
その中心にはウサギが立っていたのですかさずに鑑定をする。
-------鑑定結果-------
ファイトラビット
二足歩行が可能になったウサギのモンスター
機敏な動きで敵を撹乱し、必殺の一撃を叩き込む。
-------鑑定終了-------
弱点らしきものは無し、か。
攻撃力と素早さが高そうなのは鑑定から分かった。
「鼓舞、迅速」
僕は全力のMPを注ぎSTRとAGIを強化する。
明らかに身体が軽くなるのを感じる。
ファイトラビットはこちらをじっと眺めているが、僕が近付いていくとファイティングポーズを取り始めた。
僕も荷物を後ろへ置きバットを構える。
先に動いたのはファイトラビットだった。
鋭い右ストレートを放ってくるファイトラビット、僕は素早く横へ避けカウンターでバットを振るう。
「ヴゥゥ!」
少し浅かったと思ったけれど僕のバットはファイトラビットの右肩に当たった。
それでもファイトラビットはこちらへ攻撃をしてくる。
今度はアッパーで僕を気絶させるつもりだろうか。
かなり素早い拳だったけれどギリギリで僕は回避に成功した。
かなり危ない体勢だったので反撃は出来なかった、その瞬間ファイトラビットは距離を更に近付けてきた。
バットを持つ腕に力を入れ、全力で振り下ろしファイトラビットに応戦する。
ファイトラビットも素早く僕の攻撃を躱してくる。
だけど僕のAGIも上がっているため簡単には逃げさせない。
縦にバットを振り下ろしファイトラビットの意識をバットに集中させる。
縦の振り下ろしを僕の必殺技のような物だと勘違いしてくれたおかげか、ファイトラビットは脚に力を入れこちらに勢い良く飛びかかろうとしていた。
その瞬間僕はファイトラビットの足にバットで無理矢理足払いをかけるとファイトラビットは転んでしまった。
勢い良く転んでいったけれど追いつけない速度では無いので即座に追いかける。
好機を逃さぬように一気に頭を潰す。
かなりグロいがドロップ品が出るまでの我慢だ。
初めてのボス戦という事もありボスのドロップに期待しつつ僕は少し休憩する事にした。
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