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未来
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爽やかな朝の空気が部屋に満ちている。オールターは、その中でじっと目の前の机に置いた腕輪を見つめていた。
この地域では、番に対し、婚姻と求愛の証として腕輪を渡す。最大の求愛の証とあっては、雄たちはこぞって腕輪に趣向を凝らす。そんな中で、オールターがもまた渡す腕輪に悩んでいた。
ああじゃない、こうじゃない、と悩んだ末に一目ぼれしたのが、繊細で簡素だが品のある腕輪。何より、ガラスではあったが、控えめに主張するその青が愛おしい瞳に似ていると思ったのだ。彼そのものの様な腕輪を見て、即決していた。
繊細な銀細工に、はめ込まれた美しい青いガラスの装飾。この青は、ツェーダンの青。本当は本物の宝石で作りたかったんだけど、と肩を落としつつツェーダンに差し出すと、彼は目を瞠って動きを止めた。
驚いた顔で固まった彼に、やはり本物の宝石では無ければだめか、と手を引っ込めようとすると慌てて彼が手を伸ばしてきてそっとオールターの手ごと腕輪を包み込んだ。そして、今にも泣きそうな顔で、幸せそうに笑ってくれた。腕輪をもらえるなんて、夢にも思わなかった、と。そのまま細い腕を差し出してきて、無言で嵌めてくれとねだられた時には、オールターの方が泣きそうになった。
「ありがとう」
そっと壊れものを扱うように彼の腕に腕輪を嵌め、キラキラと輝くソレを見つめた彼は、そう呟いてオールターの胸に飛び込んできた。それから彼はずっと腕輪を大切に扱ってくれた。それを見るだけで幸せな気持ちになれた。
そして、後日に彼が恥ずかしそうに差し出してくれた腕輪を見て、更に幸せだと思った。彼の腕輪を作った職人を探して頼みこんだのだ、と言ったその腕輪は、彼のと全く同じデザインで、唯一はめ込まれたガラスは、黒曜の色をしていた。オールターの色だった。逞しい腕に手を伸ばして腕輪を嵌めようとする彼を制し、彼の腕から腕輪を外した。
慌てて取り戻そうとする彼に微笑みかけて、オールターは彼の作ってくれた黒曜の腕輪を彼に嵌めた。そして、蒼玉の腕輪を彼の手に落とした。聡い彼はすぐに察して、クシャリと顔を歪め、オールターの腕にそっと嵌めてくれた。お互いの手首に光る、お互いの色。彼と額を合わせて笑いあった。腕輪は幸せの象徴だった。
そして、彼が裏切り姿を消した時。オールターは腕輪を外した。壊そうとして、どうしても壊せず。しかし、見ているのも辛くてしまい込んだ。それを今、長い時を経て、取り出したのだ。
「オールター」
スルリ、とグランが部屋に入ってきた。険しい顔で、王に呼びかける。じっと愛おしい色を見つめていたオールターは、静かに口を開いた。
「なあ、グラン。俺はどうすればよかったんだと思う?」
ここ最近、全く聞いていなかった、感情が籠りつつも静かな声。オールターもまた、再びツェーダンをを無くしかけている事で、ようやく認める事が出来たのだ。一度目にツェーダンが姿を消した時には、数多の仲間を失った苦痛、伸し掛かった期待という名の重圧、期せずして手に入れた王の座という孤独、そして、裏切られたという絶望がオールターを弱らせていた。そして、弱った精神はツェーダンを憎む事でしか保つ事が出来なかったのだ。
しかし、今回は違う。ツェーダンが連れ去られたと聞いた時の衝撃と、一人その衝撃の中で夜を過ごした末に残った、ツェーダンへの渇望とその身を案じる思い、もう二度とあの愛おしい笑顔を見られないかも知れないという恐怖。皮肉な事に、それらが、恐慌状態に陥って這い上がれなかったオールターの頭をぶん殴り、正気に戻したのだ。
本当は、だたツェーダンが傍に居てくれればよかったのだと。あの時、本当は何が起こっていて、どうして自分を信じて本当の事を話してくれなかったのか、聞きたかったのだと。そして、どうあっても、ツェーダンが己の番であり、最愛である事を。
そして、押し寄せる後悔に、耳を力なく伏せていた。病んでいる様子ではなく、唯々静かに己と己の心を見つめている様子を、グランはじっと見つめ、ふっと笑った。
「言っただろ?話合えって。お前ら人の話を聞かないし、お互いに話そうとしないし。挙句、突っ走りすぎだっての。似た者夫婦め」
偉そうな口調に、オールターは微笑した。
「無様だな」
「しゃぁねぇだろ。あの時、俺らまだ成人したばっかだったんだぜ?ガキもいいとこだった上に、散々地獄を見てきた最悪の精神状態だったんだ。疲弊した心にゃ受け止められなかったってなだけだ」
自嘲するような言葉を吐いたのに、それに乗っかって罵倒してくると思った側近は、思いがけず慰めの言葉を口にした。驚いて顔を上げると、グランは優しい顔で、オールターを見つめていた。
「今だからやっとお互いに目を向ける事が出来たんじゃねぇの?苦しんだ末に、ようやく再会して、何の因果かまたしても強引に引き離された。今だからこそ、当時とは別に思う事があっても不思議じゃねぇだろ?」
手間かけさせやがった事は腹立つけどな。そう言ってグランはカラカラと笑った。どこまでも一緒に居て、支えてくれる親友に、オールターは心から感謝した。
「……この件が終わったら、暫く休暇をくれてやる」
「そうしてくれ。ついでに臨時手当も弾んでくれよ?」
何せお前にゃ殺されかけたしな。飄々とした台詞を吐く、どこまでも変わらない友人に吹き出して、オールターは笑う。ここまで清々しく笑ったのは久しぶりだ、と思った。今なら、ツェーダンの言葉が聞こえる気がするし、聞きたい。彼が何を想い、何を抱えていたのかを。自然とそう思えた。
「決着をつけないとな」
「ああ」
それがどのような結果であっても。久方ぶりに見る凛とした光を宿した黒狼の目を確認し、グランは満足そうに笑った。そして、すぐに笑みをかき消し、抱えていた書類を差し出した。
「見つかったぜ」
それはじっと待っていた吉報。ツェーダンの居場所だった。少ない手がかりから良くぞこの短時間で見つけ出したものだ、と内心舌を巻きつつ書類を受け取る。あとでグランに、そして調査を全力でサポートしたであろうアクアに褒美を取らせることにして、ざっと目を通す。そして、すっと細めた。
「なんとビックリ。黒幕は、かの西国のお姫様。お前の正妃候補第一位でしたとさ」
「そういうことか」
オールターの脳裏に、最近の情報が勢いよく流れる。一つ一つは意味を持たない点が、ついに繋がった。オールターはグランと視線を混じらせ、頷きあった。そして、そのまま立ち上がるとすっと机に手を伸ばし、腕輪をそっと掴み上げた。唇に寄せてそっとキスを落とすとそのまま腕に嵌めこむ。今度は間違わない。その決意を秘めて。ニヤニヤとした顔を隠さないグランを一瞥し、堂々とした足取りで歩き始めた。
「行くぞ」
今度は、ずっと見えていなかった彼に向き合うために。そして、今度こそ掴みとれなかった未来を掴みとる為に。
この地域では、番に対し、婚姻と求愛の証として腕輪を渡す。最大の求愛の証とあっては、雄たちはこぞって腕輪に趣向を凝らす。そんな中で、オールターがもまた渡す腕輪に悩んでいた。
ああじゃない、こうじゃない、と悩んだ末に一目ぼれしたのが、繊細で簡素だが品のある腕輪。何より、ガラスではあったが、控えめに主張するその青が愛おしい瞳に似ていると思ったのだ。彼そのものの様な腕輪を見て、即決していた。
繊細な銀細工に、はめ込まれた美しい青いガラスの装飾。この青は、ツェーダンの青。本当は本物の宝石で作りたかったんだけど、と肩を落としつつツェーダンに差し出すと、彼は目を瞠って動きを止めた。
驚いた顔で固まった彼に、やはり本物の宝石では無ければだめか、と手を引っ込めようとすると慌てて彼が手を伸ばしてきてそっとオールターの手ごと腕輪を包み込んだ。そして、今にも泣きそうな顔で、幸せそうに笑ってくれた。腕輪をもらえるなんて、夢にも思わなかった、と。そのまま細い腕を差し出してきて、無言で嵌めてくれとねだられた時には、オールターの方が泣きそうになった。
「ありがとう」
そっと壊れものを扱うように彼の腕に腕輪を嵌め、キラキラと輝くソレを見つめた彼は、そう呟いてオールターの胸に飛び込んできた。それから彼はずっと腕輪を大切に扱ってくれた。それを見るだけで幸せな気持ちになれた。
そして、後日に彼が恥ずかしそうに差し出してくれた腕輪を見て、更に幸せだと思った。彼の腕輪を作った職人を探して頼みこんだのだ、と言ったその腕輪は、彼のと全く同じデザインで、唯一はめ込まれたガラスは、黒曜の色をしていた。オールターの色だった。逞しい腕に手を伸ばして腕輪を嵌めようとする彼を制し、彼の腕から腕輪を外した。
慌てて取り戻そうとする彼に微笑みかけて、オールターは彼の作ってくれた黒曜の腕輪を彼に嵌めた。そして、蒼玉の腕輪を彼の手に落とした。聡い彼はすぐに察して、クシャリと顔を歪め、オールターの腕にそっと嵌めてくれた。お互いの手首に光る、お互いの色。彼と額を合わせて笑いあった。腕輪は幸せの象徴だった。
そして、彼が裏切り姿を消した時。オールターは腕輪を外した。壊そうとして、どうしても壊せず。しかし、見ているのも辛くてしまい込んだ。それを今、長い時を経て、取り出したのだ。
「オールター」
スルリ、とグランが部屋に入ってきた。険しい顔で、王に呼びかける。じっと愛おしい色を見つめていたオールターは、静かに口を開いた。
「なあ、グラン。俺はどうすればよかったんだと思う?」
ここ最近、全く聞いていなかった、感情が籠りつつも静かな声。オールターもまた、再びツェーダンをを無くしかけている事で、ようやく認める事が出来たのだ。一度目にツェーダンが姿を消した時には、数多の仲間を失った苦痛、伸し掛かった期待という名の重圧、期せずして手に入れた王の座という孤独、そして、裏切られたという絶望がオールターを弱らせていた。そして、弱った精神はツェーダンを憎む事でしか保つ事が出来なかったのだ。
しかし、今回は違う。ツェーダンが連れ去られたと聞いた時の衝撃と、一人その衝撃の中で夜を過ごした末に残った、ツェーダンへの渇望とその身を案じる思い、もう二度とあの愛おしい笑顔を見られないかも知れないという恐怖。皮肉な事に、それらが、恐慌状態に陥って這い上がれなかったオールターの頭をぶん殴り、正気に戻したのだ。
本当は、だたツェーダンが傍に居てくれればよかったのだと。あの時、本当は何が起こっていて、どうして自分を信じて本当の事を話してくれなかったのか、聞きたかったのだと。そして、どうあっても、ツェーダンが己の番であり、最愛である事を。
そして、押し寄せる後悔に、耳を力なく伏せていた。病んでいる様子ではなく、唯々静かに己と己の心を見つめている様子を、グランはじっと見つめ、ふっと笑った。
「言っただろ?話合えって。お前ら人の話を聞かないし、お互いに話そうとしないし。挙句、突っ走りすぎだっての。似た者夫婦め」
偉そうな口調に、オールターは微笑した。
「無様だな」
「しゃぁねぇだろ。あの時、俺らまだ成人したばっかだったんだぜ?ガキもいいとこだった上に、散々地獄を見てきた最悪の精神状態だったんだ。疲弊した心にゃ受け止められなかったってなだけだ」
自嘲するような言葉を吐いたのに、それに乗っかって罵倒してくると思った側近は、思いがけず慰めの言葉を口にした。驚いて顔を上げると、グランは優しい顔で、オールターを見つめていた。
「今だからやっとお互いに目を向ける事が出来たんじゃねぇの?苦しんだ末に、ようやく再会して、何の因果かまたしても強引に引き離された。今だからこそ、当時とは別に思う事があっても不思議じゃねぇだろ?」
手間かけさせやがった事は腹立つけどな。そう言ってグランはカラカラと笑った。どこまでも一緒に居て、支えてくれる親友に、オールターは心から感謝した。
「……この件が終わったら、暫く休暇をくれてやる」
「そうしてくれ。ついでに臨時手当も弾んでくれよ?」
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「決着をつけないとな」
「ああ」
それがどのような結果であっても。久方ぶりに見る凛とした光を宿した黒狼の目を確認し、グランは満足そうに笑った。そして、すぐに笑みをかき消し、抱えていた書類を差し出した。
「見つかったぜ」
それはじっと待っていた吉報。ツェーダンの居場所だった。少ない手がかりから良くぞこの短時間で見つけ出したものだ、と内心舌を巻きつつ書類を受け取る。あとでグランに、そして調査を全力でサポートしたであろうアクアに褒美を取らせることにして、ざっと目を通す。そして、すっと細めた。
「なんとビックリ。黒幕は、かの西国のお姫様。お前の正妃候補第一位でしたとさ」
「そういうことか」
オールターの脳裏に、最近の情報が勢いよく流れる。一つ一つは意味を持たない点が、ついに繋がった。オールターはグランと視線を混じらせ、頷きあった。そして、そのまま立ち上がるとすっと机に手を伸ばし、腕輪をそっと掴み上げた。唇に寄せてそっとキスを落とすとそのまま腕に嵌めこむ。今度は間違わない。その決意を秘めて。ニヤニヤとした顔を隠さないグランを一瞥し、堂々とした足取りで歩き始めた。
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今度は、ずっと見えていなかった彼に向き合うために。そして、今度こそ掴みとれなかった未来を掴みとる為に。
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