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21話 いい気の鬼
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【扉《ダンジョン》】の中は、ゴツゴツとした岩肌が突き出した洞窟のような場所だった。
スマホのライトを付けて足元を照らす。足場こそ悪いが歩けないほど酷くはない。
「きゃああ!」
洞窟の先から悲鳴が聞こえてきた。闇が深く先は見えないが、恐らく白丞さんが【魔物】と遭遇したのだろう。
ガイと俺は顔を見合わせ【鎧】を纏った。
強化された身体能力で洞窟を駆ける。
「白丞さん!」
俺達の視線の先に小さな光が見えた。
彼女もスマホのライトを頼りに進んでいたのだろう。小さな光に辿り着くと白丞さんが【魔物】に首を捕まれていた。
成人男性よりも一回りも二回りも大きい体躯。緑の身体と二本の角。
こいつは――
「【大鬼】!」
俺が追放される前に【磯川班】で倒した最後の【魔物】だ。
「白丞さんを離せ!」
筋肉が隆起した緑の肌に、拳を構えて飛び込んでいく。
一歩大きく右足を踏み込み、その衝撃と拳の衝撃を重ねて放つ。
武道で言うところの「突き」だ。
『右《みぎ》の突撃《とつげき》!』
俺の攻撃に合わせてガイが技名を叫ぶ。
突きは【大鬼】の腹部に直撃する。前回はこの一撃で倒すことができたのだが――、
「ガ、ガアァ」
小さな唸り声を上げて、僅かに怯んだだけだった。
『やっぱ、駄目かよ!!』
倒せなくてもダメージがあっただけマシだ。
怯んだ隙をついて【大鬼】から白丞さんは奪取する。
「大丈夫?」
「あ、あ……、う、うん」
俺の問いに応えることは出来たが、歯はカタカタと音を鳴らし、全身震えで立つこともままならない。
『リアルがどんなもんか分かったかよ?』
先走った白丞にガイは言う。
『いいか? リアルってのは望むもんじゃねぇ。隣にあるもんだ。そんなこともわからない奴が突っ走たってな、ロクな目には遭わねぇんだよ』
「わ、私は――望み通りに」
震えながらも自分は間違っていないと白丞さんは液晶を取り出す。
ペンを手に取りこの状況を絵に収めようとするが――震えで描けなかった。
線は曲がり、涙で歪んだ世界のようにぼやけていた。
「私は間違ってない。私は……私の目的のために!!」
頭を抱えて泣きじゃくる白丞さん。
理想と現実が違うことは――ましてや、それが自分であれば誰だって認めたくない。
「でも、これが現実で、折り合い付けて進むしかないんだよ」
俺はそっと白丞さんの頭を撫でだ。
よし。
じゃあ、俺も折り合い付けて挑みますか。
気合をいれて立ち上がる俺にガイは言った。
『で、一番の問題は――この化け物をどうするか。だよな?』
「ああ」
白丞さんの前に立って、改めて【大鬼】と向き合う。
攻撃を仕掛けた俺に狙いを変えたのだろう。鬼の鋭い目で睨むと俊敏な動きで俺の懐に入り込んだ。
「くっ!!」
俺は咄嗟に防御をするが、【大鬼】の持つ腕力で吹き飛ばされた。洞窟の壁面に背中からぶつかり、肺の空気が一気に吐き出される。
「はぁ……、はぁ……。分かってたけど強い……」
『やっぱ、腕力も速さも全然レベルちげぇな。これが全力の鬼ってヤツか』
俺が【大鬼】と対等に戦うには、【骨蠍】を倒した時のように【勇者の鎧】に加え、【魔物】の素材を使用するしかない。
だが――、
「今の俺達には素材もないんだよね」
『まあ、そうだな。全部金に変えちまったし。金よりも大事なもんがあるとは、まさにこのことだ』
「下らないこと言ってる場合じゃないでしょ」
今の一撃で立ち上がるのもしんどいのに。
突き出た岩を支えに俺は立ち上がる。
『はっ。この空気を和ませようとしただけじゃんかよ」
「和む余裕はないけどね!」
【大鬼】は俺にダメージがあることを確認したのか、手にした棍棒を振り下ろす。
棍棒を十字を描くように振るい俺を殴り続ける。まるで鼻歌でも歌うかのように軽快なリズムでダメージを刻む。
【鎧】の上からでも衝撃は俺とガイに蓄積されていく。
『おい! このままじゃやべぇぞ。「アレ」使うしかねぇだろ!! 早く使わねぇと!』
「駄目だ。危険すぎる! 最後の手段は最後に使うんだよ」
ガイが使用を促す最終手段。
確かに使用すればこの場は切り抜けられるだろうが――使用後には二人とも意識を失う。そうなれば――この【扉】に取り残され、自分の世界に帰れなくなる。
この場で死ぬよりはマシと考えた方がいいとガイは言いたいのだろう。
『でもよぉ、今が最後じゃねぇのかよ。このままじゃ、やられんぞ!』
「分かってるよ!」
両腕を顔の横に上げて棍棒の嵐を防ぐ。
くそ。
何か、何かこの場を切り抜ける方法はないのか!?
腕の隙間から視線を動かして周囲を見渡す。
すると、液晶に向かって必死に指を動かす白丞さんが目に映った。
この状況を漫画に描いているのか。
震える手で、自分の思いを残すために。
理想と違う現実を描くために――。
そう言えば、どっかでこんなシーンを見た記憶があるな。
武器を持たない主人公が追い込まれる場面を。
あれは確か……そうだ!
「まだ、手は残ってるよ!」
俺はガイに叫んだ。
『だったら、この状況を早くなんとかしてくれよ!』
「言われずともがな!!」
俺は打ち付けられていた棍棒から逃げるように腰を落とした。腰が落ちた俺に止めを差すように【大鬼】は棍棒を大きく振り上げた。
「作戦通り!!」
落ちた腰を反転させて背を【大鬼】向けて両手で地面を支える。
そして、反転させた勢いを使って、振りかぶった棍棒に向けて左足を振り上げた。
俺の蹴りは棍棒を握る指を蹴り砕いた。
「ガキャアァァァ!」
悲鳴と共に【大鬼】は棍棒を落として後退する。
地面に転がった棍棒を俺は拾い上げて肩に担ぐ。
「上手くいって良かったよ。ガイ風に言うなら、【左脚の昇撃】ってとこかな?」
『なんだよ。ちょっとカッコいいじゃんか。悔しいが、その技の命名権はくれてやるよ』
「いらないけど、ありがと。武器を持った人間との戦いも学んでて良かったよ。漫画でだけどね」
漫画というキーワードで思い出した。
刃物を握った相手にどう戦うのか。
漫画のシーンを再現しようと磯川さん達に付き合わされていたことを。
ナイフを握らされた拳を蹴られまくったっけ。
そんな記憶、思い出したくなかったけどね。
「ま、嫌な記憶と引き換えに棍棒を手に入れられたから良しとしよっか。じゃあ、やりますか、ガイ!」
『ああ!!』
ガイが意識を集中させて叫ぶ。
『二重武装――大鬼の棍棒!!』
鎧を通じて全身に力が漲ってくる。棍棒から【大鬼】の腕力が俺に流れてきているのだ。
所有していた者の力を使う。
それは腕力とて例外ではない。
『これで互角。いや、武器を奪われて傷を追った分、俺達の方が有利だなぁ』
今まで好き勝手殴られたうっぷんを晴らすように、ガイは悪役のような笑みを含ませて言う。
担いだ棍棒を地面に触れる直前まで下げ、【大鬼】の顎を目掛けて振り上げた。
『異域之鬼!!』
振り上げた棍棒は、【大鬼】の巨大な体躯を浮かせ洞窟の天井にへとカチ当てる。
俺の一撃を受けた【大鬼】は大の字に身体を広げて洞窟に倒れ込んだ。
スマホのライトを付けて足元を照らす。足場こそ悪いが歩けないほど酷くはない。
「きゃああ!」
洞窟の先から悲鳴が聞こえてきた。闇が深く先は見えないが、恐らく白丞さんが【魔物】と遭遇したのだろう。
ガイと俺は顔を見合わせ【鎧】を纏った。
強化された身体能力で洞窟を駆ける。
「白丞さん!」
俺達の視線の先に小さな光が見えた。
彼女もスマホのライトを頼りに進んでいたのだろう。小さな光に辿り着くと白丞さんが【魔物】に首を捕まれていた。
成人男性よりも一回りも二回りも大きい体躯。緑の身体と二本の角。
こいつは――
「【大鬼】!」
俺が追放される前に【磯川班】で倒した最後の【魔物】だ。
「白丞さんを離せ!」
筋肉が隆起した緑の肌に、拳を構えて飛び込んでいく。
一歩大きく右足を踏み込み、その衝撃と拳の衝撃を重ねて放つ。
武道で言うところの「突き」だ。
『右《みぎ》の突撃《とつげき》!』
俺の攻撃に合わせてガイが技名を叫ぶ。
突きは【大鬼】の腹部に直撃する。前回はこの一撃で倒すことができたのだが――、
「ガ、ガアァ」
小さな唸り声を上げて、僅かに怯んだだけだった。
『やっぱ、駄目かよ!!』
倒せなくてもダメージがあっただけマシだ。
怯んだ隙をついて【大鬼】から白丞さんは奪取する。
「大丈夫?」
「あ、あ……、う、うん」
俺の問いに応えることは出来たが、歯はカタカタと音を鳴らし、全身震えで立つこともままならない。
『リアルがどんなもんか分かったかよ?』
先走った白丞にガイは言う。
『いいか? リアルってのは望むもんじゃねぇ。隣にあるもんだ。そんなこともわからない奴が突っ走たってな、ロクな目には遭わねぇんだよ』
「わ、私は――望み通りに」
震えながらも自分は間違っていないと白丞さんは液晶を取り出す。
ペンを手に取りこの状況を絵に収めようとするが――震えで描けなかった。
線は曲がり、涙で歪んだ世界のようにぼやけていた。
「私は間違ってない。私は……私の目的のために!!」
頭を抱えて泣きじゃくる白丞さん。
理想と現実が違うことは――ましてや、それが自分であれば誰だって認めたくない。
「でも、これが現実で、折り合い付けて進むしかないんだよ」
俺はそっと白丞さんの頭を撫でだ。
よし。
じゃあ、俺も折り合い付けて挑みますか。
気合をいれて立ち上がる俺にガイは言った。
『で、一番の問題は――この化け物をどうするか。だよな?』
「ああ」
白丞さんの前に立って、改めて【大鬼】と向き合う。
攻撃を仕掛けた俺に狙いを変えたのだろう。鬼の鋭い目で睨むと俊敏な動きで俺の懐に入り込んだ。
「くっ!!」
俺は咄嗟に防御をするが、【大鬼】の持つ腕力で吹き飛ばされた。洞窟の壁面に背中からぶつかり、肺の空気が一気に吐き出される。
「はぁ……、はぁ……。分かってたけど強い……」
『やっぱ、腕力も速さも全然レベルちげぇな。これが全力の鬼ってヤツか』
俺が【大鬼】と対等に戦うには、【骨蠍】を倒した時のように【勇者の鎧】に加え、【魔物】の素材を使用するしかない。
だが――、
「今の俺達には素材もないんだよね」
『まあ、そうだな。全部金に変えちまったし。金よりも大事なもんがあるとは、まさにこのことだ』
「下らないこと言ってる場合じゃないでしょ」
今の一撃で立ち上がるのもしんどいのに。
突き出た岩を支えに俺は立ち上がる。
『はっ。この空気を和ませようとしただけじゃんかよ」
「和む余裕はないけどね!」
【大鬼】は俺にダメージがあることを確認したのか、手にした棍棒を振り下ろす。
棍棒を十字を描くように振るい俺を殴り続ける。まるで鼻歌でも歌うかのように軽快なリズムでダメージを刻む。
【鎧】の上からでも衝撃は俺とガイに蓄積されていく。
『おい! このままじゃやべぇぞ。「アレ」使うしかねぇだろ!! 早く使わねぇと!』
「駄目だ。危険すぎる! 最後の手段は最後に使うんだよ」
ガイが使用を促す最終手段。
確かに使用すればこの場は切り抜けられるだろうが――使用後には二人とも意識を失う。そうなれば――この【扉】に取り残され、自分の世界に帰れなくなる。
この場で死ぬよりはマシと考えた方がいいとガイは言いたいのだろう。
『でもよぉ、今が最後じゃねぇのかよ。このままじゃ、やられんぞ!』
「分かってるよ!」
両腕を顔の横に上げて棍棒の嵐を防ぐ。
くそ。
何か、何かこの場を切り抜ける方法はないのか!?
腕の隙間から視線を動かして周囲を見渡す。
すると、液晶に向かって必死に指を動かす白丞さんが目に映った。
この状況を漫画に描いているのか。
震える手で、自分の思いを残すために。
理想と違う現実を描くために――。
そう言えば、どっかでこんなシーンを見た記憶があるな。
武器を持たない主人公が追い込まれる場面を。
あれは確か……そうだ!
「まだ、手は残ってるよ!」
俺はガイに叫んだ。
『だったら、この状況を早くなんとかしてくれよ!』
「言われずともがな!!」
俺は打ち付けられていた棍棒から逃げるように腰を落とした。腰が落ちた俺に止めを差すように【大鬼】は棍棒を大きく振り上げた。
「作戦通り!!」
落ちた腰を反転させて背を【大鬼】向けて両手で地面を支える。
そして、反転させた勢いを使って、振りかぶった棍棒に向けて左足を振り上げた。
俺の蹴りは棍棒を握る指を蹴り砕いた。
「ガキャアァァァ!」
悲鳴と共に【大鬼】は棍棒を落として後退する。
地面に転がった棍棒を俺は拾い上げて肩に担ぐ。
「上手くいって良かったよ。ガイ風に言うなら、【左脚の昇撃】ってとこかな?」
『なんだよ。ちょっとカッコいいじゃんか。悔しいが、その技の命名権はくれてやるよ』
「いらないけど、ありがと。武器を持った人間との戦いも学んでて良かったよ。漫画でだけどね」
漫画というキーワードで思い出した。
刃物を握った相手にどう戦うのか。
漫画のシーンを再現しようと磯川さん達に付き合わされていたことを。
ナイフを握らされた拳を蹴られまくったっけ。
そんな記憶、思い出したくなかったけどね。
「ま、嫌な記憶と引き換えに棍棒を手に入れられたから良しとしよっか。じゃあ、やりますか、ガイ!」
『ああ!!』
ガイが意識を集中させて叫ぶ。
『二重武装――大鬼の棍棒!!』
鎧を通じて全身に力が漲ってくる。棍棒から【大鬼】の腕力が俺に流れてきているのだ。
所有していた者の力を使う。
それは腕力とて例外ではない。
『これで互角。いや、武器を奪われて傷を追った分、俺達の方が有利だなぁ』
今まで好き勝手殴られたうっぷんを晴らすように、ガイは悪役のような笑みを含ませて言う。
担いだ棍棒を地面に触れる直前まで下げ、【大鬼】の顎を目掛けて振り上げた。
『異域之鬼!!』
振り上げた棍棒は、【大鬼】の巨大な体躯を浮かせ洞窟の天井にへとカチ当てる。
俺の一撃を受けた【大鬼】は大の字に身体を広げて洞窟に倒れ込んだ。
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