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英雄色を好ませたい!
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司東紫は、本の虫だ。幼い頃から自他共に認める超インドア派。外を走り回るよりも本を読む方が好きだった。
そんなある日、紫は運命の出会いを果たす。何を隠そう、司東青河との出会い……ではなく、とある一冊の本との邂逅である。その本はファンタジーで、とある国の王子様の話だった。傾いた国を救うため、魔物と戦ったり、悪の高官を蹴落としたり、弱い者を救ったり……。幼い頃に憧れる英雄譚としては王道だろう。
問題は、紫が一番惹かれた部分が、英雄たる王子の立派な行いよりも、多種多様な女とΩを侍らせ博愛するハーレムを作っていたという部分。普通ならば、ハーレムなどと眉をひそめてもおかしくないはず。しかし、紫にはとてつもない衝撃だったのだ。
こんな世界があるのかと。
それからというものの、紫は様々な本を読み漁った。ハーレムの。そして没頭していった。
「たった一人の英雄を求めて、美姫達が競い合う……!女は女の武器を最大限利用して誘惑……!Ωは罪悪感にかられつつも、どうしても英雄が欲しくて発情期を利用してしまう……!愛する者に振り向いてもらえるかの駆け引きに、たった一つの間違いで背を向けられるドキドキのスリル……!それでも愛を捨てられずに枕を濡らす、これぞ悲恋!恋愛の最終形態!」
「どうぞ、こちらを飲んで落ち着いてくださいませ奥様」
「あ、ありがとう」
ここは柔らかな日差しが差し込む、司東邸の中庭。うっとりとした表情で、ハーレム本を抱える紫。丁寧に整えられた緑と相まって、宗教画として採用されそうな程に、清廉な雰囲気を醸し出している。それを見守る者達の視線は冷たいが。
すっと差し出されたカップを高揚した気分のまま持ちあげた紫。一口すすって半眼になった。
「何故にハーブティー」
「鎮静効果……もとい、リラックス効果がある物をご用意いたしましたわ」
「なんか精神疾患持ってる人間を見る目をされてる?!」
「あら、気付いていただけて光栄ですわ。そのまま言動を振り返って改善していただければこれ以上とないのですが」
呆れ顔のメイドに情け容赦なくとどめを差される。こんな素晴らしい計画が理解されないなんて、と悲痛な表情を浮かべる紫にメイドの方が悲痛な顔をしたいくらいだと顔に書いてある。この病気さえなければ申し分ない主なのだが、というのが屋敷に仕える使用人一同の見解である。
「いいんだもん。これは僕の野望!僕に与えられた使命なのだ!」
「旦那様、おいたわしや……」
主人が暴走すると使用人たちにも伝播してしまうのだろうか。もはや言葉遣いまで荒れている始末。外から客を招く際には紫も含めて完璧な所作を披露するので問題ないのかもしれないが。
しくしく、と泣きまねをするメイド。それを見た紫が唇を尖らせたかと思うと、頬杖をついてぶすくれ始めた。
「だってだってだってさ。どんなに頑張っても僕じゃ頭以外の鍛えよう、というかポテンシャルが無いんだもん」
「何もない所で転ばれるくらいには運動音痴でいらっしゃいますからね。男らしさの皆無な中性的なお顔立ちですし。このまま行けば逆ハーレムですわね」
「て事は、ハーレムを作る事は僕には無理でしょ?!そもそもΩだしぃ」
「そもそもハーレムを作るという発想から離れてくださいまし」
「ならば!完璧超人を僕の番に迎えてハーレムを作らせるのが最適解!αだったらハーレム体質なのだから万事解決では無いか!これぞ男のロマン!」
「ああ、おいたわしや、旦那様……!」
「そして僕は後宮の頂点に立ぁつ!数多の陰謀工作を乗り越え、頂点に君臨するのだ!」
「ちゃんと頂点に立つつもりはあるんですね……ってそこじゃない。最早どこから修正すべきなのか……。なんと頭脳の持ち腐れ」
ヒートアップした紫を止める術は、ない。椅子に片足を乗せ太陽に向かって拳を突き上げる紫を、使用人達が悲痛な面持ちで見つめる。ちなみに、紫の体勢はすかさず飛んできたメイドの行儀悪い!という叱責にそそくさと直さざるを得なかったが。
「と言う訳で。今日も今日とて、ハーレム開設作戦を発動したのである!」
「冗談ですよね?」
優雅に座り直して胸を張った紫。ドヤ顏の彼が発した言葉に、中庭が凍り付いた。ぎぎぎ、と音がしそうな動きでメイドが紫を振り返ると、それはそれは麗しい笑みを向けられた。
「今度の計画は完璧なり!長い年月をかけて仕込んだタネがようやく日の目を見る!」
「……恐れながら、一体何をなさったので?」
恐る恐るメイドが尋ねる。心なしか、中庭に控える使用人達が徐々に後退りしている気がする。いや、私もしたいのだけど、と内心冷や汗をかきつつ、それでもプロ意識に負けたメイドが何とかしようと頭を巡らせる。しかし、普通にしていればほいほい好業績を収める優秀な頭脳は、スケールが違かった。
「ふっふっふ。今回ばかりは僕の勝ち!何事も、根回しと裏工作が成功の近道なのだ!と言う訳で、司東グループの会社全てに、次期当主の青河が来るもの拒まずの遊び人と噂を広めてみました!」
「な、なんということを……!」
最早卒倒寸前のメイド。何事か玄関の方で騒がしいが、己の世界に入り込んでいる紫には聞こえていないようだ。ぐふふふふ、と聞くに堪えない笑いを零している。
「勿論、世間様からのイメージダウンにならないように細心の注意を払いましたとも!その上で、女・Ωはかかって来やがれ、と煽っておきました!ようやくこれで俺の野望が成就する……!青河と番に成って早十年!うっかり運命と番に成って絶望し、その後司東グループの嫡男と知って野望の成就を確信したこの俺の計画が!ついに!」
キラリと目を光らせた紫が腹の底から叫ぶ。
「これで俺の完全勝利!第n回ビバハーレム開設計画!女・Ωどんときやがれ、噂を使って外堀埋めてしまおう大作戦っ!」
「やっぱりてめぇかコンチクショウ!」
「ギャーーーーーーー!!」
してはいけない音を立てて、中庭に通じる扉が蹴破られる。ついでに、びりびりと空気を震わせる超弩級の怒声が放たれ、紫もつられて悲鳴をあげる。恐る恐る振り返った先には、般若と修羅の面を同時召喚して燃え盛る炎を背負った麗しい男が。滅多にない満面の笑みを浮かべているが、浮かべているからこそ、紫の背筋に冷たいものが勢いよく滑り落ちる。
「えっと、本日はお日柄も良く?」
「んな事言ってる場合かてめぇ!」
「うぎゃぁ?!」
頓珍漢な挨拶を食らった青河が勢いよく紫の体を担ぎ上げる。慌ててジタバタと抵抗するが、ひ弱なインドアが逞しい王に勝てるはずもなく。慈悲の欠片もなく連行されていく。
「ったく!朝出社したら、社員から何とも言えない顔で見られ?居心地悪く仕事してたら?人身御供よろしく差し出された哀れな中年社員が、蔓延ってる噂を教えてくれて?奥様大丈夫ですか、と心配された俺の立場と心情を考えやがれ!」
「どうだった?!ハーレム構成員立候補者来た?!」
「来るか!社員一同から同情する視線を向けられたわ阿呆!そもそも最初に突っ込むところがソレなのか?!」
「何てこと!この俺の完璧な計画が!」
「何処が完璧だドアホ!いい加減その馬鹿な野望捨てやがれ!」
「これは俺の生きがいだ!……ってちょっとぉ?!」
「仕置きだ!来い!」
「いやぁぁぁぁぁ!!お仕置きはいやぁぁぁぁぁ!」
今日も今日とて、紫の悲鳴は寝室に吸い込まれていったとさ。
ちなみに。
「相変わらず、能力だけは一級品なんですけどね。あの外部に漏らさないように噂を広める手腕、他の状況で活用して欲しいものです」
などと譲羽が後始末をしながら社員と頷きあっていたとかいないとか。
**********
……えっと、こんな事ばかりしていますが、夫婦仲(番仲?)はとてもいいです。紫ちゃんは青河さんをちゃんと番として好きですし、青河さんは紫ちゃんを溺愛。たぶんその内に孕まされるんじゃないですかね。単純に、紫ちゃんの頭が悪いだけなんです。はい。
……いや、楽しいですね、こういう頭が悪い子は(遠い目)。
そんなある日、紫は運命の出会いを果たす。何を隠そう、司東青河との出会い……ではなく、とある一冊の本との邂逅である。その本はファンタジーで、とある国の王子様の話だった。傾いた国を救うため、魔物と戦ったり、悪の高官を蹴落としたり、弱い者を救ったり……。幼い頃に憧れる英雄譚としては王道だろう。
問題は、紫が一番惹かれた部分が、英雄たる王子の立派な行いよりも、多種多様な女とΩを侍らせ博愛するハーレムを作っていたという部分。普通ならば、ハーレムなどと眉をひそめてもおかしくないはず。しかし、紫にはとてつもない衝撃だったのだ。
こんな世界があるのかと。
それからというものの、紫は様々な本を読み漁った。ハーレムの。そして没頭していった。
「たった一人の英雄を求めて、美姫達が競い合う……!女は女の武器を最大限利用して誘惑……!Ωは罪悪感にかられつつも、どうしても英雄が欲しくて発情期を利用してしまう……!愛する者に振り向いてもらえるかの駆け引きに、たった一つの間違いで背を向けられるドキドキのスリル……!それでも愛を捨てられずに枕を濡らす、これぞ悲恋!恋愛の最終形態!」
「どうぞ、こちらを飲んで落ち着いてくださいませ奥様」
「あ、ありがとう」
ここは柔らかな日差しが差し込む、司東邸の中庭。うっとりとした表情で、ハーレム本を抱える紫。丁寧に整えられた緑と相まって、宗教画として採用されそうな程に、清廉な雰囲気を醸し出している。それを見守る者達の視線は冷たいが。
すっと差し出されたカップを高揚した気分のまま持ちあげた紫。一口すすって半眼になった。
「何故にハーブティー」
「鎮静効果……もとい、リラックス効果がある物をご用意いたしましたわ」
「なんか精神疾患持ってる人間を見る目をされてる?!」
「あら、気付いていただけて光栄ですわ。そのまま言動を振り返って改善していただければこれ以上とないのですが」
呆れ顔のメイドに情け容赦なくとどめを差される。こんな素晴らしい計画が理解されないなんて、と悲痛な表情を浮かべる紫にメイドの方が悲痛な顔をしたいくらいだと顔に書いてある。この病気さえなければ申し分ない主なのだが、というのが屋敷に仕える使用人一同の見解である。
「いいんだもん。これは僕の野望!僕に与えられた使命なのだ!」
「旦那様、おいたわしや……」
主人が暴走すると使用人たちにも伝播してしまうのだろうか。もはや言葉遣いまで荒れている始末。外から客を招く際には紫も含めて完璧な所作を披露するので問題ないのかもしれないが。
しくしく、と泣きまねをするメイド。それを見た紫が唇を尖らせたかと思うと、頬杖をついてぶすくれ始めた。
「だってだってだってさ。どんなに頑張っても僕じゃ頭以外の鍛えよう、というかポテンシャルが無いんだもん」
「何もない所で転ばれるくらいには運動音痴でいらっしゃいますからね。男らしさの皆無な中性的なお顔立ちですし。このまま行けば逆ハーレムですわね」
「て事は、ハーレムを作る事は僕には無理でしょ?!そもそもΩだしぃ」
「そもそもハーレムを作るという発想から離れてくださいまし」
「ならば!完璧超人を僕の番に迎えてハーレムを作らせるのが最適解!αだったらハーレム体質なのだから万事解決では無いか!これぞ男のロマン!」
「ああ、おいたわしや、旦那様……!」
「そして僕は後宮の頂点に立ぁつ!数多の陰謀工作を乗り越え、頂点に君臨するのだ!」
「ちゃんと頂点に立つつもりはあるんですね……ってそこじゃない。最早どこから修正すべきなのか……。なんと頭脳の持ち腐れ」
ヒートアップした紫を止める術は、ない。椅子に片足を乗せ太陽に向かって拳を突き上げる紫を、使用人達が悲痛な面持ちで見つめる。ちなみに、紫の体勢はすかさず飛んできたメイドの行儀悪い!という叱責にそそくさと直さざるを得なかったが。
「と言う訳で。今日も今日とて、ハーレム開設作戦を発動したのである!」
「冗談ですよね?」
優雅に座り直して胸を張った紫。ドヤ顏の彼が発した言葉に、中庭が凍り付いた。ぎぎぎ、と音がしそうな動きでメイドが紫を振り返ると、それはそれは麗しい笑みを向けられた。
「今度の計画は完璧なり!長い年月をかけて仕込んだタネがようやく日の目を見る!」
「……恐れながら、一体何をなさったので?」
恐る恐るメイドが尋ねる。心なしか、中庭に控える使用人達が徐々に後退りしている気がする。いや、私もしたいのだけど、と内心冷や汗をかきつつ、それでもプロ意識に負けたメイドが何とかしようと頭を巡らせる。しかし、普通にしていればほいほい好業績を収める優秀な頭脳は、スケールが違かった。
「ふっふっふ。今回ばかりは僕の勝ち!何事も、根回しと裏工作が成功の近道なのだ!と言う訳で、司東グループの会社全てに、次期当主の青河が来るもの拒まずの遊び人と噂を広めてみました!」
「な、なんということを……!」
最早卒倒寸前のメイド。何事か玄関の方で騒がしいが、己の世界に入り込んでいる紫には聞こえていないようだ。ぐふふふふ、と聞くに堪えない笑いを零している。
「勿論、世間様からのイメージダウンにならないように細心の注意を払いましたとも!その上で、女・Ωはかかって来やがれ、と煽っておきました!ようやくこれで俺の野望が成就する……!青河と番に成って早十年!うっかり運命と番に成って絶望し、その後司東グループの嫡男と知って野望の成就を確信したこの俺の計画が!ついに!」
キラリと目を光らせた紫が腹の底から叫ぶ。
「これで俺の完全勝利!第n回ビバハーレム開設計画!女・Ωどんときやがれ、噂を使って外堀埋めてしまおう大作戦っ!」
「やっぱりてめぇかコンチクショウ!」
「ギャーーーーーーー!!」
してはいけない音を立てて、中庭に通じる扉が蹴破られる。ついでに、びりびりと空気を震わせる超弩級の怒声が放たれ、紫もつられて悲鳴をあげる。恐る恐る振り返った先には、般若と修羅の面を同時召喚して燃え盛る炎を背負った麗しい男が。滅多にない満面の笑みを浮かべているが、浮かべているからこそ、紫の背筋に冷たいものが勢いよく滑り落ちる。
「えっと、本日はお日柄も良く?」
「んな事言ってる場合かてめぇ!」
「うぎゃぁ?!」
頓珍漢な挨拶を食らった青河が勢いよく紫の体を担ぎ上げる。慌ててジタバタと抵抗するが、ひ弱なインドアが逞しい王に勝てるはずもなく。慈悲の欠片もなく連行されていく。
「ったく!朝出社したら、社員から何とも言えない顔で見られ?居心地悪く仕事してたら?人身御供よろしく差し出された哀れな中年社員が、蔓延ってる噂を教えてくれて?奥様大丈夫ですか、と心配された俺の立場と心情を考えやがれ!」
「どうだった?!ハーレム構成員立候補者来た?!」
「来るか!社員一同から同情する視線を向けられたわ阿呆!そもそも最初に突っ込むところがソレなのか?!」
「何てこと!この俺の完璧な計画が!」
「何処が完璧だドアホ!いい加減その馬鹿な野望捨てやがれ!」
「これは俺の生きがいだ!……ってちょっとぉ?!」
「仕置きだ!来い!」
「いやぁぁぁぁぁ!!お仕置きはいやぁぁぁぁぁ!」
今日も今日とて、紫の悲鳴は寝室に吸い込まれていったとさ。
ちなみに。
「相変わらず、能力だけは一級品なんですけどね。あの外部に漏らさないように噂を広める手腕、他の状況で活用して欲しいものです」
などと譲羽が後始末をしながら社員と頷きあっていたとかいないとか。
**********
……えっと、こんな事ばかりしていますが、夫婦仲(番仲?)はとてもいいです。紫ちゃんは青河さんをちゃんと番として好きですし、青河さんは紫ちゃんを溺愛。たぶんその内に孕まされるんじゃないですかね。単純に、紫ちゃんの頭が悪いだけなんです。はい。
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