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登場人物紹介 山代家編 3.
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山代翔平(やましろしょうへい)
登場時の年齢は四十歳
主人公羽音と兄である淳平の父、全体的に影が薄い。
小学校から大学まで一貫してサッカーを続けているが、高校生時代などはバイトやバンド活動も行っており、ほぼ幽霊部員だった。 学生時代にバイクの免許も取得している。
幼少の頃より父親譲りの恵まれた体格ではあったのだが、のんびりとした気性で気は優しくて力持ちといった性格。 尚、イケメンではあるので昔からそこそこモテた。
中学の終わりから高校三年生まで交際していた女性がいたのだが、高校三年の中頃に一方的に別れを告げられて失恋を経験する。
大学受験も控えており家族は心配していたのだが、妹である美羽は新しい彼女が出来れば、気を持ち直すかもしれないと旧友である城山結衣を翔平に紹介し交際がスタートした。
何だかんだで交際は続き翔平の気も持ち直したのだが、どのような会社を創るか思い悩む日々は続いた。
どうにか志望校には合格したのだが、そこでもサッカー部に入り二つ上の先輩である如月勇馬と出会う。
面倒見の良い如月と、どことなくのんびりとした性格の翔平は意気投合し、互いの夢を語り合うようになるが翔平が起業で悩んでいる事を知り、それならインターネット関連の事業はどうかと勧められた。
これからはネットで誰でも繋がれる時代になると如月の言葉に動かされ、IT関連の事業を立ち上げる事を決心する。
そうして月日は流れ、大学卒業と同時に起業と結婚をと考えていた翔平だったが、ここで思わぬ事態が発生してしまう。
それは結衣の妊娠……結婚は決めていたが、順番が逆になってしまい急きょ、結衣の両親に報告に行くのだがここで一騒動あった。
しかし、何とか結婚を認めて貰い起業の目処もたったので、大学卒業後にITビジネス事業を行う"株式会社シーマンツ"を設立し、結衣と入籍する。
IT関連という事もあって万事順調とは行かなかったが、大学時代の仲間でもある社員に支えられて徐々に業績を延ばしていく。
長男の淳平、その五年後には長女の羽音も生まれ、一男一女の父親となり一家の大黒柱として家族を守り、祖父や父に劣らない経営者として日々邁進している。
祖母、理音の若返りには驚いているばかりであったが、その身を孫なりに案じている。
そして、愛娘である羽音の運命を知らない彼が全てを知る時、父親としてどのような決断を下すのか……。
家族の絆が試される試練の時は直ぐそこまで来ている。
山代結衣(やましろゆい)
旧姓城山(しろやま)
登場時の年齢は三八歳
主人公羽音と兄淳平の母、やや影が薄い。 結婚で苗字がひっくり返った人
城山家の一人娘であり、父親の年がいって授かった子供故に溺愛して育てられた。
幼少期より、漫画やアニメが好きで父親は好きなように玩具やグッズを買い与えた事もあって、すっかりオタクになってしまう。
だが、これは父親からしてみればアングラな趣味にはまれば、男と交際する事も無くいつまでも手元に置いておけると言う、今で言う所の毒親のような考えで仕向けられたともいえる。
高校は父親の強い勧めで女子高に入り、ますます男性と縁遠い学生生活を送る事になるが、この頃になると何時までもこれで良いのだろうかと漠然と思い悩むようになる。
そんなある日、偶然にも旧友である山代美羽と再会し、懐かしさに話し込んでいたのだが、突如美羽に兄が失恋して落ち込んでいるので励まして欲しいと言われる。
そんなこんなで交際がスタートするのだが、ネクラ(今で言う陰キャ)である結衣は、高身長のイケメンである翔平と自分は全く釣り合わないと思っていた。
しかし、自分がオタクであることも余り気にしない性格の彼を見て、もしこのまま交際を止めてしまったら永遠にこのようなチャンスはめぐって来ないと思い直し、続行を決意する。
下校時にバイクで迎えに来たり、その後ろに乗せて海を見に行く等、オタク少女が悶死するようなサプライズをしてみせる翔平だが、実を言うとそれらは元カノとの思い出の上書きだった……。
そこで、将来の夢についても語る翔平の姿を見て、やや複雑な心境ではあるもののその夢を応援したいと思うようになる。
交際は取り敢えず順調であり、翔平の大学卒業のタイミングで結婚の運びになっていたのだが、ここで予想外の事態が発生してしまう。
それは、自身の妊娠……厳格でもあった父がこれまでの交際を許していた理由は、銀行マンであり翔平の父が経営する山代フーズこそは最重要取引先きであり翔平がその御曹司であった為。
妊娠にしても許し難い事ではあったが、翔平がいずれ会社を継ぐと勘違いしていた父親は、愛娘が重要な取引先きである会社の社長夫人となるのであればや無負えないと思っていた。
しかし、結婚の報告に来た翔平の口から語られたのは、会社を継がずに独立すると言う話であり、それを聞いた父親とかなりもめた。
それでもどうにか許可を貰い、何とか結婚まで漕ぎつけて長男である淳平も無事出産する。
山代家の一員として迎え入れられ、義理の母の協力もあり翔平の仕事を手伝ったりもしていたが、その五年後には長女である羽音も生まれた。
義理の母の容姿と比べてコンプレックスを抱いていたが、理音の若返りにより義理の祖母にも同じ感情を抱いてしまい、そのような姿が娘にも伝搬してしまったように見受けられる。
しかし、比べる相手が悪いのであって容姿は悪くない。
いずれにしても、娘の運命を知る時は直ぐそこまで来ており、決断の時は近いが何とか家族の絆で乗り越えて欲しいところだ。
登場時の年齢は四十歳
主人公羽音と兄である淳平の父、全体的に影が薄い。
小学校から大学まで一貫してサッカーを続けているが、高校生時代などはバイトやバンド活動も行っており、ほぼ幽霊部員だった。 学生時代にバイクの免許も取得している。
幼少の頃より父親譲りの恵まれた体格ではあったのだが、のんびりとした気性で気は優しくて力持ちといった性格。 尚、イケメンではあるので昔からそこそこモテた。
中学の終わりから高校三年生まで交際していた女性がいたのだが、高校三年の中頃に一方的に別れを告げられて失恋を経験する。
大学受験も控えており家族は心配していたのだが、妹である美羽は新しい彼女が出来れば、気を持ち直すかもしれないと旧友である城山結衣を翔平に紹介し交際がスタートした。
何だかんだで交際は続き翔平の気も持ち直したのだが、どのような会社を創るか思い悩む日々は続いた。
どうにか志望校には合格したのだが、そこでもサッカー部に入り二つ上の先輩である如月勇馬と出会う。
面倒見の良い如月と、どことなくのんびりとした性格の翔平は意気投合し、互いの夢を語り合うようになるが翔平が起業で悩んでいる事を知り、それならインターネット関連の事業はどうかと勧められた。
これからはネットで誰でも繋がれる時代になると如月の言葉に動かされ、IT関連の事業を立ち上げる事を決心する。
そうして月日は流れ、大学卒業と同時に起業と結婚をと考えていた翔平だったが、ここで思わぬ事態が発生してしまう。
それは結衣の妊娠……結婚は決めていたが、順番が逆になってしまい急きょ、結衣の両親に報告に行くのだがここで一騒動あった。
しかし、何とか結婚を認めて貰い起業の目処もたったので、大学卒業後にITビジネス事業を行う"株式会社シーマンツ"を設立し、結衣と入籍する。
IT関連という事もあって万事順調とは行かなかったが、大学時代の仲間でもある社員に支えられて徐々に業績を延ばしていく。
長男の淳平、その五年後には長女の羽音も生まれ、一男一女の父親となり一家の大黒柱として家族を守り、祖父や父に劣らない経営者として日々邁進している。
祖母、理音の若返りには驚いているばかりであったが、その身を孫なりに案じている。
そして、愛娘である羽音の運命を知らない彼が全てを知る時、父親としてどのような決断を下すのか……。
家族の絆が試される試練の時は直ぐそこまで来ている。
山代結衣(やましろゆい)
旧姓城山(しろやま)
登場時の年齢は三八歳
主人公羽音と兄淳平の母、やや影が薄い。 結婚で苗字がひっくり返った人
城山家の一人娘であり、父親の年がいって授かった子供故に溺愛して育てられた。
幼少期より、漫画やアニメが好きで父親は好きなように玩具やグッズを買い与えた事もあって、すっかりオタクになってしまう。
だが、これは父親からしてみればアングラな趣味にはまれば、男と交際する事も無くいつまでも手元に置いておけると言う、今で言う所の毒親のような考えで仕向けられたともいえる。
高校は父親の強い勧めで女子高に入り、ますます男性と縁遠い学生生活を送る事になるが、この頃になると何時までもこれで良いのだろうかと漠然と思い悩むようになる。
そんなある日、偶然にも旧友である山代美羽と再会し、懐かしさに話し込んでいたのだが、突如美羽に兄が失恋して落ち込んでいるので励まして欲しいと言われる。
そんなこんなで交際がスタートするのだが、ネクラ(今で言う陰キャ)である結衣は、高身長のイケメンである翔平と自分は全く釣り合わないと思っていた。
しかし、自分がオタクであることも余り気にしない性格の彼を見て、もしこのまま交際を止めてしまったら永遠にこのようなチャンスはめぐって来ないと思い直し、続行を決意する。
下校時にバイクで迎えに来たり、その後ろに乗せて海を見に行く等、オタク少女が悶死するようなサプライズをしてみせる翔平だが、実を言うとそれらは元カノとの思い出の上書きだった……。
そこで、将来の夢についても語る翔平の姿を見て、やや複雑な心境ではあるもののその夢を応援したいと思うようになる。
交際は取り敢えず順調であり、翔平の大学卒業のタイミングで結婚の運びになっていたのだが、ここで予想外の事態が発生してしまう。
それは、自身の妊娠……厳格でもあった父がこれまでの交際を許していた理由は、銀行マンであり翔平の父が経営する山代フーズこそは最重要取引先きであり翔平がその御曹司であった為。
妊娠にしても許し難い事ではあったが、翔平がいずれ会社を継ぐと勘違いしていた父親は、愛娘が重要な取引先きである会社の社長夫人となるのであればや無負えないと思っていた。
しかし、結婚の報告に来た翔平の口から語られたのは、会社を継がずに独立すると言う話であり、それを聞いた父親とかなりもめた。
それでもどうにか許可を貰い、何とか結婚まで漕ぎつけて長男である淳平も無事出産する。
山代家の一員として迎え入れられ、義理の母の協力もあり翔平の仕事を手伝ったりもしていたが、その五年後には長女である羽音も生まれた。
義理の母の容姿と比べてコンプレックスを抱いていたが、理音の若返りにより義理の祖母にも同じ感情を抱いてしまい、そのような姿が娘にも伝搬してしまったように見受けられる。
しかし、比べる相手が悪いのであって容姿は悪くない。
いずれにしても、娘の運命を知る時は直ぐそこまで来ており、決断の時は近いが何とか家族の絆で乗り越えて欲しいところだ。
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