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琥珀編 ②

彼女の事、なのかな

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何だか戻りたくは無かったけれど
他に場所も無いから左江内さんの家に帰り、ご飯を作る

琥「…よし、青椒肉絲と…付け合わせもできた」


ラップをして食卓に並べておく


琥「…明日は、一応バイトお休みにしておこうかな」



明日の単発バイトを休みにする連絡を終えて、大きな溜息を着いた


琥「……左江内さんに言わなきゃな」


明日、新しいバイトを紹介してもらうこと

親の借金は間もなく返済し終えること


…この家から出ること


…そうだ、今日の夜はどうしよう
昼の事があったから顔を見ると苦しくなりそうで、あまり会いたくない

もちろん会いたいんだけれど………余計な事を口走ってしまいそうで…




琥「…あ、左江内さんからLIN3来てる」

この生活が始まってから、通知が来たら直ぐに開く癖が着いちゃったな…

『今日は早上がり出来るので七時頃に帰りますね』

琥「…七時!?あと三十分も無い!!!」


『良かったです、久しぶりに会えますね』

『はい。あと、こはく君にお話したいことがあるんです』


琥「…お話………まさか」



…彼女の事、なのかな
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