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ダンジョンウォー
超絶絶後
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今だ人がその者を倒した歴史はなかった。数百、数千と言う冒険者が屍を重ね、敗走の歴史を繰り返してきただけであった。
「ルクセンイデルクの悪魔って・・・ミュラーナ、それは本当なの?」
リンスの問いに、神妙な表情でうなずきながら答える。
「間違いない。聞いていた話と完全に一致するし、あの強烈な気配はそれしか考えられねえ」
「まずいですわね・・こんなの相手する時に、なぜ無能の秘神と淫魔はいないのですか、いれば少しは役にたつですのに」
アスターシアが指摘するように、この強敵を相手にして、アルティとリリスの不在は大きな痛手となっていた。
「来るわよ!」
悪魔は静かに手を振りかざす、その動きで生まれた衝撃波のような波は、一瞬で紋次郎たちの元へと到着する。防御反応も間に合わず、ボーリングのピンを飛ばすかのように紋次郎たちは吹き飛ばされた。
「ぐっわあああ」
「くっ」
軽く手を振るだけでこれだけの威力の攻撃をしてくるのは脅威であった。これでは大きな動作の攻撃が繰り出しにくい。
すぐに起き上がったリンスは皆に声をかける。
「もう一度魔法4属性の一斉攻撃をやりましょう」
デナトス、メイル、アスターシアがそれに同意する。
「すみませんミュラーナ、紋次郎様、少し時間稼ぎをお願いします」
ミュラーナと紋次郎は、敵が攻撃に移れないようにプレッシャーをかける。その間に四人は魔法の詠唱を完成させた。先ほどと同じように4つの属性の魔法攻撃が悪魔に襲いかかる。するとそれを見た悪魔は、右腕を大きく膨張させた。それは自分の体の10倍くらいに膨れ上がる。そしてその腕で、全ての攻撃を受け止めた。悪魔は驚異的な光の渦と爆発に飲み込まれる。その光と爆風が晴れたその場所には右腕を失った悪魔が立っていた。悪魔はウニョウニョと体の細胞を動かし、すぐに右腕を再生させた。
常識破りの方法で、強力な攻撃を防いだ悪魔を見て、リンスは絶句する。
見ると悪魔は、両手を上げて何やら呪文を唱えている、おそらく攻撃魔法の詠唱であろう、このポテンシャルの相手が、長い詠唱の攻撃魔法を放とうとしている。想像するだけでその威力は脅威的であった。
すぐにそれに対抗する為にメイルが防御魔法を唱える。一方向へ絶大な防御力を誇る強力な防御壁を出現させる。
「プロテクト・シールドウォール!」
悪魔の詠唱が完成する。悪魔の周りに10の赤い魔法陣が現れる、それは一つ一つにそれぞれ属性の紋様が記されていた。十の紋様は、光、闇、氷、風、炎、雷、土、聖、魔、万能、と全ての魔法属性が記されていて、それぞれの魔法陣からその属性の魔法攻撃が放たれる。
その十の破壊は、防御壁に直撃する。複雑に交差する魔法の渦は、やがて驚異的な膨張を見せ、十字に放出する。それは瞬発的に強大なエネルギーを生み、想像を絶する爆発が起こった。その力に、鉄壁と呼べるその防御壁は粉砕して砕け散る。防御壁はその大半の威力を吸収することはできたが、残りの余波だけでも、無視できない威力が残っていた。その余波の爆風で、紋次郎たちは散り散りに吹き飛ばされる。
地面に叩きつけられ、顔からかなりの出血をしたリンスは、朦朧とする意識の中で、敵への対応を考えていた。プロテクト・シールドウォールが粉砕されるなど常識では考えられないことであった。あのレベルの攻撃をまとめに受ければ全滅は避けられないだろう。一撃でこちらを全滅させる能力を有する敵に長期戦はどう考えても不利である。早々に決着をつける必要があった。そこで現状考えられる最強の攻撃を考えた。しかしそれは大きな犠牲を伴うものであった。
「ミュラーナ、ごめん、死んでもらえますか」
リンスのその非情な願いに、ミュラーナは笑顔で即答する。
「いいぜ。なにやればいいんだ」
この作戦に、紋次郎は最後まで抵抗していたが、当のミュラーナに説得され、渋々了解した。
まずはミュラーナに強化魔法が付与された。アスターシアの英雄強化、デナトスのウェポンエンチャント、メイルのプロテクション、リンスのオーラとフルコースである。そして紋次郎にも物理プロテクションが付与される。その状態で紋次郎がミュラーナを抱える。
「行くよミュラーナ」
「いつでも行ってくれ」
それを聞いて、紋次郎は加速のスキルを発動する。
「ターボオン!」
ミュラーナを抱えて紋次郎は驚異的な加速で敵に向かう。そしてすぐにミュラーナも魔波動の奥義を発動した。
「魔波動・・全力放出! 狂戦決死陣!」
ミュラーナは奥義を発動すると、自分を抱えている紋次郎を踏み台にして、そこからさらに加速する。踏み台にされた紋次郎は驚異的な衝撃を受けて、後ろへ吹き飛ばされる。この衝撃に耐える為だけに紋次郎は物理プロテクションをがかけられていた。
ミュラーナはロケットの発射と同じように最大加速で敵に突撃する。そしてその加速の力を利用して必殺の技を繰り出す。高速に回転しながら双子鬼を振り回す。まさにそれは超絶絶後の突撃技であった。
さすがの悪魔も、その凶悪な攻撃を防ぐことができなかった、首、足、手とバラバラに切り刻まれる。技を繰り出した後、そのままの勢いのまま地面に叩きつけられたミュラーナは、痛みをこらえてすぐに起き上がる。そしてバラバラになったその悪魔にさらに止めを刺しに行く。予想通りに悪魔はまだ死んではいなかった。バラバラになった部位がウニョウニョと動き出し、再生を始めていた。
紋次郎は二度目の加速を発動させる。それは作戦にはない行動であった。やはりいくら後で生き返らせれると言っても、ミュラーナを死なせたくなかったのである。
狂戦決死陣が切れ、フラフラになったミュラーナは、それでも悪魔に剣を突き立てる。そこへ紋次郎が超加速で飛び込んでくる。そのままミュラーナを抱きかかえ、その場所から離脱する。
紙一重であった。紋次郎がミュラーナを抱きかかえ、そこを離れた瞬間、その場所は攻撃魔法によって破壊の海へと変わっていた。ミュラーナの攻撃は、リンスたちのその攻撃連携の為の布石であり、先ほどと同じように悪魔に攻撃を防がれない為の餌であった。
魔法の相乗効果によって爆発的な威力でその空間を破壊し尽くす。さすがの悪魔も、無防備の状態でその攻撃の前には生を得ることはできなかった。
跡形もなく消し去ったその場所を見つめ、皆、安堵のため息をつく。フラフラのミュラーナを抱きかかえる紋次郎を見て、アスターシアが抗議の声を上げながら文句を言いに行く、リンスはそんな光景を見て、この戦いが終わったことを実感していた。
「ルクセンイデルクの悪魔って・・・ミュラーナ、それは本当なの?」
リンスの問いに、神妙な表情でうなずきながら答える。
「間違いない。聞いていた話と完全に一致するし、あの強烈な気配はそれしか考えられねえ」
「まずいですわね・・こんなの相手する時に、なぜ無能の秘神と淫魔はいないのですか、いれば少しは役にたつですのに」
アスターシアが指摘するように、この強敵を相手にして、アルティとリリスの不在は大きな痛手となっていた。
「来るわよ!」
悪魔は静かに手を振りかざす、その動きで生まれた衝撃波のような波は、一瞬で紋次郎たちの元へと到着する。防御反応も間に合わず、ボーリングのピンを飛ばすかのように紋次郎たちは吹き飛ばされた。
「ぐっわあああ」
「くっ」
軽く手を振るだけでこれだけの威力の攻撃をしてくるのは脅威であった。これでは大きな動作の攻撃が繰り出しにくい。
すぐに起き上がったリンスは皆に声をかける。
「もう一度魔法4属性の一斉攻撃をやりましょう」
デナトス、メイル、アスターシアがそれに同意する。
「すみませんミュラーナ、紋次郎様、少し時間稼ぎをお願いします」
ミュラーナと紋次郎は、敵が攻撃に移れないようにプレッシャーをかける。その間に四人は魔法の詠唱を完成させた。先ほどと同じように4つの属性の魔法攻撃が悪魔に襲いかかる。するとそれを見た悪魔は、右腕を大きく膨張させた。それは自分の体の10倍くらいに膨れ上がる。そしてその腕で、全ての攻撃を受け止めた。悪魔は驚異的な光の渦と爆発に飲み込まれる。その光と爆風が晴れたその場所には右腕を失った悪魔が立っていた。悪魔はウニョウニョと体の細胞を動かし、すぐに右腕を再生させた。
常識破りの方法で、強力な攻撃を防いだ悪魔を見て、リンスは絶句する。
見ると悪魔は、両手を上げて何やら呪文を唱えている、おそらく攻撃魔法の詠唱であろう、このポテンシャルの相手が、長い詠唱の攻撃魔法を放とうとしている。想像するだけでその威力は脅威的であった。
すぐにそれに対抗する為にメイルが防御魔法を唱える。一方向へ絶大な防御力を誇る強力な防御壁を出現させる。
「プロテクト・シールドウォール!」
悪魔の詠唱が完成する。悪魔の周りに10の赤い魔法陣が現れる、それは一つ一つにそれぞれ属性の紋様が記されていた。十の紋様は、光、闇、氷、風、炎、雷、土、聖、魔、万能、と全ての魔法属性が記されていて、それぞれの魔法陣からその属性の魔法攻撃が放たれる。
その十の破壊は、防御壁に直撃する。複雑に交差する魔法の渦は、やがて驚異的な膨張を見せ、十字に放出する。それは瞬発的に強大なエネルギーを生み、想像を絶する爆発が起こった。その力に、鉄壁と呼べるその防御壁は粉砕して砕け散る。防御壁はその大半の威力を吸収することはできたが、残りの余波だけでも、無視できない威力が残っていた。その余波の爆風で、紋次郎たちは散り散りに吹き飛ばされる。
地面に叩きつけられ、顔からかなりの出血をしたリンスは、朦朧とする意識の中で、敵への対応を考えていた。プロテクト・シールドウォールが粉砕されるなど常識では考えられないことであった。あのレベルの攻撃をまとめに受ければ全滅は避けられないだろう。一撃でこちらを全滅させる能力を有する敵に長期戦はどう考えても不利である。早々に決着をつける必要があった。そこで現状考えられる最強の攻撃を考えた。しかしそれは大きな犠牲を伴うものであった。
「ミュラーナ、ごめん、死んでもらえますか」
リンスのその非情な願いに、ミュラーナは笑顔で即答する。
「いいぜ。なにやればいいんだ」
この作戦に、紋次郎は最後まで抵抗していたが、当のミュラーナに説得され、渋々了解した。
まずはミュラーナに強化魔法が付与された。アスターシアの英雄強化、デナトスのウェポンエンチャント、メイルのプロテクション、リンスのオーラとフルコースである。そして紋次郎にも物理プロテクションが付与される。その状態で紋次郎がミュラーナを抱える。
「行くよミュラーナ」
「いつでも行ってくれ」
それを聞いて、紋次郎は加速のスキルを発動する。
「ターボオン!」
ミュラーナを抱えて紋次郎は驚異的な加速で敵に向かう。そしてすぐにミュラーナも魔波動の奥義を発動した。
「魔波動・・全力放出! 狂戦決死陣!」
ミュラーナは奥義を発動すると、自分を抱えている紋次郎を踏み台にして、そこからさらに加速する。踏み台にされた紋次郎は驚異的な衝撃を受けて、後ろへ吹き飛ばされる。この衝撃に耐える為だけに紋次郎は物理プロテクションをがかけられていた。
ミュラーナはロケットの発射と同じように最大加速で敵に突撃する。そしてその加速の力を利用して必殺の技を繰り出す。高速に回転しながら双子鬼を振り回す。まさにそれは超絶絶後の突撃技であった。
さすがの悪魔も、その凶悪な攻撃を防ぐことができなかった、首、足、手とバラバラに切り刻まれる。技を繰り出した後、そのままの勢いのまま地面に叩きつけられたミュラーナは、痛みをこらえてすぐに起き上がる。そしてバラバラになったその悪魔にさらに止めを刺しに行く。予想通りに悪魔はまだ死んではいなかった。バラバラになった部位がウニョウニョと動き出し、再生を始めていた。
紋次郎は二度目の加速を発動させる。それは作戦にはない行動であった。やはりいくら後で生き返らせれると言っても、ミュラーナを死なせたくなかったのである。
狂戦決死陣が切れ、フラフラになったミュラーナは、それでも悪魔に剣を突き立てる。そこへ紋次郎が超加速で飛び込んでくる。そのままミュラーナを抱きかかえ、その場所から離脱する。
紙一重であった。紋次郎がミュラーナを抱きかかえ、そこを離れた瞬間、その場所は攻撃魔法によって破壊の海へと変わっていた。ミュラーナの攻撃は、リンスたちのその攻撃連携の為の布石であり、先ほどと同じように悪魔に攻撃を防がれない為の餌であった。
魔法の相乗効果によって爆発的な威力でその空間を破壊し尽くす。さすがの悪魔も、無防備の状態でその攻撃の前には生を得ることはできなかった。
跡形もなく消し去ったその場所を見つめ、皆、安堵のため息をつく。フラフラのミュラーナを抱きかかえる紋次郎を見て、アスターシアが抗議の声を上げながら文句を言いに行く、リンスはそんな光景を見て、この戦いが終わったことを実感していた。
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