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はじまりまして。
【02-07】レベルアップ
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僕はステータスを表示した。
=======
名前:tail
性別:男
職業:賞金稼ぎ
レベル:二
STR:三(上限:三)
MAG:一(上限:一)
VIT:五(上限:六)
AGI:一(上限:一)
DEX:二(上限:二)
SP:四
スキル:再生(限定:核がなくなると再生しなくなる。核は一定時間で再生する)
猛毒(限定:ヒュドラの牙・隠密迷彩蛇の牙)
隠密(限定:隠密迷彩蛇のみ)
迷彩(限定:隠密迷彩蛇のみ)
気配察知
気配遮断
=======
レベルが二に上がっていた。上限が上がったのはVITだけ、AGIがほしかった。僕は、VITのステータスを上げた。
角兎を狩り終えた僕は、町に帰還することにした。ヴィーゼ周辺は夜が来ないため、モンスターが活発化しない。僕は、ギルマスに言われた通り〔気配察知〕と〔気配遮断〕の練習をしながら町に戻った。今の僕には、気配の有無しかわからないし、少しでも隠そうとしている気配には気づけない。〔気配遮断〕も『あいつ影薄くね』程度でしかない。僕が強くなるにはこの二つのスキルを上げるのが急務だ。
このゲームはスキルにレベルがない。習得すれば個人の熟練度の問題になる。同じスキルを持っていれば新人であっても上位プレイヤーより効果を発揮するときがあるらしい。そのため、時間があるときにスキルの練習をした方がいいと掲示板にも書いてあった。
-------
北門に着いた僕は、門兵にキル度証を見せ中に入る。
僕は、冒険者区画にどんなお店があるか見ながらギルドまでの道を歩く。多いのは飯屋。中には、企業が出しているような店もあった。Mの字がシンボルのお店や、白髪のおじさんの人形が置かれているお店だ。
僕としてはVR空間に入ってまで食べたいとは思わないが、店の中には結構人がいるようだ。SWの方のお店には新作の味見をやっていたがここでもやっているのだろうか。
のんびりと歩いていたつもりだが、いつの間にかギルドに着いていた。
ギルドに入ろうとした僕は、受付嬢が言っていたことを思い出した。受付嬢が言っていたギルドの隣を探す。とにかくでかいギルドの隣に、塀で囲われている建物があった。冒険者ギルドには及ばないが大きい。最初はここも冒険者ギルドなのかと思っていたけど、ここが解体所なのだろう。僕は中に入った。
-------
解体所の中は、ギルドとは違って、受付が五つ。各受付の横に奥につながる通路が見える。僕は今、受付と話している男の人を見る。プレイヤーで金属の鎧をつけていて左の腰には剣が一本。背中に盾を軽々と背負いながら受付と話している。僕があの盾を背負ったら、たぶん潰れる。
その男の人は、受付と話し終えた後、何か渡され、奥の通路に向かって行った。
僕は、空いている列に並び番を待つ。
「依頼の納品でよろしいですか?」
僕の番が来た。
「はい」
「ギルド証を拝見します」
僕はギルド証を渡す。
「角兎五匹の納品ですね?」
「はい」
「ではこちらを」
一枚の紙を渡された。
「その紙を奥にいる係員に見せてください」
僕は礼を言って、奥に続く通路に向かう。
通路はとても短いものだった。通路の先は外だった。遠くに大通りから見たのと同じ塀が見える。うちの学校の広場と変わらないレベルの空間だった。
通路を出た僕に近づいてくる人がいた。係員だろう。
「紙を」
そう言って手を出す係員。
僕は係員に紙を渡すと紙を見た係員に案内される。
「ではここに出してください」
通路の出口から少しだけ離れた場所にある荷台の前で言われた。僕はメニューを開き、依頼の欄から角兎を出す。
係員が確認をする。
「確認が終わりました。こちらの紙をギルドの受付に出してください」
確認をした係員に一枚の紙を渡される。
係員は、入ってきた通路を指し示す。
「あちらから出てください」
僕は、その出口に向かう。このまま先の受付の部屋を通って解体所を出た。
僕はすぐ隣のギルドに向かう。
ギルドの中には結構な人がいた。依頼を受けたときほどではないが。ここの人数が減ることはないのかもしれない。アジア人っぽくない人もいる。
僕は受付に並んだ。
「お疲れ様です。ご用件はなんでしょう」
「依頼の完了です」
「では、ギルド証を」
僕はギルド証をわたす。
受付嬢は何かした後、言う。
「解体所でもらった紙はありますか?」
僕は、紙を渡す。
僕が渡した紙に何か書いていく受付嬢。
「無事完了を確認しました。お疲れ様です。こちらが報酬になります。次の依頼はどうされますか?」
受付嬢はなにやら入っている袋を僕に渡しながら言ってきた。これが今回の報酬だろう。僕が袋に触れるとその袋が消える。メニューを確認すると千二百五十マネーになっていた。今回の報酬は、角兎一匹につき、五十マネーだ。
依頼に関しては、とりあえず受けないことにする。
「今はいいです。また来ます」
「分かりました。お待ちしています」
受付嬢は、ギルド証を返してきて、NPC《ノンプレイヤーキャラクター》だとわかってなかったら一目惚れしてしまいそうな顔で笑った。
僕はギルド証を受け取り、ギルドを出た。
-------
メニューで時間を確認する。既に十時を過ぎていた。まだ時間はあるが今日はここでやめておくことにする。
初日の成果としては十分だろう。僕は大通りの隅でログアウトした。
-------
意識が戻った僕は、いつものようにヘッドマウントデバイスを外して生徒証を回収する。
僕は立ちくらみに備えてゆっくりと立ち上がり、VRルームを出た。
VRルームを出て廊下を歩いていると前から智也が歩いてきた。
「瑠太。今日は終わりか?」
「うん。初日だからね」
「なるほどな」
「智也は?AWしてなかったの?」
「イットク寮長たちと話していた」
智也が一年代表だったのを忘れてた。
「そうなんだ。お疲れ様」
「いや。私が望んでやっていることだ。ただ、少し面倒なことになりそうでな」
「面倒な事?」
「まだ正確なことはわかってないが。効率組との問題だ」
「あの視線のことか」
「ああ。まあ、他にもあるんだが。まだ具体的には決まってないから気にするな。だがなんかあったら言ってくれ」
「分かった。智也もあまり気を張り詰めないようにね」
「ああ、ありがとう。では私は行く。少しでもプレイしておきたくてな」
「うん。頑張って」
僕は智也と別れて自室に戻った。
それにしても、効率組か。面倒だな。
-------
自室に戻ると、拓郎がいた。
「おつかれー。拓郎がこんな時間に部屋にいるなんてどうしたの?」
「おつかれ。いや、一緒にプレイしてるやつがログアウトしたからな。俺もやめたんだ。久しぶりに早く寝ることにした」
拓郎はここ最近零時以降もAWをプレイしていて何回か怒られている。
この学校はAWをプレイする学校だから、理由があれば徹夜でAWをプレイしてもいいらしいのだが、理由がなければ怒られる。
「そっか。じゃあ、もう寝るの?」
「いや、少し掲示板を見とくつもりだ」
「そっか。僕も掲示板見とこうかな」
「その方がいいぞ。毎日最新の情報が出てくるからな」
拓郎の勧めもあって僕は椅子に座って掲示板を見ることにした。
明日も、依頼を受けるつもりの僕は特に調べたいことがなかったので、賞金稼ぎについて調べることにした。拓郎が知っていたんだからどっかに情報があるはずなのだが、全くなかった。
僕は気を落としながら別のことを調べることにした。〔気配察知〕と〔気配遮断〕の訓練方法だ。掲示板にはいくつもの訓練方法があったが、一番効果があるのはやはりモンスター相手に使うことらしい。町では、緊張感がないため、効率が良いとは言えないらしい。明日は今日より積極的にモンスターに使っていこうと決める。
一応『AW速報情報提供場』も覗いたが、始めたばかりの僕には必要のない物ばかりだった。
ただ一つだけ面白そうな情報を見つけた。ゴールデンウィークにAW内で大型イベントがあるというものだ。AWはギルドを通さないクエストをすべてイベントと呼ぶが、大型イベントは運営側が主催するイベントになる。AWの大型イベントは大きく分けて二つある。
一つ目は、AWの運営が開催するイベント。これは滅多にない。
二つ目は、企業や個人が運営の許可を得て開催するイベント。その規模によって運営側にお金が支払われるため、いくつかの企業や個人が集まって開催されることが多い。
この二つの他にも、非公式のイベントもないことはないが規模が違う。
掲示板には、今回のイベントはハンティングらしい、ということしか書いてなかった。
掲示板で見ることもなくなった僕はもう寝ることにする。
「僕、先に寝るね」
「おお、おやすみ」
「うん。おやすみ」
僕は自室に入って生徒証に充電ケーブルを挿して、ベッドに入った。
明日は今日よりもうまく角兎が狩れるといいな。なんて思いながら意識は沈んでいった。
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名前:tail
性別:男
職業:賞金稼ぎ
レベル:二
STR:三(上限:三)
MAG:一(上限:一)
VIT:五(上限:六)
AGI:一(上限:一)
DEX:二(上限:二)
SP:四
スキル:再生(限定:核がなくなると再生しなくなる。核は一定時間で再生する)
猛毒(限定:ヒュドラの牙・隠密迷彩蛇の牙)
隠密(限定:隠密迷彩蛇のみ)
迷彩(限定:隠密迷彩蛇のみ)
気配察知
気配遮断
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レベルが二に上がっていた。上限が上がったのはVITだけ、AGIがほしかった。僕は、VITのステータスを上げた。
角兎を狩り終えた僕は、町に帰還することにした。ヴィーゼ周辺は夜が来ないため、モンスターが活発化しない。僕は、ギルマスに言われた通り〔気配察知〕と〔気配遮断〕の練習をしながら町に戻った。今の僕には、気配の有無しかわからないし、少しでも隠そうとしている気配には気づけない。〔気配遮断〕も『あいつ影薄くね』程度でしかない。僕が強くなるにはこの二つのスキルを上げるのが急務だ。
このゲームはスキルにレベルがない。習得すれば個人の熟練度の問題になる。同じスキルを持っていれば新人であっても上位プレイヤーより効果を発揮するときがあるらしい。そのため、時間があるときにスキルの練習をした方がいいと掲示板にも書いてあった。
-------
北門に着いた僕は、門兵にキル度証を見せ中に入る。
僕は、冒険者区画にどんなお店があるか見ながらギルドまでの道を歩く。多いのは飯屋。中には、企業が出しているような店もあった。Mの字がシンボルのお店や、白髪のおじさんの人形が置かれているお店だ。
僕としてはVR空間に入ってまで食べたいとは思わないが、店の中には結構人がいるようだ。SWの方のお店には新作の味見をやっていたがここでもやっているのだろうか。
のんびりと歩いていたつもりだが、いつの間にかギルドに着いていた。
ギルドに入ろうとした僕は、受付嬢が言っていたことを思い出した。受付嬢が言っていたギルドの隣を探す。とにかくでかいギルドの隣に、塀で囲われている建物があった。冒険者ギルドには及ばないが大きい。最初はここも冒険者ギルドなのかと思っていたけど、ここが解体所なのだろう。僕は中に入った。
-------
解体所の中は、ギルドとは違って、受付が五つ。各受付の横に奥につながる通路が見える。僕は今、受付と話している男の人を見る。プレイヤーで金属の鎧をつけていて左の腰には剣が一本。背中に盾を軽々と背負いながら受付と話している。僕があの盾を背負ったら、たぶん潰れる。
その男の人は、受付と話し終えた後、何か渡され、奥の通路に向かって行った。
僕は、空いている列に並び番を待つ。
「依頼の納品でよろしいですか?」
僕の番が来た。
「はい」
「ギルド証を拝見します」
僕はギルド証を渡す。
「角兎五匹の納品ですね?」
「はい」
「ではこちらを」
一枚の紙を渡された。
「その紙を奥にいる係員に見せてください」
僕は礼を言って、奥に続く通路に向かう。
通路はとても短いものだった。通路の先は外だった。遠くに大通りから見たのと同じ塀が見える。うちの学校の広場と変わらないレベルの空間だった。
通路を出た僕に近づいてくる人がいた。係員だろう。
「紙を」
そう言って手を出す係員。
僕は係員に紙を渡すと紙を見た係員に案内される。
「ではここに出してください」
通路の出口から少しだけ離れた場所にある荷台の前で言われた。僕はメニューを開き、依頼の欄から角兎を出す。
係員が確認をする。
「確認が終わりました。こちらの紙をギルドの受付に出してください」
確認をした係員に一枚の紙を渡される。
係員は、入ってきた通路を指し示す。
「あちらから出てください」
僕は、その出口に向かう。このまま先の受付の部屋を通って解体所を出た。
僕はすぐ隣のギルドに向かう。
ギルドの中には結構な人がいた。依頼を受けたときほどではないが。ここの人数が減ることはないのかもしれない。アジア人っぽくない人もいる。
僕は受付に並んだ。
「お疲れ様です。ご用件はなんでしょう」
「依頼の完了です」
「では、ギルド証を」
僕はギルド証をわたす。
受付嬢は何かした後、言う。
「解体所でもらった紙はありますか?」
僕は、紙を渡す。
僕が渡した紙に何か書いていく受付嬢。
「無事完了を確認しました。お疲れ様です。こちらが報酬になります。次の依頼はどうされますか?」
受付嬢はなにやら入っている袋を僕に渡しながら言ってきた。これが今回の報酬だろう。僕が袋に触れるとその袋が消える。メニューを確認すると千二百五十マネーになっていた。今回の報酬は、角兎一匹につき、五十マネーだ。
依頼に関しては、とりあえず受けないことにする。
「今はいいです。また来ます」
「分かりました。お待ちしています」
受付嬢は、ギルド証を返してきて、NPC《ノンプレイヤーキャラクター》だとわかってなかったら一目惚れしてしまいそうな顔で笑った。
僕はギルド証を受け取り、ギルドを出た。
-------
メニューで時間を確認する。既に十時を過ぎていた。まだ時間はあるが今日はここでやめておくことにする。
初日の成果としては十分だろう。僕は大通りの隅でログアウトした。
-------
意識が戻った僕は、いつものようにヘッドマウントデバイスを外して生徒証を回収する。
僕は立ちくらみに備えてゆっくりと立ち上がり、VRルームを出た。
VRルームを出て廊下を歩いていると前から智也が歩いてきた。
「瑠太。今日は終わりか?」
「うん。初日だからね」
「なるほどな」
「智也は?AWしてなかったの?」
「イットク寮長たちと話していた」
智也が一年代表だったのを忘れてた。
「そうなんだ。お疲れ様」
「いや。私が望んでやっていることだ。ただ、少し面倒なことになりそうでな」
「面倒な事?」
「まだ正確なことはわかってないが。効率組との問題だ」
「あの視線のことか」
「ああ。まあ、他にもあるんだが。まだ具体的には決まってないから気にするな。だがなんかあったら言ってくれ」
「分かった。智也もあまり気を張り詰めないようにね」
「ああ、ありがとう。では私は行く。少しでもプレイしておきたくてな」
「うん。頑張って」
僕は智也と別れて自室に戻った。
それにしても、効率組か。面倒だな。
-------
自室に戻ると、拓郎がいた。
「おつかれー。拓郎がこんな時間に部屋にいるなんてどうしたの?」
「おつかれ。いや、一緒にプレイしてるやつがログアウトしたからな。俺もやめたんだ。久しぶりに早く寝ることにした」
拓郎はここ最近零時以降もAWをプレイしていて何回か怒られている。
この学校はAWをプレイする学校だから、理由があれば徹夜でAWをプレイしてもいいらしいのだが、理由がなければ怒られる。
「そっか。じゃあ、もう寝るの?」
「いや、少し掲示板を見とくつもりだ」
「そっか。僕も掲示板見とこうかな」
「その方がいいぞ。毎日最新の情報が出てくるからな」
拓郎の勧めもあって僕は椅子に座って掲示板を見ることにした。
明日も、依頼を受けるつもりの僕は特に調べたいことがなかったので、賞金稼ぎについて調べることにした。拓郎が知っていたんだからどっかに情報があるはずなのだが、全くなかった。
僕は気を落としながら別のことを調べることにした。〔気配察知〕と〔気配遮断〕の訓練方法だ。掲示板にはいくつもの訓練方法があったが、一番効果があるのはやはりモンスター相手に使うことらしい。町では、緊張感がないため、効率が良いとは言えないらしい。明日は今日より積極的にモンスターに使っていこうと決める。
一応『AW速報情報提供場』も覗いたが、始めたばかりの僕には必要のない物ばかりだった。
ただ一つだけ面白そうな情報を見つけた。ゴールデンウィークにAW内で大型イベントがあるというものだ。AWはギルドを通さないクエストをすべてイベントと呼ぶが、大型イベントは運営側が主催するイベントになる。AWの大型イベントは大きく分けて二つある。
一つ目は、AWの運営が開催するイベント。これは滅多にない。
二つ目は、企業や個人が運営の許可を得て開催するイベント。その規模によって運営側にお金が支払われるため、いくつかの企業や個人が集まって開催されることが多い。
この二つの他にも、非公式のイベントもないことはないが規模が違う。
掲示板には、今回のイベントはハンティングらしい、ということしか書いてなかった。
掲示板で見ることもなくなった僕はもう寝ることにする。
「僕、先に寝るね」
「おお、おやすみ」
「うん。おやすみ」
僕は自室に入って生徒証に充電ケーブルを挿して、ベッドに入った。
明日は今日よりもうまく角兎が狩れるといいな。なんて思いながら意識は沈んでいった。
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