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左江内編
ヤバくね?
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琥「……っえ?」
左「……あ、そ、そそそその、気持ち悪いですよねごめんなさい!!そうですよね、ずっと追っかけしてた奴の家なんて危ないに決まってますよね…!」
困惑した顔の琥珀君を見てハッとする
そうだよ、俺11ヶ月も琥珀君だけ追い続けた熱狂的ファンだったんだぞ
手出されるかもって思うだろ普通…!!!断りにくくして誘拐したみたいになるだろ!!!
土下座する勢いで頭を下げて謝罪する
でもせめて、ホテルに泊まるお金くらいは渡したい…
琥「いえ!!嫌じゃないんです、寧ろ嬉しいんです!でも、何度もご迷惑かけて尚お世話になんてなっていいものか…」
左「いやいや!!あんなの迷惑のうちに入りませんから!迷惑だったのはナンパしてたあの人らですし!」
琥「でも…僕、返せるものなんて何も無くて、お金も、喜んで貰えそうなことも何も無いんですよ?」
左「…俺、琥珀君を推してから今まで何度も励まされて来たんです。何度も救われたと思っています。…迷惑なんかじゃないですよ」
これは本心だ
琥珀君という存在がどれだけ俺の心を支えてくれたか…
琥珀君はそんな自覚無いのだろうけれど、俺は少しでも恩返ししたいんだ
左「…その、ご飯なら先程惣菜屋で買ってきてあるので」
少し古いマンションのエントランスを潜り、エレベーターに乗って
俺の部屋のドア前まで来て
気づいしまった
左「…その、少し待って貰えますでしょうか?部屋を少し片付けますので…!」
俺の部屋、今ヤバくね?
左「……あ、そ、そそそその、気持ち悪いですよねごめんなさい!!そうですよね、ずっと追っかけしてた奴の家なんて危ないに決まってますよね…!」
困惑した顔の琥珀君を見てハッとする
そうだよ、俺11ヶ月も琥珀君だけ追い続けた熱狂的ファンだったんだぞ
手出されるかもって思うだろ普通…!!!断りにくくして誘拐したみたいになるだろ!!!
土下座する勢いで頭を下げて謝罪する
でもせめて、ホテルに泊まるお金くらいは渡したい…
琥「いえ!!嫌じゃないんです、寧ろ嬉しいんです!でも、何度もご迷惑かけて尚お世話になんてなっていいものか…」
左「いやいや!!あんなの迷惑のうちに入りませんから!迷惑だったのはナンパしてたあの人らですし!」
琥「でも…僕、返せるものなんて何も無くて、お金も、喜んで貰えそうなことも何も無いんですよ?」
左「…俺、琥珀君を推してから今まで何度も励まされて来たんです。何度も救われたと思っています。…迷惑なんかじゃないですよ」
これは本心だ
琥珀君という存在がどれだけ俺の心を支えてくれたか…
琥珀君はそんな自覚無いのだろうけれど、俺は少しでも恩返ししたいんだ
左「…その、ご飯なら先程惣菜屋で買ってきてあるので」
少し古いマンションのエントランスを潜り、エレベーターに乗って
俺の部屋のドア前まで来て
気づいしまった
左「…その、少し待って貰えますでしょうか?部屋を少し片付けますので…!」
俺の部屋、今ヤバくね?
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