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私の主人、雪にはしゃがれる
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『エルデール、エルデール』
無機質なアナウンスは情緒もなく到着した駅名を告げました。
私たちは予定時間ピッタリについた列車から駅に降り立ちました。真っ白な雪が降り注ぐ駅には私たち3人以外には誰もいません。私たちとの別れに名残惜しみもせずに列車が発進してしまうと、辺りはしんとして音のない世界が広がっていました。
いまだかつてこれほどまでに人の気配がない場所に来た事があったでしょうか。
私が世間知らずなのでしょうかーーああ、シニフェ様もプランも同じように空や風景をみて呆然としていますね。
などとくだらない事を思っていると、シニフェ様が小さくくしゃみをされました。
「こちらを使って下さい」
「ありがと。こんなに寒いと思ってなかった」
私が手に持っていたマフラーを首元に巻きますと、それに顔を埋められました。
「プラン、迎えはないのでしょうか?」
「来ているはずだけど……、あれかなぁ」
指差す先に眼を凝らしますと、遠くに人影が見えます。
これ以上こんな寒い場所に留まっていてはお風邪を召されてしまうでしょうしこちらの視界には入っていますし、向こうもすぐに気がつくでしょう。それに私たちが立っている周辺以外は雪が積もっていますのでここをシニフェ様に歩いていただくのは非現実的です。
それなのに、一向に人影はこちらへ寄ってこようともしません。
「おかしいなぁ。こないねぇ」
「あちらにいるのが迎えではないのでしょうか」
「向こうは駅の外なのかもしれないぞ。俺たちが出てくるのを待っているのかも」
と仰ったシニフェ様は雪道の先導役を買って出てしまわれました。
「危ないですよ!」
「平気だよ。俺は雪国出身だし」
「シニフェ様は首都生まれ首都育ちでしょう!?首都は私たちが生まれてから雪が積もる程降った事はほとんどございませんよ!」
私の申す事を無視して1人で進んでしまわれるお姿は、先陣を切って行かれる指導者としてはふさわしいですが危険なので止めていただきたい。
「こんな大雪懐かしいなー」
などと意味不明な事を口にされながらザクザクと突き進まれて行く後ろ姿に付いて行くと、ようやく立っている者のそばまで辿り着きました。
その人は見るからに人間と異なってしました。
白い肌に白い髪、整った顔立ちと長い耳。神々しいと言われるエルフの特徴全てをもっています。聞くまでもなくこの人がプランの言っていた『好事家』でしょう。
向こうから声をかけてくるかと思えば、向こうは無言で立ち尽くしたままで更に眼を顰めるような眇めるような顔をしている事が分かりました。領主の息子が来たにも拘らず明らかに歓迎されていません。エルフは人間嫌いと耳にした事はありますがあからさますぎやしませんか。
「いくら良いお客様だとはいえ、こうなら事前に教えておいて欲しいねぇ。知っていれば僕らだってお邪魔しないよ」
プランもあの非常識な出迎えに不快感があるようでした。
しかしシニフェ様はあまりに来なされていない様子で、それがせめてもの救いでした。
「こんにちはー!グランメションから来ました息子です!」
…その挨拶はどうなんでしょう。
しかし人間同士であればいざしらず、相手は気位が高いと言われるエルフ。こちらから折れるのも必要な事なのかもしれません。
と私も口を開こうとした瞬間
「おおー!いらっしゃい!領主の息子さんとそのご友人方!!グラン伯爵から話は聞いてますよ!」
そう言って相手は表情をぱっと変えられたので、あまりの変わり様に状況を飲み込めません。
「いやぁー、遠いところ良くいらっしゃいました。私はペルソン、ペルソン・フォールと申します~。先々代の侯爵から許可をいただいてからグランメション侯爵領には長らく住まわせてもらってるんですよね☆」
とウインクをされました。
先ほどの印象は何処へ行ってしまったのでしょう。
威圧感を微塵も感じさせなくなったペルソン氏は、シニフェ様と私たちに用意していた馬車を紹介してくれました。その馬車がまた不思議で、『馬』車とは名ばかりでワゴンの部分しかありません。
「これ、ソリ?」
「おお、グランメションの坊ちゃんはソリをご存知なんですね。でも残念、これは魔導で動く馬車なんですよ。馬を使っていないので言うなれば魔導車ですね☆」
「魔導車?なんですかぁそれ~?良かったらウチでも売らせて下さいね~」
「いいですね。一攫千金は夢ですね☆ではご利用した感想を是非グラン商会にお伝えして製品化させてください」
と言いながらペルソン氏が魔導車の扉を開けると中は外見からは想像出来ないような広さの部屋ありました。
外から見たら普通のワゴンサイズしかない車体が、中に入れば普通のサロンのような空間ができているのです。これはペルソン氏の魔術なのでしょうか。
促されるままに私たちはソファへ座ると、ペルソン氏がお茶を入れ始めました。
「というか、ペルソンさんは第一印象と大分違うなぁ。さっきは睨まれているのかと思ったよ」
シニフェ様が切り込み過ぎな質問をすると、ペルソン氏は頭を掻いて恐縮した素振りをします。
「すいません、私、眼が物凄くもんのすごーーーぉく悪いんですよね☆だからグランメションのお坊ちゃんが叫ぶまで、皆さんが黒い固まりにしか見えなくて。仲間にも『目つきが悪い』って会うたびに言われます☆」
「そうなのか。今度眼鏡を送ったら使う?」
「多分すぐになくしてしまうので勿体ないので結構です☆すみません。」
話すたびにウインクをされているのは癖なのでしょうか。
ペルソン氏が説明するには、彼は眼が悪く両手を伸ばした先すらもぼやけてしか見えないそうです。
そして自分の顔つきも相まって、初対面の人には大概取っ付きにくさを感じさせてしまうと嘆息されます。しかし、本当にそうなのでしょうか。
列車が到着した際の空気感と今の姿の切り替えの落差に、無理に明るくされているような不自然さが感じられ疑ってしまいます。
私がそんな事を考えていると魔導車の周りは吹雪なのか霧なのか、白い靄に包まれていきました。
不意に風が吹き込むのを感じて窓を見やれば、窓ガラスが少し開いていました。ここから冷気が入って来ているのでしょう。
「シニフェ様、寒くないですか?」
俯かれた顔を覗き込めば、顔面が蒼白になって意識がなくなっていらっしゃいます。
「どっ、どうされたんですか?プっ、プラン、シニフェ様がっ」
焦って今度はプランの方を向くと、プランも同じく意識がなくなっているようで、脂汗をかいていました。
「プランまで!?どうしたんですかお2人とも!?」
2人の異変に驚き立ち上がろうとしますと、立ちくらみがしてその場にへたり込んでしまいました。
歪む視界にペルソン氏は大丈夫かと確認しようと姿をみれば、彼は初めに見たときと同じように顔を歪めて私たちを眺めています。その顔からは嫌悪というよりもただ観察しているといった何の感情もみられません。
「おや、まだ意識がある人間がいたとはーーああ、君はガスピアージェ家の人間だっけか。でも養子だときいていたんだけどなぁ」
ペルソン氏はしゃがみ込む私を見下しながらそう言いました。
無機質なアナウンスは情緒もなく到着した駅名を告げました。
私たちは予定時間ピッタリについた列車から駅に降り立ちました。真っ白な雪が降り注ぐ駅には私たち3人以外には誰もいません。私たちとの別れに名残惜しみもせずに列車が発進してしまうと、辺りはしんとして音のない世界が広がっていました。
いまだかつてこれほどまでに人の気配がない場所に来た事があったでしょうか。
私が世間知らずなのでしょうかーーああ、シニフェ様もプランも同じように空や風景をみて呆然としていますね。
などとくだらない事を思っていると、シニフェ様が小さくくしゃみをされました。
「こちらを使って下さい」
「ありがと。こんなに寒いと思ってなかった」
私が手に持っていたマフラーを首元に巻きますと、それに顔を埋められました。
「プラン、迎えはないのでしょうか?」
「来ているはずだけど……、あれかなぁ」
指差す先に眼を凝らしますと、遠くに人影が見えます。
これ以上こんな寒い場所に留まっていてはお風邪を召されてしまうでしょうしこちらの視界には入っていますし、向こうもすぐに気がつくでしょう。それに私たちが立っている周辺以外は雪が積もっていますのでここをシニフェ様に歩いていただくのは非現実的です。
それなのに、一向に人影はこちらへ寄ってこようともしません。
「おかしいなぁ。こないねぇ」
「あちらにいるのが迎えではないのでしょうか」
「向こうは駅の外なのかもしれないぞ。俺たちが出てくるのを待っているのかも」
と仰ったシニフェ様は雪道の先導役を買って出てしまわれました。
「危ないですよ!」
「平気だよ。俺は雪国出身だし」
「シニフェ様は首都生まれ首都育ちでしょう!?首都は私たちが生まれてから雪が積もる程降った事はほとんどございませんよ!」
私の申す事を無視して1人で進んでしまわれるお姿は、先陣を切って行かれる指導者としてはふさわしいですが危険なので止めていただきたい。
「こんな大雪懐かしいなー」
などと意味不明な事を口にされながらザクザクと突き進まれて行く後ろ姿に付いて行くと、ようやく立っている者のそばまで辿り着きました。
その人は見るからに人間と異なってしました。
白い肌に白い髪、整った顔立ちと長い耳。神々しいと言われるエルフの特徴全てをもっています。聞くまでもなくこの人がプランの言っていた『好事家』でしょう。
向こうから声をかけてくるかと思えば、向こうは無言で立ち尽くしたままで更に眼を顰めるような眇めるような顔をしている事が分かりました。領主の息子が来たにも拘らず明らかに歓迎されていません。エルフは人間嫌いと耳にした事はありますがあからさますぎやしませんか。
「いくら良いお客様だとはいえ、こうなら事前に教えておいて欲しいねぇ。知っていれば僕らだってお邪魔しないよ」
プランもあの非常識な出迎えに不快感があるようでした。
しかしシニフェ様はあまりに来なされていない様子で、それがせめてもの救いでした。
「こんにちはー!グランメションから来ました息子です!」
…その挨拶はどうなんでしょう。
しかし人間同士であればいざしらず、相手は気位が高いと言われるエルフ。こちらから折れるのも必要な事なのかもしれません。
と私も口を開こうとした瞬間
「おおー!いらっしゃい!領主の息子さんとそのご友人方!!グラン伯爵から話は聞いてますよ!」
そう言って相手は表情をぱっと変えられたので、あまりの変わり様に状況を飲み込めません。
「いやぁー、遠いところ良くいらっしゃいました。私はペルソン、ペルソン・フォールと申します~。先々代の侯爵から許可をいただいてからグランメション侯爵領には長らく住まわせてもらってるんですよね☆」
とウインクをされました。
先ほどの印象は何処へ行ってしまったのでしょう。
威圧感を微塵も感じさせなくなったペルソン氏は、シニフェ様と私たちに用意していた馬車を紹介してくれました。その馬車がまた不思議で、『馬』車とは名ばかりでワゴンの部分しかありません。
「これ、ソリ?」
「おお、グランメションの坊ちゃんはソリをご存知なんですね。でも残念、これは魔導で動く馬車なんですよ。馬を使っていないので言うなれば魔導車ですね☆」
「魔導車?なんですかぁそれ~?良かったらウチでも売らせて下さいね~」
「いいですね。一攫千金は夢ですね☆ではご利用した感想を是非グラン商会にお伝えして製品化させてください」
と言いながらペルソン氏が魔導車の扉を開けると中は外見からは想像出来ないような広さの部屋ありました。
外から見たら普通のワゴンサイズしかない車体が、中に入れば普通のサロンのような空間ができているのです。これはペルソン氏の魔術なのでしょうか。
促されるままに私たちはソファへ座ると、ペルソン氏がお茶を入れ始めました。
「というか、ペルソンさんは第一印象と大分違うなぁ。さっきは睨まれているのかと思ったよ」
シニフェ様が切り込み過ぎな質問をすると、ペルソン氏は頭を掻いて恐縮した素振りをします。
「すいません、私、眼が物凄くもんのすごーーーぉく悪いんですよね☆だからグランメションのお坊ちゃんが叫ぶまで、皆さんが黒い固まりにしか見えなくて。仲間にも『目つきが悪い』って会うたびに言われます☆」
「そうなのか。今度眼鏡を送ったら使う?」
「多分すぐになくしてしまうので勿体ないので結構です☆すみません。」
話すたびにウインクをされているのは癖なのでしょうか。
ペルソン氏が説明するには、彼は眼が悪く両手を伸ばした先すらもぼやけてしか見えないそうです。
そして自分の顔つきも相まって、初対面の人には大概取っ付きにくさを感じさせてしまうと嘆息されます。しかし、本当にそうなのでしょうか。
列車が到着した際の空気感と今の姿の切り替えの落差に、無理に明るくされているような不自然さが感じられ疑ってしまいます。
私がそんな事を考えていると魔導車の周りは吹雪なのか霧なのか、白い靄に包まれていきました。
不意に風が吹き込むのを感じて窓を見やれば、窓ガラスが少し開いていました。ここから冷気が入って来ているのでしょう。
「シニフェ様、寒くないですか?」
俯かれた顔を覗き込めば、顔面が蒼白になって意識がなくなっていらっしゃいます。
「どっ、どうされたんですか?プっ、プラン、シニフェ様がっ」
焦って今度はプランの方を向くと、プランも同じく意識がなくなっているようで、脂汗をかいていました。
「プランまで!?どうしたんですかお2人とも!?」
2人の異変に驚き立ち上がろうとしますと、立ちくらみがしてその場にへたり込んでしまいました。
歪む視界にペルソン氏は大丈夫かと確認しようと姿をみれば、彼は初めに見たときと同じように顔を歪めて私たちを眺めています。その顔からは嫌悪というよりもただ観察しているといった何の感情もみられません。
「おや、まだ意識がある人間がいたとはーーああ、君はガスピアージェ家の人間だっけか。でも養子だときいていたんだけどなぁ」
ペルソン氏はしゃがみ込む私を見下しながらそう言いました。
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