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同居生活の色
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常盤はとにかく、絵を描かなければ生きていけない人種だった。
「コレはまた、豪快な……」
買い物から帰ってきた青藍は、リビングの明かりを付けて呟いた。数日に一回は狂乱的に絵を描き散らかさなければ気が済まないらしい。ぱったりと力尽きて倒れている黒猫を一瞥し、やれやれと息をついた。
「おい馬鹿猫。起きろ」
「ふぇえ?」
こつん、と頭を足先で軽く蹴飛ばすと、よろよろと顔を上げた常盤がぼんやりとした表情をのぞかせた。これはまだ戻って来ていないな、と判断し放置する。冷蔵庫に買ってきた食料を放り込んでいると、ようやく帰還を果たした常盤がペタリと座り込み、部屋を見回してしまったという顔をした。
「あー。またやっちゃった……」
珍しくしゅん、と落ち込む常盤。その様を見て、青藍はさてどうするかと頭を働かせた。
最初の数日は、全くこんな事にはならなかった。後で聞いてみた所、最初の時点でやらかしてしまった事を後悔し、ずっと我慢してたらしい。しかし、徐々に我慢できなくなった結果、体調に異変をきたし、最終的には発作的に絵を描き散らしたのだ。
二度目に惨状を目にしたときには、驚いたが一度目のお陰か幾分か冷静に受け止められた。寧ろ、あの光景をもう一度みたいと密かに思っていた青藍は、それとなく紙とペンを用意していたほどだ。そのまま行き倒れよろしく転がっていた常盤に説明を求めると、申し訳なさそうに説明してくれた。
曰く。
「実は、絵を描きたくてたまらない症候群という持病がありまして。普段はちょっとずつ絵を描いていれば大丈夫何だけど……。発作的に絵を描きたくなる衝動が多々ありまして。数日なら我慢できるけど、我慢し過ぎると発作的に絵を描き散らしてしまうというか、段々絵を描くこと以外が頭から消えた結果、その時の記憶が曖昧になり気付いたらこうなってたという事が少なくない頻度でありまして、その、はい」
という事らしい。結果として、ありとあらゆる紙を使い切ってしまうのだとか。
「なぁ。ずっと気になってたんだが」
「うにゅ?」
膝を抱えて一人反省会を開催中の常盤に声を掛けると、ノロノロと顔を上げられる。別に責めた記憶はないが、本人的にはコントロール出来ない悪癖扱いらしく、惨状を作り出した後はたいていこんな感じである。まぁ悪癖であることは確かだが。
そのまま散らばった紙を集めつつ、さっくり目を通す。相変わらず、雑な構成に乱暴な書き味にも関わらず完成度が異様に高い。これがもし完成品として目の前にあったら、と思うだけで背筋にゾクリとしたものが這い上がる。
「美大だろう?大学で思う存分描けばいいだろうに」
「うーん。そうだよねぇ。僕もそう思った時期がありましたとも」
至極真っ当な事を指摘すると、常盤は苦笑して顎に細い指を当てた。その指はペンのインクで微かに黒く染まっている。それに気づいた常盤が近くにあったティッシュを手に取り丁寧に拭っている。まるで汚れを落とそうとする猫が舐めているようだ。困ったように呻きながら、常盤は零す。
「それが、ここなら思いっきりやっても大丈夫だろう、とやった結果なんだけど。最初は皆面白がったり、教授ももっとやれって言ってくれたりしたんだけど。段々変なものを見る目で見られたというか、ありとあらゆる紙を使っちゃうもんだから、事務員さんに悲鳴を上げられるようになったというか。最終的には、常盤の傍に紙を近づけるべからず、大切な書類までもが犠牲になるぞと専ら噂に」
「……なるほど」
色々あったらしい。大学の面々を妄想し、悲鳴を上げる姿を考えた時やけにしっくり来た。落ち込んでいる常盤には悪いが、自業自得というか。さもありなん、という結論に至った。すでにウチにある紙が大分被害を受けてるしなぁ、と何故か大事な書類が貴重品を追い出して鍵のかかる棚にしまわれる羽目になった現状を想い、頷いた。
何故、金品よりも紙を守るために鍵のかかる棚が占領されているという奇妙な事態になっているのかは、ひとえにあり余ったエネルギーをぶつける為に暴れる猫の所為である。
そんな風に考えつつ紙を拾っていると、ふと奇妙な事に気付いた。白黒の絵に、変な褐色の色が混じっている。付いてしまったという感じの絵もあれば、明らかに画材として使われていると言った雰囲気の絵も。拾い集めていくと、散らばった場所から最初は白黒だったが、徐々に褐色がつくようになり、画材として採用されたという流れが推測出来た。一体なんの色だ?と怪訝に思いつつ、集めきった紙を揃えていると、常盤が妙な行動をしているのに気付いた。
「何してる……ってお前!」
「ふえ?」
突然怒声を浴びた常盤が目を丸くして振り返る。青藍の目はその白い指先に釘付けになっていた。常盤は、その指先を舐めていたのだ。付いてしまった、から画材になった褐色。指を舐める動作。ソレが指し示すものは。
「お前、まさか包丁使ったとか言わないだろうな?!」
「え、いや、そんな事は、あははは……ごめんなさい」
あからさまに視線が泳ぎ、何かを隠しているのが一目瞭然の常盤。ガバリと近づいてその手を取ると、案の定、幾つもの切り傷が。青藍の使う道具は常に手入れがされており、包丁は切れ味が鋭い。察するに、料理をしようとして、絵以外には壊滅的に不器用な常盤が勢いあまって指を切ったという所だろう。そのまま発作を起こし、絵を描き続けた結果、裂傷が更に深くなり出血も増した。そして、無意識のうちに画材として使ってしまったと。
「意欲は認めないでもないが、やるなと何度言えばわかる。猫の癖に鳥頭かてめぇ」
「うん。相変わらず罵倒に関しては一級品だよね青藍さん」
ほのぼのとした返しに、がっくりと項垂れる。どこまでいってもマイペースな飼い猫に、青藍は説教は諦めちょっと待ってろと疲れた声で言うのみにとどめた。すぐに戻って来た彼の手には救急箱があり、再び常盤の手を取った青藍は、丁寧に処置を施していく。
「ホント、面倒見がいいよねぇ」
「黙ってろ。こんなキャラじゃねぇってのに」
絵をかけなくなったらどうするつもりだ、とブツブツ小言を言いながら手当をしていると、全く意に介していない返答を続けていた常盤の動きが止まる。何事だ、と眉を顰めながら手当の終わった常盤の手を開放すると、そっとその手を胸に抱えた常盤がふわりと笑った。
「心配してくれてるんだ」
「はぁ?」
いきなり何言ってやがる、と半眼になった青藍はそのまま救急箱を手に立ち上がった。元の場所に戻そうとする彼の背を、クスクスという笑いが追いかけてくる。
「心配って、なんかくすぐったいね」
そんな呟きが聞こえてきた気がして。青藍の胸が何故か無性にかき乱される。
いや、馬鹿猫相手に何考えてる、と自分を叱咤し気のせいだと言い聞かせた。常盤の存在が、知らぬ間に青藍の中で根付いていた。
「コレはまた、豪快な……」
買い物から帰ってきた青藍は、リビングの明かりを付けて呟いた。数日に一回は狂乱的に絵を描き散らかさなければ気が済まないらしい。ぱったりと力尽きて倒れている黒猫を一瞥し、やれやれと息をついた。
「おい馬鹿猫。起きろ」
「ふぇえ?」
こつん、と頭を足先で軽く蹴飛ばすと、よろよろと顔を上げた常盤がぼんやりとした表情をのぞかせた。これはまだ戻って来ていないな、と判断し放置する。冷蔵庫に買ってきた食料を放り込んでいると、ようやく帰還を果たした常盤がペタリと座り込み、部屋を見回してしまったという顔をした。
「あー。またやっちゃった……」
珍しくしゅん、と落ち込む常盤。その様を見て、青藍はさてどうするかと頭を働かせた。
最初の数日は、全くこんな事にはならなかった。後で聞いてみた所、最初の時点でやらかしてしまった事を後悔し、ずっと我慢してたらしい。しかし、徐々に我慢できなくなった結果、体調に異変をきたし、最終的には発作的に絵を描き散らしたのだ。
二度目に惨状を目にしたときには、驚いたが一度目のお陰か幾分か冷静に受け止められた。寧ろ、あの光景をもう一度みたいと密かに思っていた青藍は、それとなく紙とペンを用意していたほどだ。そのまま行き倒れよろしく転がっていた常盤に説明を求めると、申し訳なさそうに説明してくれた。
曰く。
「実は、絵を描きたくてたまらない症候群という持病がありまして。普段はちょっとずつ絵を描いていれば大丈夫何だけど……。発作的に絵を描きたくなる衝動が多々ありまして。数日なら我慢できるけど、我慢し過ぎると発作的に絵を描き散らしてしまうというか、段々絵を描くこと以外が頭から消えた結果、その時の記憶が曖昧になり気付いたらこうなってたという事が少なくない頻度でありまして、その、はい」
という事らしい。結果として、ありとあらゆる紙を使い切ってしまうのだとか。
「なぁ。ずっと気になってたんだが」
「うにゅ?」
膝を抱えて一人反省会を開催中の常盤に声を掛けると、ノロノロと顔を上げられる。別に責めた記憶はないが、本人的にはコントロール出来ない悪癖扱いらしく、惨状を作り出した後はたいていこんな感じである。まぁ悪癖であることは確かだが。
そのまま散らばった紙を集めつつ、さっくり目を通す。相変わらず、雑な構成に乱暴な書き味にも関わらず完成度が異様に高い。これがもし完成品として目の前にあったら、と思うだけで背筋にゾクリとしたものが這い上がる。
「美大だろう?大学で思う存分描けばいいだろうに」
「うーん。そうだよねぇ。僕もそう思った時期がありましたとも」
至極真っ当な事を指摘すると、常盤は苦笑して顎に細い指を当てた。その指はペンのインクで微かに黒く染まっている。それに気づいた常盤が近くにあったティッシュを手に取り丁寧に拭っている。まるで汚れを落とそうとする猫が舐めているようだ。困ったように呻きながら、常盤は零す。
「それが、ここなら思いっきりやっても大丈夫だろう、とやった結果なんだけど。最初は皆面白がったり、教授ももっとやれって言ってくれたりしたんだけど。段々変なものを見る目で見られたというか、ありとあらゆる紙を使っちゃうもんだから、事務員さんに悲鳴を上げられるようになったというか。最終的には、常盤の傍に紙を近づけるべからず、大切な書類までもが犠牲になるぞと専ら噂に」
「……なるほど」
色々あったらしい。大学の面々を妄想し、悲鳴を上げる姿を考えた時やけにしっくり来た。落ち込んでいる常盤には悪いが、自業自得というか。さもありなん、という結論に至った。すでにウチにある紙が大分被害を受けてるしなぁ、と何故か大事な書類が貴重品を追い出して鍵のかかる棚にしまわれる羽目になった現状を想い、頷いた。
何故、金品よりも紙を守るために鍵のかかる棚が占領されているという奇妙な事態になっているのかは、ひとえにあり余ったエネルギーをぶつける為に暴れる猫の所為である。
そんな風に考えつつ紙を拾っていると、ふと奇妙な事に気付いた。白黒の絵に、変な褐色の色が混じっている。付いてしまったという感じの絵もあれば、明らかに画材として使われていると言った雰囲気の絵も。拾い集めていくと、散らばった場所から最初は白黒だったが、徐々に褐色がつくようになり、画材として採用されたという流れが推測出来た。一体なんの色だ?と怪訝に思いつつ、集めきった紙を揃えていると、常盤が妙な行動をしているのに気付いた。
「何してる……ってお前!」
「ふえ?」
突然怒声を浴びた常盤が目を丸くして振り返る。青藍の目はその白い指先に釘付けになっていた。常盤は、その指先を舐めていたのだ。付いてしまった、から画材になった褐色。指を舐める動作。ソレが指し示すものは。
「お前、まさか包丁使ったとか言わないだろうな?!」
「え、いや、そんな事は、あははは……ごめんなさい」
あからさまに視線が泳ぎ、何かを隠しているのが一目瞭然の常盤。ガバリと近づいてその手を取ると、案の定、幾つもの切り傷が。青藍の使う道具は常に手入れがされており、包丁は切れ味が鋭い。察するに、料理をしようとして、絵以外には壊滅的に不器用な常盤が勢いあまって指を切ったという所だろう。そのまま発作を起こし、絵を描き続けた結果、裂傷が更に深くなり出血も増した。そして、無意識のうちに画材として使ってしまったと。
「意欲は認めないでもないが、やるなと何度言えばわかる。猫の癖に鳥頭かてめぇ」
「うん。相変わらず罵倒に関しては一級品だよね青藍さん」
ほのぼのとした返しに、がっくりと項垂れる。どこまでいってもマイペースな飼い猫に、青藍は説教は諦めちょっと待ってろと疲れた声で言うのみにとどめた。すぐに戻って来た彼の手には救急箱があり、再び常盤の手を取った青藍は、丁寧に処置を施していく。
「ホント、面倒見がいいよねぇ」
「黙ってろ。こんなキャラじゃねぇってのに」
絵をかけなくなったらどうするつもりだ、とブツブツ小言を言いながら手当をしていると、全く意に介していない返答を続けていた常盤の動きが止まる。何事だ、と眉を顰めながら手当の終わった常盤の手を開放すると、そっとその手を胸に抱えた常盤がふわりと笑った。
「心配してくれてるんだ」
「はぁ?」
いきなり何言ってやがる、と半眼になった青藍はそのまま救急箱を手に立ち上がった。元の場所に戻そうとする彼の背を、クスクスという笑いが追いかけてくる。
「心配って、なんかくすぐったいね」
そんな呟きが聞こえてきた気がして。青藍の胸が何故か無性にかき乱される。
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