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第一部
15 好敵手 中編
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「準備はできたか?」
「もちろんだ」
「はい」
シンとオリバーは互いに相手を見据える。
(勝たないと……)
シンは思考をオリバーに勝つことだけに専念させていた。
あの後オリバーはオズヴィーンに許可を取り、シンとの戦いを正式な対決にした。オズヴィーンは最初却下していたが、自分が審判になることで合意となった。
(絶対に、勝つ)
相手はアストライアの有力な専属騎士候補。オズヴィーンにも匹敵する可能性も持っているとシンは考えている。そのぐらいの実力がなければ、一国の姫を守ることはできないからだ。
だが、だから諦めるシンではない。
(もし負けたとしてもーー)
その時はもう一度勝負を挑むだけだ。
「構え」
オズヴィーンの声と共に、シンとオリバーは剣を構える。
「用意」
そして足に力を入れ、剣を強く握った。
「ーー始めっ!」
ドンッ!と大きな音がして、二人は正面に走る。
まずはオリバーの力量を見るべく、シンは守備に、それを悟ったオリバーは攻撃につく。
速く重い剣撃をシンは軽く避ける。地面は剣撃によって二つに割れる。予想以上の力にシンは目を見開くが、すぐにいつもの表情に戻り、冷静さを取り戻した。
それからいくつもの剣撃をシンは剣を使うなどして躱す。だが、このままでは決着がつかない。
(速く重い剣撃……。一撃を入れるのに若干の『ため』が入る。その隙を狙えば、もしかしたらーー)
シンは守備に徹しつつ、オリバーの動きを観察する。そして隙ができるのを、自分が攻撃できるのを待つ。
そしてーー
(ーー今だっ)
『ため』が入ったその瞬間を狙って、シンは【転移】でオリバーのすぐ横に場所を移し、オリバーの胸元の薔薇に一閃ーー。
オリバーの顔は驚きに満ちている。
(これで、終わりだーーっ)
そう思ったのとオリバーが口元に微笑を浮かべたのはほぼ同時だった。
「やはり、その程度か」
「!? ……っ!」
オリバーはそう呟くとシンと同じように【転移】し、シンの背後に移る。上から軽く剣を振り落とすと、シンは急いで振り向き剣で自身を守った。
(……本気を出していなかったのか)
シンは歯を食いしばって攻撃を防ぐ。
オリバーは余裕げな表情をしていた。
「俺はな、魔力探知が得意なんだ。誰がどこで魔法を使っているのか、手に取るようにわかるぐらいに。だからお前がどこに転移したのかも瞬時にわかるって訳さ。すごいだろう?」
「……えぇ、そうですね」
シンは後退する。オリバーは追ってこない。勝利を確信したからなのだろうか。
「人間。次の一撃で決着をつけよう」
「……どういう意味でしょうか」
「お前が俺の間合いに入ろ。どちらも防御せず、攻撃のみで勝敗をつける」
「……オリバー様の言葉を信じろと?」
魔族は言葉を巧みに使い、欺く生き物だ。
それを知っていながらシンに信じろ、とオリバーは言ったのだ。
「一人の剣士としての勝負、だと思え。俺は嘘が嫌いなんだ」
「…………」
(リスクが高すぎる)
オリバーの間合いに何か細工がしてある可能性が高い。そしてそれ以上に、シンが不利すぎる。挑んではいけない勝負だ。
断ろう。
そう、言おうとした。
「言っておくが、これは俺の勝ちがほぼ確定した勝負だ。だからこそ、人間。お前は受けるべきだと思うぞ」
「……詳しくお聞かせ願えますでしょうか」
「観衆も皆、俺が勝つと思っている。それは俺も含めてだ。だがそんな勝負でありながら……いや、勝負とも言えないものだが、お前が勝ったら?」
「! ……認めてもらえる」
「その通りだ」
シンにはアストライアの従者に推してくれる人が少ない。オズヴィーンやヒューリの力があったとしても、人数差では誰が見ても圧倒的に少ない。
だがもしこの勝負に勝てば、シンを推す者は少なからず出てくるだろう。相手はアストライアの従者候補だったのだから。
「それでもまだ迷っているのなら、もう一ついいことを教えてやろう」
オリバーは一拍溜めて言った。
「お前が勝ったならば、俺はお前のアストライア様の従者に推そう」
「!」
この言葉で決まったも同然だった。
オリバーが推せば、オリバーを推していたものの大半はシンを推す。
「どうだ? やるか?」
「……はい。お願いします」
「ふっ、そうこなくては」
シンはもう一度剣を構え直す。
二人は互いを見つめ合い、そしてーー
シンがオリバーに向かって走り出す。シンが狙うのはただ一つ。オリバーの胸元の薔薇だけだ。
オリバーの間合い1メートル前に入る。足に力を入れ、それと同時に足裏に魔力を集中させ、詠唱した。
(【風吹】)
一気にスピードが上がり、距離が近づく。シンは姿勢を低くして、剣を強く握った。
(……いける)
そして渾身の力で、一閃ーーするはずだった。
(なにが、起きているんだ……)
シンのスピードが急激に落ちた。いや、落ちたんじゃない。止まったのだ。まさかの展開に、シンは困惑する。
(なんで? どうして? ……まさかっ)
シンは地面を見る。そこには大きな魔法陣が、透明で見えにくいが描かれていた。
(っ……やられた!)
シンのいる場所は、オリバーの【隠蔽】で隠された【領域】の中だった。
(! 何か、来る……!)
直感的なものがシンを襲う。オリバーの攻撃だ。今、あのオリバーの攻撃が当たれば、シンは回復できず、負けてしまう。
(【治癒】をあたる瞬間にかけるか? いや、ここは【領域】の中だ。【風吹】の効果が切れている時点で魔法は使えなくされている。なら、どうすれば……どうすれば……!)
その時、ヒューリの言葉が蘇った。
『いいかい、【領域】は魔力消費が大きい分、利点がたくさんある。【領域】の中にいる者の動きなどを制御できるんだ。【領域】を使われた場合、ほとんどは魔法が使えなくなる』
『なら、どうすれば良いのですか?』
『簡単な話だ。自分も【領域】を発動させればいい。だけど魔力は大量に消費するから、本当に危ない時だけにしなさい。いいね?』
(……やるしか、ない)
シンは頑張って口を開け、そしてーー
「【領域】っ!!!」
「!?」
シンの地面に魔法陣が展開される。
シンは、オリバーが対応する前に動いた。
「【停止】!」
オリバーの動きが止まる。チャンスは、今しかない。
シンはオズヴィーン直伝の剣撃をーー入れた。
薔薇が落ち、互いの魔法が解除される。
「……勝者、シン!」
オズヴィーンの判定が下り、観衆は湧いた。
「もちろんだ」
「はい」
シンとオリバーは互いに相手を見据える。
(勝たないと……)
シンは思考をオリバーに勝つことだけに専念させていた。
あの後オリバーはオズヴィーンに許可を取り、シンとの戦いを正式な対決にした。オズヴィーンは最初却下していたが、自分が審判になることで合意となった。
(絶対に、勝つ)
相手はアストライアの有力な専属騎士候補。オズヴィーンにも匹敵する可能性も持っているとシンは考えている。そのぐらいの実力がなければ、一国の姫を守ることはできないからだ。
だが、だから諦めるシンではない。
(もし負けたとしてもーー)
その時はもう一度勝負を挑むだけだ。
「構え」
オズヴィーンの声と共に、シンとオリバーは剣を構える。
「用意」
そして足に力を入れ、剣を強く握った。
「ーー始めっ!」
ドンッ!と大きな音がして、二人は正面に走る。
まずはオリバーの力量を見るべく、シンは守備に、それを悟ったオリバーは攻撃につく。
速く重い剣撃をシンは軽く避ける。地面は剣撃によって二つに割れる。予想以上の力にシンは目を見開くが、すぐにいつもの表情に戻り、冷静さを取り戻した。
それからいくつもの剣撃をシンは剣を使うなどして躱す。だが、このままでは決着がつかない。
(速く重い剣撃……。一撃を入れるのに若干の『ため』が入る。その隙を狙えば、もしかしたらーー)
シンは守備に徹しつつ、オリバーの動きを観察する。そして隙ができるのを、自分が攻撃できるのを待つ。
そしてーー
(ーー今だっ)
『ため』が入ったその瞬間を狙って、シンは【転移】でオリバーのすぐ横に場所を移し、オリバーの胸元の薔薇に一閃ーー。
オリバーの顔は驚きに満ちている。
(これで、終わりだーーっ)
そう思ったのとオリバーが口元に微笑を浮かべたのはほぼ同時だった。
「やはり、その程度か」
「!? ……っ!」
オリバーはそう呟くとシンと同じように【転移】し、シンの背後に移る。上から軽く剣を振り落とすと、シンは急いで振り向き剣で自身を守った。
(……本気を出していなかったのか)
シンは歯を食いしばって攻撃を防ぐ。
オリバーは余裕げな表情をしていた。
「俺はな、魔力探知が得意なんだ。誰がどこで魔法を使っているのか、手に取るようにわかるぐらいに。だからお前がどこに転移したのかも瞬時にわかるって訳さ。すごいだろう?」
「……えぇ、そうですね」
シンは後退する。オリバーは追ってこない。勝利を確信したからなのだろうか。
「人間。次の一撃で決着をつけよう」
「……どういう意味でしょうか」
「お前が俺の間合いに入ろ。どちらも防御せず、攻撃のみで勝敗をつける」
「……オリバー様の言葉を信じろと?」
魔族は言葉を巧みに使い、欺く生き物だ。
それを知っていながらシンに信じろ、とオリバーは言ったのだ。
「一人の剣士としての勝負、だと思え。俺は嘘が嫌いなんだ」
「…………」
(リスクが高すぎる)
オリバーの間合いに何か細工がしてある可能性が高い。そしてそれ以上に、シンが不利すぎる。挑んではいけない勝負だ。
断ろう。
そう、言おうとした。
「言っておくが、これは俺の勝ちがほぼ確定した勝負だ。だからこそ、人間。お前は受けるべきだと思うぞ」
「……詳しくお聞かせ願えますでしょうか」
「観衆も皆、俺が勝つと思っている。それは俺も含めてだ。だがそんな勝負でありながら……いや、勝負とも言えないものだが、お前が勝ったら?」
「! ……認めてもらえる」
「その通りだ」
シンにはアストライアの従者に推してくれる人が少ない。オズヴィーンやヒューリの力があったとしても、人数差では誰が見ても圧倒的に少ない。
だがもしこの勝負に勝てば、シンを推す者は少なからず出てくるだろう。相手はアストライアの従者候補だったのだから。
「それでもまだ迷っているのなら、もう一ついいことを教えてやろう」
オリバーは一拍溜めて言った。
「お前が勝ったならば、俺はお前のアストライア様の従者に推そう」
「!」
この言葉で決まったも同然だった。
オリバーが推せば、オリバーを推していたものの大半はシンを推す。
「どうだ? やるか?」
「……はい。お願いします」
「ふっ、そうこなくては」
シンはもう一度剣を構え直す。
二人は互いを見つめ合い、そしてーー
シンがオリバーに向かって走り出す。シンが狙うのはただ一つ。オリバーの胸元の薔薇だけだ。
オリバーの間合い1メートル前に入る。足に力を入れ、それと同時に足裏に魔力を集中させ、詠唱した。
(【風吹】)
一気にスピードが上がり、距離が近づく。シンは姿勢を低くして、剣を強く握った。
(……いける)
そして渾身の力で、一閃ーーするはずだった。
(なにが、起きているんだ……)
シンのスピードが急激に落ちた。いや、落ちたんじゃない。止まったのだ。まさかの展開に、シンは困惑する。
(なんで? どうして? ……まさかっ)
シンは地面を見る。そこには大きな魔法陣が、透明で見えにくいが描かれていた。
(っ……やられた!)
シンのいる場所は、オリバーの【隠蔽】で隠された【領域】の中だった。
(! 何か、来る……!)
直感的なものがシンを襲う。オリバーの攻撃だ。今、あのオリバーの攻撃が当たれば、シンは回復できず、負けてしまう。
(【治癒】をあたる瞬間にかけるか? いや、ここは【領域】の中だ。【風吹】の効果が切れている時点で魔法は使えなくされている。なら、どうすれば……どうすれば……!)
その時、ヒューリの言葉が蘇った。
『いいかい、【領域】は魔力消費が大きい分、利点がたくさんある。【領域】の中にいる者の動きなどを制御できるんだ。【領域】を使われた場合、ほとんどは魔法が使えなくなる』
『なら、どうすれば良いのですか?』
『簡単な話だ。自分も【領域】を発動させればいい。だけど魔力は大量に消費するから、本当に危ない時だけにしなさい。いいね?』
(……やるしか、ない)
シンは頑張って口を開け、そしてーー
「【領域】っ!!!」
「!?」
シンの地面に魔法陣が展開される。
シンは、オリバーが対応する前に動いた。
「【停止】!」
オリバーの動きが止まる。チャンスは、今しかない。
シンはオズヴィーン直伝の剣撃をーー入れた。
薔薇が落ち、互いの魔法が解除される。
「……勝者、シン!」
オズヴィーンの判定が下り、観衆は湧いた。
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