29 / 33
番外編:ハラダレミーの友愛
路地裏チ●●と飯塚一音
しおりを挟む
ある日、私が路地裏で彼氏のチ●●をしゃぶっていると、建物の角からこちらをのぞき込んでいる女と目が合った。
黒いコートを羽織ったその女の顔は、私が昔からよーく知っている顔だった。
幼稚園からの付き合いの幼馴染、飯塚一音。
彼女のも私であることに気づいたのだろう。一瞬、目を丸くしたかと思うと、顔を背けて立ちさろうとした。
私はちゅぽっと音を立ててチ●●から口を放すと、
「ドーちん!」
と、大きな声で一音に呼びかけた。
建物の陰に隠れようとした彼女の右足が、ぴたりと止まったのが見えた。
「こんなとこで会うなんて奇遇じゃん! こっちおいでよ!」
私はなおも声をかける。
「で、でも……邪魔しちゃダメでしょ?」
言いながら、おずおずと顔を出す一音。
「いいの! いいの! こんなのいつだってできるんだから!」
そう言い返すと、私は口をハンカチで拭って一音のもとへ駆け寄った。
「私はね、あんたとの時間のほうが大事なの、マイハニ~♡」
そして抱き着いた。
私の一番の友達。私の一番の幼馴染。
一の音だからドレミのドーちゃん。
ちぢめてドーちん!
幼稚園からの、長い付き合いの幼馴染。
私の最愛の幼馴染。
一音に愛のこもったほおずりを繰り返していると、
「あのー、レミー? 私はいいけど、あの人が困ってるよ」
と、あきれたような声で言われた。
「彼氏のこと? いいの、いいの、ほおっとけば」
いまいちパッとしないやつだしねー。
今回は人の好さそうな、公務員で事務職でそこそこの年収の手堅~いのを選んだけど……、やっぱダメだね。
刺激がないのよねー。男はヤバさがないとね。
「そういうわけにはいかないでしょ、もう!」
しがみつく私をふりほどくと、一音は(ようやくジーンズを履き終わった)彼氏、透に近寄り、深々と頭を下げた。
「レミがすみません。いつもお世話になっています。こんな感じで勝手で気ままで自由なものだから、大変でしょう? 今度わたしからも言っておくので、どうぞ見捨てないでこれからも……」
あんたはオカンか。
「ちょっとまって、なんで私がトールから見捨てられないといけないの! 捨てるかどうか決めるのは私のほうなんだからね!」
割って入ろうとするものの、
「こう見えていいところもいっぱいあるんです。さっきも、その、してもらってたの、よかったでしょ?
レミーはですね、そういうの、すごいんです。わたし、とてもあこがれてしまって……口いっぱいにほおばってて、その……のどの奥まで咥えたら、どうなっちゃうのかって、私、いつも気になっちゃって……」
「やめんか、このドM」
妄想がとまらなくなるドMを、愛の首絞めで無理やり黙らせた。
ドーちんこと飯塚一音は、私の自慢の友達だ。
誰よりも正しくて、誰よりも優しい。
誰よりも素敵な女の子……なんだけど……。
困ったことに彼女は、エロに夢見る神聖ドM処女婦女子なのだった。
一度あっちの世界に入ってしまうと戻ってくるのに時間がかかる。
「レミ、そろそろ離してやりなよ……」
さっきまで人形のようにぽかんとしていた透が、きつのまにか人間の魂を取り戻していた。
「そのままだと、窒息する」
おっと、一音が白目をむきかけている。
私があわてて腕をはなすと、一音がゲホゲホと盛大にせき込んだ。
「大丈夫かい?」
と、サッとハンカチを取り出す透。
こういう気遣いができるのがコイツのいいところだ。
「ありがとう、ございます」
そう言いながら、一音はハンカチを受け取る。
その、二人の目が合う一瞬を、私は見逃さない。
一音の目にときめきの色が走るのを。
透の瞳に愛おしそうな色が宿るのを。
私は、見逃さないのである!
(これは、もしかしたら、もしかしちゃう?)
わたしのモノをとられるのは、すこーーーしだけシャクだけど、意外と、このお人好しの二人はお似合いかもしれない。
(これは最高の出会いかもね。出会いのきっかけが、私のおしゃぶりってこと以外はね!)
そんな意地の悪いことを考えて、ニヤニヤしてしまう。
それが私、原田麗美という人間なのだった。
黒いコートを羽織ったその女の顔は、私が昔からよーく知っている顔だった。
幼稚園からの付き合いの幼馴染、飯塚一音。
彼女のも私であることに気づいたのだろう。一瞬、目を丸くしたかと思うと、顔を背けて立ちさろうとした。
私はちゅぽっと音を立ててチ●●から口を放すと、
「ドーちん!」
と、大きな声で一音に呼びかけた。
建物の陰に隠れようとした彼女の右足が、ぴたりと止まったのが見えた。
「こんなとこで会うなんて奇遇じゃん! こっちおいでよ!」
私はなおも声をかける。
「で、でも……邪魔しちゃダメでしょ?」
言いながら、おずおずと顔を出す一音。
「いいの! いいの! こんなのいつだってできるんだから!」
そう言い返すと、私は口をハンカチで拭って一音のもとへ駆け寄った。
「私はね、あんたとの時間のほうが大事なの、マイハニ~♡」
そして抱き着いた。
私の一番の友達。私の一番の幼馴染。
一の音だからドレミのドーちゃん。
ちぢめてドーちん!
幼稚園からの、長い付き合いの幼馴染。
私の最愛の幼馴染。
一音に愛のこもったほおずりを繰り返していると、
「あのー、レミー? 私はいいけど、あの人が困ってるよ」
と、あきれたような声で言われた。
「彼氏のこと? いいの、いいの、ほおっとけば」
いまいちパッとしないやつだしねー。
今回は人の好さそうな、公務員で事務職でそこそこの年収の手堅~いのを選んだけど……、やっぱダメだね。
刺激がないのよねー。男はヤバさがないとね。
「そういうわけにはいかないでしょ、もう!」
しがみつく私をふりほどくと、一音は(ようやくジーンズを履き終わった)彼氏、透に近寄り、深々と頭を下げた。
「レミがすみません。いつもお世話になっています。こんな感じで勝手で気ままで自由なものだから、大変でしょう? 今度わたしからも言っておくので、どうぞ見捨てないでこれからも……」
あんたはオカンか。
「ちょっとまって、なんで私がトールから見捨てられないといけないの! 捨てるかどうか決めるのは私のほうなんだからね!」
割って入ろうとするものの、
「こう見えていいところもいっぱいあるんです。さっきも、その、してもらってたの、よかったでしょ?
レミーはですね、そういうの、すごいんです。わたし、とてもあこがれてしまって……口いっぱいにほおばってて、その……のどの奥まで咥えたら、どうなっちゃうのかって、私、いつも気になっちゃって……」
「やめんか、このドM」
妄想がとまらなくなるドMを、愛の首絞めで無理やり黙らせた。
ドーちんこと飯塚一音は、私の自慢の友達だ。
誰よりも正しくて、誰よりも優しい。
誰よりも素敵な女の子……なんだけど……。
困ったことに彼女は、エロに夢見る神聖ドM処女婦女子なのだった。
一度あっちの世界に入ってしまうと戻ってくるのに時間がかかる。
「レミ、そろそろ離してやりなよ……」
さっきまで人形のようにぽかんとしていた透が、きつのまにか人間の魂を取り戻していた。
「そのままだと、窒息する」
おっと、一音が白目をむきかけている。
私があわてて腕をはなすと、一音がゲホゲホと盛大にせき込んだ。
「大丈夫かい?」
と、サッとハンカチを取り出す透。
こういう気遣いができるのがコイツのいいところだ。
「ありがとう、ございます」
そう言いながら、一音はハンカチを受け取る。
その、二人の目が合う一瞬を、私は見逃さない。
一音の目にときめきの色が走るのを。
透の瞳に愛おしそうな色が宿るのを。
私は、見逃さないのである!
(これは、もしかしたら、もしかしちゃう?)
わたしのモノをとられるのは、すこーーーしだけシャクだけど、意外と、このお人好しの二人はお似合いかもしれない。
(これは最高の出会いかもね。出会いのきっかけが、私のおしゃぶりってこと以外はね!)
そんな意地の悪いことを考えて、ニヤニヤしてしまう。
それが私、原田麗美という人間なのだった。
0
お気に入りに追加
1
あなたにおすすめの小説
マッサージ師にそれっぽい理由をつけられて、乳首とクリトリスをいっぱい弄られた後、ちゃっかり手マンされていっぱい潮吹きしながらイッちゃう女の子
ちひろ
恋愛
マッサージ師にそれっぽい理由をつけられて、乳首とクリトリスをいっぱい弄られた後、ちゃっかり手マンされていっぱい潮吹きしながらイッちゃう女の子の話。
Fantiaでは他にもえっちなお話を書いてます。よかったら遊びに来てね。
JC💋フェラ
山葵あいす
恋愛
森野 稚菜(もりの わかな)は、中学2年生になる14歳の女の子だ。家では姉夫婦が一緒に暮らしており、稚菜に甘い義兄の真雄(まさお)は、いつも彼女におねだりされるままお小遣いを渡していたのだが……
校長室のソファの染みを知っていますか?
フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。
しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。
座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる