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胎動編
第10話 魔法のお勉強
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昨日は、格闘技の訓練をやらされ、散々な目にあった。
主に、ルインの作り出す土人形を殴ったり蹴ったりだったのだけれど。
蹴れば蹴った足が痛いし、殴れば殴った手が痛くなる。
しかし、手足に出来た青痣や擦り傷の類は、回復魔法で直ぐにキレイさっぱり治療され、疲れ果てるまでやらされた。
「ねえ、ルイン? この体のダルさは回復魔法で消せないの?」
「できる回復魔法もございますが、今日はそのままお過ごしください。自身の体力が減っている時の感覚や、どの程度の動きで体力が無くなるかの把握も戦闘においては大事な事ですので。筋肉痛などはございませんか?」
「それは無いけど……それじゃあ、今日はお休み?」
「いえ、今日は魔法の勉強をいたしましょう」
魔法の勉強か。
それなら、体を動かすわけでもないだろうし、別に良いか。
「それで、何を教えてくれるの?」
「そうですね……魔法の行使に関しましては、既に姫様は出来ておりますので、実地訓練は後日にでも。今日は魔力と魔法の関係と、その基礎からお教えしましょう」
基礎学習か。
今まで独学でしか魔法を使ってこなかったので、それは助かるかも。
「現在、姫様は無詠唱で魔法を使っておられますね?」
「うん」
「実は、その無詠唱での魔法は、一番非効率とされている方法なのです」
「そうなの?」
そんなの知らんかったわ。
見た事のある異世界転生物の中では、無詠唱は凄いみたいなのが多かったけど。
「はい。魔力には大きく分けて2種類あります。マナと呼ばれる世界全体に宿る魔力と、オドと呼ばれる体内で生み出される魔力です。無詠唱での魔法行使は、そのオドのみを使って発動させているのです」
「つまりは、詠唱とかの補助的な事をすれば、マナ側の魔力も使えるって事?」
「はい。ご理解が早くて助かります」
なるほどね。
どうりで、私が無詠唱で魔法を使っていても別段驚かれるわけでもなく、最初に魔法を見せてくれたミアも、昨日の訓練中のルインも、簡単な魔法でも詠唱をして魔法を使っていたわけだ。
「ただ、無詠唱魔法は非効率ではありますが、無駄という訳でもございません。理由はお分かりになりますか姫様?」
「んー……、発動にかかる手間……詠唱とかで隙が出来るから?」
「はい。その点が戦闘においては重要になります」
やはりか。
その戦闘第一の考え方はどうかと思うけど。
「その他にも、マナとの齟齬による反発も起きにくいという利点もあります」
「マナとの齟齬?」
「世界に宿るマナには、自然界の法則や、生きとし生ける者達全体の無意識が宿っております。それとかけ離れた魔法は、綿密な詠唱をしたとしても、逆に魔法の発動が阻害、または弱められてしまう事があるのです」
集合無意識みたいなものかな?
もしくは、一般常識とか共通認識みたいな物とか?
要は、皆の常識から外れる様な荒唐無稽な魔法を使う事は難しい訳か。
「ふーん……それを避けるにはどうしたらいいの?」
「全てを自身のマナと精神のみで行うか、詠唱学や魔法力学の習熟と研究が必要となります」
ふむふむ……
元から魔法が存在する世界だけあって、科学に代わる技術や学問がちゃんと存在するらしい。
「それと、属性に因る適正なども関わってきますが……姫様の場合は、姫様が持つ属性に少々問題がありまして、私ではお教えする事が難しいかもしれません」
「属性……? たまに聞くけど、私の髪とか目の色と関係がある?」
「はい。人が持つ属性は、それを象徴する色が、髪と瞳の色に現れます。姫様の場合は髪に現れている茶色、すなわち土の属性が一番得意とする属性です。二番目に得意とする属性が瞳の色に現れるのですが……」
「その、目の方の色が問題なのよね?」
「……はい。姫様の瞳を染めている属性色は私共には判別がつきませんでした」
「それは別にいいわ。その、持っている属性の魔法しか使えないの?」
「いえ。使うだけなら問題はございません。ただ、発動に必要な魔力量が跳ね上がるだけです」
「どのくらい?」
「個人差がありますので正確ではありませんが、私の体感では、第一属性の魔法の魔力消費量が1としますと、第二属性が2倍、その他は4から6倍程度になります」
「ふーん……ちょっと試してみても良い?」
「どうぞ。土と水の生成でお試しください」
どれどれ……
あー……たしかに同量の土と水とでは、生み出すのにかかる魔力の量がかなり違う。
「いかがですか姫様?」
「うん。水の方が、かなり多く魔力を消費してるのは分かるわ」
でも、これって金属を生み出してる時にも感じてた事なのよね。
金や銀を生み出す時も、生み出す物で消費魔力が上がっていく感じがしたし、あれも属性違いによる物なのかしら?
それとも別の法則による物なのか?
「ねえルイン? 属性って、いくつくらいあるの?」
「一般的な属性は、火、水、風、土の4つです。その派生属性として、氷や雷。別系統の属性として光と闇とがあります」
「他には?」
「他となりますと、厳密には属性とは違うのですが、神聖や理力、祝福や呪い、契約や生活魔法といった物がございます」
その辺りは、属性って言うより種類って区分けっぽいわね。
しかし、やはり金とか、金属系の属性は無いのかな?
土属性に含まれてるのかもしれないけど、私の第二属性に関係している可能性も……
どうしようか……
ルインになら打ち明けても問題ないだろうか……?
「うーん……」
生まれた時から私の世話をしてくれているルインだ。
パパンやママン以外だと、彼女以上に信頼できそうな人なんて居ないし、相談できる人も居ない気がする。
「いかがなさいましたか、姫様? 何かご不明な点でもございましたか?」
「……えっと、私、魔法で金属も生み出せるの」
「金属を……ですか?」
「うん。ほら」
「これは……鉄?」
目の前で実際に生成してみせると、ルインは生み出した鉄のキューブを手に取り、考え込む様に固まってしまった。
「……なるほど。1年ほど前に部屋で見つけた金属片は姫様の生み出した物でしたか」
覚えていたか。
「これって、何の属性と魔法になるの?」
「金属生成の魔法は寡聞にして聞いた事がございません。土魔法が得意な者の中には固い黒曜石やガラスなどを生み出せる者はおりますが、金属ともなると……」
やはり、金属生成は一般的な事ではなかったのか。
「これって、やっぱり私の属性の所為なのかな?」
「その可能性は高いかと。しかしこれは……姫様、この金属を生み出せる事を他に知っている者は?」
「今の所はルインだけよ。なんとなくだけど、人に見せるのはダメかと思ってたし」
そもそも、今までルインと部屋付きのメイドさん達以外だと、親くらいしか会う機会なんてほぼ無かったし。
「賢明なご判断です。これが外部に漏れていたら面倒な事になっていたかもしれません」
「この目の属性色とかもだけど、他の人に知られたらどうなるの?」
私がある程度話せるようになってからは「瞳の色を家族と部屋付きのメイドさん達以外には見せないように」と、ちょくちょく注意されているのだけど。
実際にバレたらどうなるのだろう?という疑問があったので尋ねてみた。
「そうですね……特殊な魔法を使える者は、国にとって国宝や戦略級の戦力となりえます。ですので、大きな組織や他国から狙われる事になりますね」
戦略級とな……?
金銀を生成した時に、貨幣相場みたいな事は考えたけど……
たしかに金銀財宝が生み出せる人が無防備に居たら、そりゃ誘拐されてもおかしくはないか。
「強い魔力か精神を持つ者や、自身で身を守れる者なら多少問題も減りますが、魔力が弱く精神的に未熟な者の場合は、見つかり次第、確実に身柄を拘束されます」
「その後は……?」
「良ければ、飼い殺し。悪ければ、監禁や拷問で精神を削られた後に隷属の魔法を使われるかと。最悪、思考能力や肉体を排除され魔道具の様な物にされると聞いた事も有ります」
お、おぅ……
それは怖い。
ルインやパパン達が、そんな事はしないと信じたい。
とりあえず、詳しく忠告してくれるって事は大丈夫だと思っておこう。
「特殊な魔法を使える者は、その身体にも特別な特徴が出やすいとも聞きます。おそらく姫様の瞳の属性色もそれではないかと。ですので、くれぐれもご注意ください。姫様に危険が及ぶ様な事は私達がさせませんが、警備の手間が増えますので」
「うん? 私の身より、仕事が増える事を心配してない?」
「そんな事はございません」
ほんとぉ?
まあ、色々と気を付けようかな……
主に、ルインの作り出す土人形を殴ったり蹴ったりだったのだけれど。
蹴れば蹴った足が痛いし、殴れば殴った手が痛くなる。
しかし、手足に出来た青痣や擦り傷の類は、回復魔法で直ぐにキレイさっぱり治療され、疲れ果てるまでやらされた。
「ねえ、ルイン? この体のダルさは回復魔法で消せないの?」
「できる回復魔法もございますが、今日はそのままお過ごしください。自身の体力が減っている時の感覚や、どの程度の動きで体力が無くなるかの把握も戦闘においては大事な事ですので。筋肉痛などはございませんか?」
「それは無いけど……それじゃあ、今日はお休み?」
「いえ、今日は魔法の勉強をいたしましょう」
魔法の勉強か。
それなら、体を動かすわけでもないだろうし、別に良いか。
「それで、何を教えてくれるの?」
「そうですね……魔法の行使に関しましては、既に姫様は出来ておりますので、実地訓練は後日にでも。今日は魔力と魔法の関係と、その基礎からお教えしましょう」
基礎学習か。
今まで独学でしか魔法を使ってこなかったので、それは助かるかも。
「現在、姫様は無詠唱で魔法を使っておられますね?」
「うん」
「実は、その無詠唱での魔法は、一番非効率とされている方法なのです」
「そうなの?」
そんなの知らんかったわ。
見た事のある異世界転生物の中では、無詠唱は凄いみたいなのが多かったけど。
「はい。魔力には大きく分けて2種類あります。マナと呼ばれる世界全体に宿る魔力と、オドと呼ばれる体内で生み出される魔力です。無詠唱での魔法行使は、そのオドのみを使って発動させているのです」
「つまりは、詠唱とかの補助的な事をすれば、マナ側の魔力も使えるって事?」
「はい。ご理解が早くて助かります」
なるほどね。
どうりで、私が無詠唱で魔法を使っていても別段驚かれるわけでもなく、最初に魔法を見せてくれたミアも、昨日の訓練中のルインも、簡単な魔法でも詠唱をして魔法を使っていたわけだ。
「ただ、無詠唱魔法は非効率ではありますが、無駄という訳でもございません。理由はお分かりになりますか姫様?」
「んー……、発動にかかる手間……詠唱とかで隙が出来るから?」
「はい。その点が戦闘においては重要になります」
やはりか。
その戦闘第一の考え方はどうかと思うけど。
「その他にも、マナとの齟齬による反発も起きにくいという利点もあります」
「マナとの齟齬?」
「世界に宿るマナには、自然界の法則や、生きとし生ける者達全体の無意識が宿っております。それとかけ離れた魔法は、綿密な詠唱をしたとしても、逆に魔法の発動が阻害、または弱められてしまう事があるのです」
集合無意識みたいなものかな?
もしくは、一般常識とか共通認識みたいな物とか?
要は、皆の常識から外れる様な荒唐無稽な魔法を使う事は難しい訳か。
「ふーん……それを避けるにはどうしたらいいの?」
「全てを自身のマナと精神のみで行うか、詠唱学や魔法力学の習熟と研究が必要となります」
ふむふむ……
元から魔法が存在する世界だけあって、科学に代わる技術や学問がちゃんと存在するらしい。
「それと、属性に因る適正なども関わってきますが……姫様の場合は、姫様が持つ属性に少々問題がありまして、私ではお教えする事が難しいかもしれません」
「属性……? たまに聞くけど、私の髪とか目の色と関係がある?」
「はい。人が持つ属性は、それを象徴する色が、髪と瞳の色に現れます。姫様の場合は髪に現れている茶色、すなわち土の属性が一番得意とする属性です。二番目に得意とする属性が瞳の色に現れるのですが……」
「その、目の方の色が問題なのよね?」
「……はい。姫様の瞳を染めている属性色は私共には判別がつきませんでした」
「それは別にいいわ。その、持っている属性の魔法しか使えないの?」
「いえ。使うだけなら問題はございません。ただ、発動に必要な魔力量が跳ね上がるだけです」
「どのくらい?」
「個人差がありますので正確ではありませんが、私の体感では、第一属性の魔法の魔力消費量が1としますと、第二属性が2倍、その他は4から6倍程度になります」
「ふーん……ちょっと試してみても良い?」
「どうぞ。土と水の生成でお試しください」
どれどれ……
あー……たしかに同量の土と水とでは、生み出すのにかかる魔力の量がかなり違う。
「いかがですか姫様?」
「うん。水の方が、かなり多く魔力を消費してるのは分かるわ」
でも、これって金属を生み出してる時にも感じてた事なのよね。
金や銀を生み出す時も、生み出す物で消費魔力が上がっていく感じがしたし、あれも属性違いによる物なのかしら?
それとも別の法則による物なのか?
「ねえルイン? 属性って、いくつくらいあるの?」
「一般的な属性は、火、水、風、土の4つです。その派生属性として、氷や雷。別系統の属性として光と闇とがあります」
「他には?」
「他となりますと、厳密には属性とは違うのですが、神聖や理力、祝福や呪い、契約や生活魔法といった物がございます」
その辺りは、属性って言うより種類って区分けっぽいわね。
しかし、やはり金とか、金属系の属性は無いのかな?
土属性に含まれてるのかもしれないけど、私の第二属性に関係している可能性も……
どうしようか……
ルインになら打ち明けても問題ないだろうか……?
「うーん……」
生まれた時から私の世話をしてくれているルインだ。
パパンやママン以外だと、彼女以上に信頼できそうな人なんて居ないし、相談できる人も居ない気がする。
「いかがなさいましたか、姫様? 何かご不明な点でもございましたか?」
「……えっと、私、魔法で金属も生み出せるの」
「金属を……ですか?」
「うん。ほら」
「これは……鉄?」
目の前で実際に生成してみせると、ルインは生み出した鉄のキューブを手に取り、考え込む様に固まってしまった。
「……なるほど。1年ほど前に部屋で見つけた金属片は姫様の生み出した物でしたか」
覚えていたか。
「これって、何の属性と魔法になるの?」
「金属生成の魔法は寡聞にして聞いた事がございません。土魔法が得意な者の中には固い黒曜石やガラスなどを生み出せる者はおりますが、金属ともなると……」
やはり、金属生成は一般的な事ではなかったのか。
「これって、やっぱり私の属性の所為なのかな?」
「その可能性は高いかと。しかしこれは……姫様、この金属を生み出せる事を他に知っている者は?」
「今の所はルインだけよ。なんとなくだけど、人に見せるのはダメかと思ってたし」
そもそも、今までルインと部屋付きのメイドさん達以外だと、親くらいしか会う機会なんてほぼ無かったし。
「賢明なご判断です。これが外部に漏れていたら面倒な事になっていたかもしれません」
「この目の属性色とかもだけど、他の人に知られたらどうなるの?」
私がある程度話せるようになってからは「瞳の色を家族と部屋付きのメイドさん達以外には見せないように」と、ちょくちょく注意されているのだけど。
実際にバレたらどうなるのだろう?という疑問があったので尋ねてみた。
「そうですね……特殊な魔法を使える者は、国にとって国宝や戦略級の戦力となりえます。ですので、大きな組織や他国から狙われる事になりますね」
戦略級とな……?
金銀を生成した時に、貨幣相場みたいな事は考えたけど……
たしかに金銀財宝が生み出せる人が無防備に居たら、そりゃ誘拐されてもおかしくはないか。
「強い魔力か精神を持つ者や、自身で身を守れる者なら多少問題も減りますが、魔力が弱く精神的に未熟な者の場合は、見つかり次第、確実に身柄を拘束されます」
「その後は……?」
「良ければ、飼い殺し。悪ければ、監禁や拷問で精神を削られた後に隷属の魔法を使われるかと。最悪、思考能力や肉体を排除され魔道具の様な物にされると聞いた事も有ります」
お、おぅ……
それは怖い。
ルインやパパン達が、そんな事はしないと信じたい。
とりあえず、詳しく忠告してくれるって事は大丈夫だと思っておこう。
「特殊な魔法を使える者は、その身体にも特別な特徴が出やすいとも聞きます。おそらく姫様の瞳の属性色もそれではないかと。ですので、くれぐれもご注意ください。姫様に危険が及ぶ様な事は私達がさせませんが、警備の手間が増えますので」
「うん? 私の身より、仕事が増える事を心配してない?」
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