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琥珀編
つーしょっと………????
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大都さんは
大「そんじゃ、また後でな」
と、ヒラヒラ手を振って離れていった
その後からの作業は少しだけ手を抜いてやる事にした
流石に毎日あの仕事量じゃ死んじゃうし……みんなの(お前がやれよ)と言わんばかりの冷えた目線は怖かったけれど
それよりもこの後が怖過ぎてそれどころじゃなかった
時間は残酷で
とうとう就業時刻が来てしまった
ノロノロと作業服を脱いで、これまたゆっくりと控え室を出る
琥「お疲れ様でした~………」
やっぱり返事は帰って来ない
このまま走って逃げようかなとか思ったけれど
まだまだシフトがあるし…次会った時が怖過ぎる
意を決して、指定された倉庫前に行くと
大「おっ、来た来た。オツカレ」
琥「お、お疲れ様です」
大「約束通りそこの自販機、奢ったげる。何がいい?」
琥「え、えと、奢らせるなんて……」
初対面で奢らせるなんてダメと思って断ろうとしたけれど
大「断んの?」
琥「ごめんなさいごめんなさい!!え、えと、ココアで………」
大「あいよ」
ギロリとかっぴらいた目で睨まれて無理だった
大都さんはグレーププァンタを買って、僕には冷えた缶ココアを投げ渡す
落としそうになるのを慌てて受け止めた
琥「わ、わわっありがとうございます」
大「ハハッウケる。そうそう本題なんだけどさぁ~」
本題って何だろう……ま、まさか
wedgeの元メンバーである事をバラさない代わりに金寄越せとか!?!?
メンバーの居場所を教えろとか!?僕全員どこにいるかなんて知らないよぉ!!
大「ツーショット撮ってくんね?」
琥「ごめんなさいお金無k……え?」
大「ツーショット。兄貴に送るから」
つーしょっと………????
大「そんじゃ、また後でな」
と、ヒラヒラ手を振って離れていった
その後からの作業は少しだけ手を抜いてやる事にした
流石に毎日あの仕事量じゃ死んじゃうし……みんなの(お前がやれよ)と言わんばかりの冷えた目線は怖かったけれど
それよりもこの後が怖過ぎてそれどころじゃなかった
時間は残酷で
とうとう就業時刻が来てしまった
ノロノロと作業服を脱いで、これまたゆっくりと控え室を出る
琥「お疲れ様でした~………」
やっぱり返事は帰って来ない
このまま走って逃げようかなとか思ったけれど
まだまだシフトがあるし…次会った時が怖過ぎる
意を決して、指定された倉庫前に行くと
大「おっ、来た来た。オツカレ」
琥「お、お疲れ様です」
大「約束通りそこの自販機、奢ったげる。何がいい?」
琥「え、えと、奢らせるなんて……」
初対面で奢らせるなんてダメと思って断ろうとしたけれど
大「断んの?」
琥「ごめんなさいごめんなさい!!え、えと、ココアで………」
大「あいよ」
ギロリとかっぴらいた目で睨まれて無理だった
大都さんはグレーププァンタを買って、僕には冷えた缶ココアを投げ渡す
落としそうになるのを慌てて受け止めた
琥「わ、わわっありがとうございます」
大「ハハッウケる。そうそう本題なんだけどさぁ~」
本題って何だろう……ま、まさか
wedgeの元メンバーである事をバラさない代わりに金寄越せとか!?!?
メンバーの居場所を教えろとか!?僕全員どこにいるかなんて知らないよぉ!!
大「ツーショット撮ってくんね?」
琥「ごめんなさいお金無k……え?」
大「ツーショット。兄貴に送るから」
つーしょっと………????
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