158 / 202
144. 届かなかった想い、それでも…
しおりを挟む
遂に明らかになったもう一つの真実。
アスレア王は国王と祭王を二つに分け、二人の息子に継がせようとしていた。 だが、何故それは成らなかったのかそして、祭王の持つ権限とは何なのか…。
『これは…フーム』
「アスレア、貴方は一体何を考えて…」
檀上ではもう一枚の遺言に何を書かれているかの確認が行われているのだが、二人の王でもって国を治めようとした意図は皆の最も気になるところだ。
そうする事に如何なるメリットが存在するのだろうか…いや、それより以前に何故遺言の存在は秘匿され、今日に至るのか、その通りにならなかった理由とは何なのだろう?
「ちょっと待ってくれ!」
一人の壮年が徐に立ち上がり声を上げる。
「どうして、どうして遺言を隠したりしたんだ!」
「……!」
「そんな事をしなければ、遺言に従っていればこんな事にはならなかった!!」
「そっ、そうだ! 何てことをしてくれたんだ!!」
「全ての非は貴女にある!」
『静粛に! 静粛に! 神聖なる議会の場ですぞ!!』
議長に諭され声を荒げていた議員は割と直ぐに黙るのだが、これが聖獣でなければ暴動になっていたのでは無いだろうか、そう考えるとつくづくこの場にア・ズーさんが居て良かったと思える。
「なあ、祭王の権限て何だろう?」
「祭事を執り行う…」
「ハア…それを権限とは言わん、どちらかと言えば義務になるんじゃ」
祭事、こう言っては何だが神事にせよ国の運営に必ずしも必要なもので無い…だが、それらを司る存在が果たしてどのような権限を付与されたと言うのだろうか。
「祭王は…国王、並びに元老院議員の任命権、罷免権を持つ」
「!!」
『まさか…』
『信じられん』
「何だと!!」
「国王の罷免権!?」
「マジで!? 国王をクビに出来んの!」
『静粛に! 静粛に!』
余りにも衝撃的な内容に、この場に居る者は動揺を隠せない。 本来祭事を執り行うトップは何ら権限を持たなかった筈なのだが、遺言には王の任命と罷免というとてつも無い権限を持たせたと記してある。
その意図するところとは…。
「行政の人事権を持つと言うのか、とんでもない事だ!」
「国王まで思いのままに出来るとは…」
「いや…この場合人事権は持たぬと解釈するのが妥当だ。 あくまでも選考や推薦は国王や他の議員が行う事になるのだろう」
「選ばれた議員を最終的に任命するのは祭王なのか」
「議員に相応しくない者を罷免する決定権を持っているのね」
様々な憶測が飛び交う中で聖獣と少女は向かい合う年配の女性を見つめている。 恐らくこの人は知っているのだーー
「私の知る限りの事、全てを話します」
時はアスレア王が存命であり、まだ二人の息子が王子であった頃まで遡る。 次の国王を決めるその時、王は王子たちに二人の王でもって国を治めるようにと伝えてはいたのだ、だが…。
「王子たちは王の意見に反対しました」
(反対した? 何故…)
王子たち、特に王妃との子は自身が国王になる事に拘っていたのだが、側室との子である兄が王の任命と罷免の権限を持つと知らされた時、己を退け自らが王になるのではないかとの疑念が沸いたのだ。
兄は兄で、王として立派に国を治めてみせるという強烈な自負心があった事と、内心国を治める器では無いと思っていた弟が王になる事に強い反発があった。
「王による王子たちの説得は続きました、時の宰相である我が祖父も説得にあたったのですが…」
王子たちは頑として首を縦にはふらなかった、宰相は王の考えを支持しており何としても王子たちに納得して貰いたかったようだが、その想いは届かずいたずらに歳月だけが過ぎて行き、遂に審判の時が来てしまう。
「王は遺言にも二人の王で治めるように書き記しました」
しかし、遺言は棚上げされてしまい王子はどちらが王に相応しいかで、諸侯も巻き込んで対立してしまう。 結局は母の進言により、兄が城を出て行き弟が国王の座に就くのだが、この時国王が宰相に命じたのが遺言状の封印だったのだ。
「当初は破棄するように命じられたのですが、必死に説得しそれだけは免れたのです」
かくして遺言は秘匿され今日に至る。 遺言状の一枚のみをこの世に出したのは今の宰相の独断によるものであり王の知る処では無かったのだが、どの道筆跡が違う事で効力は乏しかったと見るべきだろう。
「ラズリィ…よく話してくれた」
「陛下…」
「危ない!!」
全てを話た事により何かがこと切れてしまったのだろうか、宰相は大きくふらつくとそのまま倒れそうになるのだが、世良さんが急ぎ駆け寄りその身を支える。
「大丈夫ですか!?」
「…ありがとう、貴女がいてくれ良かった」
「……」
世良さんに寄りかかっていた宰相は、直ぐにムルタタさんに抱えられて医務室へと移動する。 一時議会は中断してしまったが、直ぐに落ち着きを取り戻し再開されて、彼女の処遇に関しては後日決める事となった。
『王の罷免と任命の権限を持つ存在か、当時としては…いや、今でも革新的過ぎる考え方になるがその意図するところは…』
ーー権力はいつか必ず腐敗するーー
良き王が常に国を治めればそれで事は済むのかもしれない。 だが、そうはいかぬのが人の世の常…やがては暗君、暴君が立ち民を苦しめ、国を荒廃させるだろう。
それが極まれば最終的に王朝は倒されて、次の王朝が立つまで人の世の乱れは収まらない、いや次の指導者が良く国を治める保証などどこにも無い。
そうなれば、人々は長い時を苦しみもがく事になってしまうのだ。
(だから、王様を辞めさせる権限を持つんだ…)
悪しき者が国を治める時、その暴虐邪知なる存在を速やかに取り除かねばなら無い。 そして、次に国を治める者を擁立して国が乱れるのを最小限に収める、これが王の考えなのだ。
「ただそれだと、王に選ばれた方の血脈が途絶える可能性もあるわね」
「ひいばあ…」
例え王統が途絶えても、国を治めるのが次の王朝であったとしても祭王さえいればそれで良い。 そう、祭王は国を直接動かす権限が無いのだから血脈はほぼ確実に受け継がれて行く、それも王となった者からすれば受け入れ難いものでは無かっただろうか。
「…悪い人が祭王を無き者にしようとしたら?」
「民に寄り添う存在となり人心を集めれば、そう簡単にはいかないのです」
「その為の祭事と神事…人々に信仰を直接説いたのは、後の為の布石だったのかもしれないわね」
「そう考えると、本当に凄い人だったんだね。 でも…」
王の願いは叶わなかった、果たしてこの責任はどこにあるのだろうか?
王の説得に応じなかった二人の息子だろうか、それともこの革新的過ぎるシステムを発案した王自身なのか…はたまた遺言を封印した後、自ら命を絶った宰相なのか。
(もう、誰が悪いとかそういう問題じゃないよね…)
「……私は、遺言に従いたいと思う」
「!!」
「今からでも遅くは無いはず…正王国の王子はどう思われますかな?」
「!?私は……私もアスレア王の遺志を尊重します」
この決定に議員たちのざわめきは大きくなるのだが、議長は止めようとはしない。
『エンダ王よ、何故に遺言に従おうと思ったのでしょう?』
「二人の王で持って治めれば、ラウ王朝は永らく存続するでしょう。 そこに住まう者は、乱世に怯える事無く穏やかに暮らして行けるのです」
『なるほど』
「…予言には、ラウ王朝の血を引く者が再び国を治めれば、千年の繁栄が約束されるとありました」
「世良さん?」
その予言を知った時アスレア王は愕然とし憤った…打倒帝国の戦いで多くの人が命を落とし、沢山の血が流れた。 あれ程の犠牲を払っていながら、建国する国の寿命がわずか千年とは。
そう…千年という月日は王にとって余りにも短か過ぎたのだ。
「永久に繁栄する王国を創りたい、これが彼の口癖でした」
そして、これが彼の導きだした答えであり、その想いは現代に甦った。
--再統一したラウ王国は二人の王で持って治める--
満場一致で決定し、議会は終了した。
(新たな国造りが…始まるんだ)
アスレア王は国王と祭王を二つに分け、二人の息子に継がせようとしていた。 だが、何故それは成らなかったのかそして、祭王の持つ権限とは何なのか…。
『これは…フーム』
「アスレア、貴方は一体何を考えて…」
檀上ではもう一枚の遺言に何を書かれているかの確認が行われているのだが、二人の王でもって国を治めようとした意図は皆の最も気になるところだ。
そうする事に如何なるメリットが存在するのだろうか…いや、それより以前に何故遺言の存在は秘匿され、今日に至るのか、その通りにならなかった理由とは何なのだろう?
「ちょっと待ってくれ!」
一人の壮年が徐に立ち上がり声を上げる。
「どうして、どうして遺言を隠したりしたんだ!」
「……!」
「そんな事をしなければ、遺言に従っていればこんな事にはならなかった!!」
「そっ、そうだ! 何てことをしてくれたんだ!!」
「全ての非は貴女にある!」
『静粛に! 静粛に! 神聖なる議会の場ですぞ!!』
議長に諭され声を荒げていた議員は割と直ぐに黙るのだが、これが聖獣でなければ暴動になっていたのでは無いだろうか、そう考えるとつくづくこの場にア・ズーさんが居て良かったと思える。
「なあ、祭王の権限て何だろう?」
「祭事を執り行う…」
「ハア…それを権限とは言わん、どちらかと言えば義務になるんじゃ」
祭事、こう言っては何だが神事にせよ国の運営に必ずしも必要なもので無い…だが、それらを司る存在が果たしてどのような権限を付与されたと言うのだろうか。
「祭王は…国王、並びに元老院議員の任命権、罷免権を持つ」
「!!」
『まさか…』
『信じられん』
「何だと!!」
「国王の罷免権!?」
「マジで!? 国王をクビに出来んの!」
『静粛に! 静粛に!』
余りにも衝撃的な内容に、この場に居る者は動揺を隠せない。 本来祭事を執り行うトップは何ら権限を持たなかった筈なのだが、遺言には王の任命と罷免というとてつも無い権限を持たせたと記してある。
その意図するところとは…。
「行政の人事権を持つと言うのか、とんでもない事だ!」
「国王まで思いのままに出来るとは…」
「いや…この場合人事権は持たぬと解釈するのが妥当だ。 あくまでも選考や推薦は国王や他の議員が行う事になるのだろう」
「選ばれた議員を最終的に任命するのは祭王なのか」
「議員に相応しくない者を罷免する決定権を持っているのね」
様々な憶測が飛び交う中で聖獣と少女は向かい合う年配の女性を見つめている。 恐らくこの人は知っているのだーー
「私の知る限りの事、全てを話します」
時はアスレア王が存命であり、まだ二人の息子が王子であった頃まで遡る。 次の国王を決めるその時、王は王子たちに二人の王でもって国を治めるようにと伝えてはいたのだ、だが…。
「王子たちは王の意見に反対しました」
(反対した? 何故…)
王子たち、特に王妃との子は自身が国王になる事に拘っていたのだが、側室との子である兄が王の任命と罷免の権限を持つと知らされた時、己を退け自らが王になるのではないかとの疑念が沸いたのだ。
兄は兄で、王として立派に国を治めてみせるという強烈な自負心があった事と、内心国を治める器では無いと思っていた弟が王になる事に強い反発があった。
「王による王子たちの説得は続きました、時の宰相である我が祖父も説得にあたったのですが…」
王子たちは頑として首を縦にはふらなかった、宰相は王の考えを支持しており何としても王子たちに納得して貰いたかったようだが、その想いは届かずいたずらに歳月だけが過ぎて行き、遂に審判の時が来てしまう。
「王は遺言にも二人の王で治めるように書き記しました」
しかし、遺言は棚上げされてしまい王子はどちらが王に相応しいかで、諸侯も巻き込んで対立してしまう。 結局は母の進言により、兄が城を出て行き弟が国王の座に就くのだが、この時国王が宰相に命じたのが遺言状の封印だったのだ。
「当初は破棄するように命じられたのですが、必死に説得しそれだけは免れたのです」
かくして遺言は秘匿され今日に至る。 遺言状の一枚のみをこの世に出したのは今の宰相の独断によるものであり王の知る処では無かったのだが、どの道筆跡が違う事で効力は乏しかったと見るべきだろう。
「ラズリィ…よく話してくれた」
「陛下…」
「危ない!!」
全てを話た事により何かがこと切れてしまったのだろうか、宰相は大きくふらつくとそのまま倒れそうになるのだが、世良さんが急ぎ駆け寄りその身を支える。
「大丈夫ですか!?」
「…ありがとう、貴女がいてくれ良かった」
「……」
世良さんに寄りかかっていた宰相は、直ぐにムルタタさんに抱えられて医務室へと移動する。 一時議会は中断してしまったが、直ぐに落ち着きを取り戻し再開されて、彼女の処遇に関しては後日決める事となった。
『王の罷免と任命の権限を持つ存在か、当時としては…いや、今でも革新的過ぎる考え方になるがその意図するところは…』
ーー権力はいつか必ず腐敗するーー
良き王が常に国を治めればそれで事は済むのかもしれない。 だが、そうはいかぬのが人の世の常…やがては暗君、暴君が立ち民を苦しめ、国を荒廃させるだろう。
それが極まれば最終的に王朝は倒されて、次の王朝が立つまで人の世の乱れは収まらない、いや次の指導者が良く国を治める保証などどこにも無い。
そうなれば、人々は長い時を苦しみもがく事になってしまうのだ。
(だから、王様を辞めさせる権限を持つんだ…)
悪しき者が国を治める時、その暴虐邪知なる存在を速やかに取り除かねばなら無い。 そして、次に国を治める者を擁立して国が乱れるのを最小限に収める、これが王の考えなのだ。
「ただそれだと、王に選ばれた方の血脈が途絶える可能性もあるわね」
「ひいばあ…」
例え王統が途絶えても、国を治めるのが次の王朝であったとしても祭王さえいればそれで良い。 そう、祭王は国を直接動かす権限が無いのだから血脈はほぼ確実に受け継がれて行く、それも王となった者からすれば受け入れ難いものでは無かっただろうか。
「…悪い人が祭王を無き者にしようとしたら?」
「民に寄り添う存在となり人心を集めれば、そう簡単にはいかないのです」
「その為の祭事と神事…人々に信仰を直接説いたのは、後の為の布石だったのかもしれないわね」
「そう考えると、本当に凄い人だったんだね。 でも…」
王の願いは叶わなかった、果たしてこの責任はどこにあるのだろうか?
王の説得に応じなかった二人の息子だろうか、それともこの革新的過ぎるシステムを発案した王自身なのか…はたまた遺言を封印した後、自ら命を絶った宰相なのか。
(もう、誰が悪いとかそういう問題じゃないよね…)
「……私は、遺言に従いたいと思う」
「!!」
「今からでも遅くは無いはず…正王国の王子はどう思われますかな?」
「!?私は……私もアスレア王の遺志を尊重します」
この決定に議員たちのざわめきは大きくなるのだが、議長は止めようとはしない。
『エンダ王よ、何故に遺言に従おうと思ったのでしょう?』
「二人の王で持って治めれば、ラウ王朝は永らく存続するでしょう。 そこに住まう者は、乱世に怯える事無く穏やかに暮らして行けるのです」
『なるほど』
「…予言には、ラウ王朝の血を引く者が再び国を治めれば、千年の繁栄が約束されるとありました」
「世良さん?」
その予言を知った時アスレア王は愕然とし憤った…打倒帝国の戦いで多くの人が命を落とし、沢山の血が流れた。 あれ程の犠牲を払っていながら、建国する国の寿命がわずか千年とは。
そう…千年という月日は王にとって余りにも短か過ぎたのだ。
「永久に繁栄する王国を創りたい、これが彼の口癖でした」
そして、これが彼の導きだした答えであり、その想いは現代に甦った。
--再統一したラウ王国は二人の王で持って治める--
満場一致で決定し、議会は終了した。
(新たな国造りが…始まるんだ)
0
お気に入りに追加
16
あなたにおすすめの小説
愚かな父にサヨナラと《完結》
アーエル
ファンタジー
「フラン。お前の方が年上なのだから、妹のために我慢しなさい」
父の言葉は最後の一線を越えてしまった。
その言葉が、続く悲劇を招く結果となったけど・・・
悲劇の本当の始まりはもっと昔から。
言えることはただひとつ
私の幸せに貴方はいりません
✈他社にも同時公開
寵愛のいる旦那様との結婚生活が終わる。もし、次があるのなら緩やかに、優しい人と恋がしたい。
にのまえ
恋愛
リルガルド国。公爵令嬢リイーヤ・ロイアルは令嬢ながら、剣に明け暮れていた。
父に頼まれて参加をした王女のデビュタントの舞踏会で、伯爵家コール・デトロイトと知り合い恋に落ちる。
恋に浮かれて、剣を捨た。
コールと結婚をして初夜を迎えた。
リイーヤはナイトドレスを身に付け、鼓動を高鳴らせて旦那様を待っていた。しかし寝室に訪れた旦那から出た言葉は「私は君を抱くことはない」「私には心から愛する人がいる」だった。
ショックを受けて、旦那には愛してもられないと知る。しかし離縁したくてもリルガルド国では離縁は許されない。しかしリイーヤは二年待ち子供がいなければ離縁できると知る。
結婚二周年の食事の席で、旦那は義理両親にリイーヤに子供ができたと言い出した。それに反論して自分は生娘だと医師の診断書を見せる。
混乱した食堂を後にして、リイーヤは馬に乗り伯爵家から出て行き国境を越え違う国へと向かう。
もし、次があるのなら優しい人と恋がしたいと……
お読みいただき、ありがとうございます。
エブリスタで四月に『完結』した話に差し替えいたいと思っております。内容はさほど、変わっておりません。
それにあたり、栞を挟んでいただいている方、すみません。
【完結】私だけが知らない
綾雅(りょうが)祝!コミカライズ
ファンタジー
目が覚めたら何も覚えていなかった。父と兄を名乗る二人は泣きながら謝る。痩せ細った体、痣が残る肌、誰もが過保護に私を気遣う。けれど、誰もが何が起きたのかを語らなかった。
優しい家族、ぬるま湯のような生活、穏やかに過ぎていく日常……その陰で、人々は己の犯した罪を隠しつつ微笑む。私を守るため、そう言いながら真実から遠ざけた。
やがて、すべてを知った私は――ひとつの決断をする。
記憶喪失から始まる物語。冤罪で殺されかけた私は蘇り、陥れようとした者は断罪される。優しい嘘に隠された真実が徐々に明らかになっていく。
【同時掲載】 小説家になろう、アルファポリス、カクヨム、エブリスタ
2023/12/20……小説家になろう 日間、ファンタジー 27位
2023/12/19……番外編完結
2023/12/11……本編完結(番外編、12/12)
2023/08/27……エブリスタ ファンタジートレンド 1位
2023/08/26……カテゴリー変更「恋愛」⇒「ファンタジー」
2023/08/25……アルファポリス HOT女性向け 13位
2023/08/22……小説家になろう 異世界恋愛、日間 22位
2023/08/21……カクヨム 恋愛週間 17位
2023/08/16……カクヨム 恋愛日間 12位
2023/08/14……連載開始
蘇生魔法を授かった僕は戦闘不能の前衛(♀)を何度も復活させる
フルーツパフェ
大衆娯楽
転移した異世界で唯一、蘇生魔法を授かった僕。
一緒にパーティーを組めば絶対に死ぬ(死んだままになる)ことがない。
そんな口コミがいつの間にか広まって、同じく異世界転移した同業者(多くは女子)から引っ張りだこに!
寛容な僕は彼女達の申し出に快諾するが条件が一つだけ。
――実は僕、他の戦闘スキルは皆無なんです
そういうわけでパーティーメンバーが前衛に立って死ぬ気で僕を守ることになる。
大丈夫、一度死んでも蘇生魔法で復活させてあげるから。
相互利益はあるはずなのに、どこか鬼畜な匂いがするファンタジー、ここに開幕。
異世界に落ちたら若返りました。
アマネ
ファンタジー
榊原 チヨ、87歳。
夫との2人暮らし。
何の変化もないけど、ゆっくりとした心安らぐ時間。
そんな普通の幸せが側にあるような生活を送ってきたのにーーー
気がついたら知らない場所!?
しかもなんかやたらと若返ってない!?
なんで!?
そんなおばあちゃんのお話です。
更新は出来れば毎日したいのですが、物語の時間は割とゆっくり進むかもしれません。
どうぞご勝手になさってくださいまし
志波 連
恋愛
政略結婚とはいえ12歳の時から婚約関係にあるローレンティア王国皇太子アマデウスと、ルルーシア・メリディアン侯爵令嬢の仲はいたって上手くいっていた。
辛い教育にもよく耐え、あまり学園にも通学できないルルーシアだったが、幼馴染で親友の侯爵令嬢アリア・ロックスの励まされながら、なんとか最終学年を迎えた。
やっと皇太子妃教育にも目途が立ち、学園に通えるようになったある日、婚約者であるアマデウス皇太子とフロレンシア伯爵家の次女であるサマンサが恋仲であるという噂を耳にする。
アリアに付き添ってもらい、学園の裏庭に向かったルルーシアは二人が仲よくベンチに腰掛け、肩を寄せ合って一冊の本を仲よく見ている姿を目撃する。
風が運んできた「じゃあ今夜、いつものところで」という二人の会話にショックを受けたルルーシアは、早退して父親に訴えた。
しかし元々が政略結婚であるため、婚約の取り消しはできないという言葉に絶望する。
ルルーシアの邸を訪れた皇太子はサマンサを側妃として迎えると告げた。
ショックを受けたルルーシアだったが、家のために耐えることを決意し、皇太子妃となることを受け入れる。
ルルーシアだけを愛しているが、友人であるサマンサを助けたいアマデウスと、アマデウスに愛されていないと思い込んでいるルルーシアは盛大にすれ違っていく。
果たして不器用な二人に幸せな未来は訪れるのだろうか……
他サイトでも公開しています。
R15は保険です。
表紙は写真ACより転載しています。
おっさん料理人と押しかけ弟子達のまったり田舎ライフ
双葉 鳴|◉〻◉)
ファンタジー
真面目だけが取り柄の料理人、本宝治洋一。
彼は能力の低さから不当な労働を強いられていた。
そんな彼を救い出してくれたのが友人の藤本要。
洋一は要と一緒に現代ダンジョンで気ままなセカンドライフを始めたのだが……気がつけば森の中。
さっきまで一緒に居た要の行方も知れず、洋一は途方に暮れた……のも束の間。腹が減っては戦はできぬ。
持ち前のサバイバル能力で見敵必殺!
赤い毛皮の大きなクマを非常食に、洋一はいつもの要領で食事の準備を始めたのだった。
そこで見慣れぬ騎士姿の少女を助けたことから洋一は面倒ごとに巻き込まれていく事になる。
人々との出会い。
そして貴族や平民との格差社会。
ファンタジーな世界観に飛び交う魔法。
牙を剥く魔獣を美味しく料理して食べる男とその弟子達の田舎での生活。
うるさい権力者達とは争わず、田舎でのんびりとした時間を過ごしたい!
そんな人のための物語。
5/6_18:00完結!
召喚アラサー女~ 自由に生きています!
マツユキ
ファンタジー
異世界に召喚された海藤美奈子32才。召喚されたものの、牢屋行きとなってしまう。
牢から出た美奈子は、冒険者となる。助け、助けられながら信頼できる仲間を得て行く美奈子。地球で大好きだった事もしつつ、異世界でも自由に生きる美奈子
信頼できる仲間と共に、異世界で奮闘する。
初めは一人だった美奈子のの周りには、いつの間にか仲間が集まって行き、家が村に、村が街にとどんどんと大きくなっていくのだった
***
異世界でも元の世界で出来ていた事をやっています。苦手、または気に入らないと言うかたは読まれない方が良いかと思います
かなりの無茶振りと、作者の妄想で出来たあり得ない魔法や設定が出てきます。こちらも抵抗のある方は読まれない方が良いかと思います
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる