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モデルの着用例は信用するな
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失敗した。
「やっぱり下着は試着してから買うべきよね……」
はぁ、と溜息を吐きながら自室の姿見に写る自分を眺める。
ネットショップで買ったハーフカップのブラが若干小さかったのだ。
デザインに一目惚れして、モデルの華奢さに嫌な予感はしつつも注文してしまったのだが、窮屈そうな上乳がカップに乗り上げて今にも溢れんばかりにたぷたぷしている。
返品は面倒だけど一度も着ないで捨てるのも勿体無いし……。
仕方ないので今日はこれで過ごすことにしよう。着ていれば案外気にならないかもしれない。
支度して部屋を出る。目指すはご主人様の寝室だ。
私の仕事は低血圧で寝起きの悪いご主人様を起こすところから始まるのだ。
「ご主人様、朝ですよ~」
朝はノックをしても返事は無いのが常なのでそのまま入室する。
着替えやタオルなどを乗せたワゴンを押しながらご主人様の眠るベッドへと向かう。
まずは朝勃ちのチェックだ。
特に何をする訳でもないが、美青年の朝勃ちはとてもエロいので楽しみにしている。
掛け布団を押し上げて己の逞しさをアピールしている息子さんを確認。今日もお元気そうで何よりです。
ご主人様は若く健康な男性なので毎朝ギンギンになっていて見応えがある。
「お顔拭きますね~」
朝勃ちを視姦されているとも知らずにスヤスヤしているご主人様の顔を蒸しタオルで優しく拭っていると、ご主人様が薄らと目を開けた。
「う、んん…………はっ!?」
「ご主人様?」
いつもならまだ目をしぱしぱさせているご主人様が、今日はなぜかバチッと目を見開いて私を凝視している。
「い、いや……なんでもない」
もごもごとそう言いながらもご主人様の目は私の胸元に釘付けになっているので、何だろうと思って視線を真下に向けると、小さめのブラからはみ出した乳首が服を押し上げていた。
普段クールなご主人様が動揺しているのが面白くて、両腕で胸の側面を押しながらご主人様を覗き込むように前屈みになり、胸を強調するポーズをとる。
「今日の朝食は、ご主人様の大好きなスパニッシュオムレツですよ」
「そうか……」
「ケチャップでハートを描いてあげますね♡」
「ああ……」
「……着替えさせてあげましょうか?」
「うん……」
ご主人様は私のぽちりと浮かび上がった乳首で頭がいっぱいになっているらしく、声を掛けても生返事しか返ってこない。
つまんないので、一応許可を取ってからご主人様のパジャマのボタンをぷちぷちと外す。
「えっ、なっ……何をしている!?」
「ええー? 着替えさせてあげましょうかって聞いたら、うんって言ってたじゃないですかぁ」
パジャマの前を全開にして筋肉質な裸体を拝む。
素肌を撫でるようにして肩からシャツを脱がすと、ご主人様の腹筋がビクビクと震えた。
「くぅうっ……!」
「くすぐったかったですか?」
「違……ま、待て!」
下も見せてもらおうとズボンに手を掛けると、焦った様子のご主人様に手を掴まれて阻止された。
「寝起きでぼーっとしてただけだ……! 自分でやる……!」
「遠慮なさらず♡」
力では敵わないので無理にズボンを下ろそうとはせず、代わりにズボンの縁に掛けた指をクイクイと引っ張って揶揄う。
「や、やめ……」
「あら?」
「やっぱり下着は試着してから買うべきよね……」
はぁ、と溜息を吐きながら自室の姿見に写る自分を眺める。
ネットショップで買ったハーフカップのブラが若干小さかったのだ。
デザインに一目惚れして、モデルの華奢さに嫌な予感はしつつも注文してしまったのだが、窮屈そうな上乳がカップに乗り上げて今にも溢れんばかりにたぷたぷしている。
返品は面倒だけど一度も着ないで捨てるのも勿体無いし……。
仕方ないので今日はこれで過ごすことにしよう。着ていれば案外気にならないかもしれない。
支度して部屋を出る。目指すはご主人様の寝室だ。
私の仕事は低血圧で寝起きの悪いご主人様を起こすところから始まるのだ。
「ご主人様、朝ですよ~」
朝はノックをしても返事は無いのが常なのでそのまま入室する。
着替えやタオルなどを乗せたワゴンを押しながらご主人様の眠るベッドへと向かう。
まずは朝勃ちのチェックだ。
特に何をする訳でもないが、美青年の朝勃ちはとてもエロいので楽しみにしている。
掛け布団を押し上げて己の逞しさをアピールしている息子さんを確認。今日もお元気そうで何よりです。
ご主人様は若く健康な男性なので毎朝ギンギンになっていて見応えがある。
「お顔拭きますね~」
朝勃ちを視姦されているとも知らずにスヤスヤしているご主人様の顔を蒸しタオルで優しく拭っていると、ご主人様が薄らと目を開けた。
「う、んん…………はっ!?」
「ご主人様?」
いつもならまだ目をしぱしぱさせているご主人様が、今日はなぜかバチッと目を見開いて私を凝視している。
「い、いや……なんでもない」
もごもごとそう言いながらもご主人様の目は私の胸元に釘付けになっているので、何だろうと思って視線を真下に向けると、小さめのブラからはみ出した乳首が服を押し上げていた。
普段クールなご主人様が動揺しているのが面白くて、両腕で胸の側面を押しながらご主人様を覗き込むように前屈みになり、胸を強調するポーズをとる。
「今日の朝食は、ご主人様の大好きなスパニッシュオムレツですよ」
「そうか……」
「ケチャップでハートを描いてあげますね♡」
「ああ……」
「……着替えさせてあげましょうか?」
「うん……」
ご主人様は私のぽちりと浮かび上がった乳首で頭がいっぱいになっているらしく、声を掛けても生返事しか返ってこない。
つまんないので、一応許可を取ってからご主人様のパジャマのボタンをぷちぷちと外す。
「えっ、なっ……何をしている!?」
「ええー? 着替えさせてあげましょうかって聞いたら、うんって言ってたじゃないですかぁ」
パジャマの前を全開にして筋肉質な裸体を拝む。
素肌を撫でるようにして肩からシャツを脱がすと、ご主人様の腹筋がビクビクと震えた。
「くぅうっ……!」
「くすぐったかったですか?」
「違……ま、待て!」
下も見せてもらおうとズボンに手を掛けると、焦った様子のご主人様に手を掴まれて阻止された。
「寝起きでぼーっとしてただけだ……! 自分でやる……!」
「遠慮なさらず♡」
力では敵わないので無理にズボンを下ろそうとはせず、代わりにズボンの縁に掛けた指をクイクイと引っ張って揶揄う。
「や、やめ……」
「あら?」
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