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紛らわしいお父様
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「…兄様達に言い過ぎちゃったかな」
あの後何時に無く大慌てする三人に部屋から出て行ってもらって
ちょっと一人で泣いたけれど、次第に落ち着いてきた
「ただ、面白い話教えて貰って嬉しかっただけなのに兄様達って酷い…」
無理矢理婚約させられる疑惑が出ていたとは言え、翠蓮様の事憎たらしく見るのは違うと思う
いい人だって分かったし
結婚…はまだちょっと分からないけど
仲良くしたいなぁって、友達になってみたいと思っちゃった
それに翠蓮様は俺と同い年、始めて同年代のお友達が出来るって…ワクワクするなあ
そんな感じでベッドでぼんやりと翠蓮様と話した事を思い出していたら、いつの間にか夕方になっていた
夜御飯はじぃやに頼んで部屋で取らせて貰う事にしたから、兄様達に合わなくて済む
「今日はもう会いたくないもん、何か気まずいし」
落ち着いたとはいえ未だ怒ってるんだからね!
大好きな食事なのに兄様達に詰められて美味しく食べられないのは本当に嫌だし
サンドイッチも本当はゆっくり全部食べたかったのにな…
明日作り直してもらおっと!
「失礼致します。ナギ様、お父様がお呼びになっておられます」
「お父様が?分かった」
丁度いい、色々と文句を言いに行ってやらなくちゃ
「お父様、ナギです。お呼びでしょうか」
「おお、入りたまえ」
扉越しに声を掛けてから中に入る
お父様は執務室の机に向かって何かペンを走らせていたのを止めて、俺と向き合った
「ウム、早速だが翠蓮殿とはどうじゃった?」
「話すのは楽しかったです、異国の文化の事とか色々聞けて…」
「そうかそうか、性格も合うようじゃの。矢張り儂の見立ては正しかったようじゃ!」
「そうだ、その事なんですけど、お父様婚約って確定したものじゃ無かったじゃないですか!言い方が紛らわしいんですよ!!!」
「ム、ムゥ…仕方ないじゃろう!でないとお主部屋から出ようとしないじゃろうが」
「そうかもですけど、せめて事前に嫁入りの事や跡取りの事とかちゃんと教えてくれれば良かったのに……俺怖かったんですよ!」
「んん…それは、済まなかったのう…」
知りもしない男に、女が恋愛対象の俺が嫁がなくちゃ行けないなんて怖いに決まってるでしょ
何も教えられないままポイって本人の前に投げ出された身にもなって欲しい
まあ、翠蓮様が凄く優しかったから良かったけれど……
「…済まぬのう……しかし儂は、どうしてもお主を良い縁の者、そして異国の者へ嫁がせたかったのじゃ」
あの後何時に無く大慌てする三人に部屋から出て行ってもらって
ちょっと一人で泣いたけれど、次第に落ち着いてきた
「ただ、面白い話教えて貰って嬉しかっただけなのに兄様達って酷い…」
無理矢理婚約させられる疑惑が出ていたとは言え、翠蓮様の事憎たらしく見るのは違うと思う
いい人だって分かったし
結婚…はまだちょっと分からないけど
仲良くしたいなぁって、友達になってみたいと思っちゃった
それに翠蓮様は俺と同い年、始めて同年代のお友達が出来るって…ワクワクするなあ
そんな感じでベッドでぼんやりと翠蓮様と話した事を思い出していたら、いつの間にか夕方になっていた
夜御飯はじぃやに頼んで部屋で取らせて貰う事にしたから、兄様達に合わなくて済む
「今日はもう会いたくないもん、何か気まずいし」
落ち着いたとはいえ未だ怒ってるんだからね!
大好きな食事なのに兄様達に詰められて美味しく食べられないのは本当に嫌だし
サンドイッチも本当はゆっくり全部食べたかったのにな…
明日作り直してもらおっと!
「失礼致します。ナギ様、お父様がお呼びになっておられます」
「お父様が?分かった」
丁度いい、色々と文句を言いに行ってやらなくちゃ
「お父様、ナギです。お呼びでしょうか」
「おお、入りたまえ」
扉越しに声を掛けてから中に入る
お父様は執務室の机に向かって何かペンを走らせていたのを止めて、俺と向き合った
「ウム、早速だが翠蓮殿とはどうじゃった?」
「話すのは楽しかったです、異国の文化の事とか色々聞けて…」
「そうかそうか、性格も合うようじゃの。矢張り儂の見立ては正しかったようじゃ!」
「そうだ、その事なんですけど、お父様婚約って確定したものじゃ無かったじゃないですか!言い方が紛らわしいんですよ!!!」
「ム、ムゥ…仕方ないじゃろう!でないとお主部屋から出ようとしないじゃろうが」
「そうかもですけど、せめて事前に嫁入りの事や跡取りの事とかちゃんと教えてくれれば良かったのに……俺怖かったんですよ!」
「んん…それは、済まなかったのう…」
知りもしない男に、女が恋愛対象の俺が嫁がなくちゃ行けないなんて怖いに決まってるでしょ
何も教えられないままポイって本人の前に投げ出された身にもなって欲しい
まあ、翠蓮様が凄く優しかったから良かったけれど……
「…済まぬのう……しかし儂は、どうしてもお主を良い縁の者、そして異国の者へ嫁がせたかったのじゃ」
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